戦姫絶唱シンフォギア ~龍を纏いし戦士~ 作:Dorakuro
今回で原作の第1話が終了します。
それではどうぞ!!
あの事件から2年が経った。この2年間、色々なことがあった。一つは、学校に復帰した時に起こった俺と響に対する迫害である。俺には気にしない程度だったのだが、響はそれ以上だった。机には人殺しや死ねなど悪口が油性ペンで書かれていたり、響の分の給食を投げ捨てられていた。さらには校舎に呼び止され、罵倒され暴力を受けていた。俺の場合はやってくる奴らを脅しのようなものでやり返していたが、響の場合、響は何も抵抗せず、ただいじめをまともに受けていた。当の本人は例えいじめを受けても常に笑顔でいた。俺と未来が大丈夫かと聞いてもへいきへいきと言ってくるが、その時の響の笑顔を見ると無理しているようで胸が苦しかった。どんな時でも笑顔でいる響だが、誰もいないところに行くと思いっきり泣いていた。その時は俺と未来が慰めていた。それ以来、俺は響をいじめから守ることにした。そこから俺に対するいじめはエスカレートしていき、響と同様になっていた。これは学校だけではなく、校外でも迫害は起きていた。外から石を投げられ、窓が割れたり、家の塀には悪口が書かれた紙が貼られていた。
いじめを受けて1ヶ月が経ったある日、弦十郎さんから電話が掛かってきた。話を聞くと、俺と響を含めた生存者に対する迫害の対策を打ったらしい。俺はそれを聞いて泣きながら感謝した。
そこから数日後、ニュースや新聞で迫害に対する訂正について報道された。そのおかげで、俺と響からのいじめは消えていった。
その後、再び弦十郎さんから電話がきた。今度は弦十郎さんが所属している特異災害対策機動部二課に来ないかと言われた。そこではノイズによって引き起こされる事件を専門としているらしい。俺としてはありたがい話だったが、すぐには決断できず、保留にしておいた。
そして、もう一つはノイズとの戦いである。日常は元に戻ったかのように思えるが、俺としての日常の項目に一つ加わった。それがノイズとの戦いだった。あの事件以来、ノイズの出現頻度が多くなっていた。俺はあの事件で手に入れた力でノイズと戦っていた。戦っていく中でその力を試していった。だが、その力の数は多かったため、それぞれの特性を知るのには苦労し、力の中には今の自分では扱うのが難しいものもあった。
また、ノイズとの戦闘中ツヴァイウィングの二人が鎧を纏って戦闘に参加することが毎回のようにあった。あの鎧はどうやらシンフォギアというものらしい。そして終わった時、俺はその場から離れようとするが、奏さんが俺に待ってくれと言ってきたが、俺はそれを無視して飛んで消えていく。
ノイズと戦っていると、メディアの中では鎧を纏っている俺のことで話題になっていた。ネットでは【ノイズの脅威から守る存在】や【龍の鎧を纏った戦士】のなど呼ばれ、最終的に【
そして現在、俺は高校生になり、ごく普通の高校に入学した。一方、響と未来はリディアン音楽院という名門の女子校に入学していった。初めて幼馴染と別々の学校になったのである。入学して数週間後、電話で話をした。この前電話したときには二人は元気そうだった。特に響は相変わらず人助けをしており、その度に先生に怒られているらしい。俺は呆れて笑うしかなかった。響は人助けが趣味と言ってるが、お前の人助けは度が過ぎてると言い返すと、未来にも言われたと返してきた。そりぁ未来も分かるよなぁと思った。そして今度、久しぶりに三人で出かけるという約束をし、電話を切った。
ある日、俺は学校にいた。HRが終わり、放課後になって教材を鞄にしまい帰ろうとしていた。
「おい、亮。今日はどこいく?」
突然、クラスメートであり友人でもある奴が声を掛けてきた。
「あぁ、ごめん。今日は無理かな。夕飯の買い出しに行かないといけないし」
「そうか、お前一人暮らしだったな。分かった。また今度な」
「ごめんな。それじゃあ」
「おう、また明日な」
そして俺は教室を出て下校する。
場所は変わってリディアン音楽院のとある教室にて
「あぁ~~もうだめだ~~翼さんに完璧におかしな子だと思われた」
私、立花響は机にうつ伏せになっていた。何故かというと、昼休みの時、憧れの翼さんに会ったのだが、その時の私は米粒が頬に付いていた。それを見られて第一印象が最悪だと思われたんじゃないかと感じたからである。
「間違ってないんだからいいんじゃない?」
すると、隣に座っていた未来が黒板に書いていることをノートに写しながら言ってきた。
「それもう少しかかりそう」
「ん?あぁそうか、今日は翼さんのCD発売だったね。でも、今時CD?」
「う~るさいなぁ。初回特典は充実度が違うんだよC~D~は」
未来の言った通り、今日は翼さんのCDの発売日。しかも初回特典を手に入れるため、今日という今日を楽しみにしていた。
