「筋力は流石に衰えが酷く、日常生活を普通に送れるようになるまではもう少し。それ以外は特に問題は無かったです。僕の知っているカナエさんそのままでした」
「そうですか。…その他に問題は?」
「…………。ちゃんと、いつも通りのカナエさんでした」
「なるほど。問題有り、ということですね?」
「え、ねえしのぶ?シノエ君?怪我のことよね?ね、そうよね?」
「カナエの頭が悪いかどうか、ってことじゃ無い?」
「ヒナちゃん⁉︎」
「…しのぶさん、来てください」
「え?あっ、ちょっ、シノエ君?」
武蔵とカナエ、アオイ達も混ざってワイワイ喋ってる中、シノエは至って真面目な顔つきで、しのぶを手を持ち部屋の外に連れ出す。少し強引ではあったが、何かあったのだろうとしのぶもされるがままだった。
「どうしたんですかシノエ君」
「……。しのぶさん」
「はい」
「何か……隠して、いませんか」
「何かとは?」
「隠して、いませんか」
普段の患者に見せる圧の強い顔や、しのぶ達に見せる優しい顔とは全く違う、酷く心配しているような、そんな顔でしのぶへ問いかけ続ける。
「本当に、何も、隠していませんか」
三度目の問いかけ、だがしのぶは普段通りの作り物の微笑みを浮かべる。
「ええ、何も隠していませんよ」
「……そう、ですか」
シノエは何かを諦めたように少しだけ天を仰ぎ、普段通りの優しい顔を浮かべ、失礼しますとだけ言いその場を離れていった。
〜蝶屋敷〜
鬼殺隊の治療を担っている蝶屋敷。
だが今日からは別の意味を持つ場所になった。
「はい、それじゃあ次」
「ぜーはー……ぜー……」
「ほらそこ、脚動かして」
普段は治療の終えた隊士が機能回復訓練で使用する修練場。
だがそこに居たのは怪我など全くしていない数十人の隊士。
その中で瓢箪に息を吹き込んでいるもの、肺活量を鍛える修行をしている者。外では走り込みを無限にしている隊士もいた。
事前通告されていた通り柱稽古が始まってから数日、大半の隊士はここでシノエに徹底的に叩きのめされていた。
手加減の手の字もないシノエに恐怖を感じる隊士も大勢いたが、全集中の呼吸・常中ができるように、との通達なのでシノエも徹底的にしごいていた。
「ほら、出来ないならもっと走り込み。肺活量が足りないんだよ君たちは」
と、最低限の休憩はあるものの、基本的な肺活量を伸ばす稽古を延々とさせている。
「はぁーい皆、お水よー」
そんな中差し入れにやってきた、この場での唯一の癒しである胡蝶カナエを見て、(男の)隊士は顔を緩ませる。
「……はい、じゃあ君と…お前かな。その2人以外、稽古量3倍」
「「「「「「ええっ⁉︎」」」」」」
「当たり前でしょ。なに、お前らは鬼が美人だったらそうやって足を止めるのか?大切な人が襲われても見惚れるのか?違うだろ。ほら、さっさとやれ。終わったやつから休憩」
今日も無慈悲に隊士は死の淵を彷徨う。
そして時は過ぎ、就寝時間
「「「「「「スゥーースゥーー」」」」」」
一般隊士が寝泊まりする離れ。そこはまあうるさかった。主に寝てる間すら全集中の呼吸をしているからだった。
「スゥーー…すぴー」
「すぴーー」
そんな中、全集中の呼吸が途切れた隊士が2人。
「「えーい!」」バシィ!
