なんだこの世界……まるで意味がわからんぞ   作:すつぬ

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あぁ!緑評価美味しい!(頭おかしいやつ。)



久しぶり、どうも俺だ。途中まで普通に書いてて、書き終えた瞬間に「待てよ?俺確か前回アンケとってたよな?」というのに気づき書き直し。ハハッ☆まじつらたん。

ちなみに俺が、緑評価見たいって言ったから緑評価になってるの?それだと嬉しいな。まぁーシンプル評価貰ってたとしても黄色より上には行かないね。え?それもはや黄緑評価じゃねって?何を言ってるんだ当たり前じゃないか。それともうひとついい?タイトル臭くない?臭い?あ、やっぱりぃぃっ?(ニャンちゅう)


俺は…彼女たちに救われ、彼女は願いを叶える。

夕立「……最近、提督さんの様子…おかしくない?」

 

時雨「確かにそうだね……確か1週間くらい前からだよね…大丈夫かな……」

 

夕立「…提督さんと1週間前の日に会った時…どこか様子がおかしかったのよね」

 

時雨「様子がおかしかった?」

 

夕立「うん…なんだろう…フラフラしながら廊下を歩いてて…どこか虚ろな目をしてたのは覚えてる…大丈夫?って話しかけたら、いつもの笑顔……より引きづってる笑顔だったのは覚えてるっぽい…」

 

時雨「…………少し、聞いてみようか。」

 

夕立「?誰にっぽい?」

 

時雨「そんなの、提督にだよ。直接聞いた方が早いじゃないか。」

 

夕立「で、でもあの提督がだよ?なにか…深い事情が……」

 

時雨「なんだい。そんな神経質になって…夕立らしくない」

 

夕立「だって……」

 

時雨「ほら!ここで考えてても時間の無駄さ!行くよ!」

 

夕立「わ!わかった!分かったから!引っ張るなっぽいぃぃー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

響「………司令の様子が変?」

 

天龍「あぁ……こう…なんて言うんだろ…無気力って感じで……なにか隠してる感がすごいんだよな」

 

響「私も、その異変にはすぐに気づいた。すぐに治ると思ってたけど………」

 

天龍「……オレが昨日手伝いに行った時は愛想笑いだったよ」

 

響「となると…まだ回復はしてないのね……何日目だったっけ?」

 

天龍「今日でちょうど、1週間目だな」

 

響「流石にあの元気な司令が、1週間元気がないとなると…少し心配だね」

 

天龍「…………なぁー響」

 

響「分かってる。天龍の言いたい事は分かるよ。私達になにか出来ないことは無いかな……でしょ?」

 

天龍「はは…適わねぇーな」

 

響「伊達に一緒にいないからね♪………そうだね…私の提案は、司令にその事を話してみるのが一番かな」

 

天龍「………そう…だな!四の五の悩んでるより手っ取り早いな!行くぞ!」

 

響「んっ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鈴谷「あー……提督ぅ……」

 

熊野「まーた提督さんの事想ってるの?もういい加減前向きになりなって。」

 

鈴谷「だってぇ…もう1週間だよ?1週間……ろくに部屋から出ないで…ずっとこもってばっかり…前なんて書類なんて終わったらプラプラ私たちとコミュニケーション取ってたんだよ?」

熊野「まぁ…そんとき私は怖くて近づけてなかったのですけど……まぁー確かに、良く食堂でお見かけはしましたね。」

 

鈴谷「そんな提督が……あぁ……ていとくぅぅ……」

 

熊野「……もういっその事聞きに行けば?」

 

鈴谷「む!無理無理!あの提督があんなに悩んでるんだよ!?そんなの聞きい行きたくても行けないわよ!?」

 

熊野「はいはーい。グズってないで早く行くよー」ズザザザ

 

鈴谷「いやぁぁ!!はなしてぇぇ!うわぁぁぁぁんっ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

曙「…………」ボ-ッ

 

