とりあえず5話まで来ました。
少しでも楽しんでいただければと思います。
技名は完全にGガンダムのシャイニングとゴッドからまんまパク…オマージュしてます。これからもパク…オマージュしていきます。
ただ、威力が足りない分は技名が欠けています。(ゴッドスラッシュタイフーンやゴッドフィールドダッシュなど)
超級覇王電影弾?で、できらぁ!!
『個性把握…テストォ!?』
生徒多数の声がグラウンドに響き渡る。そんな事は意に介さず、担任の相澤消太は話を続ける。
「雄英は自由な校風が売り文句。それは教師も同じだ。今から8種類の体力測定を行ってもらう。ただし、個性は自由に使用してもいい」
そして、例を見せる為か爆豪にボールを投げさせ、705mと言う結果を出した。個性が使用できると言う事に色めき立つ生徒達に対して、担任の相澤は冷ややかな視線を向ける。
「面白そう…か。ヒーローになる為の3年間をそんな腹づもりで過ごす気でいるのか?よし、トータル成績最下位のやつは見込み無しで除籍処分にする」
『はあああぁぁぁぁぁぁぁぁ!?』
再び、生徒の声が響き渡る。正直、理不尽すぎて声も出ないが…俺自身は特に心配していない。増強型の個性の時点で最下位はないだろうからな。
「放課後マックで談笑したかったならお生憎様。これから3年間、雄英は全力で君たちに苦難を与え続ける」
え、マックダメなんすか!?いや、マックがダメなだけでモスは行けるのか?それともキングか?…まさかドムドム!?
「神機君。店の種類とかそういう意味とちゃうと思うよ」
俺の思考を呼んだのか、後ろから麗日が声をかける。唯一の好物である、ハンバーガーを縛られた俺の気持ちを感じ取ったのか?
「何言うとんの、声にでとるんよ。ほら、最初は50m走だよ」
呆れながら生徒の並んでいる列へと向かう。俺の独り言に気づくあたり、麗日も割と気持ちに余裕があるのかもしれないな。
「…俺の隣は輝君か。よろしく頼む」
そう言いながら、クラウチングスタートの姿勢を取る飯田天哉。足を見るに、速度自慢の個性みたいだな。50mならなんとかなるか?俺自身もクラウチングの構えを取り、両足へと個性を伝導させていく。
「スタート」
相澤先生の覇気のない合図と同時に地面を強く蹴る。クラウチングの為の器具である固定されたスターティングブロックを蹴り飛ばし、大凡10m辺りまで一瞬で踏み込み、そこから全力で走る。最終的なタイムは4秒36だった。地面が砂だと踏ん張りが悪い。
瞬間的な速度では飯田にも勝てるが、その速度を維持できないのが過大である。特に、これにカーブなんて混じれば自損事故は確実である。スパイクでも履いてればもうちょっと違うんだが…
「君もスピード自慢なのかい!?だが、ぼ…俺の最高速度はまだまだこんなもんじゃないぞ!」
と、走り終わった後に声をかけられる。自慢するつもりはないが、自信はあるぞ。それに、何も移動できるのは地上だけってわけでもないからな。
で、次は立ち幅跳びか。俺の後ろは…
「よろしくね、神機ちゃん」
蛙吹か。ちなみに、この競技は得意なのか?
