俺を喚んだのは過去の俺 作:鬼柱
落雷音が響く。バリバリと地面を這う雷鳴が身体の中に響いては消えていった。
綺麗な放物線を描いて飛んでいく堕姫の首を俺は呆然と見ていた。呆気のない終了の合図が唐突に鳴らされて困惑しか浮かばない。意味のない言葉が口から出そうになるけど、その前にドサリと倒れ込んだ善逸にヒュッと息を吸った。
「「善逸ッ!!」」
何分何秒、ぼうっとしていたかはわからない。この場にいた全員が確かに固まっていて、でも唯一今までこの場にいなかった二人の鬼殺隊士の声で時間は動き出したんだ。
「金時ッ!! 首を彼らに!!」
「応よ!!」
比較的堕姫の近くにいた金時の名前を呼んで、指示を出す。善逸が頸を刎ねたと言うことは日輪刀で斬ったという事。心の中でありがとう! と彼への賞賛と礼を浴びせながら、礼装の再使用時間を確認する。これならカルデア戦闘服が使えそうだ。
「堕姫ッ! 何ボケっとしてやがる!! 頸を守れ!」
「わかってる!」
思ったより堕姫の回復が早い。プライドが高そうな彼女のことだ、受け入れられないと思ってたけど一度頸を善逸さんに斬られてるからこそ回復が早いのかもしれない。
宇髄さんの名前を呼んで、堕姫を足止めして貰う。今まで見た彼の実力的には堕姫には敵うけど、兄の方はどうかわからないって具合だった。たまに兄に力をコントロールさせられて攻撃する場面があったような気がするけど、その時だけ対処がちょっと遅れてたから。
「炭治郎ッ! 禰豆子ちゃんは起きてる!?」
「へっ!? あっはい!! 起きてます!」
それは重畳!
「金時! 伊之助へパスして!」
「ゴールデン理解した!!」
まるで球技スポーツの様に堕姫の頭を放物線を描いて飛させて、伊之助へとプレゼントする。ぽすっと危なげなく受け取った伊之助は堕姫の頭を頭上に抱えて、鬼の頭だと言う事を叫んでいた。いやわかってるから! 叫ばないで! 狙われる!
「伊之助! それ上弦の鬼の首だから持って逃げ回って! 同時に離れた状況じゃないと意味がないと思うから!!」
「はぁあん!? どういう事だよ!」
「どういう事も何もそういう事!! 金時は伊之助の護衛よろしく!!」
「オレっちに任せなァ!!」
訳もわからないまま踵を翻して逃げてくれる伊之助に感謝を心の中で言いながら、炭治郎と禰豆子ちゃんの事を呼ぶ。いつの間にか禰豆子ちゃんは箱の中から出てきており、臨戦態勢を取っていた。戦って欲しい訳じゃないんだよなぁ! サーヴァントでも苦戦する相手にまだルーキーだと言う彼らが敵わないはず。そう思っていた善逸が真っ先に頸を斬ったから断言もできないんだけども。
「炭治郎と禰豆子ちゃんは善逸をお願い! さっき大分無理してたから休めるところまで移動させてあげて!!」
わかった! と俺よりも大きい声で返事をした彼にもう一度お願いと叫んでから、次は坂本さんの名前を呼んだ。彼はわかっているのか、コクリと頷いてからお竜さんの名前を呼ぶ。
「任せろー」
間延びした声が届く。お竜さんだと思うと同時に、地響きが周囲に鳴り響く。お竜さんが宇髄さんの足止めから抜け出した堕姫を地面に縫い付けた音だ。流石、神と崇められた妖怪だなと感心する。胆力が凄まじい。
そんなお竜さんを確認した坂本さんは、そのまま堕姫の下に向かっていきそうな兄の鬼の足止めに専念し始めるので、俺にできることはないのだろう。あるとすれば堕姫の足止めをどうにかこうにかしながら、善逸さん達を支援することである。
「あぁあ!! うざったい! 退きなさいよ! この蛇女!!」
既に遠くに行ってしまった堕姫からそんな抗議の声がお竜さんに届く。ジタバタと暴れてる身体を見るに、胴体を操る分には距離は関係ないらしい。背中に乗っているお竜さんを腕や帯で攻撃しようとするが、尽く防がれていた。
