「こちらスネーク……」
『うにー‼︎ (/ ・∇・)/』
「……え?」
『うににー‼︎ (/ ・ω・)/』
「あ、切れた。何だったんだ今のは? 随分と甲高い、それこそ幼女の様な声だったが……妨害電波で混線したのか?」
『スネーク聞こえる?』
「ああ、パラメディックか……ああ、聞こえる」
『良かった。急に無線の電波が可笑しくなったからちょっと心配したわ』
「……俺も妙な無線通信を受け取った」
『妙な無線通信? どんなの?』
「いや、俺も良く分からない。それで、どうしたんだ?」
『貴方が今いる区域には鮫が出るわ』
「ああ、知っている。浅瀬が少なくかなり深い海が広がっている。元々、断崖絶壁の島なのだろうな……水も澄んでいたから少し下に鮫がいる光景をみたぞ」
『勿論、鮫と格闘するのはオススメしないわよ。海中の上に大型で凶暴だから生け捕りは諦めた方が良いわ』
「ああ、水中じゃ銃なんて使えないからな……ん? 待てよ」
『どうしたの、スネーク』
「そう言えばあの時は言わなかったが『メタルキノコ』を食べた時、水中に落ちたんだ。幸い俺の身長より少し深い程度だったから良かったが……水中を普通に歩けた。後、呼吸の概念が無かったな」
『貴方、そんな幻覚まで……』
「いや、紛れも無い現実だ。まぁ、あのキノコはマズすぎるのが玉に瑕と言うモノだな……」
『……勝手にして頂戴』
「まぁ、それは手段の1つとして取っておくさ。俺だってあんな食い物とは思えないモノを何度も食べたくは無い。それに此処らの海の深さはシャレにならなさそうだ。それこそ、深海にまで沈んでしまえば自力では上がりきる前に酸欠になってしまうだろう。場所を選ぶべきだ……」
『……一生忘れたままの方が身の為よ』
「何か言ったか?」
『いいえ、何でも無いわ。兎に角貴方が今、いる島は本当に気を付けて。その島の生態系は異常との事よ』
「異常? 長閑な自然がある島だと思うが」
『異常な進化を遂げた危険な生命体が跋扈する魔境とも呼ばれる島よ。夜になれば更に夜行性なのか危険生物がウジャウジャ現れるわ』
「なるほど、で? 食える奴で味が良いのは居るのか?」
『貴方、正気? 危険生物とは言うけど虎やライオン、カバとか象って言うレベルじゃないのよ? 麻酔銃も効かないし銃火器でさえ通じるかどうか……』
「そんなにヤバいのか……まぁ
『……そうね。その方が良いわ』
「……何時もキノコとか野生動物ばかりだからな……偶には海釣りで魚でも良いかもな。最近は妙な食い物ばかり当たるからそろそろマシなモノが良い。蛇とか魚とか……まぁ、鳥でも良いか」
『前者は聞かなかった事にして……今迄の貴方からみれば比較的、人道的ね。何か釣れたら無線を頂戴、食用に適するかどうか確認してあげる』
「ああ……頼む(その資料、いい加減だからアテにならないんだよな)」
——所で、無線の電波が可笑しい時に聞こえた声……本当に誰なんだ? と言うかアレはヒトなのか?