そう聞くと、どことなく自信気に「えぇ。飛ぶのは普通の人よりも得意だと思うわ」と答えられる。舌を伸ばせて、飛ぶのが得意…あぁ、個性の大凡の検討はついた。
「ちなみに、神機ちゃんも飛ぶのは得意なんでしょう?入試の時に見てたから分かるわ」
あ~、確かにビルとビルの間を飛んで登ったのを見られてるもんな。
「まぁ、見てれば分かるよ」
そう答えて、立ち幅跳びの位置につく。助走をつけれなくたって、踏ん張ることさえできればどこからでも動けるんだよ俺は。
50m走の時と同じ様に両足に個性を集中させ、光を圧縮するイメージ。そこから前に飛ぶ!角度はやや高めに。この時点で7mは固い…からの、もう一度両足に個性を集中させる。今度は圧縮ではなく、拡散するイメージ。
「どわっ!?クッソ眩しい!!」
握力測定を行っていた上鳴が声を上げる。周りで測定している生徒の事などお構いなしに、自身の技名を叫ぶ。
「フィールドダッシュ!!」
まったくもってそのまんまの技名である。しかし、その技名の指し示す通り、空中で失速するかと思われた神機の体は高速で直線的に5mほど前進する。そして、そのままの勢いで距離を稼ぎ、両足から地面へと着地する。が、あまりの速度に踏ん張りきれず、尻スライディングをかます。そのまま1mほど進み、止まった。
「記録は18mだ。はい、次」
「18mか。20mくらい進めるかと思ったがまだまだ速度が足りないな」
と、何事もなかったかのように独りごちる。ちなみに蛙吹は23mだった。流石に本職と言える個性には勝てないか…
「飛距離はあっても、神機ちゃんみたいに軌道の変更は出来ないわ。空中でも頼りになりそうね。…お尻で着地してるのに、まだ速度が足りないって言うのはどうかと思うわ」
一言余計なんだよ。
持久走・握力・反復横跳び・上体起こし・長座体前屈は特に言うこともない。上位だけど、持久走は八百万。握力も万力を出した八百万。反復横跳びは峯田。といった具合に、1位は取れない状態だ。長座体前屈は風呂上がりに柔軟を日課にしているため1位である。回し蹴りする際に、股関節とか固いと不格好だからな。
「で、最後にボール投げか」
流石に武術が入る部分ではないが、ボールを投げるにも最適なフォームや持ち方など、効率のいい動作がある。それを意識するだけでも結果は変わるだろう…
と、考えていた所で麗日が記録∞を出して俺にドヤ顔ピースサインを見せつけてくる。ほーん、そういう事するんだな。
「次、輝神機。この円から出なかったら何でもしていいぞ。ただし、ボールを蹴ったり殴ったりは無しだぞ。ボール投げだからな」
なんで俺の時に改めて釘刺したの?蛙吹と麗日がウンウン頷いてるが、俺はルールを破るような考え無しではない。ルールの範囲内で結果を出す男だという所を見せてやる。
ボールを右手に持ち、居合の構え。右手で投げるので左構えにしておく。スラッシュタイフーンの遠心力でぶん投げれば800mは軽く飛んでいく。なにせ、超高速回転だからな!!
「おおおおおおぉぉぉぉぉぉ……!!」
個性を全身へと伝導させ、腰を深く落とす。溜めて、溜めて…全身から留まりきらずに漏れていくエネルギーを、体の内側へと押し込めていく。ネジを限界まで回すように、体の捻りを溜めていく………今!!
「おらあああぁぁぁぁぁぁぁッ!!」
円内で高速回転を行い、そこからボールを投げる!!握り方もしっかりひと差し指と中指の球技スタイル!回転もバッチリかかって、伸びも文句なし!!
ボールは真っ直ぐ狙った方向へ飛んでいった。が、投げる際の動作で靴がスッポ抜け、高速で切島のスネに直撃した。
「ハグオゥ!!?」
条件反射なのか、一応全身で個性を発動していたみたいだがスネを抑えてもんどり打つ切島。
「神機ちゃんは、ルールの範囲内でやらかす男の子って事は十分わかったわ」
呆れる蛙吹と麗日。
「輝…。切島を保健室まで連れて行け」
怒れる担任。いや、俺こんなキャラじゃないはずなんだけどなぁ…。
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切島を保健室まで連れていき、謝罪をすると。
「いーっていーって!しっかし、俺の硬化でもダメージ入るってどんな威力なんだよ。当たったのが俺で良かったな!!」
と、笑って許してくれた。あんなヤバい声出してたから骨まで逝ってるかと思ったぜ。そのダメージ自体もリカバリーガールによって跡形もなく綺麗に治っていた。
そんなこんなで談笑しながら教室へ戻ると、一応先程の順位が張り出されていた。俺は3位だった。流石に万能個性の八百万と氷で何でも出来てしまう轟には勝てなかったか…。4位の爆豪とは上体起こしや握力など、素の身体能力が関わる種目で差が出たからかな。
で、除籍者は無しか。麗日に聞いてみると「先生の嘘やってんて!ヒーローが嘘つくのはどうかと思う!」と丸顔を更に丸くさせながら文句を言っていた。…まぁ、今となってはどうでもいい事か。
初日ということもあり、午前授業だったので下校になる。
駅まで一緒という事で、麗日と飯田と緑谷の4人で帰ることになった。
「緑谷君、指はもういいのかい?」
「うん。リカバリーガールのおかげで、もうなんとも無いよ」
緑谷と飯田を先頭に2列で歩いていく。突き指でもしたのか?
