戦姫絶唱シンフォギア ~龍を纏いし戦士~ 作:Dorakuro
響が歌を歌い、鎧を纏った同時刻。とある場所、特異災害対策機動部2課ではノイズの発生によってその対応をしていた。
「ノイズとは異なる高出量エネルギーを検知!!」
「まさか、これってアウフヴァッヘン波形!?」
アウフヴァッヘン波形と呼ばれる特定の波形からからエネルギーの正体がモニターに示される。モニターには【
「ガングニールだと!!」
「どうして奏のが!?」
「どういうことだ!?」
そして現場のモニターが映し出され、そこには響が映っていた。奏は響を見て何かに気付く。
「もしかしてあの子......」
「奏、知ってるの?」
「うん、二年前のあのライブで私がノイズから助けた子だ。」
「えっ、あの時奏の話の中に出てきた子ってまさか!?」
「あぁ、この子だよ......そうか、生きていたことは知っていたけど、まさかあの子が......」
「思い出に浸るのはいいが、今起きていることに集中しろ。とにかく翼は現場に向かってくれ」
「分かりました」
弦十郎の命令で翼は現場に急行する。
女の子とノイズから逃げている途中、逃げ道を阻まれ、絶体絶命の状況に陥ってしまった私たち。しかし、突然頭の中に歌が浮かび上がり、それを歌うと私は鎧を纏っていた。
「ええ、なんで!?私、どうなっちゃってるの!?」
私は今の自分の姿を見て驚く。
「お姉ちゃん格好いい」
傍にいた女の子の方を見てあることに気づく。
(そうだ。何だかよく分からないけど、確かなことは.......私がこの子を助けなきゃいけないってことだよね)
私は女の子を抱え、思いっきりジャンプする。でも、鎧を纏ったからなのか普段より、高くジャンプしてしまったことに驚いてしまった。そのせいで背中から落ちそうになるが、体制を立て直し、難なく着地する。
そこから、私はノイズたちの奇襲から辛うじて交わし続けた。そして一匹のノイズがこちらに飛びかかってきた。その時、私は無意識に拳をノイズにぶつけると、ノイズは灰になった。これならと思ったけど、いつの間にかノイズに囲まれていた。そしてノイズたちが一斉に襲いかかってきて、もうダメだと思ったその時だった。突如、炎の渦が発生し、ノイズたちを呑み込んでいき、やがてノイズたちが燃えて灰になった。
(何今の?)
私は今起こったことを不思議に思っていると、目の前に赤い鎧を纏い、ドラゴンのような姿をした。人が立っていた。
私はその人を見て、思い出した。あの時、自分の意識が朦朧としたときに見た、ツヴァイウィングの他にノイズと戦っていた人だということを。
響がノイズに囲まれ、窮地に陥っているところを見た俺は、響を助けるために自分の手を合わせ、手の周りから炎の渦を発生させる。そしてそれをノイズに向けて放つ。
「トルネード・フレーム!!」
ノイズに放った炎の渦はノイズを呑み込み、焼き尽くした。その後、地上に降り、響のところに向かう。
「.......大丈夫か?」
「えっ、あっ、はい」
「君はその子を守っていろ」
俺は響にそう言い、ノイズのいる方向へ走り出し、ボルシャッククローでノイズの大群を切り裂いていく。今度は後ろにいるノイズを片付けようとしたところ、突如、バイクがノイズに向かって突っ込んでいき、バイクから人が勢いよく飛び降りた。その人をよく見ると風鳴翼さんだった。
「Imyuteus amenohabakiri tron」
翼さんから歌が聞こえ、その人が地面に着地すると彼女はシンフォギアを纏っていた。シンフォギアを纏った翼さんはノイズの方に走り出した。すると、持っていた剣が大きくなり、翼さんはそれを振りかぶる。
【蒼ノ一閃】
振りかぶった時に蒼い斬撃が発生し、ノイズが蒼い斬撃によって次々と灰になっていく。次に無数の剣がノイズの頭上から降ってきて、ノイズたちに突き刺さる。
【千ノ落涙】
それを見ていた響たちの後ろから大型のノイズが迫ってきていた。すると上空から大きな剣が降ってきて、そのノイズに突き刺さり、灰になった。
「......あなたは!!」
翼さんは響を見た後、俺がいることに気づく。
「よう......また会ったな」
ノイズを始末して数分後、現場は色々な人が事故の処理をしに来た。
「あの、温かいものどうぞ」
「あっ、どうも」
女の人にコーヒーを渡され、それを飲む響。温まったぁみたいな顔をした後、響が纏っていた鎧が消える。その時、響は倒れそうになるが翼さんがそれを支える。
「大丈夫?」
「あああありがとうございます」
響が翼さんにお礼を言う。すると、響は俺のところに来た。
「あの、さっきは助けてくれてありがとうございます」
「あっあぁ」
響は俺にもお礼を言ってきた。正体を隠していて、幼馴染にありがとうと言われるのは嬉しいのだが、なんか複雑な気持ちだった。
すると、翼さんと黒服の人達が響に近づいてきた。
「あなたをこのまま帰すわけにはいきません」
