戦姫絶唱シンフォギア ~龍を纏いし戦士~   作:Dorakuro

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最近色々追われてるDorakuroです。
今回はいつもより長めになってしまいました。
後、言っておくことがあります。
第1期の中でで出てくるカードは転生編までです。あらすじには後ほど書き加えておきます。
そこのところよろしくお願いします。


お出掛けというアクシデント

 あれから響は強くなるために弦十郎さんのところに行き、修行をしている。空いている時間に運動したり、ふらわーというお好み焼き屋さんで食べたり、放課後は友達とカラオケに行ったりしている。ある時、それで大丈夫なのかと響に聞いてみると

 

『師匠が言うには飯食って映画見て寝るッ!男の鍛錬は、そいつで十分よッ!!って言ってたから大丈夫だよ』

 

 と響は答えた。それに対し、俺は苦笑するしかなかった。飯食って映画見て寝るってあの人が言ってる事やばいな......というか響は女の子だよなと思った。

 

 そして今日、彼女はまた弦十郎さんのところに修行に行ってる。一方、俺はというと私服姿でとある公園にいてる。

 

「早く来すぎたかな......はぁ、それにしてもあれマジだったのか」

 

 とため息をつき、携帯に表示される時間を見ながら言う。俺は今、ある人を待っている。ある人というのは未来のことである。何故ここにいるのかと言うと、先日の未来との電話でしたお出掛けという約束(ほぼ強制)でここでいる。そのことを前の高校の友達に話すと"取り敢えず死んでくれ"や"今度会った時覚悟しろ"等と殺気のついた言葉を頂いた。

 

「お待たせ、亮君」

 

 声のした方を向くとそこには未来がいた。

 

「おう、未来......今日は何処に行くんだ?」

 

「.......その前に言うことあるでしょ?」

 

「えっ、何だっけ?別に遅刻はしてないはず」

 

「そうじゃなくて.......私の今日の服どう思う。」

 

 と未来がそう言ってきたので、俺は彼女の服装を見る。最近は制服姿の彼女しか見てないので、私服姿を見るのは久しぶりだった。

 

「み、未来らしくて良いと思うよ」

 

「むー.......そう、なら良かった」

 

「なんか少し怒ってないか?」

 

「別に怒ってなんかいないよ.......ほら、早く行こう」

 

「えっ、ちょ、まっ!?」

 

 未来が突然、俺の手を引っ張り、お出掛けが開始されるのだった。まず、向かったのはデパートの中にあるアパレルショップだった。そこで未来は気になった服を試着し、毎回俺に感想を聞いてきた。これが何十分も続き、精神が削られていくのだった。しかし、こういうのは中学の時に未来や響に連れ出されたので慣れてはいた。

 そして、それらの中でも特に気に入った服を彼女は購入するのだった。俺はそれを見て店から出ようとすると

 

「ねぇ、亮君」

 

「何だ」

 

 未来に呼ばれ、振り返ると購入した服が入っている紙袋を持っている左手とは反対の右手に別の服が握られていた。

 

「......それは?」

 

「亮君、これ着てみない?」

 

「.......次行くぞ」

 

「むー.......」

 

 未来が着せようと仕向けるが、俺は無視して店を出る。その時、彼女は頬を膨らませていた。

それから俺達はウィンドウショッピングをし、時間が昼頃になると、フードコートで昼食をとる。

 

「亮君、相談があるんだけど」

 

 昼食が終わり、一息ついていると、未来が相談があると話しかけてきた。

 

「何だ?」

 

「響のことなんだけど.......最近、響が隠し事をしている気がするの」

 

「.......へぇ~響が隠し事かぁ~」

 

 未来が言ったことにとりあえず反応する。隠し事というのは十中八九2課やシンフォギアのことだろう。あれは機密事項で外部に漏らさないように弦十郎さんが注意している。もし話してしまったら、未来や友人に危険が及ぶ可能性があるから、言いたくても言えないのである。響はなんとか隠しているが、未来は薄々感づいていたようだ。

 

「.......隠し事はしないって響とは約束したのに。私、どうしたらいいのかな」

 

