『スネーク。私だ』
「ああ、少佐か。また、何かあったのか?」
『そう言う君は今、食事中だったか?食事中に無線を入れてしまったか』
「いや、問題ない。俺はそんな細かい事は気にしないからな。で、何かあったのか?」
『あ、ああ。その前に君は今、何を食べているのかね?』
「魚だ。えーと」
『スネーク。秋刀魚を食べているのね‼︎』
「あ、パラメディックか。そんな名前だったな」
『秋刀魚はダツ目-ダツ上科-サンマ科-サンマ属に分類される海棲硬骨魚の1種で北太平洋に広く生息する大衆魚の一種よ。ニッポンでは味覚の風物詩として広く慕われる食べられているわ』
『魚か……私は遠慮しておきたいモノだな。何より紅茶に合わん』
『秋頃の秋刀魚は脂肪分が多くて美味と言われているわ。生食でもイケるけど塩焼きにした方が美味しいと言われているわ。スネークは何方?』
「折角なんで焼いて食べているさ。確かにコイツは美味い……少佐も1回食べてみたらどうだ?」
『蛇とか鳥なら兎も角、君の様に訳の分からないモノでも矢鱈と口にする君が勧めて来るとある意味怖いな……』
『幻聴や幻覚を見たりしていますものね』
「大きなお世話だ‼︎ 食ったら美味いかも知れないだろ⁉︎」
『話を戻すわ。秋刀魚には血液の流れを良くするといわれるエイコサペンタエン酸と言うモノが含まれていて、脳梗塞・心筋梗塞などの病気を予防する効果があるとされているの。また、ドコサヘキサエン酸も豊富に含まれており、体内の悪玉コレステロール(LDL)を減らす作用、脳細胞を活発化させ、頭の回転を良くする効果もあるとされているわ。健康食材としては優秀な部類に入るわね』
「へー……そうなのか。戦場では一瞬の判断が作戦の、ひいては生死の成否を分ける。脳細胞の鈍化は致命傷になる……そう考えるとその作用を秘めているのは中々、有難いな」
『ほほう。食わず嫌いと言うのも考え物だな……ドイツの凡愚共にも食わせてやりたいモノだ。コーヒーなどと言う泥水を啜っている連中だ。さぞ、良い薬になるだろう……‼︎』
「所で、少佐から何かあるんじゃ無いのか?」
『おっといかん。忘れる所だった。君は何かとUMAに遭遇する事が多いそうだからな』
「まさか、捕まえて来いとか言うんじゃ無いだろうな?」
『君の場合、其の儘食べてしまいそうだな……』
『ああ、スネークは何でも食べますからね。毒物だったとしても。例え隕石でも』
「…………で?」
『ああ、君の事だから遭遇するかも知れないから事前に伝えておこうと思ってな。実はタイガーカラーな上に四足歩行をする鮫が目撃されたそうだ』
「……何処かで聞いた事がある様な話だな。と言うか虎の様な体色の鮫って何なんだ……どんなカモフラージュだ……サバンナでも無謀過ぎるだろ、そんな迷彩は……」
『何でも風船の様に膨らんだり水晶なモノを纏ったり幾重にも姿を変えるそうだ。他にも二足歩行の鮫も同時に目撃されている……』
「最近、そんな『鮫』絡みの突然変異体の話を良く聞くな」
『うにー‼︎ (・ω・)』
『大繁殖しているか化学薬品による突然変異だとも言われている。UMAである可能性もあるな。何処かの戦場に乱入しては暴れ去っていくと言う……君も注意したまえ』
「あ、ああ……そうだな」
『伝える事は伝えた。では、物の試しにサンマとやらを食しに行くとしよう。パラメディック、確認を頼む』
『はい、少佐。スネーク、任務、頑張ってね』
「ああ……」
『うにーっ(・.・)』
『本当に割り込んで来るのが好きなんだな。お前は』
『うにに、うに、うにうに、うに〜?(・Д・?)』
「え?『【おつかい】に行かせた虎模様の鮫が迷子になったから、何処に行ったか知らない?』だと?」
『うにっ(・Д・)』
「……鮫、ねぇ」
「サンメ、サンマ、サンメ、サンマ‼︎( `ω´)」
「………………鮫の癖に『サンマ』と鳴く鮫しか見ていないぞ?」
——近くをサンマと鳴く鮫が後方を通過して行った。と言うか、鮫ってあんな鳴き声だったか?
『秋刀魚』
現実にも存在する秋の味覚の一種。
『艦これ』では資源の一種として登場。リアルイベントではある種の騒動に発展した事がある。最近は幸辛いのかサンマ以外にも追加された模様。