2025/9/24 修正
シノエに聞いてみた。
・その眼ってどんな風に見えてるの?
見た目が複眼なだけで景色は普通の人とほとんど変わりません。
・毒の効力ってどうやって確かめたの?
鬼を使ってです。雑魚鬼を捉えて、文字通り死ぬまで実験させてもらいました。
武蔵ちゃんに聞いてみた。
・お館様のことどう思ってる?
私のもう一人の父親。大切な家族だね。
・片腕動かなくなったけどどうするの?
むっふっふ。実は色々考えてあるよ。それは後々出てくるから乞うご期待
「はっ…はっ…」
武蔵さんが、目を覚ました。それを聞いた時にいてもたってもいられず、身体中が悲鳴をあげてるが強引に動かし、武蔵さんの病室へ向かう。とにかく、御礼をまずは言いたかった。
半月の治療で幾分マシになったとは言え未だ激痛走る体に鞭を打って、武蔵さんが寝ているであろう部屋に…なんとか…
「よーし覚悟しろよ親父殿!今日という今日は我慢の限界じゃい!」
「はっ!両腕ないからって舐めんなよヒナ!足で満身創痍のお前ごとき完封できるわ!」
「やれるもんなら……」
「はーいその辺で。武蔵さん、安静にと言ったばかりですよ?あとレンさん、それはお伝えするのは煉獄家へ共に行った時にしてくださいと言ったはずです」
「まって、ねえ。しのぶ、止めてくれなかったの?」
「ええ、止める理由がありませんもの」
…なんだこれ。
武蔵さんが片足で立ちながら刀を持って、片足で刀持ってるレンさんと鍔迫り合いをしてる。
しのぶさんも何事もないように振る舞っていて、余計意味がわからなかった。
「あら炭治郎君?どうしたんですか?君もまだ安静にしてなきゃダメなんですよ」
「その…武蔵さんが目を覚ましたと聞いて、いてもたってもいられなくなって…とにかく俺たちを助けてくれたお礼が言いたくて」
そう伝えると武蔵さんたちが刀を綺麗に上に跳ね上げ、武蔵さんは鞘を落下地点に置き、レンさんは腰にある鞘を落下場所に置くことで納めていた。
「気にしなくていいわよ。私がしたかったからやっただけ」
「そうだぞボウズ。ヒナはお前さん達がどうこうよりは煉獄がいたから行っただけだ」
「親父殿ォ、それ以上余計なこと言うなよ?炭治郎、悪いけどお礼を言われるほど立派な動機じゃないのは事実なのよ。だから気にしなさんな」
「いえ、それでも言わせてください。武蔵さん。俺を…俺たちを助けてくれて、有難うございました!」
思い切り頭を下げる。その後何かを言われると思いまっていたが……何も言われない。
感じたのは…なんだろう、嬉しい匂いのような…なんと言うか、嬉しい匂いも感じるけど…何か違うような。
「無理ぃ…こんな直球で何か言われるの慣れてないの…」
「ヒナを真正面から恥ずかしがらせるとはやるじゃねえか。こりゃヒナが伊織の婿に勧めるのも納得だ」
「え?」
婿?婿ってあの婿?いや、それよりも……武蔵さん達に、どうしてもお願いしたいことがあって来たんだ。伝えなきゃ。
「武蔵さん。レンさん。まだ蝶屋敷にいるんですか?」
「うん?そりゃまあ。私はもうどう足掻いてもここに居て治療を受けなきゃだし。しのぶ、どれくらいになりそう?」
「武蔵さん次第ではありますが、軽く見積もって2〜3月は」
「ほーん。ということで、私はまだまだここに居るわよ。親父殿は?」
「そうさな。俺ァ、ヒナが無事なことがわかったし、引き続き屋敷で引きこもるかね。俺なりの剣技も極めれてねえわけだし」
「親父殿はとっとと嫁もらって引きこもりなっての」
「馬鹿言うなお前、俺みたいなジジイ、誰がもらうかっての」
「あの!もしよろしければ俺を鍛えてくれませんか!」
そう言うとレンさんも武蔵さんも目が点になっていた。その後は穏やかな笑みを浮かべ、「撫でてやれるなら撫でてやりたい」と言いながら俺の近くまで寄ってきた。
「お前さんのやる気は十分受け取った。だが、聞いたところだとお前さんの呼吸は水なんだろう?すまねえが俺は教えられねえ。俺の呼吸は雷と岩に近ぇんだ。寧ろボウズの成長の邪魔になっちまう」
「私もだね。水の呼吸は一通り動き方はできるけど、完成度そんなに高く無いし」
そう言いながら謙遜してるけど、あの時、煉獄さんとの間に割って入った時はすごかった。
だからこそ……今度こそ誰も喪わないために、もっと強くなる為に。
今回は俺の実力不足のせいで、煉獄さんも、武蔵さんも喪うところだったから。
「ま、と言うわけで私よりかは他の人にお願いしなよ。私らがやれることって言ったら呼吸以外の基礎の部分と…あとは、ねぇ?親父殿」
「カカッ!そうだな!基礎以外たぁなると
「ねぇ?」
「……?」
アレとは何のことだろう?