 と未来が悲しそうな顔をする。俺はこの状況をどうしたらいいか一瞬焦ったが、彼女をなんとか説得しようとする。

 

「なぁ、未来。もしかしたら響の隠し事っていうのは未来には言えないことなんじゃないか?」

 

「.......どういうこと?」

 

「もし、響ならちょっとしたことだったらすぐに言ってくるよな?」

 

「うん、確かに」

 

「だけど、響が隠し事をするってことは相談できない程、言えないことなんじゃないか?」

 

「それは分かってる。でも、隠し事をしてる響が許せない私がいるの」

 

「.......なぁ、未来。もし、未来自身が隠し事をしているとして、それが響や俺にも言えないことだったらどうする?」

 

「そ、それは.......」

 

「さらに言うと、もし、そのことを言ったら誰かを傷つけてしまうかもしれないとしたら」

 

「私は.......躊躇っちゃうかも」

 

「だろ?だったらその時は本人の口から言われるまでその人はずっと見守ってやればいいんだ」

 

「響から?」

 

「そう。もし響が言ってきたら、そこから自分がどう接していけばいいのか考えればいいと俺は思ってる」

 

「どう接したらいいか.......分かったよ亮君。私、今の響とどう接すればいいのか少し分かった気がする」

 

「なら良かった」

 

 そしてお互い笑い合う。

 

「よし、この話しはここまでにして、次はどこ行く?」

 

「う~ん」

 

 未来が次の目的を考えていると

 

「キャーーー!!」

 

「ノイズだぁぁぁ!!」

 

 向こうの方から人の叫び声が聞こえてきた。どうやらこのデパートにノイズが発生したらしい。

 

「ノ、ノイズ!?」

 

「何でこんなところに!!とりあえず、未来シェルターに向かうぞ!!」

 

「う、うん」

 

 俺は未来の腕を引っ張り、シェルターに向かって駆け出す。

 

「はぁ、はぁ」

 

 シェルターへ必死に逃げる。俺はチラッと後ろを見ると、遠くからノイズの影があった。奴らは俺達に向かってきていた。シェルターまであと少しに差し掛かった時

 

「きゃ!!」

 

 突然、未来が足を躓き、倒れてしまう。俺はすぐに止まる。

 

「未来、大丈夫か?」

 

「だ、大丈夫」

 

 未来は立ち上がろうとするが、倒れてしまったせいかすぐには立ち上がれなかった。再び後ろを見るとノイズとの距離が縮まっていた。未来が立ち上がっても走れるかどうか怪しい。しかも、ノイズに追いつかれる可能性が高い。と頭の中で思考を巡らせる。

 

(これでいくしか!!)

 

「すまない未来!!」

 

「ど、どうしたの亮君?.......!!」

 

 何かを思い付いた俺は未来の後ろに立って中腰になる。そして彼女の背中と膝の後ろに手を通し、持ち上げる。

 

「未来、少しの間我慢してくれ」

 

「//えっ、り、亮、こ、これって!?」

 

 未来の顔が真っ赤になる。そう、今の俺は未来をお姫様抱っこしているのである。未来を抱え、再びシェルターに向かって走る。

 

「もう少しで着くはず.......!!」

 

 その時、先日負った足の傷から痛みが走り、走るスピードが一瞬緩んでしまう。その痛みになんとか耐えながら力を振り絞る。そしてシェルターの前にやっと到着し、未来を抱えている手から降ろす。未来を見ると顔は未だに赤かった。

 

「未来、大丈夫か?」

 

「//う、うん.......大丈夫」

 

「.......なぁ、顔赤いけど本当に大丈夫か?」

 

「//だ、大丈夫って言ってるでしょ!!こうなったは誰かさんのせいなんだけど

 

「最後何か言った?よく聞き取れなかったんだけど......」

 

「//い、言ってないよ!!」

 

「ならいいけど.......それより早くシェルターに入ろう」

 

「うん、そうだね」

 

 俺達はシェルターに入ろうとするが、天井にヒビが入り、崩れてきた。

 

