けものフレンズ2after☆かばんRestart 作:土玉満
登場人物紹介
名前:イエイヌ
イエイヌのフレンズ。左右で色の違うオッドアイに銀髪が特徴。
ヒトのいなくなったパークでヒトの帰りを待っておうちを守り続けていた。
特技はお茶を淹れる事と家事全般。
特にヒトと心を通わせるのが得意なフレンズでもある。
アバン。
ジャパリバスが到着したイエイヌちゃんのおうち。
ジャパリバスは別な青いラッキービーストが運転してきた模様。
「あ、これは落とさないように注意して運んでね。」
「はーい、任せて!イエイヌちゃん、そっち持ってー。」
「わかりました!」
早速バスに積まれた何かの機械の部品と思しきものを倉庫に運び込むともえちゃんとイエイヌちゃん。
しばらく作業するかばんさんとともえちゃんとイエイヌちゃんの三人。
「かばんお姉ちゃんー、運び終わったよー。」
と、ともえちゃんとイエイヌちゃんがかばんさんに駆け寄る。
「うん、二人ともありがとう。ラッキーさんもね。」
かばんさんがお礼を言うとバスを運転してきた青いラッキービーストはバスを置いたままピョインピョインと跳ねて行ってしまう。
「でも残念だなー。コノハちゃん博士とミミちゃん助手も来るんだと思ってた。」
ともえちゃんは手をわきわきさせながら言う。
「あの…。ともえさん。あまり急にフレンズに抱き着くのは…。気性の荒い子だと噛みつかれたりするかもしれませんので…。」
「大丈夫!アタシ、昼行性だから!」
「いや、大丈夫の根拠になってないような気がします…。」
親指立てて目をキラキラさせるともえちゃんにイエイヌちゃんは控えめに嘆息するのだった。
そんな二人を見ながらかばんさんは小さく笑いを漏らす。
そうしていると…。
「あっ、イエイヌさんっ」
って声が居住区の入り口の方から聞こえる。
イエイヌちゃんがそちらを振り返ると三人の人影が見える。
「アタシはともえ。あなた達はだぁれ?」
ってともえちゃんがその三人に聞くと
「ボクはキュルル」
「サーバルだよっ」
「で、私はカラカル」
と自己紹介したところでOPテーマ開始。
の の の の の の の の の の の の の の
「あーっ!キュルルさんっ!お久しぶりですっ。遊びにきてくれたんですか?」
イエイヌちゃんが尻尾ぶんぶんしてキュルル達に駆け寄る。
「イエイヌ、アンタも元気そうでよかったわ。」
とカラカルがお姉さんぶってイエイヌに顔を近づける。腰に手をあてて言葉通りに嬉しそうな笑顔を見せる。
「イエイヌが気になるから様子を見にいこうってキュルルちゃんが。ねっ」
今度はサーバルちゃんがキュルルとカラカルを交互に見ながら同意を求めてみせる。
「そうね、キュルルのヤツが言うから仕方なくよ、仕方なく。」
「えー。カラカルもずっと気にしてたじゃない。イエイヌは大丈夫かなーって。」
「そ、そんな事ないわよ!もう!」
とカラカルが赤くなってそっぽ向くところに
「ボクもイエイヌさんの事は気にしてたんだ。あの時のお礼もちゃんと言えなかったし、助けてくれてありがとう。」
キュルルがイエイヌちゃんに頭を下げる。
「そんな、いいんですよ!わたしだってキュルルさんを無理に連れてきちゃったみたいでごめんなさい。」
「そんな事ないよ!イエイヌさんが謝る事なんて…」
と不毛なあやまり合戦になりそうなところに…
「それはそれとして!」
シュバっとともえちゃんが二人の間に割って入る。
一体何を言うのだろう、とキュルルもイエイヌちゃんも少しの緊張をもって次の言葉を待つ。
「サーバルちゃん、カラカルちゃん!撫でさせてもらってもいい!?」
