けものフレンズ2after☆かばんRestart   作:土玉満

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登場人物紹介

名前:アムちゃん

 かつてビーストと呼ばれてパーク中で暴れまわっていたが、けものフレンズ2最終話にてキュルルの呼びかけに応じてホテルにあらわれ、フレンズ型セルリアン達を一蹴してみせた。
その後、ホテルの崩壊に巻き込まれて行方不明となっていたが瀕死の重傷を負った状態でともえちゃん達に発見される。
イエイヌちゃん達の献身的な介抱によって一命を取り留めた彼女は何故か以前のような凶暴さは見て取れなかった。
長いおしゃべりは苦手なようで、短い単語で会話し、普通のフレンズよりもどこか動物っぽさが強いように見られる。
 彼女はアムちゃん、と名付けられてイエイヌちゃん達と一緒に暮らす事になった。


第6話『海底火山』

けものフレンズ2after☆かばんRestart 第6話『海底火山』

 

 

 アバンは前回のCパートの続きからシーンスタート。

 博士が声にならない声をあげながらシュっと細くなる。

 

「かばん。どうしてここにビーストが?」

 

 その博士を庇うように前にでる助手。

 

「違うよ。この子はアムちゃんだよ。」

 

 ともえちゃんが言うとその肩に甘えるようにのっすんと顎を乗っけてすりすりしてるアムちゃん。その姿には危険そうなものは全く感じられない。ともえちゃんもアムちゃんに手を回して撫でている。

それにほっと安堵の吐息をつく助手。

 

「博士。どうやら危険ではないようですよ。」

「おおお、おどかすなです!」

 

 元に戻った博士。ぷんすこぷんすこと両手をバタつかせてみせるが一同がほっこりとした顔で見てるのに気が付き、コホン、と一度咳払いする。

 

「ふむ。お前がともえですか。」

「かばんから手紙をもらってお前の事も聞いているのです。」

「うん、アタシがともえだよ。二人はもしかして…」

 

 博士助手の問いかけに頷くともえ。それに満足そうに鷹揚な頷きを返してみせる二人。

 

「私はかばんの助手の博士なのです。」

「そしてかばんの助手の博士の助手の助手なのです。」

 

 と自己紹介したところでOP開始

(OPイメージは巻末にて紹介させていただいてます。)

 

 

の  の  の  の  の  の  の  の  の  の  の  の  の  の

 

 

「コノハちゃん博士とミミちゃん助手!会いたかったよ!」

 

 嬉しそうに博士と助手ににじりよるともえちゃん。その手はワキワキと蠢いて早速モフモフの体勢に入ろうとしていた。

 

「お前の事は把握しているのです。」

「対策はばっちりなのです。」

 

 が、空にすいーっと飛び上がりその手を逃れる博士と助手。この高さでは決して手は届かない。ヒトは空を飛べないのだ。

 

「ああああ…アタシのモフモフがぁ……」

 

 絶望の表情のともえちゃん。より詳しく表すなら(>△<)って顔をしていた。

 

「いや、ともえさんのではないですからねー」

 

 とイエイヌちゃんのツッコミが入る。

 

「はい。博士は主に私のです。」

「助手ぅ!?」

「ご、ごしょうですのでひとモフだけでもぉ~」

 

 空に向かって手をのばすともえちゃん。そんな彼女の姿を見かねてなのかどうなのか、博士と助手は顔を見合わせてから告げる。

 

「そんなに私たちに触りたいのなら美味い料理を作るのです。」

「我々が満足したら少しだけ触らせてやるのです。」

「よしきた!まかせて!イエイヌちゃんとアムちゃんも手伝ってー!!」

 

 落ち込みから一転、ペコちゃん顔でバヒューン!とすっ飛んでいくともえちゃん。

 

「待ってください、ともえさーん」

「もえ。まってー」

 

 そんな彼女を追いかけててってってとついてく二人。(イエイヌちゃんとアムちゃんが手をつないでたりするとなおよし!)

彼女達を見送った博士助手にかばんさんの三人。

 

「それじゃあ、私たちは準備しようか。」

 

 ともイヌアムがカメラアウトしたあとに博士助手に声をかけるかばんさん。

 

「かばんは随分いい顔をするようになったのです。」

「よい時間を過ごしたようなのです。」

 

 そんな二人の言葉に斜め上方向に少し視線をやって考えるかばんさん。

 

「そうかな……。」

 

 ともえちゃん達が入って行って賑やかな声のするおうちを見やってから

 

「そうかも。」

 

 と博士助手に笑顔を向ける。その顔を見て博士助手の二人も一度顔を見合わせてから嬉しそうに笑うのだった。

 

 

の  の  の  の  の  の  の  の  の  の  の  の  の  の

 

