『スネーク。貴方、何を
「何って、猪みたいな奴だが? それでパラメディック。コイツは何なんだ?」
『何なんだって……貴方、それは『アックスレイダー』よ⁉︎ 猪の姿をしているけれど、猪の姿に変化したアラガミと呼ばれる生命体よ⁉︎』
『アックスレイダーは小型のアラガミ種の中でも急激に個体数を増やしている個体。堕天種と区別される亜種の姿も確認されているわ』
「そうか、なら食うに困らないな‼︎ と言うかアラガミって何だ?」
『貴方ね……アラガミと言うのはオラクル細胞と呼ばれる細胞の集合し形成された細胞群体なる生命体と言えば良いかしらね。進化の過程で適した姿に進化したモノがニッポンの歴史的信仰の概念に準えてアラガミと言う呼称を当てたモノよ。って聞いているの⁉︎』
「あ、ああ。聞いていたさ」
『アラガミには小型や中型、大型に大別されていて適応した姿に変化するのだけど大型になれば強大になるのは至極道理の結果ね。蛇も様々な姿をしているでしょう? 他の種類の蛇に擬態していたり毒を持っていたり……』
「成程、アラガミと言う呼称は分類と言う訳か、姿は大きく違っても同じ分類と言う事か?」
『ええ、そう捉えて頂戴。アックスレイダーは小型種の中でも頑強な肉体を有しているわ。顔近くには太い角の部位を有しているから正面から激突されたら簡単に吹き飛ばされてしまうわよ?皮膚はサイの様なコラーゲンが格子状に形成されていて硬くその上に甲殻が重なる様に形成されているわ』
『基本的に側面や後方への迎撃手段が無いから其方から仕留めるのが定石と言えるわ。あ、言っておくけれど生け捕りは無理だから諦めなさい。小型と言っても人の姿以上の大きさを誇るから麻酔銃も効かないわ』
「そうか、で、味は?」
『……は?』
「いやだから、味」
『貴方、本当に正気なの? アラガミは基本的に食べられる様な存在じゃないのよ? と言うか人の話を聞いていたの?』
「聞いてたさ。だが、食ったらウマいかもしれないだろう?」
『……あのね。オラクル細胞は人が食べれる様な組成組織じゃないわ。と言うか口にする事自体が間違っているわよ』
「いや、肉や骨も細胞の集合体だろう? もしかしたら喰えるかも知れないじゃないか。論より証拠で食ってみた方が良いんじゃないか?」
『だったら資料の充実化に貢献して。後、言っても聞かないでしょうけど本当にどうなっても知らないわよ?』
それでは早速——。
「喰えるかァァァァ‼︎‼︎」
——不味い、マズすぎるわ。バカヤロウォォォ‼︎‼︎
『アックスレイダー』
喰えたモノじゃない。本当に生き物なのかコイツは⁉︎ 喰える所が何処にも無い、と言うかパサパサしてて旨味もクソも何も無い‼︎ 臭みだらけで味すらも無い‼︎
『アックスレイダー』
『ゴッドイーター3』に登場する小型アラガミの一種。サイっぽい見た目、ユウゴ・ペニーウォートは『頑強』とは言うが小型故に思いの外、脆い(異常個体ではその台詞通りの強化個体となる)。