「リョーマの頼みだからな、本当は嫌だが仕方がないって奴だ」
大量の帯がお竜さんに集中する。けどそれに慌てた様子もなく、彼女は自身の髪の毛を操りその全てを弾き落とした。
「蛇に睨まれたカエルの如く、動けなくしてやる」
四方八方に散らばったそれらはやがて堕姫の胴体に迫り、しゅるりと包み込んだ。一瞬にして黒い人型の繭が出来上がり、ふわりと浮かんだお竜さんは澄ました顔で両手でピースをしたと思えば堕姫を持ち上げて空へと浮かんでいってしまった。砂埃が舞い見上げた時には豆粒程度。あそこならば幾ら鬼でも手足は出せないはずだ。
あとは兄である鬼の方。彼方の頸さえ斬ってしまえばこちらの勝ちだ。善逸さんや坂本さん、それに宇髄さん達に頑張ってもらうしかない。
「よくも」
ポツリと兄の方の鬼が何かを呟いた。少し離れた俺達には全く聞こえない声量で聞き取れなかったが、少しずつその声量は大きくなっていき俺でも聞こえた。よくも、よくも。
「あぁあああ!! よくも俺の妹をぉお!!」
兄の鬼が突然頭を抱える。焦点の合わない目をギョロギョロと動かしながら、やめろやめろと叫び続ける。何かを怖がっている気がした。何に? 追い詰められていることに? 本当にそんな事で取り乱す様なタイプだろうか。今までの言動からしてそんな鬼ではない気がしたのだけど。
突然の奇行について行けなくなっていると、ピタリと何事もなかったかの様に止まる。そしてゆっくりと頭を上げた彼の顔には、怒りが滲み出ていた。
「俺から取り立てるなんざ百年早いんだよなぁあああ!!!!」
———血鬼術
彼の叫びを聞いた瞬間、ゾクリと今までの比にならないぐらいの悪寒が背中に迸った。
「全員退避———ッ!!!」
「逃げろぉおおおお!!!」
善逸さんの叫び声と俺の指示が被る。踵を翻しながら、どうにか時間を稼ごうと魔術礼装をカルデア戦闘服へとコンバートしようとして。
———円斬旋回・飛び血鎌!!!
黒い液体の鎌が視界を埋め尽くし———。
『———い! せ—ぱい! 先輩!』
ハッと息を吐く。同時に溢れる赤い液体をゲホゴホっと吐き出しては長く息を吸った。
「ま……しゅ」
『先輩! 良かった! 何度呼びかけても反応がなくて……! 本当に……! よかった……!』
「ご、めん」
『うん、バイタルチェック完了。軽い脳震盪を起こしてるけど、大丈夫そうだね!』
明るいダ・ヴィンチちゃんの声が脳に響く。軽い脳震盪ってそれ全然大丈夫ではないのでは? なんて思いながら、もう一度深呼吸をした。
どうやら気を失っていたらしい。一体どれぐらい経ったのかはわからないけど、戦闘中に気を失うなんてマスター失格にも程がある。身体にのし掛かる瓦礫を押し上げながら、なんとか這い出る。痛い。外傷は打撲だけで済んだのが幸いで、内臓は多分傷つけられてるけどそれこそ回復魔術で治る範囲だとは思いたい。
荒い息をなんとか整えながら周りを見渡すと悲惨な結果が視界に入ってきて、思わず乾いた笑みが浮かんだ。
「(は、は……威力高すぎ)」
えぇ……サーヴァントではないの? これで?
最後に覚えてるあの鬼の行動からして、なんの予備動作もなしにここまでの威力を出すとは思わなかった。
血鬼術という鬼特有の術は、俺たちの周りの建物を全壊にさせる程の威力を持つことにぶるりと身震いをした。あっ身体震わしたら怪我の痛みが。いたた。
「(流石に吉原全てって訳じゃなかったけど……そういえば)あの鬼達は」
何処にいるのだろうか。あとみんなはちゃんと大丈夫だろうか、と心配事が浮かび上がってきては視界の端で閃光が舞った。
楽な体勢を取りながらその閃光を追うと善逸さんと思われる人物がこの惨状を作り出した鬼と戦っていた。思わず目を見開く。まさか俺が気絶している間にも戦っていたのだろうか。善逸さんは至近距離からあの技を喰らったはず……なのに何故?