霞「………ねぇ、あのクズ…最近見た?」

 

曙「……見てない……わね。」

 

霞「……そう……これで1週間……嫌ってほど絡んできたあのクズが…1週間も引きこもる……か」

 

曙「まっ!あんなクソ提督、部屋から出ない方がみんなに優しいけどね!とうとう空気読んだんじゃない?」

 

霞「曙」

 

曙「っ………仕方がないじゃない……もう…1週間も会ってないんだから……私だって…………寂しいわよ」

 

霞「……………よし!決めた!」

 

曙「ちょっ、ちょっと?どこ行くのよ」

 

霞「決まってるじゃない!あのクズの所よ!」

 

曙「い、言って何になるって言うのよ!」

 

霞「そんなの!問い質すのよ!1週間も引きこもり生活ですか!ってね!」

 

曙「………」

 

霞「……正直、私だって寂しいわよ。以前はうざいってほど絡まれてたのに…いきなりパタリと音沙汰なくなったら……心配するでしょ…寂しく……なるでしょ」

 

曙「あんた………そうね…そうよ!あたし達だあのクソ提督を問いただすわよ!行くわよ霞!」

 

霞「っ!……分かってるわよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………あーだめだ。」

 

何故だろう。前に前世の記憶が蘇ってくるようになってから…気分が上がらない。それに皆と何故か距離を置いてしまっている。これじゃダメだと分かってはいるのだが…変えようと思えない……

 

「……流石にそろそろ俺もガタが来てるって訳か……」

 

自分の体は自分が一番理解してるんだ。それは心の、精神状態も同じだ。皆に隠し事をしてる。それが皆との距離を置いてる原因なんてものははなからわかってる。

 

「……話さなきゃ……ならないか。」

 

隠し事をする……それはしているだけでとても居心地が悪くなって、周りを敵視してしまう。それが続けば悪循環だ。だから…いつかは自分でそれを断ち切らなきゃならない。それが今日になっただけ……だけなのだが………

 

「……うごか……ねぇ………」

 

放送をかけようとする右手が異常なほど震えて、呼吸が乱れる。視界がぼやけて、息苦しくて……苦しくて……

 

「はぁっ……はぁっ…はっ……はっ…はっ……」

 

過呼吸……こんな時に……こんな……大事な時に……くそ…思考回路が纏まらねぇ…意識が遠のいていくのを感じる。だめだ…みんなに伝えられないまま植物人間にはなりたくねぇ……それにここで落ちたら……俺は逃げてることになるじゃねぇーかよ!!

 

?「提督!!」

 

「はっっ!?」

 

鈴谷「大丈夫提督!?」

 

「鈴谷…?な、なんで……」

 

時雨「なんではこっちのセリフだよ。……こんなになるまで自分を追い詰めて……あんまり…心配させなでくれよ。」

 

「し、時雨?そ、それに……なんで皆ここに…?」

 

天龍「提督が最近不抜けてるから心配しに来てやってんだよ!」

 

響「天龍の言う通り。私達……仲間でしょ?」

 

「うぐっ……それも……そうなんだけど…私情に君達を巻き込む訳には…」

 

霞「何を今更…あたしはおろか曙の私情に首突っ込んで、勝手に解決してったクズはどこのどいつだったかしら?」

 

「いやぁ…その…」

 

曙「そ!れ!に!クソ提督がいつまでもこの調子だとせっかく明るくなった鎮守府が暗いままなの!要するに!クソ提督!早く元気にシャキッといつも通りのクソ提督になりなさいよ!」

 

「………」

 

鈴谷「……事情は知らないよ。それは提督の口から…自分の気持ちで聞きたいから。でもね…提督、信じてとはいいません。それはただの押し売りですから…ですが」

 