とキラキラした目をサーバルちゃんとカラカルへ向ける。
「あんた何いって…」
「いいよー!」
「サーバルぅ!?」
怪訝な顔のまま断ろうとしたカラカルの言葉を遮ってサーバルちゃんがあっさりとそう言ってしまう。
「やったー!」
許可が出るが早いか早速サーバルちゃんをモフり倒すともえちゃん。
「ほうほう…。イエイヌちゃんよりもややモフんって感じは少ないけど柔らかさはこちらが上?猫科だからかな…?」
「わぁー!?くすぐったいよぉー!」
とされるがままにモフられまくるサーバルちゃん。
「次はカラカルちゃんの番だねー。」
目を☆マークに光らせて手をわきわきさせながらカラカルに迫るともえちゃん。
「ちょっとー!私はいいなんて言ってないわよー!」
「サーバルちゃんがいいっていってくれたもーん!」
脱兎の勢いで逃げ出すカラカルを追いかけて走りだすともえちゃん。
「すみません…。ああなったともえさんはわたしには止められません。」
「カラカルも本気でイヤがってるわけじゃなさそうだから大丈夫だよ…。うん、多分…。」
その追いかけっこを眺めるキュルルとイエイヌちゃん。その目はどこか諦観を秘めていた。
そんなどったんばったん大騒ぎしてるとこにかばんさんもやって来る。
「こんにちはキュルルちゃん。」
「あっ、かばんさん。そっか、イエイヌさんはかばんさんと一緒だったんだ。じゃあ安心だ。」
とキュルルはホッとした様子を見せる。
「あ、かばんちゃんっ。また会えたねっ。」
「うん、そうだね。」
そこにサーバルちゃんもやってきてお互いに微笑んで挨拶を交わす。
遠くの方ではとうとうともえちゃんに捕まったカラカルがモフり倒されていた。
「狩りごっこならわたしもー!」
挨拶もそこそこに、という様子でサーバルちゃんもともえちゃんとカラカル達の方に乱入してあっちはどったんばったん大騒ぎが続いてる。
(少しの間後ろを向いてギュっと胸のあたりの服を握りしめるかばんさんを描写しておいてください。)
「キュルルちゃん達も相変わらず楽しそうで何よりだよ。」
とキュルルに振り返り直りながらかばんさんが言う。それにキュルルも笑みを見せながら
「うんっ。まだまだ見た事ない物とか会った事ないフレンズさんに会えたり毎日楽しいんだ。」
と楽しそうな様子を見せて続ける。ふと気づいたように思い付きを続けるキュルル。
「ねえ、かばんさん。まだボク達が見た事ない場所ってどこかないかなあ?」
「そうだなー…。うーん…」
かばんさんはキュルルの問いに少しの間考える素振りを見せる。と、何かを思いついたように指を一本立てるけれど、一度言葉を引っ込めたようにほんの少しの間が空く。
そうしてから…。
「ゆきやまちほーって行った事ある?」
とキュルルに問いかける。
(少し後ろの方でカラカルが訝しげに?マークを出してるとこを描写しておいてください。)
「ないけど、どんなところ?」
「そうだね。温泉っていうあったかい水が溜まってる池があってね。そこにはキツネの仲間のフレンズさん達が暮らしてて、他にも寒い場所が好きなフレンズさんがいるんだよ。」
「わぁー!行ってみたい!」
「でも、サーバルちゃんとカラカルさんは寒いのが苦手だからちゃんと準備してから行った方がいいよ。そうだ、さっき荷物を運んだ時にいいものを見つけたんだ。」
とかばんさんが言ったところで場面転換。
の の の の の の の の の の の の の の
「えーっと、これとこれがあったらいいかなー?あとコレ、っと」
