2025/9/5 修正
はい、性懲りも無く新作でございます
(まあ…うん、いい…よね?)
オリキャラは3人です。
それではどうぞ
「ほう…久しぶりに良い剣士を見た」
「俺もだ。こんなに気が昂ぶったのは久しぶりだ」
とある場所で2人のヒトが向かい合っていた。
1人は一本の刀を。もう1人は二本の刀を。
「名を聞いてもよろしいか。
「無論だ…宮本武蔵よ。私の名は…
「それは俺のセリフだ。頼むからすぐに死んでくれるなよ。アヤカシよ」
そして2人はぶつかり合った。
〜大正時代〜
この時代には、夜になると鬼が出るという噂があった。
鬼は人間を喰うと言われており、その伝承が根強く残っている所では夜は絶対出歩いたりしなかった。
「あーーもう!人使い荒いってーーの!ねえ、伊織もそう思わない⁉︎」
「うるさいです師範。良いですからさっさと行きますよ。だから貰い手がいないんです」
「酷っ⁉︎ねえちょっとくらい慰めてくれても良いんだよ⁉︎なんでこうも引っ張りだこにされなきゃいけないのさ!私はこれでも【柱】なのに!」
「柱だからこそでは?」
「だからと言って何故に私の青春邪魔されなきゃならんのだ!あ、いや。鴉?違うからね?別に耀哉さん達にどうこう言ったわけじゃないからね?鬼に対してだからね?」
「そんなこと言われなくてもわかってるかと。それと師範に青春があったとは驚きです」
「どう言うことよ⁉︎」
「刀が恋人なのかと」
今は亥の刻(大体午後10時ごろ)。太陽もすっかり隠れて明かりは月の光のみ。
そんな山道を歩くのは2人の女性。
1人は20代前半の風貌で青い道着に紅い帯を巻いている。そして腰に帯びるは二本の刀。黒い艶のある髪をポニーテールにしている。
瞳の色は、鮮血のような鮮やかな赤。
名を
もう1人は紅い道着に青い帯を巻いている。腰に帯びるは同じく二本の刀。黒よりの茶色い髪を肩までのショートヘアにしている。瞳の色は、深い藍色。
名を宮本伊織。
そして両者の道着の背に『斬』と大きく書いてある。
2人とも『鬼殺隊』と呼ばれる組織に身を置いている。鬼殺隊とは読んで字のごとく、鬼を殺す隊。
平安の時代からこの世にいると言われている鬼を殺すための、政府非公認の隊となる。
「はぁーーー。さっさと終わらせよ。てか鴉によると近くに
「鴉曰く、10人以上は行方不明になり、柱未満の隊士も複数人殺されているらしいですからね。柱である師範に白羽の矢が立つのは当然かと。それと師範、その辺で」
「わかってるわよ。こんな気配も殺しきれない鬼。私が気づかないとでも?」
そんな2人をじっと息を殺してみていたのは1人の人間の形をしたナニカ--2人曰く『鬼』と呼ばれている異形--だった
「ですが、強いですよ?」
「んーー。気配的に下弦の使い回しじゃない?単に上弦の部下か下弦の壱か弐あたりが縄張り近いから監視させにきたか。まあ、多分後者でしょう。あのクソ親父とやり合った鬼はそんなことするはずないし」
「育ての親をクソ親父呼ばわりはどうかと」
「事実よ」
2人は呑気に会話を続けてはいるが、
攻撃の悉くを2人は避け続けている。
「あーめんどくさ。とっとと終わらせよう」
「はい。それが良いと思います」
「はぁはぁ…俺を……ナメ…」
「伊織、やっていいよ」
「はい。……二天の呼吸」
最後に鬼が聞いたのは伊織の放ったその言葉のみだった。
「はーーっ、これ、絶対近場の癸でも事足りたでしょう。てか、経験積ませるためにもやらせたほうがいいでしょ」
「仕事に文句を言う口実を作るのはやめたほうがいいですよ。貰い手がどんどん減りますよ」
「うるさいわっ!」
「それでは8代目。私は別の用事がありますので。それでは」
「はいはい…。夜道は気をつけなよ?ちゃんと…」
「はい。藤の花のお香を焚いておけ、ですね。わかりました。それでは8代目…いえ、師範。任務お疲れ様です」
「うん。伊織もお疲れ様」
2人は最後に笑い合いながら別れた。
私は任務の場所からしばらく歩いたところにある藤の花の家紋の家にたどり着いた。
そこでは報せを聞いていたのかお婆ちゃんが入り口で待っていた。
「お待ちしておりました。二天柱・宮本武蔵様。ようこそ、藤の花の屋敷へ」
「いーえー。いつもありがとうね」
こき使われるとはいえ、このお屋敷にお邪魔できると思えば安いものでは?と思ってしまうことが時々ある。
だって、ご飯がものすごい美味しいんですもん。ワクワクしながら食卓に行くと、一つの鍋が置かれていた。
「本日のご夕食は、こちらで御座います」
「え⁉︎おうどんだやった!ありがとうお婆ちゃん!」
「宮本武蔵様はうどんがたいそうお好きとお聞きしておりますので、こちらに来られると聞き急遽取り寄せいたしました。お口に合えよろしいのですが」
