なんだこの世界……まるで意味がわからんぞ   作:すつぬ

1 / 26
恐らくその場の勢いで2、3話作るだけで途絶えるでしょう


艦これの世界?はっはっは!冗談きついぜ……

「はっはっは!……なんだこれ?」

 

朝の新聞の表紙には『またも深海棲艦出没!艦娘が見事阻止!』という見出し。艦娘?深海棲艦?馬鹿言え!俺の住んでる日本はそんな殺伐戦士ガンダムみたいな面白おかしいファンタジー要素なんてないぞ!てかあったら俺が死ぬぞ!すぐ死ぬぞ!ほら死んだ!……いや死んでねぇーよ!

 

「……何やってんだ俺」

 

頭の中に問い返す俺。まぁー無論、その言葉に声をかけられるわけ

 

『転生したのじゃよ』

 

「……なんか聞こえたんですけど」

 

嘘?あたしとうとう難聴になっちゃった?いやいやそんなバナナマン日村なことがあってたまりますってんかい。

 

『難聴じゃないよー』

 

「そうかそうか……ふんっ!」

 

俺は目の前のテーブルに頭をぶつける。ふむ。ヒリヒリと頭を冷やして………

 

「……いってぇぇ……」

 

親が仕事行っててよかった……今の光景、完全にチンパンジーの自虐披露だもんな……

 

『お前は、前世……前の世界で死んだのじゃよ。眠るようにな』

 

「まてまてまて……仮にそうだとして、なんで俺はこうして……あっ、転生って言ってたな…てかは?どこに転生したの?」

 

『艦これの世界じゃよ』

 

「艦これ?あ!なにこれ艦これまじ運ゲー!って奴か?」

 

『そんなフレーズは知らん!ってかお主、あまり驚かないんだな?』

 

「いや?驚いてるよ?バリバリバリ子さん並みに驚いてるよ?アソパソマソの顔面ポーンだよ?」

 

『何言ってんだお前』

 

「……あ、思い出した。艦これって、提督って人が指示するんだろ?で、艦の擬人化した可愛いおにゃにょ子達が艦娘って捉えでオーケー?」

 

『OK!』

 

「なんでそんな声のぶといんですかねぇ…っても、艦これの世界に転生したからって、俺がその提督?ってやつじゃねぇーし、心配することは」

 

『提督じゃよ』

 

「はい?」

 

『だから、提督じゃよ?』

 

「ごめん。説明プリーズ」

 

『転生特典じゃ』

 

「何それ、まるでアニメの主人公みたいだな」

 

『まぁーそんなようなものだ』

 

「いや適当すぎん?でも提督っても、俺提督服?って言うのか?そんなもの持ってないぞ?」

 

『それは要らないようこちらが調整した。ラフな格好の方がお主もやる気が出るだろ?』

 

「提督っていう職業がめんどくさいから全然やる気が出ないんだけど」

 

『女の子とキャッキャウフフなこと沢山できるのじゃぞ?』

 

「よし行こう。すぐ行こう。」

 

『単純って言われない?』

 

「うるせぇ。早く行くぞ」

 

っと、勢いだけで飛び出して、頭の中に響く声を頼りに進んでいくと…

 

「ここがその、鎮守府って奴か?」

 

『そうじゃな。まぁー入るといいぞ』

 

「え?でも勝手に入っていいのか?」

 

『いいも悪いも、お主はここの提督じゃぞ?』

 

「それもそうかwお邪魔しましたー」

 

『なんかどっからかコンビニの入店音が聞こえてきそうじゃな』

 

そうして俺達(?)は、施設の中に入った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

吹雪「今日………ですか」

 

新しい提督がこの鎮守府にやってくる。それを聞いた瞬間、私達はまたあのような仕打ちを受けるのかとビクビクしていました。いや、今でももしかしたら体はふるえ、怯えてるんでしょうね……

 

吹雪「そろそろ……ですね……」

 

時計を見て、そろそろ時間を確認する。震えた体を頬を叩いて収まらせて、廊下を歩き出す。途中、長門さんと会いました。

 

長門「吹雪?……っ……そうか……今日か……」

 

吹雪「……はい」

 

長門「………また、頑張ろう」

 

長門さんはそう小さく言葉を発し、歩いていきました。

 

吹雪「………」

 