 

 シーンはかわって、トラクターも到着して何かの機械がところ狭しと庭に並べられている。それらを博士と助手とかばんさんの三人がテキパキと手際よく組み立てていく。

時々かばんさんと博士が口論したり、それをなだめる助手だったりの絵が挟まったり、今度はボスウォッチで機械の動作確認をして、上手くいくとかばんさんと博士がお互いに手をパチンって合わせたり。

 三人がどったんばったんしながらも次々と組み上がっていく機械達。途中でともえちゃん、イエイヌちゃん、アムちゃんの三人が差し入れカレーを持って来る。

 

「これなのです。」

「やみつきなのです。」

「「おかわりを要求するのです」」

 

 どうやら博士と助手のおメガネにもかなったようである……。ということは…?

ハッとした顔になる博士助手。その時には時すでに遅し。目を怪しく光らせたともえちゃんが背後から手をわきわきさせながら迫っていた。

 

―博士と助手はダブルモフモフされた。

 

 一方でイエイヌちゃんがアムちゃんの汚れた口元をハンカチで拭ってあげて、博士助手とともえちゃんのどったんばったん大騒ぎに平和ですねえ、とでも言いたそうな表情で見守っていた。

 一休みした後は再び作業に戻るかばんさんと博士助手の三人。

 

「かばん…。これとこれとこれを組み合わせたりしたら…」

 

 と関係ないガラクタからプロペラ、モーター、バッテリーを持ってきた博士。

 

「いけるかも!」

 

 かばんさんが乗っかり二人して作り上げたのは扇風機のような何か。で、動作確認してみたら思いのほか強力でおもいっきり助手を吹き飛ばす程の超強力ぶりを発揮してしまった。アーッという声を残して遠くへ吹き飛ばされていく助手。

 

「こ、これはやってしまったかな。」

「やってしまったのです。」

 

 かばんさんと博士は助手の飛ばされていった方角を見ながら漫画汗を浮かべる。

 で、正座させられて助手にめちゃめちゃ怒られる二人。その顔を一言で表すなら(>△<)って感じだった。

 

 そうやってどったんばったんしているうちに空では日も傾いて茜色になってきた。その頃にようやく4つの機械が完成する。

 

「かばんお姉ちゃん。これってなあに?」

「うん、これはフィルター発生装置って言ってね。火山から出るセルリウムを防ぐ機械なんだよ。」

 

 かばんさん達の前には4つの板状のものに台座のようなものが取り付けられた機械が4つ並んでいた。

 

「研究所にあった未完成品を私たちが色んなところから部品をチョイチョイして完成させたのです。」

「これは苦労したのです。」

 

 博士と助手は偉そうに胸を張ってふんぞり返っていた。

 

「ともえちゃんと初めてあった時もこの機械に使う部品を探してた時だったんだ。」

「へぇー。そうだったんだ。」

「あとは最後の仕上げを残すだけ、だね。」

 

 かばんさんは博士と助手がおうちにやって来た時に直接持ってきてくれた箱を開ける。その中にはラッキービーストコアが4つ入っていた。

 

「これってラッキーちゃん?」

「うん、身体が壊れたりして動けなくなったラッキーさん達をいつか直したくて研究所で預かってたんだ。」

 

 ともえちゃんがその箱を覗き込みながら尋ねると頷きながら教えてくれるかばんさん。

 

「実はね。この機械にはこれを制御する為の機構が足りなかったんだ。それをラッキーさん達が補ってくれればこの機械は完成するの。」

 

 そこで解説を一度切るかばんさん。

 

「でも…本当にいいの?いつか元の身体に直せるかもしれないよ?」

 

 と、箱の中のラッキービースト達にもう一度問い掛ける。その言葉にラッキービーストコア達に緑がかった明かりが灯る。

 

「もちろんイイヨ。」

「また役に立てて嬉しいヨ。」

「パークを守るヨ。」

「ありがとう。マカセテ。」

 

 それぞれに返すラッキービーストコア達。そんなラッキービーストコア達をしばらくの間ぎゅっとするかばんさん。

 

「こちらこそありがとう。ラッキーさん達。」

 

 しばらくの間、そうした後に一つずつのラッキービーストコアをそれぞれのフィルター発生装置に組み込んでいく。

するとラッキービーストコアがそれぞれ、赤、青、白、黒の色に輝く。

 

「「「「四神フィルター発生装置動作確認。……各部、異常ナシ。イケルヨ。」」」」

 

 というところでシーンが切れる。いよいよ明日、海底火山へフィルターを張る事になるのだ。

Aパート終了。

 

 

の  の  の  の  の  の  の  の  の  の  の  の  の  の

 

 

Bパートは海岸に駐車される無人のトラクターとジャパリバスの場面を映してから開始される。

 