「.......!!未来危ない!!」

 

「え?」

 

 即座に気づいた俺は未来をシェルターの方へ突き飛ばした。お互い運よく瓦礫の下敷きにならなかったが、俺だけシェルターへの道が塞がれてしまった。そして来た道を見るとそこにはノイズが迫ってきていた。

 

「亮君!!亮君!!」

 

 瓦礫の向こうから未来が俺を呼び掛けてくる。

 

「未来、お前はシェルターに急げ!!」

 

「でも、亮君が.......」

 

「俺は何とかするから、早く!!」

 

「.......うん、分かった.......死なないでね」

 

 と未来がそう言い残し、足の駆ける音が聞こえた。

 

「.......死ぬつもりはねぇよ」

 

 俺はそう言い、耳に通信用のマイクをつけ、ペンダントとカードを取り出す。現在謹慎中だが、自分が危ないこととシェルターにいる人達を守るために謹慎中であることを忘れ、力を起動させる。

 

「龍装......」

 

 俺はバルキリー・ドラゴンの鎧を纏った後、武器であるバルキリーアローをノイズに向かって構える。

 

「今日は最速で決める!!」

 

 と言い、火の矢をノイズに放つ。矢がノイズに当たり、燃えて灰になる。そして俺は駆けながらマイクで弦十郎さんに通信をかける。

 

「こちら亮、応答願います」

 

『亮君、どうしたんだ。こっちは今ノイズの対応で忙しいんだが.......』

 

「そのノイズが発生した場所に偶々居合わせてしまったんですよ!!」

 

『な、なんだと!?』

 

「だから、今ノイズと応戦しています。」

 

 今度は武器をボルメテウス砲に変え、【ボルメテウス・ホワイト・フレア】を放つ。

 

『君は今謹慎中だが.......仕方あるまい。今、響君と翼がそちらに向かっている。それまで持ち堪えられるか?』

 

「大丈夫ですと言いたいですが、怪我が治っていないので何とかします」

 

『分かった。だが、無理をするなよ』

 

「了解!!」

 

 通信を切り、ノイズとの戦闘に集中する。装備しているものをボルメテウス砲からガルクライフドラゴンの武器であるガルクライフソードに変える。そして、ガルクライフドラゴンの能力を発動させ、広範囲にいるノイズを一掃しようと試みる。

 

「これでどうだ.......」

 

 しかし、まだフライングノイズが残っていた。フライングノイズは俺に向かって突っ込んできた。それを避けようと足を踏み込むが、またもや足から痛みを感じてしまい、避けることが出来なかった。このままだと攻撃をまともに喰らってしまうと剣でガードしようとした時だった。

 

「おりゃぁぁぁぁ!!」

 

 駆けつけた響が俺の前に来て、そのノイズに拳をぶつけて灰にした。

 

「ふぅ~。大丈夫、亮君」

 

「ったく、遅いんだよ.......まぁ、ありがとな。おかげで助かった」

 

 響が無事かどうかを聞いてきたので、助けてくれたことに感謝しておく。

 

「なら良かったよ。で、亮君.......ノイズと戦ってるけど怪我は大丈夫なの?」

 

「平気って言ったら嘘だし、このままだとまた悪化するだろうし.......響、サポートよろしく」

 

「うん、任せて!!」

 

 響と会話しているとノイズが一斉に襲いかかってきていることに即座に反応する俺達だが、この数を一片に相手にするのは難しかった。取り敢えず構え、片っ端からやっつけていこうとするとノイズの頭上から無数の剣が降り注ぎ、ノイズたちに突き刺さる。

 

【千ノ落涙】

 

千ノ落涙.......この技を使えるのは俺が知ってる中で一人、後ろを見るとそこには翼さんがいた。

 

「.......翼さん」

 

「全くあなたたちは.......口を開くことより目の前のことに集中しなさい」

 

「「.......すみません」」

 

 翼さんから注意されたので謝る俺と響。だが、二人が来たことで戦闘が楽になり、すぐにノイズを殲滅したのだった。

 その数十分後、2課の職員さんたちが来て現場の処理をしていた。それを遠くから見ていると響が話しかけてきた。

 

