大事なモノを守るために   作:紀野感無

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他のお話の前書きにも同じものがあります)
ちょっと、設定の矛盾がそこそこ酷いことに今更ながら気づいたので
リメイクを考えてます。
特に武蔵ちゃん周りのことです。
ここに投稿している話そのものを修正していくか、今の遊郭編が終わったらキッパリ終わらせて新しく描くか もしくはその両方か そこは考えていませんが、一応最後にアンケ置いてますので投票してもらえると助かります






伊織に聞いてみた
・なんで宮本武蔵に弟子入りしようと思ったの?
当時、私は剣道してたのですが退屈していまして、何か変わるかな、と思い弟子入りしました

・実際どうだった?
師匠がカッコ良過ぎますね。惚れそうです
え?違う?ああ、はい。私は剣道なんて生温いものよりは実際にぶった切っている方が性にあっていましたね。


拾壱(11)・みんなで山籠りだそうですby炭治郎

「はーい、みんな小刀持ったわね。よーし、今から山籠り行ってみよー!」

「山なら俺に任せろお!」

「ねえなんで?なんで山?」

「(本格的に特訓してくれる…!気を引き締めないと!)」

 

どうやら小刀一本で山籠りをするらしい。特訓はこれだという。

 

「それじゃ、出発〜」

「はい!」

「ええ…まって、俺に死ねっていってるようなもんじゃん」

「いい度胸だ!山の王の俺が返り討ちにしてやるよ!」

 

伊之助は山育ちということもあってすごい自信あるようだ。俺も鱗滝さんの所で山での修行はたくさん積んだし、家も山の中だったから山籠りは慣れてる。

 

「そう邪険にしなさんな善逸。山籠りって言っても期間無期限なわけじゃない。最長で一ヶ月、授業内容も山から降りれば終わりよ」

 

「「え?」」

「はぁ?」

 

武蔵さんの言葉に俺も善逸も伊之助も疑問の声を上げてしまった。だって。山から降りれば終わりって……。

 

暫く歩き続け、山にある一本道をぐんぐん進んでいく。

 

「ま、だからと言って簡単に降ろすわけないわよ?伊織ー!」

「そんな大声をあげなくても聞こえてますよ」

「「「⁉︎」」」

 

武蔵さんが呼んだのは以前蝶屋敷へ帰るまで護衛をしてくれた人。確か武蔵さんの継子で、宮本伊織さん。

武蔵さんに呼ばれて、俺たちの真後ろから急に現れ、とても驚いた。

だって匂いでも何も感じなかったから。

 

伊織さんの装いは、武蔵さんの装いの色が逆転していて、紅い道着に青い帯を巻いている。腰に帯びているのは二本の刀で、柄の末端同士が鎖で繋がっていた。

黒よりの茶色い髪を肩までの短めの髪にしていて瞳の色は、深い藍色。

前会った時も思ったがやっぱり綺麗な人だ。

 

「伊織、アンタはここの門番をしてもらう。決してこの3人を山から下ろさないこと。日輪刀は……まあ念のため持つのは許可するけど、鬼が来た時のみ使うことを許可します。

さてと、改めて授業内容について言うわよ3人とも。

1月の30日間以内にこの山を降りること。伊織は門番としてこの3人を山から降ろさないこと。敗者にはそれ相応の罰を与えます」

 

「はい!」

「こんなの余裕だぜ!」

「分かりました」

「これ以上の罰があるの⁉︎やだよそんなの!俺、やめ--」

 

「もちろん褒美もあるわよ。勝った方には私のできる限りのことをしてあげましょう。何か甘味やら美味しいものやらの褒賞でもよし、別のことでもよし、私のお給金で揃えれるものに限定はされてしまうけど」

 

「やります!絶対やります!」

 

おお、善逸もやる気だ!俺も負けてられないな!

 

「尚、出口はここのみ」

 

そうして武蔵さんが示すのは、看板が立てられている辺り。

 

「3人はどんな手を使っても構わないわ。とにかくこの道を通ること。伊織も、階級下だからつって手加減する必要はないからね」

 

「承知しました」

 

なんとなくだけれど、これをこなせたら強くなれる、そう信じることができた。だからこそ、本気でやらないと!