「何を言いますか!どんな出来だろうともお婆ちゃんのその気持ちが一番嬉しいのです!本当にありがとう!」
お婆ちゃんを優しく抱きしめながらそう伝える。
めいいっぱい抱きしめた後にお婆ちゃんが退室したのを確認して私はうどんをたらふく食べた。
「あー食った食った。……で、何よ」
食べ終わったのを見計らったかのように鴉が部屋に入ってきた。
また任務だろうか。
「シバラク!休ミヲアタエル!次ノ任務ハ1週間後ニ言イ渡ス!予定!」
「………へ?」
この時の私は、ひっっさしぶりの休暇に、思わず阿呆な声を出してしまった。
「…暇は暇でやることないわね」
よく考えてみれば刀を振るうのと何かを食べる人生しかなかった気がする。
ドタバタギャーギャードタバタ
「……うっさいわね。夜なんだから静かにしてほしいわ」
隣の部屋からドタバタ走り回る音とギャーギャー騒ぐ音が聞こえる。
まあすぐに寝てくれるでしょう。もう子の刻になったし。
数十分後
ドタバタギャーギャードタバタ
よーし、ぶっ飛ばす。
慈悲はない。
「うるさい!静かにしろ!……って、は?なんで…」
「あん!なんだお前!」
「いや待て伊之助!他の人に…」
「おらぁ!」
「…」
猪の頭を被った子がこっちに勢いよく突撃してきた。
半分めんどくさく半分イラついていたので足を引っ掛けて浮かばせ、そのまま力を加えて空中一回転させて床に叩きつける。
「あだっ⁉︎」
「伊之助⁉︎」「……」
「ええ…え、ちょ、あんな綺麗なお姉さんが…あんな鬼のような怒りの音だしてる…」
「何すんだこのババア!」
「バッ、ババア⁉︎よーし喧嘩売ったわねこの野郎!」
よし殺す!慈悲はない!
「ちょっ!伊之助謝るんだ!この人まだまだ若くて綺麗だろう!」
「そ、そうだぞ!ちょっと怖いけど綺麗だろ!」
「うるせぇぇ!コイツ相当強いぞ!俺の踏み台にしてヤラァ!」
その瞬間、私の中の何かがピキッと鳴った
気がした。
「…黙れ害獣。踏み台にしたいなら、もっと強くなってから言え」
猪の被り物をした子の後ろに回り込み頭を持って軽く
さて…何故かはわからないけどこの場に
「ねえ、そこの…額に痣?のある子」
「は、はいっ!」
「名前は?」
「俺は竈門炭治郎です!こんな夜更けに起こしてしまいごめんなさい!」
緑と黒の市松模様の羽織を着た少年は、きっとものすごい礼儀正しい子なのだろう。でも、それは関係ない。この子の後ろにいる女の子。
この子は
見た目はすんごいどストライクなんだけど、それとこれは話は別だ。
刀を一本抜刀し、構える。
「今すぐ、その女の子から離れなさい。その子は鬼です」
「い、いや待ってください!妹は人を喰ってないんです!人も襲ってなくて…」
どうやら、女の子は竈門炭治郎の妹らしい。家族を鬼にされた、鬼に殺された。そんな鬼殺隊士としてはありふれた話をこの子も背負ってるのだろう。
だけど関係ない。
「悪いけど信用しない。私と同じ時期に剣士になった子もやたら友好的な鬼に騙されて殺されたからね」
「でも!今まで禰豆子は人を喰ってません!」
「だーかーら。悪いけどそれを信用するほどお人好しじゃないのよ。私は。鬼だから斬る。それが鬼殺隊。それにね、鬼である以上その子が無惨の手の内にあるのは間違いない。
わかる?君は今、自分と友人、それにこの宿を危険に晒しているのよ?」
「それは…」
ガラッ
一触即発の空気の中、入ってきたのはお婆ちゃんだった。
「お待ちください二天柱様」
「お婆ちゃん。悪いけれど待てないわ。私自身を危険に晒すのは構わないんだけど、お婆ちゃんを危険に晒すのは私が許せないの。だから…」
「そのお二方は『お館様』と水柱様、元水柱様が御容認されていると聞いています」
「お館様が……?」
お婆ちゃんの言葉で少しだけ考えた結果、(決してめんどくさくなった訳ではないが)お館様の采配に任せようと決めた。
「……あっそう。ならいいわ。水柱だけならともかく、お館様も御容認してるなら、今はいいでしょう。悪かったわね。竈門少年」
「い、いえ。こちらこそ申し訳ありません!」
納刀し、改めて状況を確認する。
黄色い髪の少年は気づいたら気絶してるし、猪頭はさっき私が気絶させたし。さてはて、どうしようかねぇ。
ひとまず、安眠を妨害した罰を受けてもらおうかしら。
「とりあえず全員叩き起こして竈門少年」
「は、はいっ!」
私の安眠を邪魔した罪は重い。
とりあえず気絶させた子と気絶してる猪頭を叩き起こしてもらった。
特に猪の子には慈悲はない。
「ふっふっふ…ババア呼ばわりは絶対に許さん」
後日にこのことを伊織に話したら『だから誰もお嫁に貰ってくださらないんですよハハハ』と笑われた…。ちくせう…。
いいもん!私にも相手できるし!多分!きっと!