夕立「響ちゃんか言ったように…私達は仲間…そうでしょ?仲間なら…相談するだけでも…いいのよ?愚痴でも何でも…それを笑顔で流したり話し合うのが…仲間って…言うんじゃないっぽい?」

 

「…………………ありが………とう……」

 

目元に熱いのが込み上げてくるのがわかる。だぁーくそ…俺はいつから爺さんになったんだ…

 

目元を拭って、ここに集まったみんな、一人一人に目を合わせて、目を瞑り、すぅーっと長い深呼吸をして、再度目を開けて、言葉を発する。

 

「……それじゃーお言葉に甘えようかな?…聞いてくれるかな?俺の…あーいや、この話の場合……僕の昔話を…」

 

鈴谷「っ!………はい。聞いてあげます♪」

 

響「………んっ。」

 

時雨「あぁ♪…話してくれないかい?」

 

夕立「もちろんだっぽい!」

 

他の奴らも、元気よく答えてくれる。

 

「ふふ……ありがとな?…それじゃーこれは僕が前におかした話さ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-------僕が小学校の頃からの話。

 

僕は、一般的にはお金持ちという裕福な家庭で育っていた。親は一流メーカーの社長で、兄や姉、下には妹…弟もいた。何不自由もない暮らしにどこか平和ボケをしていた僕は…あることに気づいた。…気付いてしまった。

 

兄や姉は僕が小学三年の頃には既に中学生となっていた。そもそも兄や姉は小学生の頃から天才肌で、兄は頭が良く、姉は物覚えがいいほうであった。金持ちの子として、恥ずかしくないように育ってった2人は親にも認められる人だった…いずれ弟や妹もその才能を開花して行った。だが僕は…僕だけは…一向に才能に恵まれなかった。

 

スポーツも平均レベルで、学力も平均。何をやっても平均レベルで、その平均が家に泥を塗るようになってから…僕は疫病神扱いを受けるようになった。

 

親に殴られ…蹴られ…しまいには兄や姉は僕を見捨てるようになった。弟や妹も…僕に関わらないようになった。家にいるはずなのに…誰もが僕を無視する日々が続いた。

 

中学校では、僕は虐められていた。名家の落ちこぼれなどと言われ、椅子で殴られた。体操着を破かれたこともあった。ノートもビリビリに破かれた。先生や校長は味方をしてくれない。それをした途端…権力という名の暴力で解雇されてしまうから。…それに、そもそも助けようともしなかった。仕方がない事だと、落ちこぼれだからと散々言われた。

 

何時しか、自分がなんで生まれてきたのかも、なんで生きてるのかも分からなくなってきていた。名家に生まれたから?自分が無力だから?お金持ちだから?何もが悪く感じて…何もかもが無気力になって…気付いたら………

 

「俺は…親を殺していた。」

 

「「「「「っっ!」」」」」

 

 

 

真っ赤に染った手…握られていた包丁にはトロトロと滴る生暖かい真っ赤な水がぽたぽたと床を汚していく。

 

目の前を見る。

 

親父が泡を拭きながら絶命している。

 

右を見てみる。

 

兄や姉が青ざめた目でこちらを見つめている。

 

左を見てみる。

 

まるで化け物を見るような目でこちらを見ている。

 

散々獣扱いしてきて、いざ反撃したらこれだ。それに、人の命はなんて脆く、儚いのかと思った。そんな事を思った時……

 

後ろから…突きつけられる。

 

母親の、狂気とさっきに満ちたナイフが腹部を突きつける。まるで私の愛した人を返せと、目で訴えるように。

 

口から鮮血が出る。

 

腹部から鮮血が出る。

 

意識が遠のいていく…その前に俺は、力を振り絞って手に持ってる包丁を逆手持ちに持った。

 

次の瞬間……

 

 

 

「真っ赤な噴水が……俺を包み込んだ。」

 

 

 

母親の首に、先程自分の手に持っていたナイフが突き刺さっている。ドサッと音ともに俺の足に生暖かい液体が触れる。その瞬間…正気に戻った。

 

