「此方、スネーク。奇妙な洞窟の内部の潜入に成功した」
『スネーク、その洞窟には衝撃性に優れる貴金属が埋没していると言う情報がある。可能ならば回収願いたい』
「衝撃性に優れた貴金属、か」
『……万事備えれば憂いは無い。最も、現地調達が基本なのだがな……だが携帯用の備品は無いよりもあった方が有益の時もある。シギントが研究用に欲しいと言っていたのでな』
「分かっているさ、少佐。で、その貴金属を入手すれば良いいんだな?」
『枯渇している可能性がある。可能であれば良い、健闘を祈る』
「……確実性が無い。と言う事か」
『スネーク。聞こえる?』
「ああ、パラメディックか。つい先程、少佐からの情報を伝えられた」
『ええ、聞いているわ。スネーク、その洞窟は勝手が違うから充分、注意してちょうだい』
「何があると言うんだ?」
『その区域には私達が見た事の無い生物がウジャウジャいる事は知っているわね?』
「ああ……確かに、特異な進化を遂げたのだろうと思わしき生物で一杯だ。
『でね。貴方が潜入している洞窟、出るのよ……‼︎』
「何が出ると言うんだ?パラメディック」
『蛇が出るのよ‼︎』
「何だ、そんな事か。そんな事、一々気にしないし、俺もそろそろ蛇が食べたいと思っていた所だから好都合じゃないか」
『貴方、本当に野生化に適応して来ているわね。じゃなくて、出るのよ、鳥頭の蛇がッ‼︎』
「鳥頭の蛇?なんだ其奴は、美味いのか?」
『ヘビガラスと言う生物よ。身体はヘビで頭が鳥と言う構造をした生命体……然もヘビなのに脚があるんですって』
「ヘビと鳥、と言うかカラスか……の融合体か、ヘビ肉と鶏肉の調和された見事にマッチした味なんだろうなぁ……」
『結局、食べる気満々なのね』
「当然だろう。訳の分からないキノコなんぞよりも、多少腐っててもヘビの方が俺は嬉しいぞ。そうか、此処には蛇が生息しているのか……実に楽しみだ‼︎」
『本当、逞しいわね……じゃなくて、鳥頭にヘビの胴体なのよ⁉︎ 気持ち悪いってレベルじゃないわよ。他にもヘビカモメって言う生物も生息圏だと聞くし』
「何だと……⁉︎ 更なる亜種が存在するのか……‼︎ 食えるのか⁉︎ いいや、カモメならば食えるからきっと食える筈だ‼︎ と言うか、何故、其処まで嫌悪しているんだ?』
『……気持ち悪いじゃない‼︎ あんな不気味生物、映画の主役にすらなれないわよ‼︎』
「映画に出て来る怪物の方がよっぽど気持ち悪いんだけどな……」
『何か、言った⁉︎」
「いいや、何でも無い‼︎ おっとと、話が脱線してしまったな。で、味は⁉︎美味いんだろう⁉︎」
『……もうヤキトリにすれば良いんじゃないかしら⁉︎』
ああ、イライラが止まらない。何もかもが憎い。