かばんさんが薄暗い倉庫らしき場所でガサゴソと何かを探している。そして次々と服のようなものを保管箱から取り出す。
そこへ入り口に腕組みして背中を預けたカラカルが登場。
「ねえ、かばん。あんたさっき何か言いかけたでしょ。」
「あはは…やっぱりカラカルさんは皆の事よく見てるんだね。」
しばし苦笑したかばんさんは少し間をおいてからポツリ、とこぼす。
「……実はね、最初は他の場所をオススメしようかと思ったんだ。」
「ならなんでゆきやまちほーにしたの?」
やはり一瞬だけ答えを迷ってからかばんさんは答える。
「海の反対側だから、だよ」
「それって…!」
「そういうこと、だよ」
一瞬気色ばむカラカルにかばんさんは一指し指を口元にあてて内緒ね、のポーズをしてみせる。
セルリウムは海底火山から発生している。その影響は徐々に内陸部にも広がりつつあるのだがそこから反対側に遠ざけるという事は…。
「なんでキュルル達に言わないのよ。」
カラカルの声にはほんの少しの怒りが滲んでいる。海底火山のセルリウムとそこから発生したフレンズ型セルリアンの事件はまだまだ記憶に新しいし、原因の一端はキュルルにあるとも言えるのだ。
それはもうカラカルにとっては他人事ではない。
「キュルルちゃん達には楽しくパークを冒険して欲しいんだ。ほんとはカラカルさんにも内緒にしておきたかったんだけどね。」
なんとも申し訳なさそうな表情でかばんさんはカラカルに返す。
「きっと海底火山の事を知っちゃったらキュルルちゃんは絶対に気に病むでしょ?だから。ね?」
そう言われてしまえばカラカルには返す言葉はなかった。
「これでも大人だもの。海底火山の事は任せておいてよ。」
と続けるかばんさんに
「私たちだってアンタの事を手伝えるわよ。」
カラカルは再びかばんさんに喰ってかかる。
「うん、ありがとう。でもね、ゆきやまちほーに行ってもらうのがお手伝いになるんだ。」
その言葉にカラカルは動きを止めて怪訝な表情を見せる。
「どういうこと?」
「みんなから回収した絵って今はキュルルちゃんが持ってるんでしょ?」
というかばんさんの確認にカラカルは頷いてみせる。
「ゆきやまちほーには今のところ海底火山のセルリウムは影響ないからね。そこで絵を守ってもらうのがお手伝いになるんだ。」
しばらくかばんさんをじーっと見つめるカラカル。
やがて、ハァ、とため息を一つつく。
「わかったわよ。キュルル達には内緒にしておいてあげる。っていうかそうしないと素直にゆきやまちほーには行かなそうだもんね。二人とも。」
と困ったような笑顔を見せるカラカルにかばんさんも苦笑で応じる。
「ありがとう。なんだか苦労をかけちゃうみたいでごめんね。」
「いいわよ、あの二人に苦労かけさせられるのは今に始まった事じゃないわ。」
カラカルとかばんさんは顔を見合わせてふふ、と忍び笑いを漏らす。
「ところでカラカルさん…。もう一つお手伝いお願いしていい?」
「なによ。」
再び真剣な表情になるかばんさんにカラカルも気を引き締める。
「荷物、案外多くなっちゃって。運ぶの手伝ってくれる?」
かばんさんの指さした先には大量の服が山のようになっていた。
「いや…。あの…、サーバルちゃん、じゃなかった…。皆に似合うかなって思って選んでたら色々と…。ね…?」
どっさり、って書き文字がありそうな荷物を指さしながら漫画汗たらすかばんさん。
カラカルはそんなかばんさんを心底残念そうな表情で見るのだった。
の の の の の の の の の の の の の の
場面はかわってお庭に戻る。
そこでは…サーバルちゃんとともえちゃんが交錯していた!