 

「で、8代目。これからどこに?」

 

「音柱のとこさね。岩柱のとこでもいいけど、私は音柱の方がやり方的にも、考え方的にもあってるから」

 

「そうですか。それならば丁度良かったです。7代目から言伝です。『ちょっくら現岩柱に会ってくる』だそうです」

 

「はいよ」

 

そうして武蔵さんは山を下っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「玄弥、今日の修行はここまでだ。今なら身なりを整えなさい」

 

「え?」

 

「今から此方に来客が訪れる。粗相のないようにせねば」

 

「来客?それって一体……」

 

「名は聞いたことあるだろう。宮本武蔵だ」

 

「っ⁉︎それって戦国の世で最強と名を轟かせていた⁉︎」

 

「そうだ、その宮本武蔵の7代目がもうすぐ来ると連絡があった」

 

「……!」

 

「む、噂をすればなんとやら、だ。玄弥、出迎えに行こうか」

 

「は、はい!」

 

 

 

 

 

 

 

「お待ちしておりました、7代目宮本武蔵殿」

 

「やめいやめい。相変わらず堅っくるしい。もっと気楽にしてくれや。それにオレァもう宮本武蔵じゃねえ。単なる剣士のレンだ。今日はご指導ご鞭撻のほど、宜しく頼むぜ?岩柱殿」

 

「こちらこそ、かの有名な宮本武蔵の名を背負った方と手合わせをしていただけるとは、恐悦至極。ああそうだ。レン殿。こちらは私の継子の玄弥です」

「は、初めまして!お、お噂はかねがね!」

 

「おうおう、初めましてだ。オレはレンってんだ。宜しくなぁ玄弥殿」

 

「は、はい!」

 

「それじゃ、早速だが始めさせてもらうぜ。岩柱殿」

 

「ええ、いつでもどうぞ。玄弥、武蔵殿をよく見ておくんだ。きっとお前に足りないものを分からせてくれるはずだ」

「はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「ちーっす、天元」

 

「おう、よくきたな武蔵。で、またか?」

 

「そうそう。ほら、とっとと日輪刀抜きな。私の相手しろやい」

 

「そう急かすなっての。定期報告がもうすぐ来るはずなんだよ」

 

「ああ、なんだっけ。どっかに嫁さんを3人とも送ったんだっけ?」

 

「ああ、花魁のところにな。……だが、定期報告がつい先月途切れた。今まで何があろうと途切れさせたことなかったあいつらが」

 

「……3人中、何人が?」

 

()()だ」

 

「……そ。無事を祈ってるよ。もし助けに行くなら、私は無理だけど継子の伊織は連れてって構わないわよ。あの子は、もっと実践を積んだほうがいいからね。現柱のあんたとなら、いい勉強になるさね」

 

「俺がかぁ?冗談はよせ。お前のとこの継子の方がよっぽど強え」

 

「強い弱いはこの際どーでもいいのよ。あの子は命を懸けた現場に居合わせなさすぎた。これからは、もっと前線に出すべき人材なのよ。そうしていたならば、きっと今の宮本武蔵は、あの子が継いでいる」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はっはっはっ……」

「あら、逃げるのですか?私、ここから一歩も動いていませんが」

「逃げるか!一回退いただけだ!(ケダモノ)の呼吸!三ノ牙!」

「ふむ…?」

「ぐげぇ⁉︎」

 

俺が一度態勢を立て直している間に、伊之助が伊織さん目掛けてまっすぐ突進する。それを伊織さんは(速すぎて何をしたのかも分からなかったが)またもや一歩もその場から動かず伊之助を床に叩きつけていた。

 

「くそぉ!なんでだぁ!」

 

「まだまだ動きが発展途上なんです。まだ猶予はあるのですから、今夜降りるのは諦めてしばらく特訓をしては?それに黄色い髪のお方は隠れてしまったようですし?」

 

「あぁ⁉︎紋逸のやろお!」

 

「現段階のお二人では私には勝てません。諦めることです」

 

「ぐぬぬ……」

 

確かにいう通りだった。伊織さんは一歩も動かずに、しかも素手で日輪刀を持っている俺と伊之助を圧倒している。

攻撃を受け流され、真正面から受け止められ、終いには何をされたのかよく分からないまま吹っ飛ばされた。

 

