戦姫絶唱シンフォギア ~龍を纏いし戦士~ 作:Dorakuro
いやぁ~デュエマのアプリ発表されて一人で盛り上がってました。リリースが楽しみです。
亮「そんなことより書け」
.......はい分かりました。
それでは第12話どうぞ.......
未来と出掛けたその翌日、いつも通り学校に通う。朝のホームルームで先生が出席をとっているときのことだった。
「立花さん!!立花響さんはいつものおせっかいでまた遅刻ですか?」
なんと今日は珍しく響が学校に来ていなかった。今まで遅刻したことはあるが、それでも学校には来ていた彼女が来ていないことを不思議に感じた。
「先生。響、いえ立花さんですが、今日は風邪でお休みするそうです」
すると、未来が先生に響が休むことを伝える。響にしては風邪を引くことなんてあまりないはずなのに本当に今日はどうしたんだと思った。
「はぁ~本当にしょうがないですね」
先生は呆れてホームルームを進める。その時、未来が誰にも聞こえない程度で何か言っていた。
ホームルームが終わり、今日の最初の授業までの休み時間の時、俺は未来のところに向かった。
「おはよう、未来。響が風邪で休みって珍しいな」
「亮君.......その.......実はね、響風邪で休んでるんじゃないの」
「え、どういうこと?」
「私にも分からないんだけど、起きたら机に手紙が置いてあって、手紙には修業で学校を休むって書いてあって.......」
「!!しゅ、修業ねぇ.......」
どうやら響は風邪ではなく修業で学校を休んでいるようだ。学校を休んで修業するか普通と思い、これは後でお話しないといけないとこれからやることが決まった俺だった。
「響が帰ってきたら、聞いてみようと思うの」
「い、いいんじゃないか。俺も響に会ったら聞いてみるよ」
「うん」
未来と話していると予令が鳴り、自分の席に戻る。そして今日の最初の授業が始まるのだった。
どうも、立花響です。私は今日、学校がある日なのに修業のために休みました。未来には置き手紙をしたから、先生に聞かれたらなんとかしてくれることを願うしかない。
「はぁ~~朝からハード過ぎますよ」
今、私は朝の鍛練が終わり、2課で一息ついている。修業が始まって数日しか経ってないのに私にとってはハード過ぎてソファーに倒れ込んでしまう。
「頼んだぞ。明日のチャンピオン!!」
「はい、ご苦労様」
「あは~すみません」
友里さんがドリンクを差し出してきて、それを受け取り、ゴクッと飲む。
「ぷふー!!あの~自分からやると決めたくせに申し訳ないですけど.......今若き女子高生に頼まなくても、ノイズと戦える武器って他にないんですか?外国とか.......」
「公式にはないが、日本だってシンフォギアは最重要機密事項として完全非公開だ」
「えぇ~私、あんまり気にしないで結構派手にやらかしてるかも」
「情報封鎖も2課の仕事だから」
と友里さんが言う。
「だけど、時々無理を通してるから今や我々のことをよく思っていない閣僚や省庁だらけだ。特異災害機動部2課を縮め、突起物って揶揄されてる」
「情報の秘匿は政府上層部の指示だって言うのにね.......やりきれない」
「あ、あぁ」
「いずれシンフォギアを有利な外交カードにしようと目論んでいるんだろう。」
「EUや米国はいつだって改竄の機会を窺っているはず.......シンフォギアの開発は基地の系統とは全く異なるところから突然発生した理論と技術によって成り立っているわ。日本以外の他の国では到底真似できないから尚更欲しいのでしょうね」
「結局やっぱり、色々とややこしいってことですよね」
話を聞いてても、難しいことばかりで何を言ってるのかあまり、出来なかった。でも、なんかややこしいことになってるということは分かった。
「あれ?師匠、了子さんは?」
「永田町さ」
「永田町?」
「政府のお偉いさんに呼び出されてね。本部の安全性及び防衛システムについて関係閣僚に対して説明義務を果たしに行っている。仕方のないことさ」
「本当何もかもがややこしいんですね」
やっぱり、いくら聞いても理解に苦しむよう。
「ルールをややこしくするのはいつも責任を取らずに立ち回りたい連中なんだろう。それで広木防衛大臣は.......了子君の戻りも遅れているようだな」
「あ、そういえばもう一つ師匠に聞きたいことがあるんですが.......」
