「パラメディック。パラパラパラメディ〜っク」
『変な歌を歌いながら呼ばないで頂戴。で、今度はどうしたのよ?』
「久々に大物を
『貴方……ダイオウデメマダラを
背中の皮膚は角質化してて生半可な攻撃じゃびくともしない、岩の様な鎧となっているわ。その為、背後からの攻撃は全くの無意味ね』
「ああ……アカチャッピーの場合なら口の中に手榴弾を放り込んで爆殺が有効だったが……コイツは数発放り込まないと死なない程にしぶとかったな」
『それで』
『んに〜( ̄∀ ̄)』
「ん?」
『え?』
「おい、今……なんか何処ぞのうに娘みたいな鳴き声が聞こえた気がするんだが……」
『ちょっと待ちなさい。また電波回線が乗っ取られたとでも言うの⁉︎ 貴方の元にそのうに娘が現れてから胃薬に頼る日が増えたと言うのに、また頭痛の種が増えるとでも言うの⁉︎ 勘弁して頂戴‼︎』
「俺に言われても困る……おーい、割り込んで来た奴。パラメディックの頭に血が昇って噴火するから止めてやれ」
『んに?( ̄ω ̄)?』
「お前さんだよ、お前さん。うに娘の親戚か?」
『んに〜( ̄▽ ̄)』
「……姉か妹とかそう言う類か?」
『って、嫌ァァァァァァァァ⁉︎‼︎』
「パラメディック、どうした⁉︎」
『わ、私の家がTV映像に映ってる⁉︎ 何で、其処で戦争が発生しているのよ⁉︎ 何か其処で黒いドラゴンと瓦礫の山みたいなロボットが乱闘……ああああ⁉︎ 私の家が虫ケラの様に踏み潰されたァァァァ‼︎⁉︎』
「…………俺は関係無いぞ⁉︎」
『んにに、に、んに( ̄▽ ̄)』
「え?『鱗とか剥がしたら怒って追われて適当な民家を囮にした?』お前さんが原因か」
『他人事の様に言わないで頂戴ッ‼︎ ああああ‼︎ まだローンが終わって居ないって言うのに‼︎ この前(空を飛んで行った家)とその前(発破解体された家)のローンも残っていると言うのにッ‼︎』
「そ、そうか頑張れ。俺は任務に戻るッ‼︎」
『んにに( ̄ω ̄)ノシ』
——その前にこのダイオウデメマダラを喰って見るか、うーむ背中の皮は硬過ぎるな……顔付近の肉を喰うか。と言う訳で焼こう。
「……うむ、中々悪くない」
——目玉も良し、肉付きも良い。舌は粘着きが多く洗わないと行けなかったが、かなり美味い。
『ダイオウデメマダラ』
食べられる箇所は限られるが中々美味かった。ダイオウの名を冠するだけはあるな。
『ダイオウデメマダラ』
『ピクミン』シリーズに登場する大型原生生物。チャッピー系の最大の個体。他の生物に比べると圧倒的な体格を誇りマキシマムな存在。体力もかなり多く、長期戦は必至と言える。また、背後からの攻撃は無効化されている。群体で行動するピクミンとは対極の位置に存在するアンチテーゼたる生物と言える。
『1』では最後の試練に待ち構える、事実上のラスボス。その為、かなりの巨体で最後の宇宙船のパーツを飲み込んでいる。爆弾岩を活用すれば幾分かは楽になる。
『2』では若い個体なのか一回り小さいダイオウデメマダラが登場、しかも団体さんで登場する。此方も爆弾岩を飲み込ませれば一時的に動きを止めれるし其の儘、爆殺させる事も可能なのでかなり弱体化している。因みにお宝価値は『20ポコ』。
『hey』でも登場、相変わらずデカい。