「あぁ、神機君おらんかったもんね。最後のボール投げですっごいパワー出したんやけど、その反動で怪我したんやって」
「って事は、緑谷も増強型の個性か。それも指一本犠牲で超パワーって事は、全力出したら地形も変わるくらいなのか?」
と、冗談めかして話してみる。すると、隣りにいた麗日が興奮したように俺に近づく。
「もうホンマ凄いんよ!入試の時の大きいロボットも一発で倒して!それに………私がコケてしまって、動けない所を助けてくれて…。」
段々と尻すぼみになっていく声量。顔をほんのりと朱に染めながら俯いてしまった。
なるほどな。それで入試の帰りにニコニコしてたのか。だが、今、そんな事はどうでも良くなった。
「そうか。お前もあのロボットを倒せたのか」
「お前もって…じゃ、じゃあ君もあの0ポイントの仮想敵を倒したのか!?何でだ!?倒した所でメリットは無いんだぞ?…君も実技試験の構造に気づいていたということか?」
飯田が信じられないと言った様子で捲し立てる。緑谷も続くように「あの大きさのロボットを倒した?確かに、体力測定の時にも応用の効く増強型個性と言うことはわかったし、出力の調整も輝き具合から推察できた。つまり、全体に纏うことと、集中して纏うことで力の集約がブツブツブツブツ」と自分の世界へ入っていく。おい、緑谷やめろ。道行く人が見てる。
「神機君がそんな難しい事に気づくはずない。ただ単に、自分よりも大きかったり、強いとわかった相手や物に立ち向かうのが趣味みたいな人やから。稽古付けてもらう時も、ちょっと私が調子よくて良い動きしたら目がギラつくんやから…」
と、しおらしくしていた麗日が両手を組んでフンフン話し出す。今、遠回しに頭悪いって言ってなかったか?。
とりあえず「まぁ、なんだ…」と緑谷を見据えて前置きを置くと、視線を向けられている事に気づいた緑谷も自分の世界から帰ってきて、俺に視線を合わせ話に耳を傾けだす。
「大方、麗日の言った通りだ。ヒーローは自分よりも強大な相手に立ち向かう事に意味がある。と、俺は思っている。その過程で、俺は強いヤツとは積極的に手合わせをしていきたいと思っている。」
ゆっくり、ゆっくりと緑谷を見据えて話す。俺の中の好奇心と、メラメラと燃える対抗心を出来る限り出さないようにしながら。しかし、口角は少しずつ上がり、目付きは自然と鋭いものへと変わり始める。
「緑谷。機会があれば、手合わせ願いたいな…。」
ギラリと光る俺の眼光が、緑谷を真っ直ぐに射抜いていた。
後々、麗日から注意された。
「あのな…真っ直ぐなのはいい事やとは思うよ?でも、デク君完全に縮こまってたよ?これからの学校生活でも同じこと繰り返すん?また孤立するよ?」
お前は俺の保護者か…。
どうにも、俺は何かしら注意される星の下の生まれらしい……
感想いただけると嬉しいです。5話まで来たからおねだりさせてください…。
次は対人バトルです!まぁ、殴り合い必至ですよねw
コレについてはぼんやりと考えていますので、更新早くできればいいなぁ…
輝神機は激情派です。自分でも理解しているため、平静を保とうとクールぶってる部分も時たまありますが、基本的には感情に正直で年相応の青年です(背の高さと顔つきでアレですが…)
ヒロインは麗日・蛙吹って予定してますが、私自身は耳郎好きなんですよね…。接点がなぁ…。