スネーク氏の潜入レポート調査   作:夢現図書館

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嫌いな物は嫌い

 

 

『スネーク……貴方、何を捕まえたのよ?』

 

「ん?ああ、蟹っぽい奴だ。ああ、パラメディックは蟹が嫌いだったな」

 

『嫌いも何も存在其の物が憎くて仕方がないわ‼︎ と言うか、何処からどう見ても鋼の塊にしか見えないわよ‼︎』

 

「そう言うなって……で、コイツは何なんだ?」

 

『ハガネガニと言われる低知能な生物よ。外殻は鋼如きの堅牢さを誇り通常の銃火器類じゃ全く歯が立たないでしょうね。刃物や銃弾なんて普通に弾かれるか折れるか、そんな所ね』

 

「逆を言えばソイツの外殻を用いた装備品の耐久性は信用出来そうだな」

 

『かもね。ハガネガニ自体の重量は然程重くは無いけど、本体の動きはかなり緩慢。でもその硬質さな上に群れるそうだから集団で集られると中々厄介よ』

 

「……確かに対処出来ない存在が群となる、それは正に動く要塞だ。外殻も棘が多い……集団で体当たりされたら血だらけになるだろう」

 

『オマケに敵兵の術師が操っている事も多い事から斥候として使われてるみたいね』

 

「……そう言うオカルト絡みはコブラ部隊だけで充分だ」

 

『あら、驚かないのね。と言うか散々、変なモノを食べ続けて来た所為か慣れたのね』

 

「お陰様でな。んで、は?」

 

『え?』

 

「だから味だよ。味」

 

『貴方、正気なの?何処をどう見たら食べられそうな場所があるように見えるの?』

 

「生物って言ったじゃないか。殻は硬くても上手く剥く事が出来れば身が食えるかも知れないじゃないか‼︎」

 

『……貴方、そのうちその辺の石さえも食べてしまいそうね』

 

「隕石なら喰った事があるぞ?」

 

『そう言えばそんな事もあったわね。1人で何個食べていた事やら』

 

「細かい事は気にするな。刃物も火薬も効かないとなれば関節部を剥がすしか無いな」

 

『……本当に食べる気なのね。呆れてしまうわ……蟹なんてメシマズの万年1位じゃないの』

 

「それはパラメディックだけだと思うぞ」

 

『何か言った?』

 

「いや、何でも無い‼︎」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「キシャー( ˙-˙ )」

 

「お、お前か。元気にしてたか?」

 

「キシャ(・∀・)」

 

「そうか。上手く行ったか……で、今度はどうした?って、手土産か?」

 

「シシャー( ̄▽ ̄)」

 

「『羽魚』、だと?ほう、丁度俺の方もハガネガニを捕獲(キャプチャー)してな……殻が硬くて剥くのに時間が掛かる。少し待っててくれ」

 

——羽が生えた魚だから羽魚、か。何処で捕まえて来たんだこんな奴。まぁ良い、丁度、剥けたからな。折角なので鍋にするか……ハガネガニ以外にもタイワンコブラを放り込んで……何?醤油があるだと?是非入れてくれ、良い出汁になる。

 

 

 

 

 

 

 

「ふむ……まぁまぁイケるな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ハガネガニ鍋』

 

金属臭さはあるが中々渋くクセのある味。慣れると其処も又、オツである。残念ながら羽魚はマズかった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




『ハガネガニ』

『アークナイツ』に登場する感染生物種の敵ユニットの一種。防御力が高く倒すのに時間が掛かるので火力を持って対応したい。所でコイツ、どうやって食べれば良いのだろうか?と言うか、生き物なのかコレ?

『羽魚』
『フェアリーテイル』に登場する魚類の一種。その名の通り羽が生えた魚で崖の上から釣る……凶暴なので注意が必要。

因みに『羽魚』と言う名前の魚は実在する。熊本県ではメジャーでありその正体は『カジキマグロ』である。



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