スネーク氏の潜入レポート調査   作:夢現図書館

53 / 119
スネークのスーパーパーフェクトサバイバルお料理教室

 

 

「……今日は特に何も無いし、スネークも段ボールの調達に行っている。偶にはゆっくり休むのも良いかも知れないな」

 

「何か適当な番組やっていないかな?うーん……良さそうな番組は……」

 

『サバイバルお料理教室のお時間です‼︎』

 

「ん?お料理教室?料理かぁ……レーションばかりじゃ飽きるし……と言うかサバイバルお料理教室って何だろう?」

 

『料理人のスネークだ』

 

「あれ?スネーク?君、そんな所で何をやっているんだい?段ボールの調達するつもりがTV局に潜入して何をしたいんだい?」

 

『で、こっちがアシスタントの』

 

『うにー(/・ω・)/』

 

『取り敢えずうに娘と呼んでやってくれ。前回の放送では何処ぞのヤブ医者の所為による放送事故を引き起こしてしまい誠に申し訳無かった』

 

『うにー……(´・ω・`)』

 

「所でスネーク。その小さい女の子……何処で拾って来たんだい?流石に見過ごせないんだけど……」

 

『それでは、本日の調理を早速始めるとしよう』

 

『うにー‼︎ (/・ω・)/』

 

『と言う訳で早速、今回の食材であるアプトノスの捕獲(キャプチャー)から始める』

 

「其処から始めるんだ⁉︎」

 

『何事も食糧と言うモノは己の手で入手せねばならない。それは自然界に於いては最重要項目と言えるだろう……現代的な社会環境と雖も、何時の日にその社会体制が崩壊するかは分からない。自然災害、環境破壊、或いは人為的なる戦争……ひいては感染爆発(パンデミック)……要因は様々考えられるだろう……だが、明日が明日のまま必ず訪れるとは限らない。それは文民であっても軍人であっても変わらない……』

 

「何気にカッコいい事を言っているつもりかも知れないけど、中々極端だよ。確かにそれは言えているけれどさ……少なくとも料理番組で言う言葉じゃないと思うよ」

 

『番組の時間の尺の都合。本来ならば直に捕獲(キャプチャー)する所だが、前以て用意させて貰った』

 

『うにー(/・ω・)/』

 

『今回はアプトノスのサーロインを用意した。因みにサーロインとは背中の部位の肉を指す言葉でロースの仲間だ。余り聴き慣れないかも知れないが霜降り肉と聞けばお分かり頂けるだろう』

 

『まず、手始めに仕込みからだ。霜降りは常温では旨味が落ち易いので先に味を付けて置く。今回は塩でやる。尚、塩胡椒は多めにするのが良い』

 

『うに(・ω・)』

 

「何気に普通に料理している⁉︎」

 

『後、TVの前で雑誌見ながら見ている奴。ちゃんと部屋の電気を付けて明るくしてから見ろ。それから、常日頃からの携帯端末の見過ぎは止めておけ。斜視になってからじゃ後が面倒だからな。マトモに歩けない状況に陥るから、そうなった場合は病院に行け』

 

「さりげない気遣いが心にグッサリ刺さるよ⁉︎」

 

『時間を掛ける焼き方はしない方が良い。最初こそは強火で一気に焼き上げる。裏返したら火を止めてアルミホイル等で蓋をしてその余熱で焼き上げるのが良い』

 

『うにうに(っ・ヮ・c)』

 

『因みに肉と来たら惣菜を用意したくなるのも人情だろう。軽く焼いた野菜や水切りした野菜かはお好みですると良いだろう。だが、用意する場合は肉を焼く前に粗方、用意しておくのが望ましい。肉を調理するのは最後にする事だ。しなかった場合、食べる頃には味が落ちているだろう』

 

「何処で君はそんな情報を用意して来たんだい……?」

 

『最後は皿に盛り付ければ『アプトノスのサーロインステーキ』の完成と相成る。今回は塩での味付けだが、調味料は各人のお好みで付けるのが良いだろう。では、今回のお料理教室はこれまで‼︎ また、来週‼︎』

 

『うにー‼︎(っ・〜・c)』

 

「あ、その子が食べるんだ⁉︎」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『と言う番組を見たんだけど?』

 

「オタコン。幻覚でも見たんじゃないのか?俺が料理番組になんか出る訳無いだろ?」

 

『うん。そうだよね……スネークが彼処まで食通って事自体が驚きだったね』

 

「……じゃあ、俺が2人居るって事なのか?」

 

『そう、なるかも知れないね』

 

「何処のどいつなんだ?俺の真似事をしている奴とは……風評被害で訴えるぞ」

 

 




『アプトノス』

『モンスターハンター』に登場する草食竜。別名、生肉。モンスターハンターを始めた時、真っ先に遭遇する事になる記念すべきモンスター。彼らの存在があってこそモンスターハンターと言っても過言では無いだろう(最近では別の草食竜にお株を奪われる時がある)。

剥ぎ取りでは『生肉』や『竜骨(小)』が主に入手出来る、地域によっては特定の個体からは『巨大な頭骨』が稀に入手出来る。生肉は肉焼きセットで焼けば食用肉や強走剤の材料に出来る為に需要は高い。罠肉の材料として必要になる為に完全に要らないアイテムにはならないだろう。手間を惜しむ為に元気ドリンコや強走剤でスタミナ確保する事も多いが偶には肉を焼いて食べるのも一興。狩りを行い肉を食べる……コレこそハンターライフと言える(栄養バランス崩壊と言えるが、気にしないでやって欲しい)。

『竜骨(小)』は様々な武器の初期段階で矢鱈と要求される素材の一種。様々な武器をコレクションしようと思ったら纏まった数を要求される事が多く、入手率も中途半端なので意外な所でストッパーになるかも知れない。気にしない人は余り関係無いかも知れないが……。

因みに『モンスターハンター』と『メタルギア』はコラボした事がある。『スネークフェイク』で肉焼きをすればスネーク氏の声優による専用ボイスが聞ける。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。