ずしゃしゃー!と土ケムリあげながらスピード落として今度は横向きにダッシュするサーバルちゃん&ともえちゃん。
数回お互いの位置を入れ替えるように飛び掛かりあうが、すんでのところでお互いを捕まえる事は出来ないでいる。
数度の交錯を経て、お互いに腰を落として油断なく身構えて睨みあう二人。
「ともえちゃん、狩りごっこすっごい上手だね!ハァハァしてないし急に方向かえられたりすっごいよ!」
「サーバルちゃんこそスピードすごいしジャンプ力もあるし追いつくだけでも大変だよっ!」
瞬発力、スピード、俊敏さでは圧倒的にサーバルちゃんが上ではあるが、ともえちゃんも小回りの良さを活かして互角の狩りごっこを繰り広げていた。
お互いにニヤリとした笑みを見せてライバルオーラを醸し出す二人。
「でもね、ともえちゃんの狩りごっこには弱点があるよ!」
「な、なんだってー!?」
ビシィ!とともえちゃんを指さすサーバルちゃん。その言葉にともえちゃんも驚愕の表情を見せる。
「それはね!」
言葉と共にともえちゃんに飛び掛かるサーバルちゃん。大ジャンプからの飛びつきは確かに速く確かに高かった。
だけどかわせない程じゃない。
しっかりと引き付けて体を捻って飛びつきを受け流し、そのままいなして逆にサーバルちゃんを捕まえてモフモフの体勢に入るともえちゃん!
「かかったね!いまだよ!イエイヌ!」
「え?」
と狩りごっこをキュルルと一緒に見守っていたイエイヌちゃんに声をかけるサーバルちゃん。
だが声をかけらた方のイエイヌちゃんは目を白黒させて当惑を浮かべるばかりだ。
「あー。なるほどね。一人をギューってしてる間って隙だらけだもんね。そこをイエイヌさんに飛び掛かられたら対処できないって考えかな。」
とキュルルがサーバルちゃんの作戦を解説してくれる。
「でも、サーバルちゃん。イエイヌちゃんと作戦会議とかしてないよね?」
「え…?」
ともえちゃんの疑問にサーバルちゃんもしばらく考え込むようにして…。
「しまったあああああああああ!?!?」
とようやくイエイヌちゃんには全く作戦が伝わってなかった事に気が付いてしまう。
「しょうがないなあ。ねえ。イエイヌさん、お願いできないかな?」
キュルルが苦笑しながらイエイヌに両手を合わせて見せる。しばらくの間、ともえちゃんとキュルルの間を交互に見やるイエイヌちゃん。
「ふっふっふ、アタシはいいよおー。イエイヌちゃん、カモン!」
ともえちゃんは不敵な笑みを見せている。既にサーバルちゃんを小脇に抱えるようにしてモフってるともえちゃんの動きは大きく制限されている。
この状態でどうやってイエイヌちゃんの相手までするというのか…。
「じゃ、じゃあ!ともえさん、ごめんなさい!」
やはり戸惑いはあるものの、それでもともえちゃんに飛び掛かるイエイヌちゃん。
「飛んで火にいる夏のモフだよっ!」
抱えているサーバルちゃんを中心にくるり、と身体を入れ替えるようにして飛びつきをかわしてそのまま背後をとるともえちゃん。
ガシリ、と空いてる方の手でイエイヌちゃんを捕まえるとそのまま二人まとめてモフモフの体勢に決めてしまう!
「言葉の意味はよくわからなかったけど凄いや。ともえちゃんがサーバルに勝っちゃったよ!」
おー、と感嘆の声をあげながら小さく拍手を送る観戦者のキュルル。
「モフる為ならどこまでも強くなる。それがアタシだよ。」
右側にサーバルちゃん。左側にイエイヌちゃんの両手にモフのモフモフハーレムを堪能しつつ返すともえちゃん。物凄いドヤ顔である。
「ったく、アンタたち何やってんのよ」
そこにジト目のカラカルが荷物を抱えて戻ってくる。その後ろには笑いを堪えているのか肩をプルプル震わせたかばんさんが続いている。
「ともえちゃんと狩りごっこしてたの!すっごい楽しかった!」
「イエイヌまで巻き込んでんじゃないわよ。まったく。ほら、アンタ達も荷物運ぶの手伝いなさい。」
「そうだね、それじゃあ皆、ゆきやまちほーに行く準備しておこうか。」
とかばんさんが言ったところで場面転換。
の の の の の の の の の の の の の の
おうちの中へと移動した一同。
中では防寒着のファッションショーが開催されていた。
「なによこれ、なんかすっごい暑いわよ。」
とカラカルはホットパンツに黒タイツ。ダウンベストに耳を覆うふかふかイヤーマフ。
「これってなになに?にあう?にあう?」
ってかばんさんに見せてるサーバルちゃん。こっちは黄色のダウンベストにデニール度高めのベージュタイツ。
スカートはそのままに同じく大きなお耳を覆えるイヤーマフ。(かばんさんがサーバルちゃんのお披露目で少しだけデレるとなおよし!)
