スネーク氏の潜入レポート調査   作:夢現図書館

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コイツら、何食ってんだろうな

「パラメディック、パラメディック‼︎」

 

『うにー (・v・)』

 

「違う‼︎ お前じゃない‼︎ 挨拶代わりの様にハッキングして来るな‼︎ 第1、毎回毎回、周波数を変更していると言うのにさも当たり前の様に無線通信に割り込んで来れるんだ‼︎」

 

『うーにうーに、うにうにうーに |( ̄3 ̄)|』

 

——聞いていられない為に無線機の通信を切断した。頭が痛くなる……暫くは海胆も栗も見たくも聞きたくも無い。

 

「ったく……奴が無線の通信に現れてから散々だ。いい加減にして欲しい……あんな『うに』を乱発されてはゲシュタルト崩壊を起こす……まさか、奴はそれが狙いなのか⁉︎」

 

『スネーク、どうしたの?また、幻聴でも聴いているのかしら?』

 

「……幻聴でも何でも良いから、周波数の乗っ取り問題を何とかしてくれよ……オチオチ無線する事も出来ないじゃないか」

 

『何度も変えているのだけど……それでもダメなの?』

 

「ああ、当たり前の様に割り込んで来る……」

 

『シギントに逆探知を依頼しているけど、何処にも反応は見られないそうよ?単なる幻聴なんじゃないの?まぁ、それはそれで逆に心配なのだけど』

 

「…………俺は正常だ。早い所、対策を取ってくれ。そちら方面は俺は役に立てない」

 

『貴方にだけ聞こえて、私達には聞こえない様にする通信方法ね……任務に支障が出て来る前に対策を取れる様に手配するわ』

 

——既に出ているんだがな……。

 

「っと、そうだった。捕獲(キャプチャー)したんだが、詳細を知りたい」

 

『何を捕獲(キャプチャー)したのかしら?あら、今回はサイヤードを捕獲(キャプチャー)したのね』

 

『サイヤードは乾燥した地下洞窟等に生息する奇蹄目と目される陸棲の大型生物よ』

 

「サイ⁉︎ コレが⁉︎」

 

『まぁ、名前にサイとあるけど厳密にはサイの仲間では無いけれど酷似する点が多いわね。皮膚は非常に硬質かつ頑強。特に頭部の角が変化して鎚状になった頭部の一撃は非常に強烈。並の岩ならば簡単に粉砕されてしまうでしょうね。貴方のスキーキングスーツではとても防ぎ切れないから充分、注意して』

 

「ああ、一撃でも喰らえば容易く骨折させられてしまうだろうな……」

 

『基本的に群れるそうだから集団で襲われたら、逃げるしか無いわね。幸い、身体が頑強かつ重厚な皮膚や甲殻で覆われているから移動能力は然程高くないから発見されても充分に逃げ切れる筈よ。あと、暗い洞窟に生息しているから視力も然程高く無いそうよ』

 

「……こんな暗い所で何食って生きてんだろうな。コイツらは……素直にサバンナなりに行けば良いものを」

 

『住めば都、とも言うわよ?貴方みたいにね』

 

「……それはどう言う意味なんだ?」

 

『さぁね?』

 

「……まぁ、良いか。それで、の方はどうなんだ?」

 

『まぁ、聞くと思ったわ。サイヤードは霜降り肉が特に美味しいと聞くわ』

 

「霜降り肉?」

 

『食肉のうち脂肪が筋肉の間に細かく網の目のように入っているものを指す肉の事よ。網目が細かいモノ程、上質であると定義されているわ。サイヤードの霜降り肉は『特上』とされているわ』

 

「特上、と言う事はかなり美味いと言う事なんだな⁉︎」

 

『ええ、そうなるわね。霜降り自体の表現も非常に美味な部位を指す言葉だし』

 

「そいつは非常に楽しみだ‼︎」

 

『でも、サイヤードの肉は『鋼肉』と称される程に物凄く硬い肉よ。生食では貴方の歯が砕ける以外の道は無いわよ。だから、人が食べれる様にするには充分過ぎる程に加熱しないと柔らかくならないから必ず焼く事』

 

「基本的に俺は蛇肉も鰐肉も生で食うが……やっぱり肉は焼いて食うべきだな……美味い食い方があるならそうするさ。焼く位ならば此方でも出来る」

 

「…………」

 

——確か網目状の肉が霜降りと言っていたな……ナイフで切り分けれそうに無いから、纏めて行くとするか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「Delicious‼︎‼︎」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

——美味い‼︎ 最初は冷凍保存されたかの様なガチガチ振りだったと言うのにコイツは美味い‼︎ 口の中でトロトロにトロけて行く‼︎ 予想以上に癖が無く尚且つ歯応えも充分。特上と冠するに相応しい美味さだ‼︎ ただ、焼いただけで此処まで味だと言う事は……もうどんな言葉で表現する事自体其の物が憚れる‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『サイヤード』

 

特上霜降り鋼肉と呼ばれる肉。美味い。

 

最高だ‼︎ それ以外の表現が見つからないし見つけてはならない‼︎

 




『サイヤード』
『セブンスドラゴン2020Ⅱ』に登場する中型雑魚モンスター。色々、角張っている。物理攻撃力が高い上に群れで現れる。因みに『グレートサイヤード』と言う上位種が東京スカイツリーの上層部の更に上に現れる。

『特上霜降り鋼肉』を確率で落とす。因みにコレはサブクエスト用のアイテムであり国会議事堂にいる依頼人である熱血料理人に渡す事が達成条件。渡すと報酬金と共にチームメンバー全員のLIFEが全回復する(その前にセーブポイントで回復するから実質無意味である事が多い)。

この時、『旨いッ‼︎』と言うプレイヤーキャラの台詞テキストが表示される事から調理法次第でかなり美味しくなる模様(の割には結構、安めの金額で売れる)。

スネーク氏の捕獲したFOODのネタ的な説明は?

  • 欲しいうにー(・ω・)
  • いらないうに〜( ̄ω ̄)
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