スネーク氏の潜入レポート調査   作:夢現図書館

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未知の食材ばっかり気にかけるネイキッドとは違いソリッドは割と真面目。


絶対強者

 

 

「此方、スネーク。指定ポイントに到達した。これより潜入ミッションを開始する」

 

『スネーク、気を付けろ。その近辺はティガレックスの縄張りだ』

 

「ティガ?なんだそれは」

 

『ティガレックスは別名、轟竜とも呼ばれる原始的骨格を有した飛竜種の大型のモンスターだ。非常に発達した四肢で大地を疾駆するが飛竜種の割には飛行能力は然程、巧みでは無い。専ら、地上で生活し長距離移動する際は上空高くに垂直に跳び上がり腕の皮膜で滑空する形で飛行する。そして最も発達しているのはその肺活量だ』

 

「肺活量?」

 

『大半の飛竜種は咆哮は極めて大音量であり鼓膜が破壊されかねない程の音量だ。だが、その中でティガレックスは破壊力を伴う咆哮を轟かせる事が出来る』

 

『至近距離で喰らえば音圧で吹き飛ばされるだけでは済まないだろう。鼓膜なぞ一瞬でお陀仏だ。場合によっては即死もあり得る……』

 

「咆哮で外敵を吹き飛ばして鎮圧するか。なんて奴だ」

 

『この大咆哮が『轟竜』と呼ばれる所以だ』

 

「……流石にそれ程の音量ならダンボールですら遮断は難しいか。防音処理しても防ぎ切れるか不安になりそうだ……ッ‼︎」

 

『スネーク、どうした?』

 

「タイガーカラーの様な巨大生物を遠距離から確認した……まだ気付かれていない様だ」

 

『どんな姿だ?』

 

「腕に皮膜らしきものが見える。それからやけに平べったい体躯だ……」

 

『間違いない。奴がティガレックスだ』

 

「アレがティガレックスと言う生物か……前足が腕の様に進化しているな……組み付かれたら振り解くのに難儀しそうだな」

 

『その程度では済まないだろう。君のスニーキングスーツでは奴の膂力から繰り出される一撃は耐えきれない可能性が高いだろう。また、奴は獰猛な性格で執念深いから見つからない様に行動しろ』

 

「ああ、分かっている。だが、もし発見された場合の対処法を知っておきたい。何、無闇矢鱈と交戦する気は無いさ……」

 

『やはり危険なのは卓越した地上においての運動能力だ。ティガレックスと遭遇した他の飛竜種は交戦を避けると言われている。それ程の迄に地上での戦闘を避ける事から危険性は折紙付きと言う事なのだろう。パワーとスピードを兼ね備えた運動能力から轢かれたら一溜りも無い』

 

『又、力任せに地形を壊してその土砂を投げ付けるといった行動も見られる。それなりに知能はある様だ』

 

「だが、隙はあるだろう」

 

『ああ、どの様な生物にも必ず隙と言うモノはある。どの生物にも言える事だがフラッシュは一定の効果はある。いざとなれば眩い閃光で奴の視界を潰した後に逃走するのが賢明だろう』

 

「成程。よし、極力奴に見つからない様に行動しつつ次のポイントへ向かう」

 

『くれぐれも見つかるな、スネーク』

 

 

 






『ティガレックス』

『モンスターハンター』シリーズに登場するメインモンスター格の一体。別名、轟竜。
大轟竜、爆轟竜、荒鉤爪と言った他種も存在する。

パワーこそ正義みたいな『チョクセンバンチョー』。



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