「かばんさんっ!みんな沢山集まってくれたよ!」

 

 とイルカちゃんがお出迎え。もちろんシャチちゃんアシカさんの海獣トリオも勢ぞろい。

さらにはその後ろにもたくさんの海フレンズ達が集まってくれていた。

 

「うわわ!ナルカさんにマルカさんにドルカさんにカツオドリさん、それにPPPのみんなも!」

 

 集まってくれたフレンズ達に嬉しそうに駆け寄るかばんさん。

 

「海底火山の事は私たちゴコクエリアのフレンズにも無関係じゃないからねー」

 

 と、イルカちゃんの隣に移動しつつ双子ムーブで遊びはじめるドルカちゃん。その言葉にナルカ、マルカ、カツオドリも頷いてみせて。

 

「パークの危機を救うのもアイドルの仕事よ、ね。みんな。」

 

 PPP達もそんなプリンセスの言葉に頷いてみせる。

 

「それに私たちだけじゃないわよ。」

 

 とプリンセスが続けてさらに後ろの方を示してみせると、そこには沢山の陸フレンズ達も集まっていた。

 

「戦と聞いてはいてもたってもいられん!」

「いやー、今回は海だからウチらの出番ないんじゃないかなー」

 

 仁王立ちしてるヘラジカの横でライオンちゃんがだらけていて

 

「ホテルの仇をとると聞いて駆け付けました!」

「おい、お前たち頼むぞ!」

「いやー…ホテルの仇ではないようなー…」

 

 オオミミギツネ、ハブ、ブタのホテルトリオ。

 

「もしセルリアンが出たら海岸に引きつけなさい。私たちも手伝うわ。」

 

 と笑みを見せるカバに

 

「そしてアライさんもいるのだー!」

「かばんさーん、頼むねー」

 

 アラフェネコンビもやって来てるし

 

「またお前たちに頼る事になるとはな。」

「頑張ってね。」

「オーダーいつでも受けつけてます!」

 

 ヒグマ、キンシコウ、リカオンのセルリアンハンタートリオも集まっていた。その他にも陸海空問わずたくさんのフレンズ達が大集合してくれていたのだった。

陸フレンズ達が船に機械を積んで海へと送り出してくれる。

船に乗るメンバーはかばんさん、ともえちゃん、イエイヌちゃんにアムちゃんに博士助手だ。

船の周りを泳いで進む海フレンズ達。さらに上空からは鳥フレンズ達が空を飛びながら船に並走している。

 

 たくさんのフレンズ達を伴ってついに海底火山近くの予定海域へと到着するのであった。

 

 

の  の  の  の  の  の  の  の  の  の  の  の  の  の

 

 

「それじゃあ、ともえちゃん、イエイヌさん、アムちゃん、ポンプの方はお願いね。」

 

 船上に設置された手押し式ポンプ。それは二人でシーソーのように押すポンプなのだが…。

 

「がう。」

 

 ちょい、っとアムちゃんがポンプの片側を下に下げるとそれだけで逆側にともえちゃんとイエイヌちゃんがぶら下がるようになっていた。

で、ともえちゃんとイエイヌちゃんの重みでポンプのレバーが戻ってぷしゅー、と空気管のところから空気が送り出される。そこにホースをつなげて、逆側は潜水用メットへと繋げるかばんさん。

 

「あはは、アムちゃん力持ちだー」

「うんうん、すごいですよアムちゃん。」

「がうー」

 

 って二人に褒められててれてれのアムちゃん。

 

「博士と助手はフィルター発生装置の投下場所の指示、お願いね。」

「任せるのです。」

「かばんも気をつけていってくるのです。」

 

 博士助手に頷きつつ、今度はフィルター発生装置の方へ近づくかばんさん。

 

「ラッキーさん達。通信で私と一緒のラッキーさんと繋がるようにしてあるから調子が悪くなったりしたらすぐに報せてね。必ず直しに来るから。」

「ワカッタよ、カバン。アリガトウ。」

 

 その言葉にかばんさんは柔らかく微笑んでから、ふ、と思い出したようにともえちゃんに振り返る。

 

「そうだ。ともえちゃん。これ預かってて。海の中で失くしたりしたら大変だから。」

 

 そしてかばんさんは自分の被っていた二本羽根の帽子をともえちゃんに預ける。それにともえちゃんも頷きを返す。そこにカツオドリが船縁にとまって

 

「鳥のフレンズ達が空から見張ってるから、安心して行ってきて。」

 

 と見送りの言葉を口にする。空にはアリツさんやトキやカルガモや沢山の鳥フレンズ達が舞って手を振っていた。 

 

「うん、みんなありがとう!行ってくるね!」

 

