あれから島風と別れ、俺は食堂へと向かっていた。昼間という事もあり、艦娘達とワイワイと楽しげな談笑が聞こえてくる。
しかし前回の1件で俺は理解している。
そう!俺はあまりにも距離を置かれているという事をね!
「ンッしつれいしまぁーす…(圧倒的小声)」
まずは扉をゆっくりあけ物音を立てずに侵入。気分はまさにこそ泥気分だぜ!
天龍「……。」
おっと。早速訝しげな目…てか、完全に呆れた顔で見つめてくる眼帯爆乳クール美女に見つかってしまった。
「さしずめ、何してんの提督って言わんばかりの表情だね」
天龍「正しく提督が言った一言一句そのまんまのことをオレは思ってたぜ…?なにやってんのさ。」
「いやなに、俺ってちょぉぉっと避けられてるからさ、みんなの談笑の邪魔せずにそーっとね」
天龍「あいにくだが提督…。こんなだだっ広く吹き抜けた視界の中で、そんなバカでかい扉をゆっくり開けたところで気づかないってのは無理があると思うぜ?」
「何を言う!万が一ちょっぴりなんとなく意味があると思わないのか!」
天龍「提督のその発言でどれだけの自信だったのかはわかったよ…。もう素直に入りないよ…」
なんだろう。凄い呆れた方をされた。頭に手を当ててフルフルしてまんねん。
それに、出入口でそんな馬鹿な事してるから、嫌でも注目が凄い。あれ?でも前回よりも避けられてる感じじゃない。
「なぁ、天龍。俺なんかしたっけ?」
天龍「はっ…?したも何も…あーいや、何でもねぇ。なんかもんめんどくさい」
「ぴえん斬」
スっと天龍は俺の横を通り過ぎると出入口の扉に手をかける。
天龍「あ、そーそー。皆提督と話したがってるぜ。気が向いたら話してやってくれ。そんじゃ」
え?そうなの?俺何かしたっけ?島風の足を摩訶不思議パゥワー(ネイティブ)で直したことぐらいしか記憶にないんだが
『いや、十中八九それじゃろ。』
(そんな馬鹿な!ただ足を直したあげただけだぞ?!)
しかしなんだ。この感じも懐かしいと思えるの俺の気の所為なのだろうか。ここ数年の記憶が
『それ以上は行けない』
(メタいってか?)
『それ以上にまずい。』
(何がどうまずいんですかねぇ♪オラちょっと気になって)
『ザラキ』
(うぼぁぁぼぼぼ!!!)
このハゲジジイコノヤロウ!一度死した相手に向かってその呪文はダメでしょ!てか俺アンデット属性なのかよ初めて知ったぞ!!
…なんて、頭の中でバカやってる場合じゃない。とりあえず食堂に来たらやることはひとつ。
「おや。今日の当番は鳳翔さんか。オススメよろしく」
鳳翔「提督さん!こんにちは♪オススメですね~♪」
テキパキと作業を終える。間宮さんの場合、それこそ実家のような安心感のあるメニューが豊富でオムライスやハンバーグといった洋風のメニューが中心だ。逆に鳳翔さんの場合は料亭の料理っぽい。The、日本と言える鮭の定食や味噌汁、刺身の盛り合わせといった和風料理メインだ。
恐らく刺身の盛り合わせだろうな。鎮守府というのは海域側に面してるのがほとんどのため、魚も新鮮でとても美味しい。
現に鳳翔さんは目の前でお刺身用の魚を捌いている最中だ。その手さばきはもはやプロといっても差し支えないほど美しく繊細な仕事ぶりだった。ブリだけに。
『寒っ』
(これが本当の寒ブリってな)
『(へへへへへへw)』
(貴様いい加減にしろよ)
『なんで毎度ワシが悪者になるんじゃ…』
このノリ前もどこかでやったな。確か5年…
『それ以上何も言うな。』
(時の流れは早いでごわす)
鳳翔「はいっ!おすすめの寒ブリのお刺身定食♪」
「マジのマジで寒ブリかよ!」
鳳翔「っ?!も、もしかして苦手でした…?」
「あ、す、すまん。思わず声が。気にしないでくれ」
いやまさか本当に寒ブリだとは…。今の季節って別に寒ブリ出てくる時期じゃないはずなんだが…。まだ秋ですよ…?あれ秋からでしたっけ?
「これぞ艦娘パワー…」
響「多分関係ないと思うよ。鳳翔さんの技術が凄いだけで」
「それ即ち艦娘パワー…。…んっ?」
トレーを席に置く。そんな声が聞こえてくるので目線をあげると、そこにはイカリマークのような紺色のベレー帽を被った銀髪美少女が。
響「…?…あっ、ハラショー。」
「いや、別に義務的に言わなくていいから。響も飯か?」
響「ううん。私は…これ。」
そう言って裾からロックのウィスキー…。どこにどうやってしまってたってか…
「年齢不詳だからあれだけど…響の見た目でウィスキーをピクシス司令スタイルは色々絵面的にアレだな。」
響「大丈夫。p〇rn〇規約違反はしてない」
「ポ〇ノ言うな。」
そう言うと、「難しいのね」といってその場を離れていった。あいつ違う銀発キャラにクラチェンでもしようとしてるのか?いきなりに
しかし鳳翔さんの作るお刺身定食は流石としか言いようがなかったな。思わずお米3杯もおかわりしちまったよ。心の中で『こういうのでいいんだよこういうので』と、某孤独にグルメ楽しんでるサラリーマンみたいな事思っちまってたよ。
てかメンバー探しついでに食堂行ったのに飯食って満足して戻ってきちまったよ。
「…まぁいいか。今日はもうやる気もないし…。」
飯食ったらやる気って急に無くなるよね。血糖値には勝てません
鈴谷「はい提督♪食後の烏龍茶♪」コトッ
「助かるぅ~……」
もうできる女は違いますわ。キンキンに冷えた烏龍茶が目の前に差し出される。…うん?キンキンに冷えた?
「鈴谷…烏龍茶なんて買ってあったか?」
鈴谷「?提督が飲む飲み物はあらかた補充してるじゃん。」
いやその平然と「当たり前じゃない」みたいな空気出してますけども。俺1度も烏龍茶飲んでる所みせたことあったか?
鈴谷「まぁ、強いて言うなら提督への愛♡…でしょうか?♪♪」ニッ
小悪魔じみた瞳の中にくっきりと見えるハートマークの模様。
「なるほど。納得した。」ゴクッ
鈴谷「っ♪はいっ♪納得いただて何よりです♪」
これはアレですね。触れない方がいいやつです。こういうのに触れて良かった試しが1度たりともない。あまたの世界で見てきた。
しかしメンバー…メンバーかぁ…。島風は恐らく参加してくれそうなんだよな。他も候補っ…ていうか、出て欲しい子が居るんだけど、果たして俺の会話をしてくれるだろうか。まずは面識あって気軽に誘えるあの子から聞いてみるか。
とりあえず、明日からな!!明日本気出す!
最終投稿日4年前?4年前って…4年前?………。
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