なんだこの世界……まるで意味がわからんぞ   作:すつぬ

3 / 26
あ、この際だから言っておくけど、俺、何も考え無しにこのSS作ってるから、所々変な所あっても基本スルーでお願いね?本当……お願いね?思いつき投稿ってタグあるし、察して人居たらいいな……(切実)


練習風景見て、気づいたら木刀ふってた。ゑ?

夕立「よろしくお願いしますっぽい!!」

 

時雨「提督……お相手よろしくお願いしますね?」

 

「どうしてこうなった……」

 

俺は今現在、道場のような場所で木刀を構えてる…ことの経緯は俺が提督事務室に引きこもって3日目のことだ

 

 

 

 

 

 

 

コンコン

 

「んあ?はーい。空いてるぞよー」

 

そう言葉を発するとガチャりとドアが開く。そこから現れたのは銀色の髪が腰まで伸びており、コーン色のベレー帽みたいなのを被った美少女。俺は思わず

 

「なんか女神きた」

 

っと言葉を出してしまった。当然目の前の少女は

 

???「いきなり何を言ってるんだい?」

 

っと、ジト目で見られてしまった……俺の心割れそう

 

『お前のハートはガラスで出来てるのか?』

 

(誰の心がガラスだって?)

 

『お主』

 

(るっせ)

 

???「……いいかな?」

 

「ん?おぉ……わりぃわりぃ。ってか君、名前は?」

 

???「っ…自己紹介してなかったわね…私の名前は響。これでいい?」

 

「ほいほいっとー。響ちゃんね。了解」

 

響「………馬鹿にしてる?」

 

あ、やばい。なんか怒ってる。睨まれた。よし

 

「滅相もありません響殿」

 

響「……まぁいいわ。」

 

「ほっ……てかなに用ですか?」

 

響「あたし達がどう強くなってるのか……気にならないの?」

 

「少し気になるな。君達の練習を見れば、何か分かることが出るかもしれないしな」

 

一応これは本心だ。皆がどう練習して強くなってるのかは気になる。

 

響「……良かったら、ちょうど今やってるんだけど……見に来るかい?」

 

「いいのか!?」

 

響「え…う、うん……皆にはもう話してあるから……」

 

「そうか!!そうと決まれば行くぞーー!案内してくれ!」

 

響「あ…うん」

 

っと、来ましたのはここ水上。は?って思うだろ?ところがどっこい、艦娘という子達は水上で訓練するらしい。一通り見てなんか思い当たる節があるんだよなぁ……

 

時雨「どう……かな?」

 

一人の子が話しかけてくる。確か見に来た時にある程度自己紹介をしてもらった。6人いて、今話しかけてきたのが時雨、その後ろでコソコソしてるのが夕立。俺を遠くの方で睨みつけてるのが霞って子と曙って子、で、ただボーッとこちらを見てるのがここに連れてきた張本人響、その横でニコニコしてる天龍。睨んでる奴と目の前の2人が初めましてってことかな。

 

「どう…かぁ……やっぱり凄いな……ってぐらいしか頭に浮かばねぇーな……あーでも」

 

時雨「…でも?」

 

俺は頭に思ったことをそのまま言ってみる

 

「何で君たち、水上で訓練してるの?」

 

時雨「………は?」

 

「いやね、ずーっと見てて思ったんだ。確かに艦娘ってのは海の上で戦うんだから水上で訓練するのは当たり前なんだけど……それっていつものと変わらなく無い?」

 

夕立「……何が……言いたいっぽい?」

 

「つまりだな、陸で訓練した方が人間の体の使い方が分かって強くなりやすいんじゃないかなって」

 

夕立「ぽい?」

 

「まぁー…つまりだな」

 

何故かちょうどよくある木刀2つを夕立に渡す。そして俺が挑発するように手をクイクイってして

 

「まぁー、かかってこい」

 

そう言うと夕立はムスッとした表情になって言ってくる。

 

夕立「いいの?これでも私……結構力あるっぽい」

 

「大丈夫。陸に慣れてない奴に負けるつもりは無いから」

 

夕立「!どうなっても知らないっぽい!」

 

っと、こちらにかけてくる……が

 

「………」

 

夕立「なっ………」

 

時雨「!?」

 

夕立の木刀を受け流して、そのまま足をかける。夕立は盛大に尻もちをついたので、そのまま首元に木刀の先っぽを当てる。

 

