東雲 3
ロシアのとある孤児院
ここには、数奇なる運命を背負っている2人の子供が居る。
1人は銀髪に緑の目、もう1人は黒髪に黒い目を持っている子供達
この子供達は同じ日、同じ場所、同じ時間に産まれ、同時に親をなくした。
引き取る親族は居らず、この子供達は孤児院に預けられた。
産まれた日が同じこの子供達は、双子の兄弟として周りに扱われながら共に成長していった。
数年経ったある日
平和な孤児院は漆黒の烏によって崩壊する。
子供達を慈しむファーザー
それを支えるシスター達
元気に笑い、駆け回る子供達
それら全てが炎に包まれ、消え去った。
残ったのは、灰と炭と骨
そして、溶け崩れた黒塗りの鉄の残骸
銀色は知っていた。
この世界は楽観できるほど、優しいものではないと。
だから黒と共に策を講じた。良い道筋を辿れるように。
彼らの予想通り、彼らの日常はいとも簡単に崩れ去った。
例の組織が孤児院に火を放った。
孤児院は組織と繫がっていた。子供達を売っていたのだ。人員として、商品として。
孤児院側が裏切りでもしたのか、孤児院が壊されるその理由は分からない。
だか組織にとって都合が悪くなったのは確かなのだろう。
彼らはこれを、この状況を待っていた。
そして決めた策の通りに動き出す。
銀色は組織に目をつけられるように動き、思い通りに組織に入り込んだ。
逆に黒は、組織の目から逃れるように動き、スラムの中で力をつけ、いずれ訪れるその時を待つこととなった。
彼らが望むのは静かな自由
それは争いの中心とも言える場所で過ごしてきた彼らの、“元の心”が欲した休息なのかもしれない。
「 だがその前に、恨みぐらい晴らしてもいいよな。
俺じゃねぇが俺だった、あいつのな 」
だから銀の彼は挑む。死神に与えられた謎多き世界の強大な敵に。
そんな彼に、黒の彼は加勢する。
彼にも望み以外にやりたい事がある。変えたいことがある。見たいものがある。
定められた道筋。決められた運命。必然。
原作という堅く閉じられた殻に、ヒビを入れ、開き、その中にある望む未来を掴む為に彼らは奔走する。
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「 やあ、急だけど未来の僕だよ。
これから数年間はこれと言って面白いことがなかったから、軽くここにまとめておくことにするよ。字数稼ぎと言ったやつは咬み殺す 」
出来事まとめ
5,6歳 孤児院火災。別れ
銀…組織に捕まる。組織的教育開始
黒…組織から逃れる。スラム暮らし開始
6歳〜
銀…教育施設で高成績を叩き出していく。
黒…ナワバリを決め そこに君臨する。
ナワバリを荒らした者はすべからく倒す。
10歳
銀…初任務。コードネーム「ジン」と共に任務。
ジンは銀の教育係
14歳
黒…大規模ロシアンマフィアを1つ、それにくっついていた中規模マフィアを2つ壊滅させた。
大きく広く名が上がり、ヒットマンを差向けられたり勧誘されたりするが、尽く返り討ちにした。
そして15歳、別れから10年後、彼らに新たな名が与えられる。
【2】次の小説。BLEACHでの主人公(雲雀成り)の斬魄刀の名前アンケート。解号は「灯(とも)せ」。始解は二本一対のトンファーになる。
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紫炎雲 しえんぐも 今1
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紫炎(焔) むらさきほむら 1
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紫雲 むらくも(凍雲あり)4
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