「ん?なんだ?」
「前から気になっていたんですが、亮君がここに来た日、師匠は亮君のことを知っていたような口だったので.......師匠は亮君とはそれ以前から知り合いだったんですか?」
「.......あぁ。亮君と初めて会ったのは二年前のことだ」
「二年前.......それって!!」
「そうだ。あの事件の後、彼がまだ入院している時に私は彼に会いに行ったのだ」
「へぇ~そんな前から知り合いだったなんて知らなかったです」
「その時、亮君とは色々話した。彼が持つ力のことや俺たち2課についてもな.......」
「そうなんですか.......」
「そういえば響君。亮君からあのことは聞いてないのか?」
「え、何をですか?」
「その様子だと聞いてないのか.......まぁ、いい。私から話しておこう。二年前、あの事件の生存者たちはメディアの言動が原因で周りから迫害を受けるようになった.......響君や亮君もそれに含まれていた」
「.......」
「特に響君は他の生存者よりも過酷な迫害を受けていた.......それで合ってるな?」
「.......はい」
「二人が退院して間もない頃、亮君から電話があった」
「え、亮君からですか?」
「うむ。話を聞いてみたところ、生存者の迫害に関する情報をどうにかしてほしいと頼んできたのだ」
「はぁ~。でも、なんで亮君がそんなことを.......」
「俺も最初は彼が何故、そんなことを頼んだのか分からなかった。だか、今までの君たちの関係を見る限り、おそらく亮君は君を守りたかったのが主な理由だろうな」
「.......私を守るため、ですか」
「うむ。亮君から頼まれた時に彼からは何か強い意思を感じた。俺はそんな彼に共感し、引き受けることにした。その結果、時間はかなり掛かったが、なんとか生存者を迫害から守ることができた。その報告を彼にしたとき、彼は電話越しで泣きながらお礼を言ってきたのだ」
「.......やっぱり、亮君は亮君だなぁ」
私は亮君がその時にやってきたことを聞いて少し嬉しかった。彼は普段そういうのはあまり関わらない方だと彼のことをよく知らない人はそう思ってしまう。
でも、実際は知らないところで誰かのために行動していることは私や未来も長い付き合いを通して知っていた。彼は本当は優しい人物だと。
「響君?」
「師匠、ありがとうございます。亮君には後で隅々まで聞いておきます。」
「そうか.......なら俺から言えることは以上だ。彼から何か聞けるといいな」
「はい!!」
(よーし、今度学校で亮君に聞いてみようっと)
時は過ぎて放課後、未来と学校で別れた後、街中を歩いていた。街を歩きながら見渡すと駅の近くにカードショップがあることに気づく。
「へぇ~こんなところにカードショップなんてあったのか」
俺は気になったので入ってみることにした。店に入るとショーケースが店の奥まで陳列しており、ショーケースには数多くのカードが並んでいた。その中には俺がかつてやっていたデュエマのカードもあった。
「あの時を思い出すな」
カードを見て思い出に浸っていると店の自動ドアが開き、誰かが店に入ってきた。
「あれ?亮じゃないか」
入ってきた人が俺に声を掛けてきた。俺はその方向を向くと声を掛けてきたのは小学校の時の友人で前の高校の友人でもある黒瀬冬真だった。
「冬真、なんでここに?」
「それはこっちのセリフだっての」
「俺は街を歩いていたら、ここを見つけて気になったから寄ってみただけだ.......で、お前はどうなんだ」
「俺も似たような感じかな」
「そうか」
俺は再び並んでいるカードを見る。するとある一枚のカードが目に入った。そのカードは俺の知ってる限りの記憶にはなく、カードのイラストを見るとどこかボルメテウス・ホワイト・ドラゴンに似ていた。俺はそれが何か分からなかったので冬真に聞いてみた。
「なぁ、冬真。これ、俺の記憶からすると俺がやってた頃にはなかった気がするんだが」
俺は冬真に分かりやすいようにそのカードに指を指す。
「ん?あぁ、これはお前が知らなくて当然だろ。なにしろこのカードは最近出たカードだからな」
「え?デュエマって俺たちが中学に上がる時に廃れて販売中止になったはずだろ?なのになんで」