「これで分かったろ?艦の動かし方しか知らなかったら、どれだけ艦の力を使えたとしても、こうして軽い力でいなされる。使い方を理解してない証だ」

 

夕立「………」

 

「人間の力も、艦の力も持つ君達だから、強さは2倍にも3倍にもなる。でもな、艦の力が特別強くても、その大元の体である人間の力を使えなかったら強さは半減してる……っと思ったんだけどな、まんまそれで正直驚いてる。」

 

夕立は木刀を強く握りしめてる。恐らく悔しんだろう。

 

「……立て」

 

夕立「っ…」

 

「悔しんでもいい。後悔してもいい。だけどな、それだけで終わらすな。」

 

夕立「!」

 

「立ち上がれ、立ち向かえ。お前はその程度と罵られてもいいのか?このままでいいのか?……弱いままでいいのか?」

 

夕立「!!私は……!強くなるっぽい!」

 

そうして木刀を構え直して、立ち上がる。

 

「……ふっwかかってこい」

 

それから、夕立と少し剣を交えた…結論からいえば夕立がボロボロになるだけだった。でも、前に比べれば相当良くなってる。重心のブレが少なくなった気がする。

 

 

 

 

 

 

 

「…今日はここまで。よく頑張ったね」ナデナデ

 

夕立「っ!ぽい!」

 

頑張った人はちゃんと褒めなければ…伸びないからな

 

「それじゃーなw」

 

そうして、手をプラプラとしてその場を立ち去ろうとした時だった

 

夕立「明日も!お願いしますっぽい!!」

 

「………あぁ」ニコ

 

そうして、俺はその場を後にする。

 

『……お主、剣道出来たのじゃな』

 

(あん?出来ねぇーよ?)

 

『はっ……じゃーさっきのは』

 

(んなもん、その場のノリで適当にやってただけだよw)

 

『はっ……はぁ……』

 

(ま、あと何回か負けさせれば自主トレでもするだろw)

 

『(悪いが小僧よ……それは無理だぞ。何故なら…)』

 

 

 

 

夕立(絶対!強くなる!強くなって!あの人に!提督にもっといっぱい褒めてもらうっぽい!もっとなでなでしてもらっぽい!!)キラキラ

 

 

 

 

 

 

『(あんなキラキラしてるもん……どこぞの鈴谷みたいに…)………まぁ、頑張れよ』

 

「ん?おう?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これが約1週間前の出来事であり始まりだった…まぁー要は気まぐれで一戦混じえたら、毎日挑みに来るようになり……気づいたら夕立の他に時雨や天龍、響、そして噂を聞いた電という子が毎日道場に居る……俺は一人一人と剣を交える……

 

『頑張れ☆』

 

(なんで忠告してくれないんだよぉぉぉ!!)

 

『言ったじゃろw頑張れとw』

 

(それは忠告じゃなぁぁぁぁい!)

 

「はぁー……まぁーいい…か」

 

俺自身も別にいやって訳じゃない。むしろちょうどいい運動が出来るので俺的には楽しい。それよりも嬉しさの方が勝ってる。この子達がどんどん明るくなっていくところに

 

『青春じゃのw』

 

(青春か……こういう事を言うのか?w)

 

『まぁーちと血の気は多いいが』

 

(それは言えてるw)

 

「さて、それじゃー誰からやる?」

 

時雨「僕……いいかな?」

 

「ふっwあぁ、構わないよ。こいっ」

 

そして剣を交える。最初より一振一振が重いが、力任せに振ってるだけだ。大したものじゃない。上半身に力を乗せてるということは

 

「ほれ」コン

 

時雨「うわぁっ!?」

 

少し脛に当てただけで尻もちをつく。そんな時雨の首元に木刀を添えると、ゆっくりと手を挙げ

 

時雨「……参りました」

 

「よしっw時雨は力いっぱい振っちゃう癖があるね。筋はいいけど、全体になるべく伸ばすようにした方がいいと思うよ。上半身に力が行き過ぎて下半身が疎かになっちゃってるからね」ニコ

 

時雨「は…はい……」

 

「別に気を落とすことはないよwさっきも言ったけど、時雨は筋がいいんだ。まだ3回目だというのに、真っ直ぐに木刀を振れる。それはなかなかできない事だと俺は思うよwこれからの成長に期待するんだよw」ナデナデ

 

時雨「っ!はい!」

 

「うん。いい返事だw次はー?」

 

響「私…」

 

「よーし、カモン」

 

 

