『スネーク。随分と暑い場所に居るな。携行品の調子はどうかね?』
「無線機等は問題なく通信可能だ。と言うよりも火山地帯に潜入する時点で可笑しいとは思わないのか?」
『火山地帯では体力の消耗に気を付けろ。後、溶岩浴などとは考えるなよ?』
「俺はアイアンマンでは無いぞ、少佐」
『聞いてみただけだ。君の事だから溶岩に住む生物の
「俺は一体、どんな奴だと思われているんだ……」
『ロクでも無いモノばかり喰らうクリーチャー喰らいの蛇だと私は認識しているが……』
「ろくでも無いとはなんだ⁉︎ 食ったら美味いかも知れないだろう⁉︎」
『私は遠慮しておくよ。流石にヤバ過ぎる見た目のモノは抵抗がある……』
「見ていろよ……いつの日かキングコブラが美味いと言う事を実感させてやる」
『そんな状況、未来永劫来ないから安心だな』
『少佐。代わります、スネーク。聞こえる?』
「ああ、パラメディックか。なんだ?また美味い生物の情報なら大歓迎だ。きっとそうなんだよな?」
『そうね……あるにはあるけど、大変危険よ?って、貴方の場合は余り関係は無さそうね』
「どう言う意味だ……?」
『なんでも無いわ。その火山地帯では溶岩キノコが生えている事があるらしいわ』
「溶岩キノコ?」
『高温下でのみ生息する菌糸類であるキノコの一種だそうよ。それでも数は少なくて見つかる事自体が稀だそうよ』
「……キノコ類は余りウマくは無いんだがなぁ」
『毒キノコも平然と口にする貴方が言えた言葉かしら?』
「食ったらウマいかも知れないだろ。食わなきゃ分からんだろう」
『はいはい。それでお腹を壊すだけで済ませる貴方は普通に異常よ』
「何か言ったか?」
『いえ。何も、後……其処はテメレルと言う火竜種が生息しているわ。テメレルは大型のドラゴンで業火を操る強大な存在。イメージ的にはウェールズの象徴であるウェルシュ・ドラゴンの様な姿ね』
『業火の炎を吐き、その爪は灼熱で立ち向かう者を引き裂いてしまう。そして身体を覆う鱗は頑強な鎧とも言われているから並の火器は効果は薄い。総じて真正面から挑むのは愚の骨頂ね』
「そうか。で、味は?」
『え?』
「味だよ。其処まで行ったら、後は味だ。如何に強くとも生命体である以上、弱点が無い訳では無いだろう?」
『貴方、本当に話を聞かないのね』
「で、どうなんだ?」
『書いてないわよ。誰もドラゴンを食べようなどとは思わないでしょ?』
「そうなのか……まぁ、食える筈だからちょっと仕留めて来る」
『丸焦げ……貴方の場合なら普通に生還しそうね』
「パラメディック、パラメディック」
『スネーク……少し心配したわよ。無事に生還出来たみたいね』
「ああ、実は火山地帯にある一団が通り掛かってな。聞いて驚け、君の言うテメレルを討伐に赴く一団だったんだ。利害の一致と言う事で俺も友軍として交ぜて貰ったんだ」
『ええー…………』
「そしたらな。更に実に良い情報を貰えた、なんとテメレルの肉は食える事が判明したんだ‼︎ 然も調理法まで知っていた」
『ええー……』
「鎧とか弓とか剣とか……案外バカに出来ない事を実感したよ。仕留めた後に一緒にその肉を使った飯を食った。美味かったな‼︎」
『貴方、幻覚でも見た?火山地帯に立ち入ろうと考える人は貴方くらいの者だと』
「何を言う⁉︎
『どうしたの?急に』
「そう言えば、どう言う理由で此処に来たんだっけ?」
『私が知る訳無いでしょ⁉︎』
『テメレル』
煮ても焼いても美味しく頂ける。後、彼らとは良い友人になれそうだ。共闘の嘉で他にも食えそうな生物の情報を貰えた。コレからも楽しみだ。
『溶岩キノコ』
『Death end re;Quest』に登場するキーアイテム。使用後に進めばボス戦に突入するが使用後、引き返すと『バッドエンド【臆した代償】』と共に『あたたかい』と言うイベントスチルが見られる。悪趣味揃いのバッドエンドの中でも一際、残酷な結末となっている。
『テメレル』
『King's Raid』に登場するドラゴンレイドボスの1体。他のドラゴンに比べて攻略難易度は低めだが全ての攻撃が魔法攻撃なので銃火器を使用する『メカニック』クラスの英雄はかなり不利。セシリアなんかは瞬殺される可能性が高い。
公式漫画では『ドラゴンの肉は食用では無い』と明言されているが主人公である『カーセル』と蛮族『ヤンヌ』は普通にドラゴン肉を食べている模様。
またテメレルを含めたドラゴンは毎日、英雄達に戦闘を仕掛けられている所為か相当疲れているらしい。
因みに『テメレル』が人の姿に窶しているNPCキャラである『ジン』は凄まじくウザい演出と共にあるイベントダンジョンに登場し、予想通りほぼ大半のユーザーに『災襲決戦』と言わんばかりに全身全霊全力でフルボッコにされた。