「あがっ……あっ……あぁぁぁっっ!!」

 

自分が何をしたのかを察した。自分は親を殺した。真っ赤に汚れた手を見つめる。母親に刺された腹部の痛みなんかを忘れて、汚れてしまった自分の手を震えながら見つめる。周りを見る。誰も彼もが…俺を化け物を見る目で見てくる。俺は……それに絶望して…意識を失った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「……………」」」」

 

「………俺は…人を殺した…殺人犯だ。のうのうとこうして君達と触れる度に、何かが俺に警告を鳴らすようになった。『お前は、昔を忘れるのか?』とね。」

 

鈴谷「てい……」

 

「無論…忘れてるわけが無い。心で蓋をしても、体が覚えてる。脳が覚えてるんだ。………俺は……人殺しのろくでなしだ。実際…つい最近までは…この事を忘れていたんだからね。」

 

時雨「……それは……司令が何歳の頃からなんだい?」

 

「中学生卒業した時期……としか今はまだ思い出せない……もちろん…俺は入院して退院した後、すぐに少年院にぶち込まれた。……だが、それが俺にとって、いい教育になった。」

 

夕立「いい…教育?」

 

「あぁ。俺は人を殺した…その罪からは逃れられない。罪を償う。…安く見てると思えるが、本当に俺はそこに入って…反省した。仮にも自分の親を殺したんだ。どれだけ無下に扱われてたとしても…最初の頃だけは…立派に親をしていたんだ。俺はそれをたった一つの違いだけで拒絶して…殺したに過ぎないんだから……」

 

天龍「……それはちげぇー…とオレは思う。話を聞く限り…提督は正しいと思うぜ?もしオレも同じ立場だったら……提督と同じ事をしていたと思う……」

 

「ふふ、ありがとな天龍?」

 

天龍「べつに…オレは思った事を言っただけだ……」

 

「…………でもね。それじゃダメなんだ…人の命を奪うと言うことは…多くの人を悲しませる事になるんだ……俺はそれを痛感した。だから……俺はある人に頼んだんだ」

 

響「誰……なの?」

 

「……師匠と呼んでいる人さ。俺はその人の元で4年間…世話になった。」

 

夕立「…何をしてたの?」

 

「…色んなことさ。人への思いやりなどさ。……は?って思ったろ?でも実際は本当にそういうことさ…ボランティア活動してみたり…そう言うのを積極的にするだけ……それだけなんだ。でも、俺には難しかった。少しなにか言われれば切れてしまうし、自分の不器用さが嫌になって物に当たってしまう……でも、そんな時師匠は…何が行けないかを一からパズルのピースをはめるように教えてくれた。そうして…2年がたった日に…俺は気付いたんだ。俺の弱点を」

 

鈴谷「………弱点?」

 

「……俺さ、親に礼儀や常識を教えこまれてなかったんだ。」

 

「「「「「!?」」」」」

 

「これが弱点ってわけじゃないけど…俺は常識を教えて貰えなかった。通りで妹や弟達と意見が食い違うと思ったよ」

 

霞「それは……どうして?」

 

「………はなから俺は、捨て駒何だってさ。」

 

曙「なっ!?」

 

「……師匠がな、調べてくれたんだ。伝を使いまくって…俺の家の資料を漁りまくったんだと。そしたらな…そこの戸籍に俺の名前なんてなかったんだと。」

 

夕立「……酷い…」

 

「最初から……存在しない子として俺は育てられた。戸籍にも入ってなければそれは奴隷と同じ…日本では奴隷制度はまだまだ未完成……だから、たとえ殺されても自殺として処理される……俺は…最初からいらない子だったんだ。」

 

そうして、机の上に置いてあったコップ一杯の水を飲み干す。

 

