けものフレンズ2after☆かばんRestart   作:土玉満

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これまでのあらすじ

 海底火山から発生するセルリウムに対処する為の活動中に謎の少女、ともえちゃんと出会ったかばんさん。
 彼女と二人でイエイヌちゃんの家に居候させてもらっていたが紆余曲折あってさらに元ビーストのアムちゃんまで一緒に暮らすようになった。
 研究仲間の博士と助手もやってきてついに海底火山へフィルターを張る作戦がスタートする。
 たくさんのフレンズの協力を得てついに海底火山にフィルターを張る事に成功したかばんさん達であったが海中から超巨大船型セルリアンが彼女達に襲い掛かるのであった。



第7話『群れの力』

けものフレンズ2after☆かばんRestart 第7話『群れの力』

 

 アバンは前回出現した船型超巨大セルリアンの場面からスタート。

 超音波の雄叫びでフレンズ達の動きをとめてヒレのひとなぎで吹き飛ばしてしまう。

 そして、海面まで打ち上げられたかばんさん。それを助けに来てくれたイルカちゃん&アシカさん。

 

「逃げますよ!」

 

 アシカさんの声にも焦りの色が滲んでいる。そこに……

 

―ザッパアアアアアアアアアアアアアン!

 

 と海面から姿をあらわす超巨大船型セルリアン!その威容がかばんさん達を見下ろす。

 

「こんなの…どうにかできるの…?」

 

 と言うかばんさん。ギリッと歯を食いしばったところでOP開始。

 (OPイメージは巻末にて紹介させていただいております。)

 

 

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 OP後、再びかばんさん達を見下ろす超巨大セルリアンの場面からスタート。

 その威容にやはり動く事すらできないかばんさん達。しかし…ふと何かに気づいたようにかばんさん達から興味を失うと方向をかえて去っていく超巨大セルリアン。

 

「た、助かったの…?」

 

 とイルカちゃんが去っていく超巨大セルリアンを見ながらまだ動けずにいる。

 しかし、気まぐれであったとしても何の理由もなくセルリアンが目の前のフレンズを見逃すはずがあろうか…。

 

「もしかして…あの方向って…!」

 

 と超巨大セルリアンが向かう先にともえちゃん達が乗ってる船がある事に気づいたかばんさん。

 

「トキさん!博士たちにすぐに陸に逃げるように伝えて!」

 

 と手近にいたトキにお願いする。トキは頷くとすぐに船の方へ飛んで行った。それを見送ってから考えこむかばんさん。

 

「なんで目の前の私たちを無視して船の方に…?」

 

 と疑問を口にするかばんさん。目の前の自分達よりも重要な何かが超巨大セルリアンの向かう先にあるはずだ…。その考えに至ったかばんさんの脳裏にふ、と映像が浮かぶ。

 回想シーンで1話の中型セルリアンが完璧に隠したはずのともえちゃんを見つけたかのような動きをした事を思い出す。

 

「まさか…!」

 

 と思い至ったところでシーンがかわる。

 

 

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 シーンはかわって船上、トキからの伝令を受けた博士助手からも船に向かってやってくる超巨大セルリアンが見えていた。

 波を蹴立ててこちらに向かってくる超巨大セルリアンはまだまだ距離があるにもかかわらず凄まじいプレッシャーを放っている。

 

「すぐに逃げるのです。」

「ともえ。ボスに船を動かすように言うのです。」

 

 博士助手の言葉に頷いたともえちゃん。船に乗った海賊帽子を被った緑色のラッキービーストに向き直る。

 

「わ、分かった。ラッキーちゃんお願い。」

「ワカッタヨ。船ヲ陸ニ向けるネ。」

 

 船は陸地へと進み始める。しかし、超巨大セルリアンとの距離は遠ざかるどころかますます近くなっていっているようだ。

 

「あいつ、スゴイ速さなのです!」

「すごいでかさなのです!」

「「もっと急ぐのです!」」

 

 博士助手も迫ってくる超巨大セルリアンに焦りの色を濃くしていく。

 

