『スネーク、聞こえるかね?』
「どうした? 少佐」
『君が今、潜伏中の場所に付いて判明した事を伝える。かなり深刻な問題だから良く聞いてくれ』
「何だ、随分と神妙な事を言うな」
『……その地域全般に致命的な症状を引き起こす殺人ウィルスが滞留している事が判明した。罹患すれば完治は難しいとの事だ』
「なんだと⁉︎ それは危険な代物じゃないか⁉︎」
『すまない。潜入区域にて事前に調査出来る内容は全て調査した上で君に伝えるようにしているが、今回ばかりは此方の落度だ。このような内容が後で判明しては無駄死に増やす遠因になる。今の状況で伝えるのは申し訳ない』
「いや、判明したら即座に伝えてくれるだけで有難い。そもそも何も分かっていないからこそ潜入任務が発生するんだ。逆を言えば異常事態が発生する事は目で見ないと分からん。ソレを途中とは言えども知り得る事は非常に有難い事だ。それで、その内容を聞かせてくれ」
『そう言ってくれると我々も助かる。では、内容についてはパラメディックに説明して貰おう。パラメディック』
『はい、ゼロ少佐。スネーク、代わったわ』
「ああ」
『その地域全般ではバイオテクノロジーによって人工的に生み出された殺人ウィルスが漏洩汚染されているわ。感染個体からの血流に介した接触感染で移るそうだから、極力の交戦は避けて頂戴』
「もし、感染したらどうなる? いや殺人ウィルスだから致命傷だな……」
『大気も汚染されているから長居は危険だと思われるわ。万が一、被弾した場合は『ハーブ』を探して頂戴』
「ハーブ?」
『古来より人類は様々な薬効を持つ植物を薬品として使用して来たの。その区域全般にはウィルスを抑制するハーブを繁殖させて有事の際に使用する条例を制定しているそうよ』
「どんな街なんだ……兎も角、そのハーブと言うモノを見つけておけば多少は気が楽になりそうだな」
『ええ。一般的な緑色や赤色、解毒効果のある青色のハーブかサバイバルビュアーの『CURE』で解毒剤を飲むのよ』
「そうか。青い草と言うのは流石に妙な気分になるが……そう言う植物もあるのだろう(身体が鋼鉄になるキノコがあったり、バカでかいメロンも存在するから有っても不思議では無いだろう)」
『ハーブは薬効作用のある薬草の一種だから、すり潰して粉薬にして使用するのが一般的ね』
「そうか、それで、味は?」
『スネーク……薬に味を聞いてどうするのかね?』
「どうせ使用するなら美味い方が良いだろう」
『良薬は口に苦し。と言うでしょう?』
「…………」
——無線の後、ハーブを発見。取り敢えず口にしておいた。
「マズいな……まぁ、仕方ないか」
『紫ハーブ』
ハーブを食べてみたがやはりマズかった。偶にはウマいモノを喰いたいものだ。
『ハーブ』
『バイオハザード』シリーズに登場する薬効作用のある植物。
……寧ろ、麻薬な気がするのは気の所為か……。