「んでも…師匠はそんな俺に新しい名前をくれたんだ。ついさっき思い出した…こうしてみんなに話してるからこそ…蘇ったんだと思う。……改めて自己紹介をしよう。」

 

いつの間にか頭に被っていた白に黒い線が入った、まるで師匠がつけていたのと同じ帽子をクイッと上にあげて、

 

神崎 零斗(かんざき れいと)……それが師匠が俺にくれた…名前…ついさっき思い出した名前さ」ニコ

 

そうして俺は立ち上がる。

 

「みんなのお陰で、気分が晴れたよ…若い頃におかした過ちを忘れて…蘇ってきて…それを話すのが怖くて…でも…話したら気分が楽になったよ…君たちのお陰だ…本当にありがとう。」

 

そうして、俺は帽子を胸に添えて、深深と頭を下げる。再度、顔を上げて、俺は彼女たちに問う。

 

「…さてっと……それでは、俺の処分を……君達に委ねたい……」

 

鈴谷「どういう……ことですか?」

 

「俺は先程も言った通り人殺しだ。それをみんなに隠して一般人のように振舞っていた。許せるはずも無いだろう。俺は……みんなを騙してここを平和に暮らせる場所にしたいと言っていたんだからな……俺がその平和を乱したというのに…おこがましいだろう?…………君たちの判断に任せたい」

 

時雨「………」

 

「俺をここから蹴るか……飛ばすか……」

 

そうして、帽子をかぶり直す。

 

鈴谷「………私達は、提督に救われました。」

 

「……はい?」

 

時雨「多くの事を教えてもらったからね。そこに異論はないかな。」

 

夕立「夕立も!提督さんに剣術を教えて貰えなかったら、ここまで強くなれなかったっぽい!」

 

響「剣術に関しては私も同感だね。提督から教わる剣術は分かりやすくて、とてもタメになったからね。」

 

天龍「オレも、提督に教えて貰えなかったら、第六感なんて開花出来なかった…感謝してもしきれないぜ」

 

「ま、待ってくれ!それとこれとは別だろ!?だ、第一俺は犯罪者で…人を殺したんだぞ……?」

 

霞「私はクズのせいで色々変えられたわね…毎日毎日鬱陶しいぐらい話しかけてきて、絡んできて……でも、そんな生活が私は好きなのよ。犯罪者?それは過去の話でしょ?人を殺した?今は違うでしょ?大事なのは、今よ。」

 

「なっ!?」

 

曙「それは同感ね。散々私達のライフスタイルを変えまくったんだから、今更犯罪者とか、人殺したーとかで、なんとも思わないわよ。」

 

霞「と、いいつつ実はすごくビビってたり」ニヤ

 

曙「なっ!?//そ!そんな訳ないでしょ!?//わ、私がビビるなんてそんな」

 

霞「あーでも前にお化けに」

 

曙「わぁぁー!あぁぁ!きこえなぁぁぁい!」

 

「……えーと……」

 

鈴谷「…過去に提督が悪さをして…捕まってたとしても…私達が知る提督は、とても優しくて、頼りになる…そんな人…ですから♪」

 

「っ………」

 

夕立「過去がどうであれ、私達が知る提督さんは優しい提督さんっぽい。そこに変わりはないし、覆せない。」

 

熊野「それにー?前に言ってたよね?ここをみんなが笑って返せる場所にしたいって……おめおめその夢を果たせないままこのを出ていったって……ここにいる人、まぁー私も含めて何だけど♪…納得するはずがないよね?」

 

「……………」

 

加賀「……私は期待をしてるんだ。おめおめと返すとは……思わない事だな?」

 

鈴谷「ぬわぁぁ!?加賀さん!?いつから居たの!?」

 

加賀「っ…し、失礼ね…最初から居たわよ…」

 

夕立「……気づかなかったっぽい……」

 

加賀「っ!?ひ、酷い……」ガ-ン

 

