『スネーク。フェニッチの
「ああ、コイツは中々、厄介だったぞ。何せ炎に包まれた鳥だったからな……」
『フェニッチは『火の鳥』とも呼ばれる大型鳥類の1種ね。怪鳥とも呼ばれているから相応に恐れられていたのかも知れないわ。フェニッチは名前のニュアンスから不死鳥の代名詞であるフェニックスの名を因んでいる。全身に包まれた炎は外敵からの牽制、或いは攻撃に転化し迎撃するわ』
「……名前の由来に付いては分かったさ。だが何で燃えているんだ?」
『体表面に分泌する可燃エステル化した保護膜蝋と皮膚組織の成分が化学反応を起こし高熱を発しているのよ。それから皮下組織がスポンジ状になっていて、これが断熱材の役目を果たして発生した熱が内部まで伝わらないようになっている構造になっているのよ』
「化学反応で燃えているのか……何処かの誰かさんがやっていそうだな」
『ファイヤーマン?』
「止めろ、また何処かの映画の話になるだろうが」
『……フェニッチ自身も攻撃性が高くて嘴や全身の身体を使ったボディプレスで攻撃するわ。個体差によって大きさは変わるでしょうけど、燃えている以上、触れるのは大変危険よ。火傷じゃ済まないわ』
「ああ、それ以前にあのデカさはバカには出来ない……奴の生息域は彼方此方が火災になっていた。体外に放出し続けている熱量で森林や山が発火して山火事になっていた」
『正に生ける災厄ね』
「……で、味は?」
「味?」
「ああ、焼ける鳥とは言うが相応のデカさだ。さぞ喰いごたえがあるだろうと思ってな?」
『過去、伝説の調理師と呼ばれた人物がかのフェニッチを食材にしようとしたそうだけど、その道中で消息不明になったそうだから食材として使われた痕跡が無いそうだから資料には載っていないわ』
「どうして載っていないんだ⁉︎ その伝説のとかは結構、胡散臭いぞ……」
『そんな事、知らないわよ……そのフェニッチに返り討ちにあったからじゃないの?』
「……そうか」
『……だから味に関しての情報は無いわね』
「つまり、俺が最初に食べると言う訳だ」
『そうなるわね』
「…………」
——それでは早速……。
「マズッ⁉︎ と言うか薄い骨ばっかじゃないか⁉︎」
——肉らしい肉は皮下組織位しか無い‼︎ 殆どが骨と皮ばっかだ⁉︎ と言う事は熱気球と同じ原理で飛んだりしているのか?
『フェニッチ』
食べてみたが、肉関連は殆ど無い。伸張する皮と軽量な骨しか無い。丸く膨らんでいた理由は恐らく体内でガスを発生させて浮遊する形で飛行していたのだろう。
後、味はマズい……。
『フェニッチ』
『パタポン』シリーズに登場する大型モンスター。
『骨』素材は落とすが『肉』素材を落とす事は無い……つまり、中身は気球と同じような構造なのかも知れない。