『スネーク。ちょっと良いかい?』
「どうした、オタコン。まぁ、別に構わないがな」
『って、随分と騒がしい様だけど君、今、何処に居るんだい?』
「今か?ああ、言って無かったな。今、ダンケ会場にいる。ああ、ドイツ語のDankeでは無いぞ?ダンボールマーケット会場の事だ」
『ねぇ、何処から突っ込めば良いのかな?思わず何それと言いたいんだけど?コミケのダンボール版だと言わないでよね⁉︎』
「正にその通りだ‼︎ 此処、ダンケ会場には世界中から凡ゆるダンボーラー達が一堂に会する聖地と言っても過言では無い場所だ‼︎ ダンボールを愛する者達に国境なぞ存在しない。それはオタクであっても変わらない、世界共通の認識だろう?オタコン‼︎」
『いや分かるけど……分からないけど何か分かる気がするから手に負えないんだけど⁉︎ と言うか、色々な意味で可笑しい気がするんだけど⁉︎ と言うか、それ何処で知ったのさ⁉︎』
「いや、任務の途中で遍くダンボールを愛する者達が一堂に会する会場、即ちダンボールにとってもダンボーラーにとっても聖地たる場所が存在する事を知ったのでな。俺もダンボールをこよなく愛する者としてコレは参加せねばならないと言う使命を覚えた。そして、潜入工作のプロとして相応しい正装でこの場に訪れた。即ち、ダンボールを被っての入場及び行動だ‼︎」
『それ、唯の変人じゃないか‼︎』
「いいや、俺にとっての最高の正装だ。見ろ、世界中から数多くのダンボーラー達が集まっている。おお、アレはダンボールハウスか⁉︎ 窓や扉まで完備されている……‼︎ 実用性は充分と言える、素晴らしいセンスの持ち主だな‼︎ 然も二階建てだと⁉︎ どう言う技術が使われているのだろうか?」
『いや、それ家じゃないでしょ⁉︎ ダンボールハウスなのに何故、扉や窓まであるのさ⁉︎ 二階建てとかギャグでしか無いんだけどさ‼︎』
「……だ、ダンボール柄のす、スニーキングスーツだと⁉︎ よもや、その様なモノが存在しようとは……‼︎」
『物凄く燃え易そうだね……』
「おお、ダンボール戦車か‼︎ 完成度高いな、オイ‼︎ 砲塔までしっかり動いている‼︎ 塗装を加えれば見事な戦車として機能するんじゃないか?」
『それを戦車と見間違える兵士は居ないと思うんだけどね……』
「……よもや、此処まで見事なダンボーラー達が存在しようとは、正に世界は広いな。ただ、ダンボールを被っているだけの俺も此の儘、負けては居られないな‼︎」
『スネーク。君、何処へ向かおうとしているんだい?』
「……俺は此処に来て良かった。ダンボールの新たな可能性に気付けた。ああ、オタコン。ダンケ土産を持って行くぞ」
『ダンボールの残片なんか勘弁してよ?』
「安心しろ。なんとダンケ会場限定の『黒豆サイダー』と『ウィンナーソーセージ珈琲』だ」
『もっと要らないよ⁉︎』
「美味いのに……」
活動報告にてアンケート実施中。
『黒豆サイダー』
『ウィンナーソーセージ珈琲』
『とある科学の超電磁砲』や『とある魔術の禁書目録』にて登場する変なジュース軍団の一部。やはり試験的内容の為かマズいモノが多いらしい。ゴッドイーターの『初恋ジュース』並なのかも知れない。ゲテモノ狙いか或いは単に知的好奇心の暴走が故か……まぁ、本人が美味いと言うのならばもう何も言えないが(飲めれば充分なのかも知れない)。