「ふぁあ……ですが挑み続けるという気概は素晴らしいです。師範が認めていただけのことはあります」

 

手をぱんぱんと払いながら俺たちを褒めるが、その目は「お前たちの実力はそんなものなのか」と語っていた。

 

「しかし下弦の鬼ごときに手間取っていたようではまだまだ。でなければこの先、すぐに死ぬことになりますよ」

 

「ぐぐ…」

「…そう、ですね」

 

「炭治郎さんは物分かりが良くて助かります。……お腹すきましたね。そろそろ食料確保しておかねば」

 

そういう伊織さんは、その場から離れて森の中へ行ってしまった。

 

「あぁ!なんで離れたんだあいつ!今のうちに抜けようぜ!」

「いや、そんなことしてもいいのか……?」

「構うかよ!あいつが勝手に離れたんだよ!」

 

そう言いながら伊之助は伊織さんが先ほどまでいた道を通ろうと、走り出した。

 

「甘い」

「ふがっ⁉︎」

「伊之助⁉︎」

 

「私も師匠からの褒美は欲しいので通しませんよ?悪いですが、私も本気ですから」

 

急に伊織さんが出てきたかと思うと、伊之助をその場で回転させて地面に叩きつけた。思わず俺も伊之助も叫んでしまった。

待って伊織さん向かった方向と逆側から出てきたんだが。

 

それに、肩には鹿が掛けられ……鹿?

 

「伊織さん、その肩のは…」

 

「鹿です。さっき捕らえました。これでしばらく食料は安心です」

 

「さっき?」

 

「はい、そこから入ってちょっと見渡したら割とすぐのところにいたので。あとは、素手でこう、首をへし折りました」

 

「素手⁉︎罠とかを貼っていたわけではなく⁉︎」

 

「はい」

 

この人、森に入って数十秒くらいしか経っていないはずなんだが……。

 

「基本自給自足なので頑張ってくださいね。私は貴方たちの食糧問題は見る気は無いので。自分で狩り、自分で調理してください」

 

 

 

 

 

 

 

「……何の用ですか?挑戦するにしては、やけにやる気が感じられませんが」

「いえ……お話を、してみたいと思いまして」

「話?私と?」

「はい」

「まあ…減るものでもありませんし、どうぞ」

「失礼します」

 

伊之助や善逸が寝たのを見て、俺は伊織さんの元を訪れ、真正面に正座して伊織さんを見る。

……横に解体された鹿があるが、それはいいだろう。

 

「それでお話しとは?」

 

「伊織さんは、何故鬼殺隊に入ったんですか?」

 

「鬼殺隊に?」

 

伊織さんは顎に手を当てながら考えだしたので、無理して話す必要は無いことを伝えるが、それは違うと否定された。

 

「別に話したくないとか、そういうものではないんですけどね、いかんせんどう説明したものか、悩んだだけです」

 

俺がこれを聞こうと思ったのは、鬼殺隊の殆どの人が持っている憎しみの匂いが、一切伊織さんからしなかったからだ。

今この時も、伊織さんからは憎しみなどの負の感情のこもった匂いはしなかった。

 

「敢えて聞きますが、炭治郎さんはなぜ鬼殺隊に入ったんですか?」

 

「俺は家族が鬼に殺され、禰豆子も鬼にされてしまったんです。禰豆子を人に戻すためにも、鬼によって悲しむ人が1人でも減らしたいと思って入りました」

 

「成程。鬼殺隊に身をおく者としてはありふれた過去ですね。それで私が入った理由ですが……そもそもの話、前提が違うんですよ、みなさんと」

 

「そうなんですか?」

 

「はい、端的に言いますと私は()()()()()()()()()()()()。別に、私と、私の周りに何かをしないのならば別段、何も思うことはありません」

 

「でしたら、なぜ鬼殺隊に…」

 

「宮本武蔵家へ弟子入りをさせていただいた際の条件が『鬼殺隊への入隊』だったから。それだけです」

 

淡々と伊織さんは語る。

それにじっと、耳を傾け続けると、伊織さんも話を続けた。

 