「えっ、何でですか!?」
「あなたには特異災害対策機動部2課まで同行していただきます。」
するとスーツを来た男の人がいつの間にか響に手錠をかけていた。響はこのまま連れていかれるのは確定だなと思った俺はその場から去ろうとした。しかし、
「あなたもです」
翼さんが俺を呼び止める。
「すまないが、今回も無理だな。」
俺はそう言い、自分の周りにトルネード・フレームを使い、そこにいた人たちを動けなくした。その隙に俺は飛んで逃げた。トルネード・フレームが止むとそこに俺は居なかった。
「くっ、また逃げられたか」
この後、響は車に乗せられ、あるところに連れて行かれたのだった。
どうも、立花響です。あの後、私は拘束された挙句、車に乗せられ、どこかに連れて行かれています。数分後、連れて行かれた場所はなんとリディアンで先生たちがいる中央棟でした。そして、エレベーターに乗せられると、扉がロックされ、掴めるようなものが出てきて
「さっ、危ないから掴まってください」
「えっ、危ないって?」
「掴まらないと、浮くわよ」
「浮くって何ですか!?ってええええええええ!!!!」
エレベーターが物凄いスピードで落下し、私は絶叫するしかなかった。私は一体、何処に向かっているのか分からなかった。エレベーターのガラスから見えたのは不思議な絵が描かれただった。それを通り、エレベーターはさらに地下深くに降りて行った。
エレベーターを降りて、ある扉の前まで行く。そして、扉が開かれると
「ようこそ!!人類守護の砦、特異災害対策機動部2課へ!!」
「えっ?」
何故か私の歓迎会のようなものが開かれていた。突然のことで私は訳が分からなかった。その様子を見た翼は頭を悩ませ、男の人は苦笑する。
「さぁさぁ笑って笑って、お近づきのしるしにツーショット写真」
すると、メガネをかけ、白衣を着た女の人が近づいてきて私と写真を撮ろうとした。
「い、嫌ですよ、手錠したままの写真だなんて......きっと、悲しい思い出として残っちゃいます。それにどうして初めて会う皆さんが私の名前を知ってるんですか?」
「我々、二課の前身は、大戦時に設立された特務機関なのでね。調査などお手の物なのさ」
「うん」
と大柄な男の人は手品でステッキが花に変えながら言う。それは良かったけど、問題は女の人が持ってきた鞄がだった。それは私が使っている鞄であったことに私は驚く。
「あぁ、それ私の鞄!!なーにが調査はお手の物ですか、鞄の中身、勝手に調べちゃったりして!!」
「はぁ、緒川さんお願いします」
「はい」
そして私に掛けられていた手錠は解除され、自由になる。
「あ、ありがとうございます」
「いえ、こちらこそ失礼いたしました」
「では、改めて自己紹介だ。俺は風鳴弦十郎、ここの責任者をしている。」
「そして私はできる女と評判の櫻井了子。よろしくね」
「あっ、こちらこそよろしくお願いします」
「それと君に会いたい人がいる」
「私に?会いたい人?」
弦十郎さんに私に会いたい人がいると聞いて、私の頭の中は?が浮かんでいた。ここにいる人は今日ここで初めて会う人なのに、知り合いなんていたっけ?と思っていると、弦十郎さんの隣に来た。
「よっ、私のこと知ってると思うけど、改めて天羽奏だ。よろしくな」
「えっ!?奏さんがどうしてここに?」
「奏は元々、2課の人間なんだ。もちろん、そこにいる翼もな」
「へぇ、そうだったんですね」
「そういうことだ。それに.......生きていてくれてありがとう」
「えっ、それってどういう」
「話したいことがあるみたいだが、そろそろ本題に入ろう。立花響君、君を呼んだのは他でもない。協力してもらいたいことがあるのだ。」
「協力って.......はっ」
その時、私はここに来る前に自分に起きたことを思い出す。
「教えてください。あれは一体何なんですか?」
すると了子さんがまた近づいてきた。
「あなたの質問に答えるためにも二つばかりお願いがあるの。一つは今日のことは誰にも内緒。そしてもう一つは.......」
了子さんは私をそっちに引き寄せ、耳打ちするように顔を近づけてきた。
「とりあえず、脱いでもらいましょうか」
「えっ.......だから、やだってぇぇぇぇぇ!!」
私はその後、潔くメディカルチェックを受けるのだった。
響がメディカルチェックを受けている最中、奏と翼はあることについて話していた。
「なぁ、翼。今回も龍鎧者に逃げられたのか?」
「えぇ、でも今度会ったときには必ず」
「そうか、あの時の礼を言いたいのになぁ.......」
「.......そうね」
「ただいまぁ.......」
メディカルチェックを終えた私はやっと寮に帰ることができた。
「響!!こんな時間までどこ行ってたの!?」
未来は私が帰って来たことに気付き、心配して出迎えてくれた。
「.......ごめん」
「近くでまたノイズが現れたって、さっきもニュースでやったよ」