「炭治郎君、武蔵さん達の言っているアレとは、休憩無しの打ち込み稽古です。お腹が空こうが気絶しようが血反吐を吐こうが骨が折れようが、延々と試合をし続けるんです」
「へ?」
「そうそう。それでもいいなら頃合いを見てやったげるよ」
「ま、生半可な鍛え方してる奴や半端な覚悟だと直ぐに逃げ出すだろうけどな」
「それでも…強くなれるのなら、構いません!…今回で、上弦の鬼が出てきて、俺自身の実力が圧倒的に足りないことを自覚しました。…何か一つできるようになっても、またすぐ目の前に分厚い高い壁が…出てきて」
あの時、もし一瞬で強くなれる方法があったら。
もっと俺が強かったら。
そんな後悔がずっとグルグル頭の中を渦巻いていた。
それは伊之助や善逸も同じみたいだった。
「……」
すると、頭に何かが乗る感触がした。そしてわしゃわしゃと撫でられた。
「うん、いいよ炭治郎。怪我が治ったらしっかり鍛えてあげる。それまではしっかりここで機能回復訓練をやっときな」
「はい!ありがとうございます!」
「うんうん。いい子だね。それじゃ私は……おいこらクソ親父。とっとと煉獄家へ行くぞ。お前のせいでややこしいことになってんじゃ」
「はっはっは!結婚のご挨拶か!親同士で取り決めただけだもんな!よっしゃいくか!」
「あんた一回本気でしばいたろか?」
「あ、よろしければこちらよ車椅子をどうぞ。シノエ君が色々なものを参考にして作ったものだそうです」
「かたじけない胡蝶殿。よかったらボウズも来るかい?ヒの呼吸とやらに知りたいことがあるって言ってたろ?初代の遺した手記にそれらしきことが書いてあるの分かったことがあるから、煉獄家への道すがら教えてやるよ」
「え?いいんですか?よろしいなら是非!」
煉獄さんにも俺の使ってる舞踊のヒノカミ神楽についてわかるかもしれないから一度来るといいと言われていたし、いい機会だから共にお邪魔をすることにした。
「てことだからしのぶ、炭治郎借りてくわね」
「はーい。お気をつけて。炭治郎君にはあまり無理させないようにお願いしますね。それと武蔵さんも、病み上がりなんですから決して無理はしないよう」
「はいはーい。そら!とっとと避けろ!座れないでしょーが!」
武蔵さんが車椅子に座り、レンさんは笑いながら先に外へ向かった。
「よし、お願いするわね」
「はい!」
「…あ、そういや私の着物やら羽織は?」
「換えのものを伊織さんが持ってきてくれてますよ。持ってきましょうか?」
「うん、お願い。炭治郎、私たちもゆっくり外へ向かいましょう」
「わかりました。では…」
しのぶさんが着物を取りに行った後にゆっくりと、できる限り振動などを伝えないよう車椅子を押す。…そういえば、目を覚ましたばかりなのにあんなに大声を出したり動いたりして大丈夫なのだろうか。
「武蔵さん、体の方は大丈夫なんですか?ここに運び込まれた時、とても重症だと聞いていましたけど…」
「あー、うん。そうねぇ…ま、何とかなるとは思うわよ。戦えない体になったわけじゃないしね」
「そうですか。よかったです。シノエさん達の話では後遺症が残るかもって…」
「片目と左腕は治ったとしても確実に残るでしょうね。ま、残った時はそんときゃそん時よ。剣の道を諦める理由にはならないわ」
武蔵さんは怪我をそんなに気にしてないそぶりだった。
でも強がりなのがわかった。なんどか咳き込んでいるし、我慢をしてるような、悔しそうな……そんな匂いがした。
「…辛くなったら、いつでも頼ってください。絶対に、助けます」
「おーいうねえ。じゃ、そんときは頼らせてもらおうかね」