「ラッキーちゃん、もっとスピード出ない!?」

「ムリダヨ。」

「ラッキーちゃん頑張ってぇー!」

「ムリダヨ。」

 

 既に船の速度はいっぱい。なのに超巨大セルリアンはどんどん近づいてくるが陸は全然近づいてこない。

 

「このままじゃ、追いつかれます…!博士、ともえさんとアムちゃんを連れて飛んで逃げて下さい!」

 

 とイエイヌちゃんが超巨大セルリアンの方を向いて牙を剥きながら言う。その頃にはかなり近くまで迫ってきている超巨大セルリアン。

 

―ヴォオオオオオオオオオ!

 

 と再び超音波の雄叫びをあげる!

 それにイエイヌちゃんもアムちゃんも博士助手も耳を抑えて動きを止めてしまう。

 

「これは空中に飛んでるときに受けたりしたら…」

「一人ならともかく誰かを抱えていたら立て直せそうにないのです…。」

「って事は空にも逃げられない…?」

 

 博士と助手の言葉に逃げ場が一つ潰された事を悟るともえちゃん。思わず超巨大セルリアンの方へ向き直る。

 その巨大で歪な瞳らしきものが確かにともえちゃんの姿を映しているのを感じていた。何かイヤな感じのする視線を感じるともえちゃん。追いつかれたりしたらどうなるのか、想像するだけでも背筋が凍る。

 

「こうなったら…!」

「一矢報いてやるのです…!」

 

 近づく超巨大セルリアンに対して博士助手の身体からサンドスターの煌めきが立ち上る。そしてその瞳が強く輝きを放ちはじめる。

 野生解放。

 それはフレンズの技の中でもかなり強力なものだ。サンドスターを大量に消費するかわりにケモノとしての力をさらに強化してくれるのだ。

 

「わたしだって…!」

「がう!」

 

 とそれに続こうとするイエイヌちゃんとアムちゃん。しかし、博士助手は二人に背中を向けたままで言う。

 

「二人は野生解放はやめとくのです。」

「イエイヌはヒトと心を通わせるのは得意だけどその分ケモノとしての本能は少ないのです。野生解放なんてしたら身体がもたないのです。」

「それにアムも。元ビーストのお前が野生解放なんてしたらどうなるのか見当もつかないのです。せっかく拾った命なのです。こんなところで使い切る事はないのです。」

 

 その言葉に悔しそうに肩を落とすイエイヌちゃんとアムちゃん。

 野生解放は誰にでもできる技ではない。もともと戦いが得意だったりするフレンズなら生まれながらに使えるかもしれないがそうでなければ何らかの訓練は必要だ。

 それに身体にも大きな負担がかかる。

 まさに切り札ともいうべき技なのだ。

 博士と助手の言う通り、イエイヌちゃんとアムちゃんに野生解放はまだ難しい技であった。

 悔しそうに肩を落とすイエイヌちゃんとアムちゃん。そんな彼女達に博士助手は肩越しに振り返ってみせる。

 

「ここは我々に任せるのです。お前達が陸に戻る時間くらいは稼いでみせるのです。」

「お前たち二人はともえを守ってやるのです。」

 

 肩ごしに振り返っている博士と助手。ふ、とその顔が笑みにかわる。

 

「かばんの事。感謝しているのです。」

「あんなにいい表情のかばんを久しぶりに見たのです。」

 

 言いつつ前へと向き直る博士と助手。

 

「「それに…」」

 

 前へと向き直った博士と助手は迫りくる超巨大セルリアンを睨みつける。

 

「「我々はこの島の長なので…!」」

 

 それは既に覚悟を決めた者の表情であった。

 

「このままじゃ、二人が…ううん…アタシ達も…」

 

 一方でともえちゃんは超巨大セルリアンが確かに自分の方を見て何かの感情のようなものを自分に向けているのを感じていた。

 その感情を向けられて思わず顔を青くするともえちゃん。かばんさんから預かっていた二本の羽根のついた帽子をぎゅっと抱くようにする。

 手の中の二本羽根の帽子に視線を落とすともえちゃん。

 

