読者の中に、ニンジャ考古学を専攻していた者はいるだろうか?
それならば、真実にすぐ辿り着くことが出来るだろう。
魔法少女、それはつまり、ニンジャなのだ!
ネオ・ウミナリ。
大企業「プレシア・カンパニー」によって急成長を遂げたこの街は、すでに以前の姿は見られない。
「実際安い」「マグロ、タマゴ、スシ」「ご利用、ありがとうドスエ」数々のネオンがぼんぼりめいて光り輝き、ネオ・ウミナリの夜を豪華に照らす。
空を舞う桃色の悪魔と、黒い雷にもその光景はよく見えていた。
「ハーケンセイバー!イヤーッ!」
フェイトの持つ黒い斧、バルデッシュ・カマから金色に輝くククリナイフを投擲!
「グワーッ!」
挨拶前のアンブッシュ!スゴイシツレイだ!しかし、それは一度までなら許される。古事記にもそう書いてあるのだ。
「ドーモ、フェイト・テスタロッサです」
挨拶をされれば返さなくてはいけない。返さないのはスゴイ=シツレイなのだ。
「ドーモ、フェイト=サン。リリカルスレイヤーです」
リリカルスレイヤー、高町なのはは美しいお辞儀を返す。この姿は正しくニンジャだ。
「お前が噂のリリカルスレイヤーか!多くの部下を殺してくれたようだな!」
「ダマラッシェー!お主らは私の家族を殺した!だから殺す!イヤーッ!」
リリカルスレイヤーが手に持っていたレイジングハート・サスマタから桃色の投擲武器、ディバイン・シューター・クナイを放つ!
「遅いわ!」
しかし、フェイトはワザマエな空中ブリッジでこれを回避!
「ハーケンセイバー!イヤーッ!」
フェイトの持つ黒い斧、バルディッシュ・カマから金色に輝くククリナイフを投擲!
「グワーッ!」
「ハーケンセイバー!イヤーッ!」
フェイトの持つ黒い斧、バルディッシュ・カマから金色に輝くククリナイフを投擲!
「グワーッ!」
「ハーケンセイバー!イヤーッ!」
フェイトの持つ黒い斧、バルディッシュ・カマから金色に輝くククリナイフを投擲!
「グワーッ!」
読者の中に、ニンジャ動体視力を持つ者がいたら、あるいは理解できたかもしれない。黒い魔法少女、フェイトが放つそれは、魔法でも、ましてはジツやニンポの類ではない。それは絵巻だけの話だ。では、彼女らの攻撃の正体は何か?
あれは、カラテである。高度に発展したカラテは魔法と区別がつかない。
そう、ネオ・ウミナリの空を舞う二人。この二人が飛んでいるのもまた、カラテによるスゴイタカイ・ジャンプなのである!
しかし、驚愕することはない。ニンジャでなくとも、マントを羽織るだけで空を飛ぶこと自体はベイビー・サブミッションだ。アンパンマンにもそう書いてある。
『苦戦しているようだな、リリカルスレイヤー』
「お主は……ホワイト・アクマ!?」
リリカルスレイヤーなのはの中に眠るニンンジャソウル、ホワイト・アクマが彼女に語りかける。
『お主の戦い方は温すぎる。ここは我に身体を貸すが良い』
「ダマラッシェー!私はまだ、やれるぞ!」
『笑止。お主のやり方では夜が明けてしまうわ。大人しくフートンで寝ておれ』
「余所見をしたな!ハーケンセイバー!イヤーッ!」
フェイトの持つ黒い斧、バルディッシュ・カマから金色に輝くククリナイフを投擲!
回避!
「アイエッ!?」
「……ドーモ、フェイト=さん。ホワイト・アクマです。これから貴女を殺します」
「魔」「殺」と禍々しい漢字が描かれたメンポの奥から、ニンジャソウルに身体を奪われたなのはの赤い目が怪しく光った。