 ともえちゃんに帽子を預けたかばんさんは潜水用ヘルメットを被ると、海へローリングエントリー。いよいよ海底火山へのフィルター設置作戦が始まろうとしていた。

 

 

の  の  の  の  の  の  の  の  の  の  の  の  の  の

 

 

 ダイジェスト形式でPPPが海底火山付近にフィルター発生装置を運んだりシャチちゃん含む海獣トリオとゴコクエリアイルカチームがときどき現れる小型セルリアンを駆除してPPPを守ったりしていく。

海中でかばんさんが指揮する中で順調に進んでいくフィルター設置作戦。

 そして、ついに四つの装置が設置し終わって、かばんさんが手をあげて合図するとフィルター発生装置が起動。

 それぞれに取り付けられたラッキービーストコアが赤、青、白、黒と輝き海底火山にフィルターが張られる。

その様子に満足気にかばんさんが頷いて海フレンズ達に親指を立ててみせると「やったあ!」と喜びお互いに抱き合う海フレンズ達。

 

 そこで場面は海上の鳥フレンズ達へと移る。

カツオドリがハッと何かに気づいた様子で海の向こうの水平線を睨みつける。

 

「博士…。あっちから何か来るよ」

「あれは…」

 

 と波を蹴立てて作戦中の海フレンズの方へ向かっているのは…超巨大船型セルリアン!

(船型セルリアン襲来時BGMイメージを巻末にて紹介させていただいています。 )

 

「まずいのです!」

「かばん!みんな!逃げるのです!」

 

 と博士助手が焦りをにじませた声で叫ぶ。

超巨大船型セルリアンの急襲はすぐに海フレンズ達にも伝わってそれぞれに散り散りに逃げる海フレンズ達。

 

「このお!」

 

 とシャチちゃんが向かってくる超巨大セルリアンに自慢のパワータックルを仕掛けるけれど…

 

「うそ!?きいてない!?」

 

 その一撃を受けてもビクともしない超巨大セルリアン。ギロリ、とシャチちゃんの方に振り返ると…

 

―ヴォォオオオオオッ!!!

 

 と超音波の雄叫びをあげる。

 

「なにこれ!?」

「耳がいたいよ!」

 

 と耳をふさいで動きを止める海フレンズ達。

そこに超巨大セルリアンがぶぅん!と大きなヒレを振るうと強力な海流が発生して、海フレンズ達は吹き飛ばされていく。

そしてその海流にかばんさんも巻き込まれてしまっていた。そのまま揉みくちゃにされながら海面にまで打ち上げられてしまう。

 

「大丈夫!?かばんさん!」

 

 ってイルカちゃんが助けに来てくれてかばんさんを抱える。

 

「うん、大丈夫。ちょっと波に揉まれただけだよ」

 

 と破損した潜水ヘルメットを脱ぎ捨てながら答えるかばんさん。

 

「逃げますよ!」

 

 とアシカさんも加わってかばんさんを二人で抱えて逃げようとしたときに…

 

―ザッパアアアアアアアアアアン!

 

 と海面から姿をあらわす超巨大セルリアン。

 その巨体がかばんさん達を見下ろす。

 あまりの威容に蛇に睨まれたカエル状態で動けないかばんさん達。

 

そこで画面は暗転。その真っ暗な画面でかばんさんの呟きが響く。

 

「こんなの…どうにかできるの…?」

 

 そして暗転した画面からEDへと移行して6話が終了する。

(EDイメージは巻末にて紹介させていただいてます。)

 

 

けものフレンズ2after☆かばんRestart 第6話『海底火山』

―おしまい―




次回予告

たくさんのフレンズ達が協力してくれて海底火山にフィルターを張る事に成功したかばんさん達。
喜びも束の間、超巨大船型セルリアンが海中からかばんさん達を襲う!
あまりにも巨大、あまりにも強力なセルリアンを相手にかばんさん達はどうなってしまうのか!?
次回、けものフレンズ2after☆かばんRestart 第7話『群れの力』
お楽しみに!




妄想イメージ元ネタ紹介

けものフレンズRオープニングイメージ。明るい雰囲気の歌に乗せた愛情たっぷりの絵柄がステキなオープニングです。
https://www.nicovideo.jp/watch/sm34990561

超巨大船型セルリアン襲来時イメージBGM。まさに重く巨大な何かが迫りくる感じの緊迫感のあるBGMが超かっこいいです!
https://www.nicovideo.jp/watch/sm34874309

けものフレンズRエンディングイメージ。歌詞もよいのですがともえちゃんとイエイヌちゃん二人で歩いていくエンディングがステキです。後ろに流れるスケッチをかえたりとか色々妄想が捗るエンディングです。
https://www.nicovideo.jp/watch/sm34929655
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