「「ぎゃっ⁉︎」」
そんな2人をきよ、なほ、すみの三姉妹が何の容赦も無しにぶっ叩く。
嘗て竈門炭治郎がやっていた特訓と全く同じことをしており、寝る時すらまともに休ませなかった。
休ませろ、と愚痴を溢している事をシノエはもちろん知っているし、一度抗議もされている。
が……
「やりたくないなら今すぐ鬼殺隊を辞めるといい。ただし、自分の大切な人がただの肉塊になっていても知らないよ。守るという手段を捨てる決断をしたのは君たちなんだから」
と、これまた無慈悲に事実を突きつけられ、多少の差はあれど「大事な人を守りたい」「守りたかった」「これ以上悲しい人を生み出したくない」などの動機を持っていた大半の隊士はおとなしく稽古に戻っていく。
しかし納得できない隊士も少数ながら存在していた。
そんな隊士にはシノエと1対1で試合し勝利すれば次は進める、と言われやる気に満ちる。
無論、シノエは一切の容赦なく全員を叩き潰していった。
「さて、今日は何人が次に進めるやら」
柱稽古が始まって一月。既に半分以上の隊士が宇髄の元へ進んでいた。
が、ここでも地獄を味わっていた。
「お前らァ!何足を止めてんだ!走れ!」
シノエの肺活量トレーニングが可愛く見えるほどの、宇髄によるシゴキを隊士は泣きながら受けていた。全集中の呼吸・常中を会得した為か身体能力は飛躍的に向上していた。
が、柱からすれば
それはもう見事に、シノエとの稽古で得た自信を、宇髄の稽古で粉々に砕かれていった。
その後何月もかけ、隊士は死に物狂いで稽古を終えていく。
霞柱による高速移動稽古。
恋柱による地獄の柔軟。
蛇柱による太刀筋矯正稽古。
炎柱による連携稽古。
そして柱の中でも最も地獄だと言われている風柱・二天柱による柱稽古に足を踏み入れていった。
「オラァ!さっさとかかってこい!鬼は待っちゃくれねェぞ!」
「「「「「う、うおぉぉおぉぉ!」」」」」
「いけ!とにかくいけ!」「頸斬る気でいけ!でないと死ぬぞ!俺らが!」
「はっはっは!いいねいいね!」
ここにいたのは100人余りの隊士。
そして風柱・不死川実弥と二天柱・宮本武蔵。
ここへ来た隊士達は最初こそ『かの有名な宮本武蔵に鍛えてもらえる!』などと期待に胸を膨らませていた。
だが2人が行う稽古は無限打込み稽古。その名の通り無限に打込み続ける稽古だった。それも風柱と二天柱に。無論ただ打込み続けるだけな訳がなく、少しでも油断しようものなら(してなくても同じだが)2人は問答無用で反撃してくる。
しかも意識あるうちは余程の大怪我を負わない限り休憩を許されず、疲れ果てて気絶してようやく休めるという苛烈な稽古だった。
隊士曰く「あれだけ冷たかった蛇柱すらもっと休憩させてくれた」との事。
この稽古は手段を問わず2人のどちらかに一撃を入れた者から次へ進めるが、無論2人は手加減の手の字もなくしばき回していた。
現在は不死川の番で、一度に20人程度の隊士が飛びかかっている。だが全員が気絶するまでは時間の問題だろう--
「チッ、根性無ぇなぁ」
「実弥ー交代ね」
「はい」
武蔵の言葉で気絶していない隊士は震え上がる。
なぜなら……
「うげっ⁉︎」
「はい次」
「や、やぁぁぁぁ!げぼっ⁉︎」
武蔵の稽古は1対1での無限打込み稽古。だが厳しさは不死川以上だった。
不死川はあくまでも複数人での打込み。その為か余裕がほんの僅かとはいえあった。
しかし武蔵はそんな隊士の感情を見抜いており、気絶したフリをした隊士を始め徹底的に…簡単に言えばボッコボコにしていた。武蔵と打ち合う隊士は1人、という条件なので周りの助力も得られず、また武蔵は絶妙に気絶しない力加減をしていた為、ただただ絶望を味わい続けていく----
「(おっかねぇなァ武蔵さん)」
武蔵さんと隊士の稽古を見ながら本気で思う。特に片腕と片目が使えねえってのに、それを見て少しでも可能性がある、と思ったであろう隊士は問答無用で地に叩き伏せられていった。
あと武蔵さんが美人だからちょっとでも下心あるやつは一撃でやられてたなァ。
俺の場合は大人数で向かってこれるから避ける事にさえ注力すれば、ある程度何とかなる
が、武蔵さんの場合は逃げ場が無い。なんせサシでの打ち合いなのだから。しかも隊士は何をされたか分からないうちに気絶している。
「あら、もう終わり?物足りないわね」
こうしてこの場にいた隊士は全員気絶しちまった訳だが。
「はーい、みんなー。お薬のお届け物よー」
「いいタイミングねカナエ」
「お疲れ様ですカナエさん」
そこにやって来たのは元花柱である胡蝶カナエ。嘗て鬼にやられて意識不明になっていたが、柱稽古が始まる直前に目を覚ましたと聞いている。
復帰するのかという話は出たが、カナエさんは後方支援に達するらしい。それを聞いた時は柄にもなく安心してしまった。
「(いつまでも蝶屋敷で平穏に生きてほしいがァ……)」