 

 

 

響「あうっ…」

 

「響ー、大丈夫かー?」

 

響「痛い……痛いよぉー……」

 

「よーしよし…大丈夫かー?」ナデナデ

 

響「………///あうぅ……///」

 

「焦りは禁物だぞー?」

 

いやー凄かった。勢いよく向かってくる所までは良かったのだが、剣を振るった瞬間、体がそのスピードに耐えれなく、俺が軽く受け流しただけで尻もちをついた。いやまぁーそれだけならまだ良かったのだが、尻もちついた時に、持っていた木刀を滑らせ、自分の頭に直撃。ムキになって立とうとして、手を滑らせ前のめりになり顔面を強打

 

『まるでギャグ漫画のような展開じゃったのー』

 

(やめて差し上げろ。俺これでも笑いこらえてるんだから)

 

『ニコニコしておるぞー?』

 

(は!?まじかよ!?おさまれーおさまれー…)

 

『もう遅いぞ?』

 

(なんでぇ!?)

 

『前見ろ前』

 

(前………?は!?)

 

顔をムスッとした響が……

 

響「……笑いたければ…笑えばいいじゃないっ」プイ

 

そっぽまで向いてしまった………あらあらまぁまぁ……

 

「……響」

 

響「……なによ……?」

 

「ドンマイ!」ニカ

 

響「なぁっ!?///」カァァ

 

「仕方がねぇよw焦るのは分かる…でもな?自分なりのペースってもんがあるだろ?なにも急ぐことはねぇーんだwしっかり、着実に、一歩一歩進んで行ければいいんだからさw」

 

響「!!!」

 

勢いよく立ち上がった響はムスッとしながらも後ろに下がって、素振りをしてる。

 

「はは……可愛いやつだなw」

 

電は時雨に色々聞いてるな……うむうむ!感心感心!

 

『お主も特別剣道強いってわけじゃないだろ』

 

(う!うるさいな!す、少しでもいいじゃんか!!こう……微笑んでもよ!!)

 

『はいはいかっこいいでちゅよーw』

 

(殺す!刺し違えても殺す!)

 

っと、脳内で馬鹿げた会話を繰り広げてる時に

 

天龍「次!あたしいいか!?」

 

「んあ!?…あぁw構わないよw」

 

天龍の声により、意識を現実に戻す……いやーこれ、傍から見たら本当に俺が目をつぶってるだけなんだろうなぁ……実際は頭の中に住んでる爺さんと話してるだけど……待って俺、頭おかしくね?確かに頭におかしい奴が住み着いてるけど

 

『誰が馬鹿じゃ』

 

(お前じゃアホ)

 

天龍「提督ー!?」

 

「……あっwわりぃわりぃwそれじゃはじめっかw」

 

天龍「おう!」

 

そして俺は構える。同じく天龍も構える。

 

「一昨日言ったこと、覚えてるかー?」

 

天龍「もちろんだ!あたしの練習の成果!見せてやる!」

 

「ふっ…あぁ、お手並み拝見だ」

 

そう言うと、天龍は目を瞑る。俺が天龍に言った言葉

 

 

 

 

 

天龍「第六感?」

 

「あぁ。天龍、お前の眼帯って元からなのか?」

 

天龍「あぁ?これか?そうだよ……フフ…怖いか?」

 

「あーいや、怖いというか可愛いというか……」

 

天龍「んなっ!?///」

 

「んまぁー何より……だ。右目が見えないお前に聞く。どうやって深海棲艦との距離を把握してる?」

 

天龍「あんっ?そんなの、感覚で」

 

「そう、それっ」

 

天龍「……はぁ?」

 

「天龍は片目が見えない以上感覚が他の子の数倍、数十倍ある。つまり……だ」

 

俺が木刀を手に持って

 

「天龍、目を瞑れ」

 

天龍「へ?お、おう……」

 

そう目を閉じたところで

 

「当たってる…分かるか?」コンコン

 

俺は体全体に木刀を当てていく。肩、頭、腹や背中、足などに

 

天龍「あ、あぁ……当たり前だ。」

 

「じゃー次に、俺がどこからか木刀を振り下ろす。天龍は自分の感覚だけに集中して避けてみろ」

 

天龍「はぁ!?んなむちゃな!?」

 

「いいからやる」

 

天龍「!……お、おう!」

 

そして、完全に空気をガラリと変えた天龍の腹にスーッと近づける。すると、当たるすんでのところでひゅるりとかわす。

 