「忘れているかもしれませんが、宮本武蔵一族がそもそもが特別すぎる存在なのです。表向きには政府は民に刀を持つことを禁じています。が、鬼殺隊は秘密裏に許されている。

 

しかし宮本武蔵一族は違う。

 

いうなれば、唯一政府から『()()()()()()()()()()()()()()()()』なんです。無論人斬りなどをした場合はそれ相応の罰があることには変わりありませんがね。

 

また、初代宮本武蔵が遺した手記によると、鬼殺隊に入った理由も至極単純だそうですよ。

初代は『()()()()()()()()()()。それに人成らざる鬼を斬る方がより早く上達できる』という考えから鬼殺隊に協力することにしたそうです」

 

内容が突飛すぎて、ついていけていない。

 

「それに堂々とわっかりやすいところにどでかい屋敷がある理由もわかりますか?

隠れる必要がないからですよ。あの館には、現役の宮本武蔵の師匠であるその先代の元宮本武蔵。今で言うと7代目ですか。それにあの家の使用人などは全てが歴代宮本武蔵に鍛え上げられた人間達です。

つまり、下弦の鬼程度ならば何匹こようとも蹴散らせるのです。

 

むしろみなさん、歴代宮本武蔵は御館様にこう言っています。『むしろ来てほしい。暇だから』って。

 

……笑ってもいいんですよ?

 

師匠があんな調子だから忘れているかもしれませんが、宮本武蔵一族と、その周りは基本皆、斬り合いが、喧嘩が大好きな輩なのです。

無論私も含めてね。

でなければ表向きには平和な世の中、好き好んで宮本武蔵の元へ弟子入りなんてしませんよ。10年に一回ほどの割合で、弟子を取っています。無論周りの平民はかの有名な宮本武蔵に会える、剣を教えてもらえると嬉々として門を叩きます。そうですね、私の時は大体200人くらいでしたか。

その中で鬼殺隊で言うところの最終選別に残れたのは私含め3人。

うち2人は喧嘩だか剣道だかが村一番、と噂されていたほど素人の中では強い方でした。

が、人の形をしたモノを斬ることに、生き物を刀で斬る事への抵抗を捨てきれなかった。唯一、初めから何の抵抗もなしに、生き物を、鬼を斬れたのは私だけでした。

それに3人の中で一番強かったのも私でした。

 

師匠はそこを買って私を次の宮本武蔵にすると考えてくれたそうです。そして宮本伊織の名を与えてくれた。

 

あ、他の2人も今は屋敷で働いておられますよ。それに表向きは剣道の先生として働いておられます。無論、鬼殺隊にも身を置いている以上、2人とも今は鬼を斬る事にも躊躇いなど持っていません。

屋敷の警護を担当しているので任務などに積極的に行っているわけではありませんが実力は折り紙つきです。

私や師匠、7代目もいなかった時に下弦の鬼三匹ほどによる襲撃があったそうですが、その2人で斬り伏せたそうです。

 

 

炭治郎さん、忘れてはいけません。

宮本武蔵に深く関わっている人間は、剣を教わっている人間は1人残らず皆、斬ることが、刀を振るうことが大好きな人間です。

相手が鬼だろうが人間だろうが関係はないのです。とにかく、刀を、剣を振るえたのなら何でもいい。

 

ただ、公に人間はぶった斬れない。だから公にぶった斬れる鬼を斬るために鬼殺隊に身を置いている人間が殆どです。

人間よりも、鬼は普通強いわけですから。

弱い相手をいたぶるよりも、強い相手と戦った方が、強くなれるでしょう?

 

……話過ぎましたね。今夜はこの辺で。炭治郎さん、頑張ってくださいね。私はここを通す気は無いので」

 

「はい!お話を聞けてよかったと思います!ありがとうございます!」

 

「こんな話を聞けてよかったなんて、変わってますね。まあこんな話でよかったならいつでもしてあげますよ」




大正コソコソ噂話

伊織、実は兄弟がいました。
両親はすでに他界しています。というより、両親は別れて父親に引き取られていたけど、父親は帰ってこなくなったから勝手に死んだと思ってるよ

リメイクするなら

  • 今ある話を直に修正していく
  • 新しく一から作り直す
  • やる必要ない
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