武蔵さんが屈託のない笑顔を見せる。
すごい…美人だなと改めて思う。しのぶさんもそうだけど鬼殺隊の女性の人は皆美人だ。
「はい武蔵さん。道着と羽織です」
「ありがとしのぶ。…ちと肩貸してくれない?炭治郎」
「はい!」
武蔵さんが片足で立ち上がり、右腕で俺の肩を掴む。
そこからまずは青い道着をしのぶさんに手伝ってもらいながら着てその上から紅い羽織を着た。
あの、それはそうと。ものすごく緊張する。武蔵さんからほのかにいい香りがして。武蔵さん本人もものすごく美人だし。
「…うりゃ」
「⁉︎」
「あらあら」
すると突然武蔵さんに引き込まれた。なにやら、すごい柔らかいところに。
場所に気づいた瞬間、頭が爆発したような、そんな感じになって思わず暴れてしまった。
「んぐっ⁉︎んんっ!」
「おーおー、新鮮新鮮。というか、これが普通の反応よね。うんうん安心した。やっぱり蜜璃とかがおかしいだけよね」
「いやそもそもそんな行為をするのがおかしいのでは?」
「気になる男にやってみなって。一撃で落ちるわよ?ほら、しのぶもシノエに……いえなんでもありませんごめんなさい」
しのぶさんと何かを話してたけど、その……豊満な胸に塞がれてよく聞こえなかった。なんとか武蔵さんから離れるも武蔵さんからいたずらに成功したような笑いが聞こえてきた。
「あっははは!純粋なのもいいわねぇ。ますます伊織の婿に欲しくなってきた。どうよ炭治郎。ウチの継子に嫁がない?」
「炭治郎君、無視していいですからね」
「そ、その…伊織さんという方がどのような方かわかりませんし今俺はその…婿とかそういうのになるのは考えれないので…また後日!お願いします!」
話が飛躍しすぎていたがなんとか自分の考えを伝えると、武蔵さんもしのぶさんも目が点になっていた。なんでだろう?
「あっはははははは!はー笑った笑った。ひひっ、私の戯言にここまで真面目に返してくれるのは初めてだよ。ひひっ…いったい…」
「大丈夫ですか⁉︎」
「うん、大丈夫大丈夫。はー、よく笑ったことだし、親父殿も待たせっぱなしだからそろそろ行こうか。それじゃあね、しのぶ。今日の夜か明日には帰ってくるわ」
「はい、わかりました。それではお気をつけて」
「ヒノカミ神楽ってのは分からなかったが、『日の呼吸』なら初代が書き遺した書物に乗ってたな」
「あ、それ私も見たことあるわ。確か二天の呼吸を作るきっかけが、その『日の呼吸』から派生した五大呼吸なんだっけ」
「そうなんですか?ということは、やっぱり炎の呼吸と何か関係があるんでしょうか」
「多分坊主が思ってるのは燃えてる方の『火』だ。初代のきっかけになったのはお日様のほうの『日』。
なんでも悪鬼滅殺のために生まれた呼吸の、始まりの呼吸らしい」
「ま、ちゃんとした使い手は初代の生きていた頃から更に200年くらい前らしいから、詳しいことはわかんないみたいだけどね。曰く、六つ目の侍は日の呼吸の使い手に詳しかったとか」
「六つ目の侍…ですか?それって…」
「両方の瞳に『上弦』『壱』って刻まれた侍らしくてな。俺らが戦った十二鬼月よりも格段に強い鬼だ。そんな鬼相手に呼吸法も知らずに引き分けたってんだから、初代は本当に別格だ」
「でも初代はとにかく斬るのが好きな、ぶっちゃけ斬れたら人間だろうが鬼だろうがなんでもいいっていう超やばい人なんだけど、それでも私たち二天屋敷の人達からしたら神様みたいな人だね」
「凄い人なんですね!」
道すがらたくさんの話を聞けた。ヒノカミ神楽や日の呼吸については詳しいことはわからなかったけど、江戸時代最強と謳われていたという初代の宮本武蔵さんの話をたくさん聞けて、とても楽しかった。