ちなみにこの物語の主人公である
実はこの8代目宮本武蔵さん、怒らせたら怖い柱、堂々の1位です。
ちなみに3人はというと、超スパルタの筋トレを課されながらお説教をされていた。
〜次の日〜
「那由多蜘蛛山?ねえ、鴉。昨日任務ないって言ってなかった?」
あれから八つ当たりと言う名のストレス発散を終えた後お酒を飲んでいーーい気持ちで寝て次の日も爆睡してやろうと思ってたんだけど、卯の刻(大体朝6時頃)に鴉に叩き起こされた。そして言ってきたのは、任務がある、とのこと。
この野郎、焼き鳥にしてやろうか。
「カァーー!オ館様ニヨルト、緊急事態にニヨリ予定ヲ先延バシニスルトノコト!共ニ那由多蜘蛛山へ向カイ鬼を滅セヨ!チナミニ、伊織カラ任務ガ終ッタラ、例ノウドンヲ食ベサセル用意ガ出来テルトノコト!」
「よっしゃやるわ。いこ!」
「相変ワラズ単純ダナ!癸ノ剣士3人ヲツイデニ鍛エテヤレ!」
「ねえあんた?鶏肉使った焼き串、食べたくなぁい?」
そう告げると鴉は慌てて飛び去っていった。残念、腹拵えになると思ったのに。
「はぁ…ま、緊急事態ならしょうがないか」
柱まで出なければならないということは、それほどの相手ということだろう。
「あ!宮本さん、おはようございます!」
「うー、おはよう。めっちゃ頭痛いけど…」
「大丈夫ですか?お水持ってきましょうか?」
「お願い…」
竈門少年が私に気づいて駆け寄ってくれた。そしてお水を持ってくるように頼んだ。
「…二日酔いやば」
まさかこれで任務に行けと言うのか。十二鬼月に出会ったらどうしろと言うのか。
ちなみに十二鬼月っていうのは鬼の中でも破格の強さを持つ12体の鬼のことです。
上弦ならともかく下弦に負ける気はしないけど、それはそうとしてなんかこの気分でやるのはやだ。
水を飲んだ後に軽くストレッチを重ねて体の調子を整えた。
あとはあの3人が来るのを待つだけ。
「うん、全員揃ったわね。それじゃあ行きましょうか」
「はい!」「は、はい…」「……」
道着を着て、二天屋敷から届いた紅い羽織を着る。
3人が来るのを待ち、お婆ちゃんからおにぎりを頂いた後に出発をした。
明らかに我妻善逸と嘴平伊之助は私を見て恐怖していたが。
「あ、3人とも。向こうに行く間にも特訓ね。いつ、どんな手段でもいいから私から一本取りなさい。真剣、木刀は構わないから。もし取れなかったらこの依頼の後に罰として昨日のような特訓を課します」
「「「え?」」」
「あと、特訓とも思わなくていいわよ。鬼だと思ってやりにきなさい」
すると竈門炭治郎と我妻善逸は慌てる慌てる。
「いやいやいや!お姉さん言ってる意味わかってる⁉︎」
「そうですよ!それに鬼と思えって…」
「あん?面白そうじゃねえか!」
「うんうん、その意気よ。それじゃあ、今から始めていいわよ。いつでも来なさい」
伊之助だけはやる気十分ね。うんうん。向上意識がある事はいいことです!
親父殿や伊織ともよくこの特訓やったなぁ。
さてはて、暇つぶ…じゃなくて特訓しつつ那由多蜘蛛山で任務をとっとと終わらせて、おうどんおうどん!
〜蝶屋敷〜
「お館様…とは?」
「鬼殺隊を纏められているお方ですよ」
「なるほど。…え、ちょっと待ってください。なんで僕が?」
「実は、これまでの功績から貴方を柱にしても良いと、そうお館様が判断されました。また、私もちょうどお館様に呼ばれていますので、ついでにご挨拶を、と」
「……。えーと、本当に、いいんですかね?僕自身、あまり…」
「あら、そうですか。残念です。でしたら、ちょうど義勇さんもお館様に呼ばれているそうなので、義勇さんと一緒に2人で…」
「僕も行きます」
「そう言ってくれると思っていました」
どうでしたか?
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読んでくださりありがとうございます
リメイクするなら
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今ある話を直に修正していく
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新しく一から作り直す
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やる必要ない
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