鬼がいる限りそれは有り得ない。だからこそ鬼は必ず滅する。
「実弥ー」
「っ、はい」
「せっかくだし、隊士が起きるか新しい子が来るまで手合わせしない?カナエにも見てもらえるし」
「いいですね。是非とも。呼吸の使用は?」
「勿論いいよ。使えるものなんでも使いな」
「分かりました」
「次は何処ですか!」
『風柱ト二天柱ノ稽古!コッチダ!』
「わかりました!」
俺、竈門炭治郎は刀鍛冶の里で負った怪我から復帰して柱稽古に参加していた。
シノエさんの稽古は素通りでき、宇髄さん、時透君、甘露寺さん、伊黒さん、煉獄さんの稽古を無事終え(一部無事に終われた気はしなかったが)次の稽古場へ向かっていた。
「あのー、なんか物凄い音聞こえるんですけど」
『…サァ?』
稽古場がもうすぐらしいが、もの凄い音が延々と鳴っていた。
まるで嵐のような…
「ヒィ…なんなんだあの2人…」
「善逸?」
「ひえぁっ⁉︎な、なんだ炭治郎か脅かすなよ…」
「何してるんだそんなところで…」
「いやいやいや!あれを見てみろよ!同じ事するって!」
門の隙間から覗いていたのは黄色い髪が特徴の善逸と、他10人くらいの隊士が何かを見て震えていた。その中には刀鍛冶の里で共に戦った不死川玄弥もいた。
善逸に「いいから見ろ!」と怯えた様子で引っ張られ、門の隙間から覗く。
「一体何が…はぁっ⁉︎」
「な!な!そういう反応になるだろ!」
庭では、風柱の人と宮本武蔵さんが戦っていた。まるで暴風雨なのではと勘違いしてしまいそうなほど激しい打ち合いで、善逸が怯えるのも仕方無いと思えるほどだった。
「なんなんだあの2人…」
「怖い、これまで稽古してもらった柱の中で一番怖い…」
「俺らあの2人に一発入れなきゃいけないんだよな…?」
「え、手加減されてたって事だろ?無理じゃん…」
「死ぬ……先に死ぬ……」
「2人ともー、頑張れ〜」
他にも稽古を受けていたであろうみんなが隅っこで体を寄せ合って震えていた。いや、確かに。これを見たら誰でもそうなる気がする。
唯一(つい最近目を覚ましたという)胡蝶カナエさんだけは近くで見守っていたが…。
「二天の呼吸…」
「風の呼吸…」
バゴォン!
2人の竹刀がぶつかり合い、爆弾が破裂したかのような爆音が鳴る。
数秒経って竹刀の破片がパラパラと落ちて来て、やっと静かになった。
「ん、この程度にしときましょう」
「いい準備運動になりましたね」
「そうね。体が起きた感じするわ。それにちょうど皆起きたみたいね。それと…ほらそこで隠れてる子達、さっさと来なさい。来ないならもっと厳しくなるわよ」
と、武蔵さんの何とも言えない圧の強い笑顔を見て善逸達は俺を(無理やり)先頭にして怯えながら共に進んでいく。
「お、炭治郎じゃない。案外早かったわね」
「はいっ!これからよろしくお願いします!」
「いいねーいいねー。じゃ、固っ苦しいことはやめにして早速やりましょう。……とはいえ、流石に人数多くなって来たわね。どうしましょうか」
そういえば他の人たちは、と思い周りを見渡すと塀に張り付くように遠ざかっていた人がたくさんいた。軽く見積もって50人はいるのだろうか。
「じゃあ半分ずつ請け負ったらどうかしら。1日ごとに交換する、って感じで」
「そうっすね。カナエさんのそれでいきましょう」
「はいよ。じゃあ…新しく来た子はそのまま私と一緒に来なさい。それと……そこからそこまでの10人。同じく私と共に来なさい」
その後、地獄を味わったのは言うまでもない。
〜数日後〜
「痛た…」
今日も今日とて不死川さんと武蔵さんにコテンパンにされていた。
動きをちょっとは見切れるようになっては来たけど、相変わらず2人の動きが凄過ぎて中々ついていけない。
「って弱きになるな!頑張れ俺!」
「待ってくれよ兄貴!」
「…?玄弥の声?」
部屋に戻る途中に玄弥の声が聞こえ、静かに曲がり角の先を覗いてみると、玄弥と風柱の方がいた。
「なあ、兄貴。話したい事があるんだ…」
「しつけェんだよ。俺には弟なんて居ねェ。いい加減にしないとぶち殺すぞ」
「(なんだあの殺気…!俺の知ってる兄弟喧嘩と違う…!)」
「馴れ馴れしく話しかけてんじゃねェぞ。それにお前は見た所、何の才覚も無いから鬼殺隊やめろォ。呼吸も使えない奴が鬼殺隊を名乗ってんじゃねえ」
風柱さんはどこまでも冷たく突き放し、その場を去ろうとする。玄弥も怯えてはいたけど負けじと食いついていた。
「ま、待ってくれよ兄貴。ずっと俺は、兄貴に謝りたくて…」
嘗て玄弥は鬼に兄弟を殺され、しかも兄弟を殺した鬼は母親だったらしい。それだけならまだしも、玄弥を守ろうと戦ったお兄さん--風柱さんを--どうしてお母さんを殺したのかと責めてしまって、ずっと謝りたいという気持ちを知っていた。
だから心の中でとても強く「頑張れ!」と玄弥を応援した。
どうか、どうか仲直りできますように…!