他には今の武蔵さんの話やレンさんの話もしてくれた。
どうやらレンさんは先代の炎柱…煉獄さんのお父さんや他の元柱の方々と面識があるようで、俺の師匠でもある鱗滝さんとも面識があるらしい。
「お、到着だな。ボウズ、ここが煉獄家なんだが……あのバカ、まーた酒を呑みまくってんな」
煉獄さんのお家に到着した。玄関には煉獄さんをちょっと小さくしたような子が掃除をしていた。
「よう千寿朗。また来たぜ」
「あ…レンさん。こんにちは。…その、来ていただいてありがたいのですが、父は…」
「わかってる、また酒飲んでんだろ槇寿朗のやつ。前来た時に一発シメといたが治らなかったか。すまねえな、あの日機嫌悪くなってただろ」
「い、いえ。大丈夫です。それよりも…あの、そちらの方々は……」
「おう、紹介するぜ。こっちが現代の8代目宮本武蔵。幼名はヒナ。まあ武蔵でもヒナでも好きな方で呼んでやってくれ」
「できれば武蔵でお願いね。ヒナって名前は大事だけど呼ばれ慣れてないのよ」
「んでこっちが竈門炭治郎。前に杏寿朗殿と話してたやつだ」
「あなたがたが…。みなさん、初めまして。煉獄千寿朗と言います炎柱の…兄上がいつもお世話になっております」
千寿朗君が丁寧に挨拶をしてくれ、俺も丁寧に挨拶をする。
「お世話になったのは俺の方です。杏寿朗さんには、命を助けられました。お礼をしたいのは俺の方です」
「そいや杏寿朗殿はどちらに?……おいコラ、逃げるなヒナ」
「離せ親父殿!恥ずかしくて合わせる顔がないのよ!あーもうやだ!なんで私がやってないのに私が一番恥ずかしがらにゃならんのだ!」
「うっせえ!お前が杏寿朗殿にどれだけ思い寄せてたかは粗方暴露してるから諦めろ!」
「待ってそれ初耳。親父殿、本気で斬り飛ばすよ?」
「ちょっ、二人とも落ち着いて」
「そ、そうですよ…。武蔵さんがどれだけ兄を慕ってくれてるか聞いて、凄い…嬉しかったです。兄は、こんな凄い方に好かれるほど、凄いのだと」
「……〜っ!」
あ、武蔵さんの顔が真っ赤になった。
そんなことを思ってると玄関が思い切り開いた。
「うるさいぞ!家の前でガヤガヤと!」
「すまんすまん。つい」
そこから出てきたのは煉獄さんそのまま大きくしたような人で、手には酒瓶を持っていた。
「っ、何の用だ宮本武蔵」
「まあ色々とな。それよりも槇寿朗。お前何また昼間から酒に溺れてんだ。自分の無力さに負けるのもその辺にしとけよ。そんなだからなぁ…」
「うるさい!何しに来た!」
「何って愛娘の結婚についてのご挨拶。前来た時その話ししたろ?」
「ふん!そんなものしに来なくていい!第一大した才能も…」
そこから何かを言おうとした時に俺を見て止まった。
「お前…そうか、お前…」
「……槇寿朗殿?」
「おい槇寿朗?」
「⁉︎」
「貴様!『日の呼吸』の使い手だな!そうだろう!」
「…?なんのこと…ですか。俺は…」
答えようとした瞬間に首根っこを持たれ地面に叩きつけられた。
「が…」
「おい槇寿朗。いい加減にしとけ」
「…っ!」
「炭治郎、大丈夫?」
でもその押さえつけもすぐに解かれた。レンさんが何かをしたのは見えたが速すぎて何も見えなかった。
「かはっ…はっ、はっ」
「いきなりどしたんだお前さん」
「…その坊主は、俺たちをバカにしているだろう?」
煉獄さんのお父さんから言われたのはその言葉。思わず反論する。
「なんでそうなるんだ!何を言っているのかわからない!言いがかりだ!」
「お前が『日の呼吸』の使い手だからだ。その耳飾りを俺は知っている。
日の呼吸?まさか…ヒノカミ神楽のことなのか?