「うん.......でも、もう大丈夫だから.......そういえば未来」
「何?」
「今日さ、街で亮君に会ったよ」
「えっ、亮君に?」
「うん.......久しぶりに会ったけど、元気そうだったよ。なんか今日は買い物しに行ってたらし「響、どういうこと?」未来!?」
未来の言葉の割り込みに疲れていた私でも疲れが吹っ飛ぶくらい強く反応してしまった。
「今度、亮君と会う約束してたのに、その前に私を置いて亮君と会ったってどういうこと.......まさかCDを買いに行ったのは嘘で実は亮君に会いに行ったの?ねぇ、どうなの?」
「お、落ち着いて未来!!会ったといっても偶然会っただけだから!!それになんか未来おかしいよ。私はただ、亮君と会ったことを言っただけなの「ちょっと黙ろうか響」.......はい」
未来の言葉から恐怖を感じたのか、私は何も言い返せず、いつの間にか震えていた。さらにこの時、未来の顔が少し暗かった。
「ちょっと今から亮君に聞きたいことがあるから電話するね」
「えっ?でも、さすがに夜遅いからもう寝てるかm「何か言った?」いえっ、何も!!」
また言い返せず、黙る私。一方、未来は携帯のボタンで電話番号を打ち、亮君の携帯に掛ける。
(どうか出ませんように)
私はそう願うしかなかった。だか、その願いは砕けることとなる。しばらくすると、携帯からガチャと音がなる。その時、私は絶望した。
『はい、もしもし朱崎ですが』
携帯から聞き慣れた声が聞こえてしまった。
あの場所から脱出した俺はスーパーに行き、夜遅い買い出しを済ませ、真っ直ぐ家に帰っていった。
「はぁ~今日も疲れたなぁ」
そう言い、ベッドに寝転がる。そして、今日起こったことを思い出す。
「どうして、響があれを纏っていたんだ?」
俺がそんな事を思っていると、突然携帯が鳴った。こんな夜遅くに誰なんだ?と思って電話に出る。
「はい、もしもし朱崎ですが」
『あっ、もしもし亮君?未来だけど』
なんと相手は未来だった。
「あぁ、未来か久しぶりだな。どうした?こんな夜おそ『どういうことなの』」.......はい?」
用件を聞こうとしたのだが、俺が言い終わる前に未来が割り込んできた。この時、未来の声のトーンがいつもより低くなっていることに俺は気づいていなかった。
『どういうことなのと言ってるの.......今日、響と会ったらしいね。』
「あぁ、そのことか......買い物しに行く途中で偶々会ったんだよ」
『ふ~~ん、それって本当?』
「あぁ、本当だよ」
『.......そうなんだ『ほら、私の言った通り本当だったでs『響は黙ってて』.......はい』』
途中、響が話の中に割り込んできたが、未来によって制止される。
『とりあえず、会ったのは偶々だってことは信じる』
「そ、そうか」
『でもね、今回は私の早とちりだったけど、少しだけ妬いてしてしまったんだけど』
「えっ?それってどういう」
『だからね、そのお詫びとして、別の日に私とどこかに出かけない?』
「えっ!?」
『ちょ、ちょっと未来!?出かけるって、しかも未来と亮君だけって.......そ、それって実質デーt『何か言った』いえ、何も言ってません!!』
「あの~~それは分かったんだけど、何故、俺と未来だけなんだ?」
『それはもちろん、亮君にOHANSHIがあるから』
「は、はい.......」
俺は渋々了承するしかなかった。また、未来のその言葉を聞いて、俺は響と同じ状態になっていただろう。
『じゃあ、日程は後日連絡するから』
「おっおっおう」
『それじゃあ、お休み』
「お、お休みなさい」
そして通話が切れる。通話が終わっても俺の体は少し震えていた。そしてこの時思った。未来がこういうことになってしまうと、どんな理由があっても、俺や響でも絶対に逆らえないと。
第4話、いかがだったでしょうか?
亮「おい、うp主」
おや、どうしましたか?亮kってどうしたんですか、そんなに怒った顔して!!
「どうしたって、それは心当たりあるだろ」
何のことですかねぇ?
「とぼけるんじゃねぇ!!お前のせいでこの世で一番の恐怖に出会ってしまったんだよ!!」
まぁまぁ、そんなことぐらい良いんじゃないですか。
「ほう、反省する気はないと」
えぇ、そうですね。
「そうか......なら、今からお前に罰を執行する」
って、ちょ、ちょっと!?罰って何?それに何で龍装してるの!?
「ん?罰を執行するって言っただろ?」
確かに聞こえたよ。でもいいのですか?罰を執行すると今後、投稿に支障が出るかもしれないですよ。
「そのときは頑張れ......さぁ、始めるぞ。覚悟しろ」
ちょ、タンマタンマ、土下座するので許してください。
「許すわけねーだろ......喰らえっ!!ボルシャック・ファイヤーーーー!!!!」
いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
これにて第4話完。