「かばんお姉ちゃんなら……」

 

 ともえちゃんの脳裏に思い出されるかばんさん。

 いつもの優しい顔で笑うかばんさん。

 早起きは苦手で時々残念なかばんさん。

 そして最後に思い出したのはかばんさんが1話で中型セルリアンを一人でやっつけた姿。

 そう、かばんさんはカッコイイのだ。

 だから

 

「かばんお姉ちゃんなら、どうしたらいいか考えるよね!」

 

 ともえちゃんは辺りを見渡す。

 船に積まれたサーフィンボード。ロープ。

 そして、もう一つあるものがともえちゃんの目に留まった。それはフィルター発生装置積み込みの際に手伝ってくれたとあるフレンズが「これも乗せるのだー」「アライさーん、それはいらな…まあ邪魔じゃなさそうだしいっかぁ。」と間違って積んじゃった機械だった。

 それはかばんさんと博士が昨日途中で脱線して作って助手に怒られてた強力扇風機のような何かだった。それをカメラは順番に映していく。

 ハッと何かを思いついた表情のともえちゃん。うん、と強く頷いて前に抱いてたかばんさんの帽子を首の後ろに回して紐で下げる。

 両手が塞がっていては戦う事は出来ないのだから。

 

 

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「いいですか、助手。焦らずにキッチリ引き付けるのです」

「ええ。空中でさっきのうるさいヤツを受けたら攻撃できないのです。」

 

 博士助手が慎重に攻撃のタイミングを計っている中、もう超巨大セルリアンはあと一歩、というところまで船に迫っている。

 今まさに博士と助手が飛び立とうとした瞬間!

 

「コノハちゃん博士!ミミちゃん助手!イエイヌちゃんとアムちゃんもごめんね!アタシがあいつを引き付ける!」

 

 と海に飛び出したのは、なんとともえちゃんだった!サーフィンボードにロープで扇風機もどきを括り付けた何かにパドリングの体勢で乗っかり…

 

「うごけえー!」

 

 と扇風機もどきを作動させる…!すると扇風機もどきがスクリューがわりになってバヒューン!と発進するサーフィンボード。しかし…。

 

「逆だったあー!?!?」

 

 と思ってたのと逆方向、つまり超巨大セルリアンの方へ突っ込んでいくサーフィンボード。取り付け方向間違えちゃったのね…。

 

「ともえさーん!?」

「もえー!?」

 

 これにはイエイヌちゃんもアムちゃんも揃ってΣ(〇△〇;)って顔で見送っちゃう。

 だが、その速度はすさまじく超巨大セルリアンが反応する前にその真横を通り抜けるようにして一気に沖へと進む。

 ようやく、それに気が付いた超巨大セルリアン。ともえちゃんを追ってゆっくりと旋回をはじめる。

 

「い、今のは怖かったー…」

 

 と気を取り直して体重移動でサーフィンボードを操るともえちゃん。速度はサーフィンボードの方が上で超巨大セルリアンは追いつけずにいる。

 

「確かにアイツはともえ、お前を狙っているようなのです。」

 

 大きく迂回して空を飛びながらともえちゃんと並走する博士。

 

「それにしてもさっきは焦ったのです。残念なところまでかばんに似なくてもよいのです」

 

 同じく逆側を並走する助手。

 

「あ、あそこまで残念じゃ…なくはなかったかな…あはは。」

 

 とほっぺぽりぽりのともえちゃん。

 

「それよりコノハちゃん博士、ミミちゃん助手。時間はアタシが稼ぐからかばんお姉ちゃんとあのセルリアンを何とかする方法を考えて。」

「分かったのです。」

「我々だけではアイツを倒す方法は皆目見当もつかないですがかばんなら…」

「うん、かばんお姉ちゃんなら必ず何か思いついてくれるよ!」

 

 と三人が頷きあったところでシーンが変わる。

 

 

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 シーンは変わって今度はイルカアシカコンビに抱えられて海上を進むかばんさんへとカメラが移る。