「いつくたばってくれるんだぁあ? 俺の毒を喰らい、円斬旋回で手足吹っ飛ばしたはずだろう? なぁあ? なんなんだ、テメェはよぉおお!」
「唯の鬼狩りサーヴァントだよ」
しかも軽口を叩ける程の余裕はある様だ。いや話してる内容が物騒だけど! 手足吹っ飛んだって何!?
けどお互い話し合っているはずだがそれなりに音を立てた俺に気づいていない。兄の方の鬼にいたっては何処か焦った表情をしている様にも見える。
「(まさかっ!)」
ある可能性に至り上空を見上げる。気絶する前まであった黒い点がまだ太陽を遮るかの様に存在していた。思わず心の中でガッツポーズを取る。これはいけるかもしれない。
一応確認の為に念話を金時と繋げる。心の内で彼に話しかければ、すぐ様返事が返ってきた。どうやら無事らしい。
〝金時、伊之助は無事?〟
〝ゴールデン無事だぜ! マスター! 今はリトルレッドデビルの所へ行っちまった〟
リトル……あぁ、この時代の炭治郎ね。把握。
金時が言うには鬼の技が届く瞬間、技の範囲内から飛び出たんだそうだ。俺や善逸さんの声があったとしても、普通なら避けられないであろうあの術の範囲を間一髪とはいえ躱すとは。野生の感、的な何かだろうか。とにかく生きてて良かった。炭治郎達も無事らしいし、あとは宇髄さんがどうなったかだけど……それよりも。
〝金時、堕姫の首はどうしてる?〟
〝オレっちが持ってるが?〟
いやお前が持ってんのかーい。
伊之助が離脱する時押しつけられたとかなんとか言ってるけど、多分それ無意識だと思う! 押し付けようとして押しつけられる様な子ではないから。まぁ伊之助とはそんなに話したことないから真意はわからないけどね!
〝じゃぁ金時はそのまま堕姫の首を持って待機〟
〝了解〟
そしてそのまま切れる念話を次は小太郎へと繋げる。第一に無事かどうかを確認されて、とりあえず無事だと返すと安堵の息が聞こえた。
〝住人達に怪我はございません。あの血鬼術とやらからは鈴鹿殿が守ってくれたので〟
すずか……?
〝鈴鹿御前?〟
そう問い返すと小太郎から肯定の意が返ってきた。どうやら何故か鈴鹿御前といるらしい。小太郎の話では鈴鹿御前は鬼舞辻無惨のサーヴァントではあるが、彼の味方ではなくカルデアの味方とかなんとか。その証拠に無関係な一般人の人達の避難を手伝ってくれたりしたようだ。
敵側のサーヴァントが寝返るのは何も今に始まったことではないけど……鈴鹿御前も入れてニ騎もというのはどうにも。それだけ鬼無辻無惨という者にはカリスマやら信用やらがないのかも知れないけど。
まぁ鈴鹿御前の性格を考えると敵側に入ってグサー! と不意打ちしてくる様な人ではないので一応は信用できる。生前の事もあり、彼女は絡め手よりも真正面からのぶつかり合いの方が好きだろうから。きっとね。
〝じゃぁ小太郎は〟
「セイバーさん!!」
突然聞こえた第三者の声に反応して顔を上げる。そこにはずっと戦っていた善逸さんと鬼がいて、その後方にはこの時代の炭治郎がいる。どうやら声を上げたのは彼の様で、悲痛そうな表情を浮かべながら刀を抜き始めている。えっまって!? 参加する気!? 正気か!?
