『スネーク。ちょっとスネーク』
「何だ。今、医療機関に居るんだ……無線通話は止めてくれないか?此方から公衆電話で通話するからちょっと待て」
「で?何の用件なんだ。パラメディック」
『用件、と言うか貴方、医療機関に潜入しているの?」
「違う。普通に客として来ている」
『ま、まさか……⁉︎ 貴方、自分自身の脳と腹と筋肉と骨と胃腸と延髄と目の異常を自覚したとでも言うの⁉︎』
「おい待て、俺は何処まで身体に異常をきたして居るんだ。流石に其処まで行くともはや生きているのかどうかさえ疑わしいぞ」
『いや、だってねぇ?ねぇ、シギント』
『確かにそうだな。隕石を喰らうわ、到底食べれない代物も平然と口にするわ、変な方向へ行くわ……そもそもスネークはアンドロイドかヒューマノイドに分類した方が良いんじゃないのか?』
「俺は人間だ」
『それで、何故?』
「いやな、うに娘が虫歯になってな。流石に1人で行かせるのも心配だったからな、付き添いで来ているんだ」
『歯医者かい⁉︎ と言うかうに娘ってパラメディックがしょっちゅう叫んでいる、アレか?と言うか何処で拾って来たんだ‼︎ 親御さんに返して来いよ‼︎ 流石に子供誘拐犯の片棒を担いだ覚えは無ぇぞ‼︎』
『そうよ、スネーク。最近、イギリス軍が物凄く殺気だっているんだから、いい加減に返してあげなさいよ‼︎ その内、サメの大群が来るわよ‼︎』
「……攫った覚えも拾った覚えも無いんだが……向こうから勝手に現れては勝手に帰って行くぞ?」
『貴方はそう言うけれど、絵面的に問題点以外あると思う⁉︎ 自分の顔を鏡で見てみなさい‼︎ 何処からどう見ても変質者の変態じゃない‼︎ ただでさえダンボールマンな癖にロリコンが追加されたんじゃ目も当てられないわッ‼︎』
『そうだぜ、スネーク。髭面にターバン装備の野郎と少女の組み合わせはどう考えてもナンセンスだ‼︎ 普通にポリスマンに職質されても不思議じゃない‼︎ どう考えても犯罪者の面構えだろ‼︎』
「……何時にも増して酷く無い?と言うか髭面は余計だろう⁉︎ なら、どうしろって言うんだ⁉︎」
『せめて変装してから行きなさいよ⁉︎ 後、髭も剃る‼︎ 衛生的に問題だからッ‼︎』
「……仕方ないな」
「どうだ?これで文句はあるまいッ‼︎」
『何処の世界に歯医者へタキシードで行く馬鹿が居るのよ……』
「此処に居るじゃないか‼︎」
『開き直った⁉︎』
『然も胸ポケットに薔薇なんて刺すんじゃ無いわよ‼︎』
「あ、そろそろ番号札の呼び出しだ。ではな、流石に見送りくらいはしないと行けないのでな」
『『それで行くなァァァ‼︎‼︎』』