魔王の妖精聖母は迷宮の奥底へ   作:迷走中

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レフィーヤとお茶

 

レフィーヤ。

レズとか百合とか言われるけれど、ベル×レフィも個人的には好きだ。

ベルきゅんのヒロインになってもおかしくない感じがするし。

 

そんな、レフィーヤと俺は、今二人で街のカフェの外の席でちょっと休憩している。

 

「レフィーヤさん、今日はありがとうございます」

「いえ、私で良ければ何時でも手伝いますよ。アルディスさん」

「はい、また買い物に行きたいですね。レフィーヤさん」

 

テーブルの上に置いてある掌サイズほどのお洒落な小箱は、フィルヴィスさんやアウラさん達へのプレゼントだ。

少し、懐に余裕があるので、日頃の感謝を込めて贈ることにしたのだが、どれが良いか迷ってしまい。

店を見て回っている時に偶然、レフィーヤと出会い。少し、相談したらそのまま二人で買い物をすることになった。

 

「そう言えば、フィルヴィスさんはどうでしたか?」

「あ、はい、仲良くなれたと思います」

「それなら、良かった。フィルヴィスさんは、今も苦しんでますから」

 

アイズさん、ベート、レフィーヤが居なければ、ヘルメス・ファミリアが下手したら全滅していたかもしれない激戦。

 

まあ、事前にリヴェリアさんに手紙を送りつけていたので、多少は闇派閥もといタナトスの眷族の自爆攻撃での死者は減ったと思う。

 

終わったあと、アイズさんがリヴェリアさん達に滅茶苦茶怒られたと聞いた。

 

あとで聞いたレフィーヤの話だと、ロキ・ファミリアで24階層を調べようとした矢先に、24階層で戦闘になることを聞いていたアイズさんが、 フェルズからの依頼を受けて原作通り突撃したらしい。

 

あぶねぇ、危うく原作大きく変える所だった。

次は渡す情報を気をつけないと。

それと、確認しないと。

 

「アルディスさんは、フィルヴィスさんとは最近は?」

「会えてません。だから、これを持って会いに行くつもりです」

 

ミノタウロスに魔剣を叩き込む時に死ぬかもしれないし。

その前にオッタルに排除される可能性があるかもしれない。

 

まあ、仮に魔剣を叩き込んだとしても、ベルきゅんが負けたら、俺はこのオラリオからヘスティア様を連れて逃げる。

最低? ははは、俺もそう思うよ。

 

「あ、あのアルディスさん」

「何でしょうか?」

「その、アルディスさんも……、何か」

 

抱えているのか? と、レフィーヤが俺を心配に見詰めてくる。

だから、俺は笑ってレフィーヤに言う。

 

「わたしは大丈夫です。これでも、経験豊富ですから。それに誰でも、多かれ少なかれ、何かを抱えていると思いますよ」

「そんな辛そうな顔で……」

「え?」

 

レフィーヤが何かを呟いた気がしたけど、聞こえなかった。

今、何て言った?

 

「レフィーヤさん、今なんて?」

「いえ! あのアルディスさんは、フィルヴィスさんをどう思っていますか?」

 

レフィーヤの質問に俺は直ぐに答えられるので、直ぐに答えた。

 

「とても、綺麗でずっと見つめていたい人です。そして、恩人です。」

 

俺は普通にこう答えた。答えたつもりだった。

 

「だから、助けたいです。フィルヴィスさんは、穢れていない。それをわたしは証明したい」

 

まあ、可能な限り恩は返したい。

ベルきゅんがミノタウロスを倒したら、原作通りに進む。

その間に、どうにかして浄化魔法を手に入れられれば。

俺は黙りこんでしまい、レフィーヤが心配そうに、俺を見詰めてくる。

 

「あ、あの、アルディスさん?」

「い、いえ、その……今日はありがとうございました。レフィーヤさん。では、わたしはそろそろ、これを渡してきます。あ、明日は約束通りリヴェリアさんの元に行くとお伝え下さい」

「は、はい、分かりました」

 

フィルヴィスさんとアウラさん達へのプレゼントを腰のポーチに入れて、俺はフィルヴィスさん達の元へ向かった。

 

 





これから、忙しくなるので、更新がガクッと減ります。
感想も返せなくなります。


宝くじでも、当たらないかな・゜・(つД`)・゜・

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