私は……怖い。またぶたれる……また蹴られる……また毎日のように怒声が響くのかと……それを考えるだけで震えが止まらない……ふと、前を見てみると、窓の外をじっと見つめてる、夕立さんと時雨さんを見かけました。

 

吹雪「……どうしたの?」

 

時雨「吹雪かい?……あれを見てくれないか?」

 

吹雪「あれ……?」

 

っと、窓の外に指を向けた。私はその方向を見る。そこには、1人の青年がいた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんもねぇーなここ!」

 

現在俺は、敷地に入って少し歩いたところにあったグラウンドのベンチに座ってる

 

『お前の目は節穴か。グラウンドがあるじゃろ。後ろにも建物があるじゃろ?』

 

「それ以外なんもねぇーじゃん!一応軍施設みたいなもんなんだろ?なのに機銃とかそんな類が一切ない……なんだこれぇぇ!」

 

『騒ぐな……しかし妙だな』

 

「妙って?」

 

『艦娘人っ子一人歩いておらぬ……』

 

「ん?あーそうだな。ここがお前の言う鎮守府って言うなら、艦娘がそこら辺をお散歩ランラランしても不思議には思わねぇ。むしろ居た方が提督事務室ってどこかな?って聞けたから楽なんだけどな」

 

『……もしかしたら、ブラックだったのかもしれんのう』

 

「ブラック?」

 

『ブラック鎮守府。お主の言うところの、ブラック企業といえばわかるかの?』

 

「……胸くそ悪くなってきた。一様聞くが、ブラック鎮守府だと何があるんだ?」

 

『性的暴行、まともな食事が出されない。外出禁止、酷使、休み無し……暴力……まぁー色々あるな』

 

「………」

 

『この世界の提督っていうのは、艦娘は兵器であり、道具だと思うのじゃ。見た目が女の子だからって、兵器には変わりない。と思うのが一般論らしい……お……主……!?』

 

「くだらねぇ……殺すぞ…」

 

『(な、なんじゃ……?急に雰囲気が……それに目の色……こやつ先程まで黒じゃなかった?なぜ……青眼になっておる?)』

 

「………ま、イラついてもしゃーねぇーかw今は現状を何とかするしかねぇーなw」

 

『そ、そうじゃな。』

 

「?どうかしたか?」

 

『いや……なんでもない(さっきのは…一体……)』

 

「そうか?……ん!?第一村人発見!」

 

遠くの方から女の子が1人歩いてきてくれてる。

 

???「あ、あの…」

 

「はい!どうしましたか?」キラキラ

 

???「えっ……えと……」

 

「うん!」キラキラ

 

『お主。気持ち悪いぞ』

 

「……それもそうか……こんな訳分からんやつに元気よく返事されたら気持ち悪いもんな……あぁ、悪い。ここに入って初めての人だったからねwテンションがバグってた。それで?君の名前は?」

 

???「……鈴谷」

 

「鈴谷?なんか普通だねw俺は……まぁーここに着任した提督って奴か?そう呼んでくれw」

 

鈴谷「っっ!」

 

「ところで鈴谷さん?俺ね、提督事務室って所でなんか手続きしなきゃ行けないんよ。それで…良かったら案内して欲しいかなぁ……なんて」

 

鈴谷「………こちらです。ついてきてください」

 

「おっ!案内してくれるのか?サンキューな!」

 

鈴谷「………」

 

 

 

 

そうして、廊下を歩いてる中。

 

『気おつけておけよ』

 

(あん?何でだよ?)

 

『お主が提督という言葉を発した時、鈴谷の顔が引きつっておったからな……』

 

(………分かった。)

 

『うむ』

 

鈴谷「ここが……提督事務室です」

 

「へぇー……ここが……サンキューな。わざわざ案内してもらって」

 

鈴谷「いえ……」

 

「さてっと……って……うわぁぁ……」

 

俺は扉を開ける。中はなんかこう、目が痛い。キラキラとあらゆるものが光ってる。これ…ソファーだよな?なんかキラキラしてて無駄に高そう……こんなのはニトリの3万ぐらいのソファーでいいんだよ!はぁー……たく

 

「あの、鈴谷さーん」

 

鈴谷「っ!……はい」

 

「ちょいちょい」

 

俺が手招きをする。鈴谷は、渋々と言った感じで部屋に入る。

 

「ちょっと待ってね」

 

っと、俺はガサゴソガサゴソとして……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鈴谷(………あぁ……私また……されるのかなぁ……今回の人は乱暴じゃなければいいなぁ…)

 

そんな願い叶わないのにね……どうせ激しく犯されるだけなんだから……

 

「はい!これ」

 

鈴谷「……な、なにこれ?」

 

何故か、彼は私にゴミ袋みたいな物を渡してきた……はっ!死なないのをいい事にこの中に入って……

 

「?なぜに入ろうとしてるの?」

 

鈴谷「えっ?あ…いや……」

 

違うの?中に入って酸素のない中私を犯そうとしたんじゃないの?

