スネーク氏の潜入レポート調査   作:夢現図書館

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自信過剰

 

 

『スネーク、今度はヘラクレスオオヨロヒグモを捕獲(キャプチャー)したのね』

 

「ああ、中々厄介な生物だったぞ。何せ、数多くの武器で武装している生物が居るとはな……。凶暴な存在に現代兵器で武装されると如何に驚異か改めて思い知った気分だ」

 

『和名はヤタシオオヨロヒグモ。ショイグモ科の中で最大の個体よ。でも、此処まで巨大に成長するのは極めて稀なケースよ。

 ショイグモ科は防御の意味で擬態する為に適当な物を背負う習性があるのだけど、ヘラクレスオオヨロヒグモは背負った物が偶然、化学薬品のビンだった事もあって遺伝子に影響を及ぼして極めて高い攻撃性を獲得したの』

 

「……化学薬品が生態系に悪影響を及ぼし脅威と化す、か。何とも皮肉な事だな」

 

『ダイオウデメマダラが圧倒的な個の具現化とするならば、此方は自然に対して文明……或いは武器が無ければ何も出来ない癖に武器を持てば自信過剰になり強くなった気でいる人間、かしらね?』

 

「何とも凄い皮肉が効いた存在だな。コイツは……武器が無ければ何も出来ない、だが武器があれば争いたくて仕方なくなる。戦争の具現化、かも知れないな」

 

『そう言う視点もあるかも知れないのでしょうね。全く人の事を言えないわね、スネーク』

 

「…………………………」

 

『さてと、貴方が気になるであろう食用に関して、なのだけど』

 

「どうせ、食えないとかそんな類なんじゃ無いんだろうな?」

 

『ちゃんと資料があるわよ? 何処かの探検家が残した資料があってね、其処には調理法とかが記載されているのよ、安心して頂戴。ただ、その探検家は勤め先の企業に倒産危機に追い込む程の損害を与えた上に報告偽装の罪が発覚として懲戒解雇された上に逮捕されたのよね」

 

「そんな話を聞くとパラメディックの資料は割とアテにならないんだがな……」

 

『貴方の推測は今回ばかりはハズレよ。何と、脚の部分は生でも茹でても揚げても焼いても、どんな調理をしても美味しく頂けると絶賛されているわ、それに風味豊かで歯応えも抜群……との事よ』

 

「本当か? 生でも喰えると言うのは中々、有難いな。足と言ってもかなりの大きさだ。さぞ、食い応えがあるだろうな」

 

『出来れば背負っていた兵器を売り飛ばさないかしら? 勿論、私の借金返済の足しにね‼︎』

 

「……まぁ、その辺は好きにしてくれ。ダンボールに突っ込んでフルトンで送るさ」

 

——では、早速食ってみよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「美味過ぎるッ‼︎」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ヘラクレスオオヨロヒグモ』

 

 脚はかなり美味かった。これならばスタミナ回復もかなり早まるだろう。うむ、絶品とはこの事を言うのだろう。

 

 

 

 





『ヘラクレスオオヨロヒグモ』

 『ピクミン』シリーズに登場する大型原生生物。
 『ピクミン2』の『夢の穴』に最悪にて待ち構えるラスボス。複数の兵器的お宝を背負った超大型のショイグモ。文字通り、炎、水、毒、電気の属性を扱う最強の原生生物。本体を叩くには纏っているお宝を全て剥がさなくてはならない。何気に戦闘曲もその都度、シームレスに変更されると言う優遇っぷり。
 纏っているお宝は耐久力が低下すると攻撃が激しくなる、また音楽やその時変化する体色によってどの攻撃が行われるか決まっている。
 剥がす順番は連れているピクミンの色で変わると思われるが、基本的に黄色ピクミン以外即死のマイナスイオン・コンバータか、唯一の全体攻撃となるモンスター・ポンプが優先される。個人的には黄色ピクミンで攻めて、モンスター・ポンプを速攻で潰した後にマイナス・イオンコンバータ以外のお宝を剥がせば比較的、楽。
 お宝を全て剥がすと後は攻撃手段を失い逃げ惑うしか出来ない最弱のボスへと成り下がる。哀れ。

 死骸は残らないがゲキニガスプレーで石化させて倒せば多数のエキスを残してくれる。
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