——俺の名はスネーク。いや、これは
尚、殆どの装備品は現地調達だ。無論、食糧も麻酔銃等で生け捕り、或いは
しかし、流石に動植物の知識は完璧とは言えないのが実情だ。
流石に前情報なしで食するのは勇気では無い、それは無謀と呼ぶ。例えばジャングルには倒木等にキノコ類が自生している事がある。だが俺はキノコ類はあまり好きじゃない、マズいモノが多いと言う理由もあるが……毒素を含んでいるキノコが多いと言うのも理由だ。下手に食べれば食中毒を引き起こしかねない。そんな事を承知で食べるか、或いは無知で食べるか……そんな選択肢は選びたくないモノだろう(結局、ウマいかも知れないと言う憶測に期待はしてしまうが)。
そんな時には無線通信でパラメディックと言う奴に聞くのが一番効率的だ。彼女は動植物やニッポンの文化に対して知識は豊富だ……最もその資料は本当にアテになるのかと言う疑問符は尽きないがね。時々、資料に最重要項目たる『味』に関しての記述が無い時がある……本当にアテにならない資料も混入しているから油断ならない事もある……。
「パラメディック、変わったキノコを
『あら、珍しいじゃない。貴方の方からそんな事を聞くだなんて。それで、あら貴方……『スーパーキノコ』を
「ああ……このキノコ、随分と大きいな……人の頭程の大きさがあるぞ」
『『スーパーキノコ』は赤い傘に白い斑点があるその地域では比較的に多く見られるキノコの一種よ。近縁種も多くてその『スーパーキノコ』が原種として広く知られているわ』
「種類が豊富、と言う訳か……」
『ええ。それで聞きたいんでしょ?』
「ああ。それで、味の方はどうなんだ?」
『資料によれば食すれば何でも体が丈夫になるらしいわ。味は……人によるらしいわね』
「味に関しての嗜好は人それぞれだろう。で、味は?」
『……まぁ、美味しいんじゃないかしら? 詳しい事は知らないけれどその地域では比較的広く流通しているでしょうからポピュラーな食材のようね』
「そうか……‼︎」
『あ、人によると食べた途端に身長が2倍程になるらしいわ』
「おいおい、冗談でも柄にでもない事を言わないでくれ。身長が2倍って3m越えの巨人になってしまうじゃないか。流石にそんなにデカくなってしまえば潜入任務もクソも無いだろう。その資料はアテになるのか?」
『…………幻覚作用があるのかも知れないわ。心配なら食べない方が良いかも』
「…………」
食べてみた……。
「……うん、ウマい」
——その直後、体が2倍程に巨大化し天井に頭がぶち当たった、痛い……。
『スーパーキノコ』
食べてみたがウマかった。が、潜入調査にて食する事には向かない。残念だ。
『スーパーキノコ』
『スーパーマリオ』シリーズに登場する代表的なアイテム。亜種が多数存在するキノコ。作品によって効果や名称、外見が変わる場合がある。
そんな事よりも『不思議の国のアリス』にも身体のサイズが変わるキノコが存在するが恐らくモデルはそのキノコだと思われる。
因みにモノの大きさが正確に認識出来ない『不思議な国のアリス症候群』なる病気が存在する。