ジン成り代わりに助勢した者   作:白炉丸

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少し変更しました。


黒の組織
東雲 4 


『ジンは死んだそうですね』

 

 

真四角の部屋に響く音。

 それは機械で作られた合成音声。

 この声を使う者はこの組織では一人しかいない。

 コードネーム 「RUM(ラム)

 それがこの声の主だ。

 

『それも貴方を庇ってだとか。

アレには感情がないと思っていましたが、どうやら違ったようです。まあ、今更ですが。

今回のことで、私達と敵対していた者達を消すことができましたが、組織は大きな戦力を失いました。

代わりが必要です。

新たな人材の候補はいますが、それだけでは心もとない。

貴方にコードネームを与えます。

これからは“ジン”を名乗りなさい。

いいですね』

 

 

 

 

「 了解 」

 

 

 

 

*

 

 

 

 

それはいつも通り、ナワバリに侵入してきた草食動物を咬み殺していたときのこと。

 その日は久しぶりに100人以上の群れを一人で相手していた。

 彼らはどこから集めたのか全員が銃を所持していたが、僕には関係なく、無傷で全てを咬み殺した。味方の弾丸で倒れ伏した者も10以上いたが…数で押せばいいというわけではないだろうに。

 

咬み殺し終わってすぐ、少し離れた所から人が一人、ゆっくりと拍手をしながら歩いてきた。

 そして僕から数メートルの所で足を止めると、拍手をやめ口を開いた。

 

「やはり、噂は本当だったようですね。

はじめまして、私はラムといいます。

本日は貴方を我々の組織に勧誘するために来ました。貴方のその力、是非我々の組織のために使っていただきたい」

 

「 ふぅん。

君の言う組織って、幹部のコードネームが酒のところかい? 」

 

「えぇ、そのとおりです。

入っていただけるのなら、ある程度、優遇もしますし、すぐにコードネームを差し上げます。

貴方が今までにいくつもの組織から勧誘を受けているのも、そしてそれ全てを一蹴しているのは知っていますが―」

「 いいよ、受けよう 」

 

つらつらと言葉を並べる彼(便宜上彼と呼ぶ)の言葉に被せながら彼の勧誘を承諾した。

 彼はこれほど簡単に受けてもらえるとは思っていなかったようで少し固まった。

 そこに立て続けに言葉を続ける。

 

「 そろそろ何処かに所属しようかと考えていたところでね。

君達の噂は僕の耳にもよく入ってくるよ。最近大きなところを潰したこととか。

 

面白そうな研究をしていることとかね 」

 

彼が小さく反応した。

 

「……そうですか、貴方に覚えていてもらえるとは光栄ですね。

 

それではさっそくですが、貴方のコードネームは“グラッパ”です」

 

grappa(グラッパ)。イタリアの蒸留酒か 」

 

「えぇ、そうです。では、のちほど」

 

そう言って彼は僕と連絡先を交換し、この場から去ろうとしたその背に、僕は言葉をかける。

 

「 もし、君達が僕の気に触れたなら、その時は容赦なく、僕は君達の組織を壊滅させよう。

繋がりも含めて全てを、ね。

だから下手な気は起こさないほうがいいよ 。

僕を従えたなどと、勘違いもしないようにね。

これは忠告だよ 」

 

【2】次の小説。BLEACHでの主人公(雲雀成り)の斬魄刀の名前アンケート。解号は「灯(とも)せ」。始解は二本一対のトンファーになる。

  • 紫炎雲 しえんぐも 今1
  • 紫炎(焔) むらさきほむら 1
  • 紫雲 むらくも(凍雲あり)4
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