「目を開けてみろ」

 

天龍「……ん?ってうお!?」

 

天龍は目を見開いて驚いている。それはそうだ。自分の腹を数ミリ単位で避けてる木刀を見ればな

 

「これがお前に秘められた第六感……みたいなものだな」

 

天龍「これ……わ……」

 

驚いているのと感動している目で、自分の手をにぎにぎしてる。俺はそんな天龍に手を向けて

 

「物にしろよ。それは誰の手にも掴めない、お前だけの力なんだ。掴み取れよ」

 

天龍「っっ!!あぁ!ありがとな!提督!」

 

そうして、俺と天龍の腕がクロスする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おぉう……」

 

たった2日……それなのに今目の前に居る天龍は

 

天龍「……………」

 

明らかに雰囲気が違う。自分の全てを読んでるかのような圧迫感に少し震える……が

 

「すげぇーな」ニヤ

 

その状況でも、笑ってしまう俺がいる。まず初めに軽く木刀を振るう。しかし目を瞑ったままだというのに木刀を縦にして俺の木刀を受け止める。すると、そのままそらされ、カウンターが飛んでくる

 

「っ!?」ブン

 

間一髪のところで避ける。しかし天龍は気を全て感じているんだ。もちろん、意表をつかれ、焦っている俺の気を読み取ってないはずかない。すぐに次の斬撃が飛んでくる。俺は素早く木刀の持ち手でガード、多少強引に引き離す。

 

天龍「………どう……だ?すげぇーだろ?」

 

目を瞑りながら、自信満々にそう言葉を漏らす天龍。それに俺は素直な気持ちを伝える。

 

「あー…とても2日で身につけたとは思えない。すげぇーよ」

 

天龍「……これも提督のおかげなんだ。俺がこの才能を拾えたのも…こうして自分が強くなってるって実感できるのも…全部提督のおかげなんだ。感謝している。だから、私はそんな提督のために強くなりてぇーんだ。提督や皆を守れるかっこいい女になるために!」

 

「……いい目標だ。だったら……俺を倒してみろ!」

 

その言葉と同時に、天龍はこちらに走ってくる……

 

「かかった」ニヤ

 

天龍「っ!?」

 

「もうおせぇ!」ブン

 

木刀を横に払う。一瞬驚いたため、判断が低下しているために、先程の天龍では考えられないレベルの回避をとる。普通なら木刀で受け止めて少しでも考える時間に使った方が良かった。しかし、天龍は俺から距離を置くために回避を行ってしまう。もちろんその時の隙はあるので

 

「そこっ!」

 

天龍「ぐっ!」

 

背中に突き攻撃、体勢が崩れ、また出た隙に対して

 

「ほれ!」

 

天龍「あっ!?」

 

足に軽く木刀を叩きつけると、そのまま仰向けで倒れる。俺は天龍の上に乗り、親指を首に突きつける。すると両手を上げ

 

天龍「……あたしの負けだ……」

 

目を開けて、こちらに涼しい顔を向けてくる天龍からどいて、手を差し伸べる。ありがとうと言って立ち上がる天龍に対して

 

「分かってるようだなw」

 

天龍「…あぁ。冷静さを失ってたな…お前のかかってこい!にのっちまった。それが負けに繋がっちまった」

 

「その口ぶりだと、どうしてそうなったかも?」

 

天龍「……オレ…あーいや、あたしの気を読むってのは、あたしから仕掛けてからはまだ無理だ…相手からの攻撃を避けて、それを躱してから反撃するカウンター技しかまだ使えない…」

 

「よく分かってらっしゃるwでも、よく頑張ったな。2日間でここまで出来たんだ。自分を誇っていいよw」

 

天龍「あぁ…ありがとう!」

 

「それと、あたしよりオレって言った方が天龍に合ってるぜw」

 

天龍「……でも……」

 

「……前の提督がなんて言ってたかは知らんし知る必要も無いけどさ……ありのままの天龍でいいんだぜ?」ニコ

 

天龍「っ!」

 

「もう偽らなくてもいいんだぜ?そんなにまだ俺は信頼に値出来ないかな?w」

 

天龍「……あぁ!本当に…ありがとうな!提督!あたし…いや、オレ!変われる気がするよ!」

 

「…ふっ、頑張れよ」ニコ

 

天龍「!!おう!!」




何故か知らんうちに戦闘シーンを書いてた……いやーノープランって怖い

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。