天龍「加賀は胸がでかい割には結構空気だもん「あぁ?」ナンデモナイデス」

 

「………」ポカ-ン

 

天龍「…提督、うちらにその話をしてくれてありがとな。お陰で、オレらの提督に対する気持ちが変わったよ」

 

「な、なにをいって…」

 

鈴谷「どんな事があろうと…私達は提督を見捨てたりしません…それがどんな困難に見舞われようと……」

 

時雨「決して僕達は逃げださないよ?提督は1度決めたことは逃げないで成し遂げる人だからね……僕らが提督を信じないで何になるんだい」ニコ

 

夕立「それに!夕立は提督さんを守るために強くなったっぽい!勝手に居なくなるなんて夕立は許さないっぽい!!」

 

「……あは………あはは……あぁ……俺は幸せ者だ………本当に…本当にな……」

 

天龍「……ふっ…なぁ!提督!」

 

「………?」

 

熊野「これからも!あたしらをよろしく頼むよ?♪」ニコ

 

「!」

 

響「司令が居なかったら……こんなに今が楽しくない…楽しくなるには…司令が居なきゃ私はや……だから…絶対に辞めるなんて…言わせないから」

 

「……うぐ……あはっ……本当におれは………幸せ者だ」ニカ

 

俺は席を立って、涙を拭って……

 

「こんな…まだまだ未熟者で…ダメな俺だけど……そんな俺でも…これからもよろしくお願いします!」

 

天龍「あぁ!当たり前だ!」

 

鈴谷「……提督!」

 

 

「「「「「おかえりなさい!」」」」」

 

「っっ!……あぁ!!」ニカ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

?『………良かった…元気そうじゃんか…あたしの役目も…これまでかね』

 

『……良いのか?久しぶりの弟子なのじゃぞ?それにお主もそろそろ時間が無いじゃろうて……』

 

?『いいのさ…あたしが別れ言葉を言う太刀じゃないさ…それに……』

 

『むっ?』

 

?『あたしは……あの子に心の底から笑って欲しくて…今まで接してきたからね…それを叶えられたのがあたしじゃなくて嫉妬しちまうけど……彼女らなら……安心して逝けるよ』ニコ

 

『…………そうか。』

 

?『あの子に………レイに伝えておいてくれないかい?師匠からの最後の言葉を………』

 

『…………分かったわい……元気でな……雨之(あめの)

 

雨之『なんだい辛気臭い。あたしはそう言うのが大嫌いなのよ』ニコ

 

『……………』

 

雨之『すぐに戻ってくるわよ♪閻魔様と喧嘩するだけさ♪それに……』ニコ

 

『…?』

 

雨之『…あたしの肩身も…問題なくあの子に届けられたからね…満足さ…』

 

『……でも良いのか?あれはお主が元帥だった頃の…』

 

雨之『もうあたしは死んだみさ…それに…あれはレイに…わたしてやりたかったのさ』ニコ

 

『………………そうか。元気でな』

 

雨之『あぁ!すぐに戻ってきてやるわ!』

 

そうして、雨之は白い粒子となって消えていった………

 

『………さてっと、そろそろわしも、正体を明かさなきゃならんのかのう…嫌じゃのう…めんどくさいのう……』

 

ワシはそうな事を思いながら、夕焼けの雲空から姿を消す




7800文字だってさ。かきスギィ!

それと、だいぶ無理やり終わらせた感あるけど、気にしないでね。(まさかアンケ結果があんな事になるとは思ってもいなかったぜ……)

それと今回も安定のプランナッシングだぜ!やったぜ!
久しぶりにこっちの作品書いたから感覚を忘れてるぜ!相変わらずキャラがブレブレのブレ子さんだぜ!任してくれ(???)

え?プラン立てて書けって?無理、めんどくさい。頭に思った事書き記していけば適当に完成するからやだ。ノープラン最高(なお、キャラや内容はブレブレの模様)

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