「ボクはこんな感じでいいよね…。」
とキュルルは水色のダウンコートにニット帽。中性的な感じなんで二人よりも露出度は低い。
「いやいやいや、せっかくなんだからこっちのスカートとかどう!?あ、こっちのベストもいいんじゃないかなあ。あ。頭にリボンとかつけても可愛いんじゃない!?」
「ボクには似合わないからね!?」
キュルルに色んな服を押し付けてみてるともえちゃん。目を☆マークにしている。
「おおおお!?こっちには水着まであるじゃない!キュルルちゃん着てみる!?」
「ゆきやまちほーに水着ではいかないよ!?」
と何やらどったんばったん大騒ぎになっている模様。
「うん、三人ともすっごい似合ってるよ。」
パチパチ、と小さく手を叩いてるかばんさん。対してカラカルはちょっと不満気な様子だ。
「こんなに暑くて動きづらいものを着てないといけないわけ?」
「うん、その方がいいよ。カラカルちゃんもサーバルちゃんもあったかい場所に住むフレンズだから寒い場所では動けなくなっちゃうかも。」
フレンズ図鑑をペラペラとめくりながら言うともえちゃん。
「もちろん、普段はいつもの格好でいいんだけど、ゆきやまちほーに入ったらこれを着てね。」
と、かばんさんが補足してくれる。
「ともえさん、それってなんですか?」
めくられる図鑑に興味を示すイエイヌちゃん。
「うん、これはフレンズ図鑑なんだー。」
と古ぼけた図鑑をイエイヌちゃんに見せるともえちゃん。サーバルやカラカルのページも読めるけれどかなり古くなってて、いろんなページが抜け落ちていたりする様子。
「わたしのページはなんて書いてあるんですか?」
「えっとねー…。」
とペラペラするけど、イエイヌのページは殆ど読めないくらいになっているものの、下の方に手書きで『たいせつなともだち!』と書かれてる。
「うん、イエイヌちゃんは大切なともだち!って書いてあるよ!」
「嬉しいですっ!」
と嬉しさのあまりともえちゃんに抱き着くイエイヌちゃん。尻尾がちぎれんばかりに揺れている。
「あ、そうだ。ともえちゃん。ともえちゃんにも良さそうなものがあったんだ。」
とかばんさんが紙の束のようなものを持ってくる。それはルーズリーフだった。
「ともえちゃんの図鑑ってこうやって、ページを追加できるものなんだ。」
リングファイル式の図鑑を一度開いてみせるかばんさん。そこに持ってきたルーズリーフを一枚挟み込んで白紙のページを一枚追加してみせる。
「あ、これなら新しいページを自分で追加できそうだね。古くなっちゃったページを書き直したり図鑑に載ってないフレンズに会ったら追加できたりするかも。」
とキュルルもそれを覗き込む。
「そっかー!それいいね!!あ、でも写真のとこはどうしよっかー…」
「それなら自分で絵を描いて作ってもいいんじゃないかなあ。」
キュルルが手早く新しいルーズリーフに図鑑のページを真似て絵を描いてみせる。
「うわぁ!イエイヌちゃんだ!すっごい!!」
イエイヌの姿が描かれたルーズリーフにおおはしゃぎのともえちゃん。
「ねえ、キュルルちゃん、アタシにも出来るかな?」
「うん、きっと出来るよ。ちょっとやってみよう?」
と、二人してお絵描きに興じ始める。
「ともえちゃん、スケッチも上手じゃない?しっかり特徴捉えてるしいい絵だと思うな。」
「ほんと?ありがとー!」
すっかりお絵描きに夢中の二人。そんな二人を嬉しそうに見守るかばんさんの服をちょいちょい、ってするサーバルちゃん。
「うん?どうしたの、サーバルちゃん?」
「あのね、かばんちゃん。私って昔にゆきやまちほーに行った事ってある?」
一瞬驚いた表情を見せるけど、すぐに元に戻るかばんさん。
「どうしてそう思ったのかな?」