けど今の俺に止めれる力もないわけで、何か言ってくれないかと善逸さんの方を向いては絶句した。
「炭、じ、ッゲホゴホッ! 来ちゃダメだッ!」
「やっとかぁあ。やっと毒が回り始めたなぁあ? 遅すぎなんだよなぁあ、サーヴァントってのはみんなこうなのかぁあ?」
毒? 毒と言ったか、あの鬼。
やっとと言う言葉からすれば善逸さんはだいぶ前から鬼の毒を喰らっていたということになる。それが何故今になって表面に現れたのかは多分、彼が少なからず対魔力を持っているからだと思われるが……どうやらそれも気休めにしかならないらしい。息を苦しそうに吐き出しては胸を押さえていた。
「さぁ、な……かッは、ッ!?」
「セイバーさんッ!!」
善逸さんが追い討ちとばかりに斬り付けられた。胴体の真ん中を鎌が貫通している。血が滲み出ては彼の鮮やかな羽織を汚していった。炭治郎が声を荒げては立ち向かってはいるが、あの鬼は適当にあしらいがら善逸さんの方を向き続けた。
「ま、今となってはどうでも良い事だなぁあ。お前は負けるんだからなぁあ」
鬼の鎌が善逸さんの首に添えられる。まずい、まずいまずいまずい!!!
———
今から礼装を変えて間に合うか? と心の中で疑問を浮かべながらもそれでも変えて彼に防御系、つまり無敵系のスキルを与えるしかないと行動に移した時、誰かがその鎌を蹴り上げた。天高く舞うそれはくるくると円を描いて地面に突き刺さる。
「禰豆子!」
「禰豆子、ちゃ、ん?」
竹筒を加えた一人の少女は目の色を文字通り変えて鬼へと蹴りかかった。素早く振られたそれを彼は難なく避けて、地面に落ちている鎌を拾い上げる。
「鬼……? なんで鬼が鬼狩り共と群れてやがるんだぁあ?」
———
「切り裂き!!」
上空から勢い良く振り下ろされた二振りの刀をその両手に持った鎌で受け止めて弾き返す。甲高い音が鳴り響いたと思えば、今度は楽しそうな笑い声が鼓膜を震わせた。
「ガハハハハァ! 嘴平様を忘れてんじゃねぇぞ! デケェ方の元逸!」
「善、逸です……」
「伊之助!」
———雷の呼吸 壱ノ型
「霹靂一閃」
今度は鬼の真後ろからそんな声が届いて、雷鳴が鳴り響いた。雷の如く現れた彼は防がれた事に悔しがる様子もなく、伊之助の隣に並び立つ。固く閉ざされた瞳の代わりにか、シィイイイと独特な呼吸音が口の端から漏れ出ていた。
「俺も忘れないで」
「善逸!」
「善逸……」
この時代の善逸だ。
彼らはそれぞれの構えを取り善逸さんの前へと躍り出る。炭治郎はしっかりと地に足をつけて刀を真正面に構え、善逸はその手を刀に添えて抜刀の準備を、伊之助は両手に持った独特な刀をまるで牙の様に鬼へ向け、禰豆子ちゃんは引っ掻く様に手を丸めては唸っている。まるで俺達に任せておけとでも言うように、それぞれが真剣な顔で鬼を睨みつけていた。
あぁかっこいいなぁ。無様に座り込んでる俺とは全く違うそれを見ちゃったら、静観してるだけなんてできなくなっちゃうじゃん。
一斉に飛び出した彼らは必死に鬼に食いついていた。俺でもわかるほど明らかに技量や経験が足りていないのに、何度も防がれて、何度も転がらされて、何度も傷つけられても立ち上がろうとしている。
血を吐く、腕が動かない、脚が前に出ない。そんな状態になってもなお、倒そうと踏ん張る。
「三重回復……この場にいる全員に告ぐ、子供達が頑張ってんぞ!! 俺達が出なくてどうする!! 大人が頑張らなくてどうすんだ!! 情けないとは思わないのかッ!!!!」
なぁ!!!! と叫べば、驚いたように此方を見る鬼と俺より年下な彼らに笑顔を浮かべて立ち上がる。痛みが走ったけど、回復スキルのおかげでさっきよりはマシだ。
けどこっち見ていていいのか? 鬼さん。
「うっッッッッッッるせぇえええ!!!」
ドォオン! と爆音が鳴る。鬼がその爆発をもろに喰らいよろめいた。それを逃す彼ではなく、一対の得物をその胴体に振り下ろす。外れたのかは知らないけど、その斬撃は相手の腕を斬るだけに留まった。
「ダァア! くっそ! 地味に外れた! 意味わかんねぇ優男に守られてイラッと来てんのに! その上、起きたら大人が情けないとか何とか言われて!! あぁ! 派手にその通りだ!! 音柱で神である俺が出遅れるなんてな! 派手に情けねェよ!!!」
「その優男って僕のことかい?」
「他に誰がいんだよ」
坂本さんに宇髄さんだ!