「槇寿朗、それ以上妄言を垂れ流すんじゃねえ。見苦しいぞ」
「黙れ!日の呼吸は始まりの呼吸!一番初めに生まれた呼吸、最強の御技!そして全ての呼吸は日の呼吸の派生!全ての呼吸が日の呼吸の後追いに過ぎない!日の呼吸の猿真似をし劣化した呼吸だ!
炎も水も風も全てがだ!お前も知っているだろう宮本武蔵!」
「どうでもいいわ、んなコト。どの呼吸が最強だの劣化だのなんだの。俺の理念から思い切り外れてんだわ。結局はそれを使いこなせるかどうかだろ」
ウチは代々炭焼きだ。家系図もある。いやそれよりも…そんなことよりも…
「日の呼吸の使い手だからと言って、調子にのるなよ小僧!」
「乗れるわけないだろうが!俺が今自分の弱さにどれだけ打ちのめされたか!」
「…全員、黙れ」
怒りと後悔のまま、槇寿朗さんに頭突きをしに行こうとした時だった。急に胴体を斬り落とされたような、そんな錯覚に陥った。
「はい、一旦落ち着いた?」
「ヒナ、やるなら先に言えって」
「まあまあ。改めまして先代炎柱殿。私は8代目宮本武蔵及び二天柱を襲名した者です。
今日伺ったのは、こちらのクソ親父殿が私をそっちのけで勝手に取り決めた結婚について、改めて私からご挨拶をと。それと貴方にお伝えしたいことが…」
「聞かん!とっとと帰れ!杏寿朗も欲しければくれてやる!」
そう言って槇寿朗さんは屋敷の中へ戻っていった。
「…その、申し訳ありません皆さん。せっかく来ていただいたのに…」
「構やしないわよ。…てか、え、なに。結婚してしまうのはもう必然?いや別に嬉しいっちゃ嬉しいけど……」
「あー。気を悪くしないでやってくれボウズ。槇寿朗は本来もっと優しいんだ。けど、柱時代にちょっとな、心に深い傷負ってんだ。それからあんなになっちまってな」
「は、はい…」
レンさんにそう言われるが、考え得る限り最悪な出会いになってしまった。
「千寿朗君、もし良かったら伝えておいてくれない?私は貴方が育てた杏寿朗のおかげで命拾いしました。杏寿朗と、その父親である貴方は命の恩人です、って」
「は、はい。分かりました」
「さーてと帰りますか。親父殿は二天屋敷に強制送還で」
「おう。言われんでも今日帰る予定だ。門下生をしばき回さねえといけねえしな」
「てことで、悪いね炭治郎。せっかくついて来てくれたのに」
「いえ!日の呼吸…ヒノカミ神楽がどういったものなのか少しでもわかっただけでも良かったです」
「あの…その、日の呼吸に関しては分かりませんが…父がよく読んでいた書物に心当たりがあるので、それを読んでみてまたわかったことがあれば鴉を使って連絡をします」
「はい!お願いします!」
こうして煉獄家でのちょっとした波乱な1日は終わった。
…ヒノカミ神楽がそんなに凄いものなら、あの時…
大正コソコソ噂話
槇寿朗さんと奥さんをくっつけたのはレンさんだよ。
また二人が柱時代の時、とても仲よかったよ。
武蔵ちゃん、終始結婚に関して反対気味な態度とってたけど内心は「いよっしゃぁぁぁ!!!」って思ってたよ
リメイクするなら
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今ある話を直に修正していく
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新しく一から作り直す
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やる必要ない
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