 そこに博士助手が到着。

 

「かばん、あのでかいセルリアンは今はともえを追っているのです。」

「ともえがアイツを引き付けてくれているのです。」

 

 博士助手の言葉に一瞬心配そうな表情を浮かべるかばんさん。

 

「安心するのです。速度と小回りの両方でともえが作った船的なやつの方が上なのです。」

「だからかばんはさっさとアイツを何とかする方法を思いつくのです。」

 

 かばんさんは頷くと少しの間考え込んでから…。

 

「ねえ、あのセルリアンはともえちゃんを狙ってる、で間違いないよね。」

「そうなのです。」

「あの動きは間違いないのです。」

 

 そのかばんさんの確認に博士も助手も揃って頷いて見せる。

 

「とすると……」

 

 かばんさんの脳裏に浮かぶいくつかの場面。

 サーフィンボードで逃げるともえちゃん。

 海岸で待機中の陸フレンズ達。

 海に散り散りに逃げた海フレンズ達。

 上空から遠巻きに心配そうな視線を向けている鳥フレンズ達。

 そして崩壊したホテル跡。

 

「何とかなるかもしれない。」

 

 ポツリと呟いたかばんさん。期待に満ちた目で彼女を見る博士助手にイルカアシカコンビにも強く頷いてみせてから言う。

 

「作戦を説明するよ!」

 

 かばんさんの説明を聞いた博士と助手にイルカアシカの海獣コンビ。

 助手が伝令に走り、鳥フレンズ達そして待機中の陸フレンズ達にもに次々と情報が伝わっていく。

 一方海フレンズ達もイルカアシカコンビに伝令されて頷きあう。シャチちゃんも今度こそ、とむんっと気合を入れていた。

 獣たちの反攻が始まろうとしていた。

 

 

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 そして再びシーンがかわってサーフィンボードで逃げるともえちゃん。

 大きく円を描くようにして超巨大セルリアンを単身引き付ける。そこに博士に抱えられたかばんさんが登場。

 かばんさんを見つけると途端に嬉しそうな笑顔を見せるともえちゃん。

 かばんさんもそれに笑顔を返す。

 

 「ともえちゃん。頑張ったね。すごいよ。」

 「でへへー」

 

 かばんさんに褒められて嬉しそうに照れてみせるともえちゃん。

 

「でもちょっと無茶しちゃったね。」

「まったく、誰に似たのかです。」

 

 と苦笑するかばんさんと博士。しかし今はそれどころではない事も理解していた。

 

「で、何か作戦は思いついた?」

 

 とともえちゃんがかばんさんに訊ねる。それに頷きを返しながらかばんさんが続ける。

 

「うん。でも一番危ない役をともえちゃんにお願いしなきゃいけないんd…」

「やるよ!」

 

 と被せ気味に即答するともえちゃん。

 それに決心を見て取ったかばんさん。もう一度頷きを返す。

 

「分かった。ともえちゃん。あっちの方に崩れた海上ホテルがあるからそこにあのセルリアンをおびき出して欲しいんだ。」

「任せて!」

 

 と親指を立てるともえちゃん。ふ、と何かに思い至ったように続ける。

 

「あー、アタシもあれやりたいなー。」

「あれ?」

 

 ?マークを出すかばんさんにともえちゃんが拳を突き出してみせる。

 

「なるほど。」

 

 と博士がともえちゃんの意図に気が付いて拳を突き出してみせる。

 

「ああ。」

 

 と、それでかばんさんも何がしたいのかに思い至ったらしい。

 

「じゃあ助手がいないけど…。」

「大丈夫。アイツを何とかしたら今度は4人でやるんだから。」

「そうだね。なら……。」

 

 かばんさんが頷いてから…

 

「我々は?」

 

 と聞くと。

 

「「「かしこいのでー!」」」

 

 と三人の声が揃う。しかし…不安定な体勢で拳を突き上げようとしたともえちゃん、危うくバランスを崩しかけて博士とかばんさんもあわわ、と言わんがばかりに手を伸ばしかけて、危ないところでバランスを保つ。