「どうしてだろう…何となく、なんだけど…。すごく大切な事だったような気がして…。」
(お耳へにゃりしてすごく不安そうなサーバルちゃんを描写しておいてください)
それにかばんさんは優しく微笑み、しかし、しばらくかける言葉が見つからないかのように間が空いて。
「大丈夫。大丈夫だからね。」
ギュっとサーバルちゃんを抱きしめるかばんさん。
「うんっ」
って安心したようなサーバルちゃん。
「かばんお姉ちゃんのフレンズたらしー。」
そんな二人に茶々入れするともえちゃん。キュルルとカラカルとイエイヌちゃんもじーっと二人を見つめていてさすがに赤面してしまうかばんさん。
「いや、ともえちゃんには敵わないからね!?」
真っ赤な顔で、もー、とでも言いたそうなかばんさん。
「ともえはイエイヌにギューしてもらってなさい。」
カラカルにひょいっと摘み上げられてイエイヌちゃんへとパスされるともえちゃん。
「わわっ!?もう、カラカルさんっ。」
突然の事ながらしっかりともえちゃんをキャッチするイエイヌちゃん。
「えっと、サーバルちゃん?」
「もうすこし。」
とまだ離れないサーバルちゃんというイチャつきシーンでシーン終了。
の の の の の の の の の の の の の の
「かばんさん、イエイヌさん、ともえちゃんも色々ありがとう。また遊びに来るね」
すっかり旅支度を整えたキュルルが言う。借りた防寒着はそれぞれ風呂敷包みに入れて背負って準備完了のようだ。
「かばんちゃんっ、ともえちゃん、イエイヌっ。また会おうねっ」
サーバルちゃんもすっかり元気を取り戻しているようだ。
「こちらこそ。三人とも気をつけて行ってきてね。」
「また狩りごっこしようね!」
「戻って来たらゆきやまちほーのお話してくださいね!」
かばんさん、ともえちゃん、イエイヌちゃんが順番に言う。
「ねえ、かばんさん。」
キュルルがかばんさんに声をかける。膝を折って目線を合わせるかばんさん。続く言葉を笑顔で待つ。
「最近、時々サーバルの元気がないみたいなんだけどまた相談してもいい?」
「うん。しばらくはここか研究所にいると思うからいつでも相談して。」
「サーバルは大切な友達だから何か悩んでるなら絶対力になってあげたいんだ!その時はかばんさんの力も借りると思うからよろしくね!」
「ふふ。キュルルちゃんも優しいんだね。私もサーバルちゃんは大切な友達だからいつでも力になるからね。約束だよ。」
微笑みと共にキュルルと小指を絡めるかばんさん。
そして、キュルル、サーバル、カラカルの三人が遠くなっていく…。と途中でカラカルが引き返してきて
「そっちも頼んだわね。」
ってかばんさんにそっと耳打ちしてEDイントロが始まって、遠く離れていくキュルル、カラカル、サーバルちゃんを見送るかばんさん達の一枚絵で止めて引く。
そしてED歌い出しからエンディングへと移行する。
けものフレンズ2after☆かばんRestart 第3話『3人のお客さん』
―おしまい―
次回予告
海底火山への対処のため、海の調査にやってきたかばんさん達一行。
せっかくの海だもん!遊ばなきゃ!
初めての海で大はしゃぎのともえちゃんとイエイヌちゃん。
そこにやってきたバンドウイルカのイルカちゃんとカリフォルニアアシカのアシカちゃんも加わるけれど、二人には何か困りごとがあるようで…?
次回、けものフレンズ2after☆かばんRestart 第4話『うみでごきげん』
お楽しみに!
妄想元ネタ紹介
けものフレンズRオープニングテーマ
https://www.nicovideo.jp/watch/sm34990561
けものフレンズRエンディングテーマ
https://www.nicovideo.jp/watch/sm34929655