そうこの世界でのデュエマは聖拳編で終わってしまっているのだ。えっ、なぜかって?そりゃ分かる人は分かるだろ。ボルバルザークが出たことでユーザが減ってしまい、そしてそこから半年もかからないうちにデュエマは俺たちから存在が消えていった。しかし、なぜ、またデュエマが流行っているのか分からなかったので理由を聞いてみる。
「なんだ亮、もしかして知らねぇのか?デュエマは去年、あることがきっかけで販売を再開したんだよ」
「あることってなんだ?」
「あちゃ~そこからかぁ.......教えてやるよ。二年前、突如現れたノイズと戦う戦士『龍鎧者』ほら、お前もニュースで知っただろ?」
「!!あ、あぁ、それぐらいは」
冬真の口から俺のことが出てきて一瞬驚いてしまい、冷や汗が出てきてしまった。というか俺とデュエマに何か関係あるのかよ。
「龍鎧者を写真に納めた人がネットに上げたとき、かつてデュエマをやってた人たちが食いついたんだ。龍鎧者の姿がデュエマに出てくるドラゴンに似ているって話題になったんだ。それでデュエマがまた流行り出したんだ。」
「へ、へぇ~」
話を聞いてて俺の目は泳いでしまっていた。
「それを知ったデュエマの制作会社がその波に乗っかって、また販売しようってなったんだ.......で、そこからデュエマは再熱していって新しいカードがさらに増えていった。このカードもその一つだ」
「そうなのか」
俺はそのカードを見て思った。もし、このカードを鎧として使ったらどんな力があるのか試してみたいという好奇心が出てきた。
「よし、決めた!!」
そして俺はそのカードとその他の気になったカードを購入した。
「ふぅ~買った買った」
俺は満足した顔をしながら店を出る。
「ふっ、亮がそういう顔をするの久しぶりに見たな」
「そうか?ま、この頃そういう機会があまりなかったからな」
「そうか。そういえばお前、リディアンに転校して何かあったか?」
「別に.......強いていえば、またあいつらと一緒の学校になったということだけだな」
「あいつらって.......あぁ、立花と小日向のことか。そういえば前に亮が電話で言ってたな」
「まぁ、最初は色々とあったよ。色々とな.......」
と俺は転校初日のことを思い出す。その時、目が少し死んでいた。
「.......あ~何があったのかは聞かないでおくわ」
「そうしてくれると助かる。」
俺に何があったのか察してくれた冬真は深く追求してこなかった。冬真以外のあいつらだったら尋問するかのように聞いてきただろうなと今日、冬真だけに会ったことに安心する。
その時、携帯から着信音が鳴っているのが耳に入る。慌てて携帯を取り出し、画面を見ると弦十郎さんからだった。
「もしもし、亮ですけど?」
『亮君、急ですまないが、至急2課に来てくれ』
「は、はぁ~何かあったんですか?」
『それなんだが、詳しいことは来てから話す』
「.......分かりました」ピッ
「何かあったのか?」
そして電話を切る。すると冬真が俺に聞いてくる。
「ちょっと急用ができたから帰るわ」
「そうか、なら急がないとな」
「ごめんな.......暇ができたら連絡するからな」
「おう」
「それじゃあな」
「あぁ、またな」
冬真に別れを告げ、俺は全速力で学校に向かう。
「転校して悩んでるのかと思ってたけど、大丈夫そうだな」
そんな走っている彼を後ろから見ていた冬真は鞄から一枚のカードを取り出す。そのカードは彼が持っている赤のカードとは違い、色が黒いカードだった。
「あっ、そういえばあいつにこの前、『今度会ったら覚悟しろよ』って言ったの忘れてた......まっいいか。また今度にしよう」
一方、学校へダッシュして戻っている亮は途中でたまたま車に乗っている了子に遭遇し、2課まで送ってもらうことにした。それは良かったのだが、彼女の運転は街中にも関わらず荒かったため気分がすぐに悪くなってしまった。
冬真「なぁ、亮」
亮「どうした?」
「遂に俺に名前が判明したな」
「そうだな」
「ということはよ。俺も今後なんか関わってくるんじゃねぇのか」
「.......と言ってるが、どうなんだうp主?」
分からないとでも言っておこう。
「えぇーー!!せめてなんか言ってくれよぉ!!不安になるだろぉぉぉ!!」
ノーコメントで
「うわぁぁぁぁん!!」
「お前、なんかキャラ崩壊してる気が.......あっ、最初からもう崩壊してたわ」
ではまた次回でお会いしましょう。