 三人で、ふう、と安堵してから顔を見合わせて可笑しそうに笑いあうのだった。

 

 

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 そしてシーンはかわってともえちゃんが一人サーフィンボードを走らせる。

 

「だんだんコツがわかってきたよ…!」

 

 とスタンディング状態でわざとサーフィンボードを蛇行させてスラローム走行。超巨大セルリアンにつかず離れずの距離を保つ。

 (もう各妄想作画班の皆様に思う存分ともえちゃんのかっちょいいサーフィンシーンを作画しちゃって欲しいです!パイプ状の波をくぐったり波をジャンプしたりとかフリップ決めちゃったりとか色々と!)

 

「あれが、かばんお姉ちゃんが言ってたホテル跡だよね。」

 

 その行く手に崩れたホテル跡が見えてくる。かろうじて原型を留めているのは屋上のヘリポートくらいのものだがそこで一体何をしようというのか。

 とにもかくにもホテル跡に向かってともえちゃんはサーフィンボードを走らせる。

 そして超巨大セルリアンを引き連れたままホテル跡がもう目前まで迫っていた。

 

「あれ?そういえば、これってどうやって止めたらいいんだっけ?」

 

 とともえちゃんが漫画汗をたらしはじめる。この即席の船的なモノにブレーキなんて上等な代物がついているはずがなかった。

 そうこうしてる間にホテルの瓦礫が迫ってきて、後ろには超巨大セルリアン!

 

「うわぁー!?これムリムリムリ!?ムリだってばぁー!?」

 

 思わぬところで大ピンチのともえちゃん!

 

「まったく、詰めが甘いところまで誰かに似ているのです。」

 

 と横からかっさらうようにともえを空へと担ぎあげるのは…

 

「ミミちゃん助手!」

 

 …であった。

 

「でもかしこかったですよ。ともえ。」

「ありがとぉー!もうダメかと思ったー!」

 

 ここぞとばかりに助手をモフるともえちゃん。下の方ではホテル跡に激突したサーフィンボードがパッカーンと盛大に砕け散っていた。

 助手はそのまま飛び上がって屋上ヘリポート跡で待つイエイヌちゃん達にともえちゃんを預ける。

 そこへ博士とかばんさんもやって来ていよいよ全員集合だ。

 眼下に迫る超巨大セルリアンへと向き直り、そして博士と助手が一歩を踏み出す。

 

「さて、後は任せるのです。」

「我々の群れとしての力を見せるのです。」

 

(ここでBGMは『ようこそジャパリパークへ』イントロ開始と同時にホテル跡の瓦礫に身を潜ませた陸フレンズ達の目に次々光が灯って広がっていく。)

 

「チャンスは一度きりです!」

「やってやるのです!」

「「とっとと野生解放するのです!」」

 

 博士の号令でそれぞれに野生解放をはじめる陸フレンズ達。それに気づいた超巨大セルリアンがヴォオオオオオオオオと超音波の雄叫びをあげる、が……。

 

「「「「がぉおおおおおおおおおおおお!!!」」」」

 

 それに負けない獣の咆哮をあげて打ち消す陸フレンズ達!

 超音波攻撃が不発に終わった事に危機感を覚えた超巨大セルリアン。慌てて海中へ身を潜めようとするが……。

 

「「「「せーのぉ!!」」」

 

 と海フレンズ達が海中から一斉に超巨大セルリアンを押し上げる!

 

「これがチームプレイの力だよ!」

 

 と野生解放したシャチちゃんが最後の後押し!超巨大セルリアンの巨体を海上にまで打ち上げる!

 海上に顔を出した超巨大セルリアン。

 

「みんな!今だよ!」

 

 とかばんさんが合図すると一斉にホテル跡の瓦礫から躍り出て攻撃を加えていく陸フレンズ達!