 

「こうやって、広げて持ってるだけでいいからwね?」

 

そう言って再度彼は私に袋を持たせてきた。わけも分からないまま私は袋を持ってると

 

「はいこれいらない」ポイ

 

鈴谷「あっ」

 

彼は、ぽいぽい私が持ってる袋に捨てていく。高そう……いえ、高い物を全て袋の中に入れると、部屋は何も無い状態になる……悪趣味のソファーとテーブル、椅子を除けば……

 

鈴谷「あ、あの……提督?」

 

「んー?」

 

鈴谷「……これは?」

 

私は、手に持った袋を上げて彼に訪ねると

 

「あーそれ?w全部売るよ?w」

 

鈴谷「なっ!?で!でも!」

 

「こんなのに金をかけるぐらいならもっといい使い方があるからねwっと」

 

彼は引き出しをあける

 

「……」

 

彼の手に持ってたもの……それは

 

鈴谷「っ……」

 

分かってたわよ。何かおかしいと思った……そうよね。結局そういうことよね……

 

私は、スカートをたくしあげた

 

「うわっちょ!?何してんの!?」

 

何故か彼は……目を背けた…

 

鈴谷「なぜって……その手に持ってるのを私に使うつもりで………?」

 

そう私が発した瞬間、空気が少し変わった……すると目の前の彼は

 

「……」

 

そのオモチャを振り上げると

 

バキッ!

 

鈴谷「!?」

 

地面に叩きつけ、足で踏み潰し……完全に壊した

 

「もう……そんなことはさせない」

 

鈴谷「えっ……あっ……」

 

彼は私に、悲しいような、すごく切なそうな目線をこちらに向けていた。そのせいで、私の口からは素っ頓狂な声が溢れる。そんな私をよそに、彼は言葉を繋げた

 

「……辛かったね……苦しかったよね……俺にその気持ちがわからない……けどさ。俺がここに着任した以上……君や、君以外の子に絶対悲しい思いをさせない……俺が……この腐った世界を変えてやる」

 

鈴谷「あっ……あぁ……」

 

私達のことを本気で思ってくれる人……そんな人いないととうに諦めてた……でも……

 

「……こんな未熟者な俺でも……みんなを守れるかな?w」

 

優しい目……そんな目をされたら……

 

鈴谷「うっ……うぅ……」

 

「……泣いていいよ……俺はそれを慰めることしか……出来ないから……」ギュ

 

私を暖かい感触が包み込む…そのせいで……今までの気持ちが溢れ出て……気づいたら

 

鈴谷「あぁぁ!うわぁぁぁぁっ!!」ギュッ

 

今日あったばかりの……私達が嫌いな提督のことを抱きしめて……情けなく大声を上げて泣いていた。そんな私を彼は…優しく抱きしめながら、背中を撫でて落ち着かてせくれていた。

 

鈴谷「(あぁ……みんな……やっと……だよ……やっと)」ギュ

 

「おわっ!?ちょ!」

 

やっと…私たちの想いが……通じたよ……!

 

鈴谷「……ねぇー、提督?」

 

「な、何…かな?」

 

鈴谷「提督は…さ。私達のこと……見捨てない?」

 

「……見捨てるものか。必ず……守ってやる」

 

鈴谷「…………んっ♪」ギュッ

 

「ちょっ!?」

 

私は……大胆にも……彼の耳まで自分の口を近づけると

 

鈴谷「期待、してるからね♪」

 

そう言って、自分でも驚くほど緩んだ頬を彼にみせて、彼の……提督の後ろをピタリと張り付いていった♪

 

鈴谷(私達の………私の提督♪)




艦これってキャラムズい……もはやもう崩壊してるもんなぁ……よし。キャラ崩壊タグつけとこう。あとギャグ

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。