「オタコン。大変だ‼︎」
『どうしたんだい?スネーク‼︎』
「サメだ‼︎ 鮫がいるっ‼︎ しかも大群だ」
『さ、鮫?状況を聞かせてよ』
「鮫が空を泳ぐように飛び回っている……気味が悪い……何が起きていると言うんだ……⁉︎」
『代わりたまえ。スネーク、鮫が空を飛んでいると言うのか⁉︎』
「大佐⁉︎ ああ、大空を鮫の大群が魚群の様に泳ぎ回っている……コレは夢か幻なのか⁉︎」
『まさか、『恐るべき鮫たち計画』が此処まで進んで実戦投入にまで漕ぎ着いたと言うのか⁉︎』
「大佐、なんだその計画は?初耳だぞ」
『あ、ああ。確かにそうだ。私も詳細を知ったのはつい最近なのでな、詳しい事は分かっていない。ただ、名前だけは先行して入手していた。『恐るべき鮫たち計画』とはその名の通り恐ろしき存在の一種である鮫の存在を用いた計画だ。海のギャングと恐れられた鮫は映画の主役にも抜擢される程の獰猛性を有している。それが地上へと進出したらどうなる?それこそ空を自由に泳ぎ回る鮫など誕生したら市井は大混乱に陥るだろう』
「恐ろしい光景だな……」
『とある組織が立案した計画だと聞いている。遺伝子改良を施した鮫を敵軍近くに混乱、破壊、壊滅を誘発させる。当然だがただの鮫では無い。より獰猛であり攻撃性なぞ軍用犬の比では無いぞ。麻酔銃も実弾にもものともしない堅牢さを誇りもはや生命から逸脱した存在だとも聞いている』
「そんな奴を相手にして人類は勝ち目があるのか?何だそのB級映画に出てきそうな鮫は⁉︎」
『残念ながら現実だ……鮫は血の匂いに敏感だ。擦り傷でさえ居場所がバレてしまう‼︎ ダンボールによる隠密さえも看破される可能性が著しく上がる。スネーク、敵との戦闘は出来る限り避ける様にしてくれ。また、擦り傷でさえでも直ぐに止血するんだ。鮫が徘徊している場所では特に注意しろ』
「ああ……流石に鰐や熊との格闘の覚えはあるが流石に鮫は無いな。
『唯一の救いは敵味方の区別が付かない事か。獰猛な鮫を飼い慣らすのは獅子や虎とは訳が違うという事だ。つまる所、敵兵を負傷させ出血させれば其方に注意が向く可能性がある。コレを利用しない手は無いだろう。鮫は知能はそれなりに高いがコレばかりは遺伝子改良の結果で知能が発達していない事を祈るばかりだな』
「鮫は共食いをする生き物だ。自分以外は餌と認識している事を利用する訳か……試してみる価値はある」
『うむ。くれぐれも注意して進んでくれ』
「了解だ、大佐。任務を続行する‼︎」
『うにっー‼︎ (`∇´)』
「え?」
『うににーっ‼︎ ( *`ω´)』
「あ、切れた。何だったんだ?」
『どうしたの?スネーク。また通信回線が混線したのかしら?』
「あ、ああパラメディック。またよく分からん通信と繋がった。相変わらず何を言っているのかサッパリ分からなかったが」
『さぁ?スネーク、貴方何かしたの?』
「特に覚えは無いが……精々、野生動物を
『……そうよね。ゲテモノ位しか心当たりが無いわよね』
「それはどう言う意味なんだ?」
『さぁね?』