 さらに博士助手をはじめとした鳥フレンズ達が一斉に急降下アタックを仕掛ける。

 フレンズ達の総攻撃を受けた超巨大セルリアン。じょじょにその船体にヒビが入りはじめる。

 

「今なら…アムちゃんのパワーなら…行けます!」

「がう!」

 

 屋上跡のイエイヌちゃんとアムちゃん。二人で頷きあうと手を取り合って屋上跡から海上の超巨大セルリアンへと飛び掛かる!

 

「アムちゃん、いっけええええええ!」

 

 とアムちゃんをぶん投げるイエイヌちゃん。

 

「ぐるああああああああああ!」

 

 と加速したアムちゃんはヒビの入った超巨大セルリアンの船体に拳を叩きつける!

 その一撃でヒビは広がっていき、超巨大セルリアンの船首部分がへし折れるようにして脱落。

 

―ギョオオオオオオオオ!?!?

 

 と悲鳴のような叫びをあげ、のたうつようにして逃げていく超巨大セルリアン。

 

「『石』までは破壊できませんでしたか…」

「でもあの傷ならほっといてもすぐに自壊するのです」

 

 と博士助手が遠くへと逃げていく超巨大セルリアンを見ながらつぶやく。超巨大セルリアンが負った傷は致命傷というに十分なものだ。

 

「「つまり。我々の勝利なのです」」

 

 その宣言に沸き立つフレンズ達。一撃入れたあと海に落ちた陸フレンズ達が最後の一撃を決めたアムちゃんの周りに集まっている。

 口々に「やったな!」とか「すごかったよー」って声をかけられて、しばらく「がう?」って周りをキョトキョトしてるけどやがて嬉しそうにてれてれしはじめてシーン終了。

 

 

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 シーンはかわって海をバックにともえちゃんがかばんさんに二つの羽根がついた帽子を返す。そして、むふーってドヤ顔で拳を突き出してみせて博士と助手とかばんさんもその拳に自分の拳をコツン、と合せて4つの拳が空へと突き上げられる。

 そして砂浜にみんなで戻ってPPPライブしたりそれに目を☆マークにしちゃうともえちゃん。テンションマックスだ。

 消費したサンドスターを補給する名目のジャパリまんでの宴会やかばんさん&ヒグマ&ともえちゃん制作のカレーが振る舞われたりして勝利の宴は大盛り上がり。

 宴会も終わってゴコクエリアへと帰っていくナルカ、マルカ、ドルカ、カツオドリのみんなを手を振ってお見送りしたり、イエイヌちゃんに膝枕してもらって満足気に眠るアムちゃんとかだったりを描写しながEDイントロが開始される。

 そして歌い出しと同時にED開始。(EDイメージは巻末にて紹介させていただいています。)

(後ろに流れるお便りコーナーがともえちゃんが追加したフレンズ図鑑のページになってて、かばんお姉ちゃん、イエイヌちゃん、アムちゃん、コノハちゃん博士、ミミちゃん助手の順番で流れていく演出を各妄想作画班の皆様にお願いします。)

 

 

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 そしてCパート。

 海中に身を潜めた深手の超巨大セルリアン、ぐぼあー、と海中を漂うセルリウムや小型セルリアンを捕食していく。

 そして、その傷口からボコン、と音をたてて身体の一部が切り離される。

 その切り離された身体の一部が不定形な形のまま陸へと向かっていき第7話終了。

 

 

けものフレンズ2after☆かばんRestart 第7話『群れの力』

―おしまい―




次回予告

 海底火山にフィルターを張って平和な日常がやってきた。
 しかし、そんな平和になったはずの日常に忍び寄る影があった…。
 思わぬ試練にイエイヌちゃんが下した決断とは…。

 次回、けものフレンズ2after☆かばんRestart 第8話『たからもの』
 お楽しみに!


妄想元ネタ紹介


けものフレンズRオープニングイメージ。明るい雰囲気の歌に乗せた愛情たっぷりの絵柄がステキなオープニングです。
https://www.nicovideo.jp/watch/sm34990561


けものフレンズRエンディングイメージ。
たいせつな友達の別バージョン。お便り紹介が雰囲気があってすごい素晴らしいです!
https://www.nicovideo.jp/watch/sm34878932

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