大樹の妖精、神となり   作:公家麻呂

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06 大樹の国

私の治める国について紹介するよ~。

私の治める国は対外的にも内部的にも大樹の国と呼ばれています。

 

私の国の人間のみんなは私の事を「大樹様、大樹様。」と呼びます。

理由は単純で私が大昔からある大樹に住んでいて、その大樹と周囲に住んでいる妖精の中で一番偉いからだそうです。

 

 

『掛けまくも畏き     かけまくもかしこき

大樹野椎水御神     たいじゅのづちみずみかみ

无邪志国の大樹の袂に  むさしのくにのたいじゅのたもとに

禊ぎ祓へ給ひし時に   みそぎはらへたまひしときに

生り坐せる祓戸の御神  なりませるはらへどのおんかみ

諸々の禍事・罪・穢   もろもろのまがごとつみけがれ

有らむをば       あらむをば

祓へ給ひ清め給へと   はらへたまひきよめたまへと

白すことを聞こし召せと まをすことをきこしめせと

恐み恐みも白す     かしこみかしこみもまをす』

以下略

 

神官長にあたる人物とそれに連なる神官が私に捧げる祝詞を読み上げる。

個々の妖精の力を持ってすれば、少しばかりの地力を上げる事が出来、私を中心とした妖精たちが協力して力を込めれば、その土地は豊穣に恵まれるのです。

 

 

サニー達光の三妖精と光や火に関する力を持つ妖精が後光の演出をしてくれます。

 

『わたりの祈りに応へて 大樹の社にて 大樹野椎水御神様が 降臨さる

目を覆はぬばかりの 光に包まれし 光ゐ わたりが目を開くと

大樹野椎水御神様の神々しきお姿が そこなりき。 』

 

私は人々に「大樹の国は豊作ですよ~。」と言ってあげたらみんな安堵してくれたよ。

そうしたら、みんなが喜んで宴会を開いてお酒を飲んだり踊ったりしたよ。

 

『大樹野椎水御神様 わたりに豊作を知らせし わたりは安堵しその年の豊作を祝ひき。 』

 

「ティタ様~果実酒をどうぞ~。」「ありがとう~。」

 

スターちゃんが私にお酒を注いでくれたよ。おいしい!

今日は三妖精の子たちが御酌をしてくれたよ。

これが済んだら、最近お友達になった諏訪子ところに遊びに行こう。そのついでで足を伸ばして天照大神様に挨拶に行っておこうかな。

 

『大樹野椎水御神様 三光の巫女侍らせ 酒宴に興ぜられしのち 洩矢ノ国・大和ノ国へと旅立たれき。 』

 

 

「大ちゃ~ん!田畑の実りを良くしないといけないけど。その前に諏訪子に会いに行ってくるよ。あと、天照大神様の所にご挨拶に行ってくるね。お留守番お願い!」

「うん、わかったよ。私達でもできる範囲で田畑を温めておくね。」

 

『諸国をありく間の 国の摂政一切を 大巫女に 委任せり。 』

 

「ティタ様、一人で行かせるのは心配だからチルノちゃんを連れてってね。」

「私一人で大丈夫だよ。」

「ティタ様は、女王様なんだからそれらしくしなきゃダメだよ。」

 

『大巫女 大樹野椎水御神様に 氷巫女 の 同行を 進言しき。 』

 

とにかく支度して明日には発たないとなぁ。

 

 

 

 

※『』文章、国立国会図書館蔵書 大樹記写本より

 

 




『』は古文書風を演出してみた。
あくまで風なので変なところがあっても気にしないで~
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