「心底どうでもいいわ。失せろ」
「……ッ、そんな…俺……。鬼を喰ってまで、戦ってきたんだぜ…」
ピタ…
その言葉でようやく、風柱さんが止まった。
「今、なんつった?」
が、それは仲直りのきっかけと言うわけではなく……
「テメェ……鬼を、喰っただと!」
触れるだけで殺されてしまいそうなほどの怒り。
風柱さんが振り返ったと思うとその場から消えた。
「消え…」
「玄弥!」
ズドォン!
「ん?」
「げぼっ…がはっ……」
「…………。なーにしてんだか。はーいみんな。しばらく休憩。帰ってきたら再開するからね」
泣いたり絶望したりと忙しそうね君達。
それはそうと…
「(あー…)」
庭を見てみると蹴り出されたであろう不死川玄弥と竈門炭治郎、そして明らかに激怒している実弥がいた。
「いい加減にしてください!玄弥を殺す気ですか!」
「殺しゃしねぇよ。殺すのは簡単だが、隊律違反だしよォ。再起不能にすんだよ。ただし、今すぐ鬼殺隊を辞めるなら許してやる」
「ふざけんな!貴方にそこまではする権利は無いだろ!辞めるのを強要するな!さっき弟なんていないって言った筈だろ!なら玄弥の決めたことに口出しするな!
才があろうが無かろうが、命を賭けて戦うと決めたんだ!兄貴じゃ無いってなら、俺は絶対に邪魔させない!玄弥がいなきゃ、上弦に勝てなかったんだ!再起不能になんか、させるもんか!」
「そうかよ…じゃあまずテメェから再起不能にしてやる!」
あらまー相変わらず不器用ね。と、こそこそ見守っていたら実弥と炭治郎が戦い出した。
ふむふま、流石にここまで来たことはあるわね。なんとか喰らいつけてるじゃない。
お、実弥に一撃入れた。やるじゃないの。
どうせなら決着つくまで見てたいけど…あら他の子まで飛びかかりだした。
流石に止めた方がいいかしら。
「……いやー見てる方が面白いかも」
「馬鹿言ってないで止めてください師範」
「わきゃっ⁉︎」
びびび、びっくりしたぁ…。いつのまにか伊織が後ろに立っていて声をかけられた。
思わず変な声出たじゃないの。
「いつ来たのよ」
「ついさっきです」
「あらそう」
「それよりも止めてください」
「はいはい。柱使いの荒いことで」
さてはて、隙を見極めて…
「んー、ハッ!」
「「⁉︎」」
隙を見つけて2人の間に割り込んで、2人の拳を--実弥の拳は掴んで炭治郎の拳は踏みつけて--止める。
うんうん、親父殿の真似してみたけど案外何とかなるもんね。
それはそうとして…
「はいそこまで。何があったかは知らないけどその辺にしときなさいな」
「……はい。すんません」
「うん宜しい。炭治郎も、何があったかは--」
「それは!この人が玄弥を…」
「あーもう、この件はこれで終わり。隊士同士のいざこざまで面倒を見る気はないのよ。いいわね?」
「…はい」「わ、わかりました…」
その後、炭治郎、善逸、玄弥には正式に風柱との接触禁止、柱稽古も次の岩柱の元へ向かえと通達が入った。
〜稽古場 夜〜
「やっ実弥」
「……武蔵さん」
「何よ辛気臭いわね。ほれ、横に寄りな」
縁側で何を思い耽っていた実弥の元に向かう。
珍しく気弱になってるし、
「はい、これ私の奢り。最近私がよく行ってる甘味処のおはぎ」
重箱を開けて中身を見せると、ほんの僅かに頬が緩んだのがわかる。カナエに聞いて正解だった。
それに私も食べたかったしね!
「んーーっ、相変わらず美味しいわね」
「…確かに、美味いですねこれ」
「でしょ。今度実弥も連れてったげる」
む、結構食べるの早いわね。一箱(30個)だと物足りなくなりそう
「……。何も、聞かないんすか」
「聞いてどうこうなる問題でもないでしょうに。知ってんでしょ、私は慰めとか苦手なのよ。それよりも、ほれ。こんな美味しい甘味を貰っておいて、言う事ないの?」
「ありがとう…ございます」
「宜しい。さ、明日から
「分かりました」
大正こそこそ噂話
二天屋敷の人間も全員参加しているよ
ただ事前に武蔵ちゃんが「辞めるなら今のうち」と通告を出してたみたい。結果、全員参加したよ。
そんな宮本武蔵に鍛えられてる隊士ですら風柱と二天柱の無限打込み稽古は死にそうになる程キツいみたい。
リメイクするなら
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今ある話を直に修正していく
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新しく一から作り直す
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やる必要ない
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