『スネーク。順調かい?』
「いや、物の内容がサッパリだ。それにこの原生林はかなり深い。この状況ではカモフラージュ率は期待出来るが……目的のモノを探すのには骨が折れるな。他に情報は無いのか?」
『うーん。大佐も詳細が分からないと言っている以上、僕も何とも言えないな』
「…………ん?」
『どうしたの?スネーク』
「いや、急に濃霧らしきものが立ち込め始めて来たと思ってな。スコールか?」
『いや、その地域での突発的な雨は珍しいと思うのだけど……』
「それに見かけるモンスター達がやけに騒がしい……凶暴化しているみたいだ」
『なんだって……?』
「な、なんだ⁉︎ アレは‼︎ オタコン、剥がれた皮の様な身体に菌糸類が纏わり付いた気味の悪いドラゴンみたいな奴が居るんだが⁉︎」
『す、スネーク‼︎ 奴は危険だ‼︎ 奴はヴァルハザクだ‼︎ 瘴気を纏い近付く者達を蝕み征く屍を纏った姿から屍套龍とも呼ばれている。接近するのは極めて危険だよ、スネーク‼︎ 奴の操る瘴気は触れるだけでも危険……大量に浴びれば即死もあり得る』
「オタコン、そんな奴を相手に現代兵器は勝ち目あるのか?」
『今の装備じゃ心許ないよ。最低でもガスマスク等の装備は無いと話にならないよ‼︎』
「接敵するのは危険か……そんな奴が跋扈するとはな……」
『普通、古代樹の森では見かける事は無いのだけど……一部のヴァルハザクがその環境に適応して異なる進化を遂げた者達が現れる……有害な菌糸類を纏い死を招く事から『死を纏うヴァルハザク』とも呼ばれている……その瘴気に当てられて他のモンスターも凶暴化しているんだ』
「……本人も気性荒く暴れているな。気が立っているようだ……視界に入らない方が良さそうだ」
『そうした方が良いよ。離れる方が賢明だ……』
「……ッ⁉︎ マズい、気付かれた‼︎ 野生の勘って奴かッ‼︎」
『スネーク‼︎ 今は退避するのを優先するんだ‼︎』
「のぉぉぉぉ⁉︎ ヤバそうなブレスとか爆発が乱発されているのだが⁉︎」
『カスるのも危険だよ‼︎』
「やれやれ、ヴァルハザクとやらの被膜を手に入れるのを中々苦労したぞ」
「うにー(/・ω・)/」
『ダンボールで特攻して、身体から直接引き剥がすなんて……無茶苦茶じゃないの』
「だって、食えそうな所無いじゃん?」
『貴方ならばそう言うと思ったわ』
「うにに〜(・ω・)」
「そう言えばサメはどうした?」
「うにっ(・ω・)」
「え?他にも集めなきゃ行けないモノがあるから其方に向かった、と?」
「うに〜(ーωー)」
「そうか。さてと、俺も移動しようか」
『貴方って本当に自由よね。どんな環境でも平然と生きていけそうよね……」
『死を纏うヴァルハザク』
『モンスターハンター・アイスボーン』にて登場するヴァルハザクの特殊個体。古代樹の森にて出現する。胞子と共生関係を築き多彩なブレスで攻撃する。やっぱり瘴気対策していないとやってられないような相手である。と言うか食える所、あるのだろうか?少なくとも美味そうには見えない……。