「ねぇ、亮君?」

 

「何だ?」

 

「師匠から聞いたんだけど、偶々ここにいてノイズに居合わせてしまったって本当?」

 

「えっ、あぁそうだけど.......それがどうかしたのか?」

 

「えぇと、なんというか.......なんでここに亮君がいたのかなって」

 

「なんでって.......あっ、そうだった!!」

 

 俺はなんでここに来ていたのか思い出し、未来がいるであろうシェルターに走って向かう。

 

「えっ、ちょ、ちょっと亮君、どこいくの!?」

 

 響が何か言ってくるが、俺にとってそれどころではなくかった。シェルターに近くまで行くと、瓦礫は撤去されており、シェルターから一般人がぞろぞろと出てきていた。そしてその中から未来を見つけ、彼女の方へ向かう。

 

「未来!!」

 

 俺は彼女に聞こえるように呼び掛けると、それに反応してこっちを向いた。

 

「.......亮君」

 

 彼女に近づき、あらためて彼女を見ると泣き出しそうな顔をしていた。

 

「どうしたんだ.......そんな顔をして」

 

 俺は彼女にその理由を聞くと、すぐには答えてくれず、しばらく黙っていた。どうしのだろうと思っていると、彼女がいきなり抱きついてきた。

 

「!?」

 

 俺は突然のことに驚き、言葉が出なかった。

 

「.......バカ」

 

「えっ?」

 

「あの時、ずっと心配してだった。亮君がもしかしたらいなくなっちゃうんじゃないかって......もし、亮君がいなくなったら私は.......私だけじゃない響も立ち直れなくなるから」

 

「未来.......」

 

「だから.......私たちのところからいなくならないで.......どこにもいかないで、お願いだから.......」

 

 彼女が弱々しい声で俺の顔を見て訴えてくる。その時、彼女の顔からは涙が出ていた。俺は泣いている彼女の頭を撫でて慰める。

 

「.......分かった。約束するよ。俺は絶対お前らのところからいなくなったりはしないから」

 

「本当に?」

 

「あぁ、本当だ」

 

 すると、未来は泣いている顔から少し笑っている顔になり、俺もそれを見て彼女に微笑んだ。この状況がしばらく続いていると

 

「な、なんで未来がここにいるの?」

 

とそこには響がいた。おそらく、俺を追いかけてきたのだろう。

 

「なんでって見れば分かるでしょ」

 

「えっ、何のこと?」

 

 響はいまいち状況が飲み込めていないようだった。俺がなんとか説明しようとすると、未来が今度は腕に抱きついてきて響に見せつけるように言う。

 

「何って今日は亮君とデートしてたの」

 

「えっ、デ、デート!?」

 

「ちょ、未来!?」

 

「亮君、どういうことなの!?」

 

と響が少し怒り気味で俺の目の前まで詰め寄ってきた。俺は彼女になんとか説得しようと試みる。

 

「ち、違うんだ響!!これはデートではなくて.......あの時未来と約束で出掛けていただけだ。ほら、その時お前も電話越しでいただろ」

 

「えっ.......あっ、あの時か。なんだそういうこと」

 

「ふー、どうやらなんとか誤解されずにすんだ。良かったな未来.......」

 

「むー」

 

「み、未来?」

 

「.......ふん、亮君なんか知らない!!」

 

「え、えっ!?」

 

何故か未来はご機嫌斜めだった。理由を聞こうとしても聞く耳をもってくれず、これがしばらく続きいた。このままではいけないと思った俺は今度どこか連れて行くと提案し、未来はなんとかそれで手をうってくれた。そしてその時は響も一緒に連れて行くことになったのだった。

 

 




第11話はこれにて終了です。
では次回についてですが.......

亮の友人「やっと俺の出番か!!」

ちょっおまっ!?勝手に出てくるな!!というかどのくらい出るか決まってないから.......えぇ~というわけでまた次回でお会いいたしましょう。ではさよなら

「えっ、これで後書き終わり?なんか雑すぎない!?」
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