「だとしたら売り切れちゃうんじゃない?」
「はっ!?」
未来の言葉に気づいた私はすぐショップに向かった。
俺は買い出しのために街の路地を歩いていた。
「今日は何にしようかな」
只今、夕飯の献立を考え中であった。
「昨日は肉だったし、今日は魚にするか.......うーん、まぁ行って考えるか」
そう決めた俺はスーパーを目指した。すると
「CD♪特典♪CD♪特典♪」
と聞き覚えのある声が後ろから聞こえてきた。後ろを振り返ると案の定、その声は幼馴染である響の声であり、彼女は楽しそうに走っていた。
「よう、響」
「あれ、亮君!?」
響は俺に気づくと、走るのをやめて歩いて俺に寄ってきた。
「こんなところで会うなんて奇遇だね」
「そうだな」
「亮君はこんなところで何してたの?」
「今、夕飯の買い出しのためにスーパーに向かってたんだ。そういうお前もどうした?何か良いことでもあったのか?」
「へへ~ん、なんと今日は翼さんのCD発売なんだよ」
「へぇーそうなんだ」
「しかも、私は初回特典も手に入れるために買いに行ってるんだ」
響は自慢そうに俺に言ってくるが、
「じゃあ、早く行かないとな」
「そうだった!!それじゃあ!!」
「気を付けろよ」
響は再び駆け出し、その場から去っていった。
「全く、本当に相変わらずだったな。さて、俺も早く行かないと遅くなっちまう」
俺も目的地に向かって歩き出す。
再会した幼馴染と別れ、再び歩き出して数分後、目的地であるスーパーまで数十メートルに差し掛かったとき、
「きゃあああ」
と遠くから悲鳴が聞こえ、俺はすぐに反応し、その方向に走り出す。悲鳴が聞こえた方向に向かっている途中、あちこちにある黒い炭が目に入り、俺はあることに気づく。
「まさか、ノイズが.......くそっ!!」
言葉を吐き出し、全速力でそこへ向かう。
私はあの後、立ち止まり、炭の山を見て近くにノイズが現れたことに気づいた。そして、悲鳴が聞こえてそこに行くと、女の子がノイズに襲われそうになっていた。そして現在、私は助けた女の子を連れてノイズから逃げていた。でも、逃げていくうちに避難所であるシェルターから離れていく一方だった。そして息が上がり、逃げている途中で倒れてしまう。倒れている時に逃げてきた道を見るとノイズが迫って来ていた。それを見てもうダメだと思ったとき
『生きるのを諦めるな!!』
あの時、奏さんが私に言ってきたことを思い出し、再び立ち上がり、逃げる。
しばらく、逃げて私たちはある工業地帯に逃げていた。梯子を登り、上についた途端、仰向けに倒れ、息を整える。もう大丈夫だろうと思ったその時、前を見ると、ノイズたちがすぐそこまで来ていた。女の子は慌てて私に寄り添う。その時思った。
(私に出来ることは.......出来ることがあるなら.......)
「生きるのを諦めないで!!」
私は女の子に言いかけるように叫ぶ。
悲鳴がした方を追いかけて、俺はある工業地帯にたどり着いた。周囲を見渡しと、ある建物の上にノイズの大群が見えた。あそこに人がいるのかそう思った俺は首に掛けていたペンダントを右手に持ち、左手で制服のポケット中にあるホルダーに入っているカードを握り叫ぶ。
「龍装《ボルシャック・ドラゴン》!!」
その掛け声にペンダントとカードが反応し、輝き出す。そして、俺の周りにドラゴンを模した赤と銀の鎧が各所生成され、体に次々と装着されていく。そしてすべての鎧が装着され、俺は世間で呼ばれている龍鎧者になった。
鎧を纏った俺は羽で飛び、ノイズのところへ向かう。その建物の上空に来た時、そこには女の子と響がいた。何故ここに響が?と俺が疑問に思ってると
「Balwisyall Nescell gungnir tron」
響から歌が聞こえてきた。すると、響からオレンジ色の光が輝き出し、その光は空へ一直線に放たれた。そして、響の体から何かが出たり、戻ったりを繰り返し、やがて鎧のようなものを纏った。
(あれは!?)
俺はそれを見て驚く。何故なら、今の響の姿はあの時の奏さんと似たようなシンフォギアを纏っていたのだ。
これにて今回の話はここまで
亮の友人「なぁ、うp主さんよ」
なんでしょうか、亮君の友人さん?
「俺が登場するって事は後に出番あるんだよな?ついでに名前も付くんだよな?」
......さぁ、どうでしょう?
「目が泳いでるけど、嘘だよな?嘘だと言ってくれ!!」
この先登場するかもしれないけど、数回しかないよ
「数回もあるんだな。ということは本編に絡んでくるということも......」
それはない(予定)です。
「コンチキチクショウメェェェェェェェェ!!」
亮「友人よドンマイ......ってあれ?俺はこれだけ?」
それでは次回もお楽しみに。