彼らが鬼に迫っていく。いきなり優位な状況からの不意打ち、相手が増えた事による戸惑いにより少し鈍い。このままだといけるか、なんて思いながら善逸さんの方へと歩いていく。近くになる程酷い傷だとわかる。鬼が離れた事で胴体を貫いていた鎌を抜いてはいるが、そこから溢れる血が尋常ではない。この量だとカルデアに帰ってしまう程の傷、勿論善逸さんは我がカルデアのサーヴァントではないので帰らないけど。
隣に座り込み、魔力変換をかけてから礼装をコンバートする。魔術礼装・カルデアにして応急手当をかける。応急手当と言いながらも一番回復量が高いこれで傷だけは塞がって欲しいけど……。
「善逸さん大丈夫?」
「ん、まだ全然いける……って言いたいけど無理」
「……宝具は?」
「……今ので一発分ぐらいは放てる」
今のって俺の魔力変換か。それを頼みでかけたけど予想通りだったみたい。申し訳ないと謝ると別に良いよと言ってくれた。立ち上がった彼を見守ってると、でもと続けられた。
「放てるけどいつもの威力出せないから、普通のになるけど良い?」
「それは、どれぐらい?」
「即席の上弦の陸を倒せるぐらい……まぁでもちょっと貧血起こしてるから、軸ブレるかも」
「大丈夫、隙が作れるなら」
そう言えば善逸さんはそっかと呟いて前傾姿勢になった。離れていてと言われて素直に離れれば、途端に溢れる魔力が砂埃を巻き上がらせたと思えば、バチバチッと空気を裂く音がした。
「シィィイイイイッ」
———雷の呼吸 漆ノ型
「火雷神」
いつか見た雷が龍の形を取りそれ共に突撃していくのではなく、ただただ速い剣撃。抜刀術のそれは瞬きなど全くしていなかったのにも関わらず、善逸さんの姿は宇髄さん達と戦っていた鬼の後ろにいた。まさに一瞬、一秒ともかからない……いや、きっと数字すら動いてない程の刹那の時。
でもそれでも、そこには確かに雷龍はいた気がした。
「あ、外れた」
見れば首の皮一枚繋がった鬼。善逸さんが斬ったのは此方から見て右端から中程まで。普通なら致命傷だけど、相手は鬼。まだ回復する可能性がある。
肝心の鬼は未だ何が起きたのか分かってない様で動いておらず、直様善逸さんが炭治郎!! と声を荒げた。ハッとした彼は刀をその首へと振り下ろすが、同じく気づいた鬼に防がれ更には反撃されそうになる。
「やらせねぇよ!」
地味に死ね! と伸びていた両腕を宇髄さんが斬り落とし、坂本さんが正確な銃撃で頭を貫いた。遠くにいた伊之助が刀を投げては片脚を斬り付け、その反対側の脚のアキレス腱を善逸が斬り伏せた。力が抜けた彼はそのまま防ぐ術もなく、炭治郎の前に無防備な姿を晒す。
———ヒノカミ神楽
そうしてその鬼は。
———火車!!
頸を斬られたのだった。
妓夫太郎が追い詰められてないのに円斬旋回を放った理由は“堕姫が黒い人型の繭になった”のを見てしまったからです。つまりそゆこと。
バレンタインイベがあるので!!!休ませて貰っても良いですかぁあ!?\イイヨー!/やったー!!
って事で様々なバレイベに備える為二月は休ませて貰います。三月一日更新します、ハイ。
キラキラのアーチャー当たった!!当たったぞ!(素振り)