スネーク氏の潜入レポート調査   作:夢現図書館

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他の二次小説の書くネタが無い……。


見た目は気にしない

「パラメディック、パラメディック。離席中か?」

 

『ごめんなさい、スネーク。無線寄越してくれていたみたいだけど、ちょっと軽食を摂っていて離席していたわ。それで、どうしたの?』

 

「ああ、少し変わった生物を捕獲(キャプチャー)した。流石に俺も見た事が無いから解説、及び毒があるかどうかを聞きたい」

 

『どんなの?あら、貴方……アカチャッピーを捕獲(キャプチャー)したのね』

 

「アカチャッピー?」

 

『とある探検家が発見して命名したその地域全域に生息している事が判明している原生生物の1匹ね』

 

「未開の土地かと思っては居たが……どうやら先客者が居た様だな」

 

『ええ。その探検家が纏めたレポートを元に資料が作成されたから今も残されているわ。良かったわね』

 

「……出来ればいい加減では無い資料である事を願いたいモノだ……で?」

 

『え、ええ。資料ね。アカチャッピーは突き出した目と巨大な口、そして赤色に白い斑紋のある背中部と言う姿をしたイヌムシ科に分類される種の生物ね。基本的に斑紋の有無で同種の成体を識別していると言われているわ。アカチャッピー以外にも、寒冷地に適応し防寒対策として毛を生やしたケチャッピー、好戦的なクマチャッピー、洞窟内を好むテンテンチャッピー、化学反応を起こしているヤキチャッピーと言った種類が存在するわ』

 

「思いの外、種類があるんだな……にしても中々のデカさだが、仕留めるのは案外楽だった。寝ていたからな」

 

『その種の殆どが夜行性で昼間は寝ている事が多いのよ。夕暮れ時に起き出して帰巣する他生物を捕食するサイクルよ。夜になったら気をつけて、かなり活発化するから』

 

「そうか……だが、あの大きさの口だ。口を開けた瞬間に手榴弾等を投げ込めば一撃で仕留める事が出来そうだな」

 

『ええ、その策は非常に有効と言えるわ。外皮は思いの外、硬い種も居るけど腹の中は然程、頑丈では無いわ。あと、追加情報だけど……その地域には化学反応の影響で形成され膨大なエネルギーを蓄えた爆発する岩が確認されているわ。刺激を与えて数秒後に爆発するから下手な銃火器の使用は危険よ』

 

「おいおい、おっかないな」

 

『岩に黄色い亀裂が見える岩がソレよ。でも、使い方次第で大型の生物を即死させる程の破壊力があるから上手く使えば携行品の節約に繋がるかも知れないわね』

 

「それは良い情報だ。弾と言った携行品はジャングル等では調達が難しい。特に未開の土地であればコレらは消耗品と言える……現地で使えるモノは使ってこそだ。話が脱線した……はどうなんだ?」

 

『ええ、そうね。生食は控えた方が良いかも知れないけど、ステーキや丸焼きにするのが非常に美味しいらしいわ。私は見た目的にはお断りしたいけどね』

 

「大丈夫だ。俺はそんな細かい事は気にしない」

 

『野性的よね。貴方って……』

 

「焼くのが良いのか……それで美味く食えるなら悪くないな」

 

「…………」

 

 

——では、焼いてみるか。煙でバレかねないのが玉に瑕。喰ったら即座に退避する他無い。次は生食出来る生物を捕獲(キャプチャー)するか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ほう、中々イケるな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

——食いごたえがあり焼いた事により味もまた、悪くない。眼玉も思いの外、美味い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『アカチャッピー』

 

焼けば美味かった。そう言えば亜種が多数いるそうだが……他の場所で捕獲(キャプチャー)するのも一興だな。

 

 

 

 

 

 




『アカチャッピー』
『ピクミン』シリーズに登場する代表的な原生生物。中型程の大きさであり背中が弱点。因みに命名理由はキャプテン・オリマーの飼い犬からだそうである。『ピクミン2』のタイトル画面では登場した時、操作が可能だったりする。

因みにアカチャッピーのお値段は『7ポコ』、日本円にして約『7万円』程だと思われる(キャプテン・オリマーによると100ポコあれば高級料理を幾らでも食べられるそうだ)。

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