『スネーク、聞こえるか?』
「何だ、大佐」
『忙しい所、済まないがとある新型のメタルギアを破壊して貰いたい』
「新型メタルギアぁ? また、随分と無茶を言うもんだな。大佐」
『そう言うな。君が何時もやっている事だろう?』
「………………。正直、もうごめんなんだがな。で、どんな奴なんだ?」
『名称はインヒビター。とある軍需工場を丸ごと乗っ取ったと言われている。その付近では異常な大気汚染が確認されていて生身の人間ではとても接近が出来ない様だ』
「そんな所に潜入しろと言うのか⁉︎ 然も剰え破壊しろだと⁉︎」
『高度なAIを搭載されている大型兵器だと言う情報が入っている。スネーク、君しか居ない‼︎』
「大佐。アンタ、真面目に何を言っているんだ……‼︎ 生身で接近出来る様な環境じゃないと言っているのにどう言う理屈で俺は大丈夫だと言うんだ⁉︎」
『ゴリラよりも頑丈な君の事だ。まず、大丈夫だ。安心して潜入してくれたまえ』
「出来るか⁉︎ せめて対策装備位は無いと御陀仏だろうが‼︎」
『抜かりは無い。専用のハザードシールド装備を大至急空輸で君の下に送っている。その装備を使えば大気汚染に関しては問題は無いだろう』
「……如何しても行けと言うのか……‼︎」
『君と私の仲だろう。先行した部隊の緊急通信を傍受しての情報は入手した。断片的であれど、無いよりはマシだろう。それに間近で確認した者による情報だ。伝聞よりは幾許かは信用出来る』
「……余り期待は出来ないな。で?」
『うむ。インヒビターは大型化した人工人形の頭部の様な姿をしているそうだ。浮遊機能を備え、その装備は頭部付近の機関銃を備えてエネルギー系のシールドを持つ様だ』
「機関銃か。大型ともなれば機関銃自体も相応に巨大だろうな。遮蔽物をも破壊するんじゃ無いのか?」
『インヒビターの巣食う場所に遮蔽物の有無は無い。身を隠す事は出来ないから真正面から殴り合う事になるだろう。機関銃ともなれば回避は難しいと言える』
「射程範囲外からの狙撃は?」
『その場所は屋内で100メートル程の広さ。出入り口からしか狙撃は難しいだろう。それ以前にエネルギーシールドを常に張っている為に1発程度では難しいと思われる』
「…………戦車の類が欲しくなるな」
『数分間のチャージの末に大型エネルギービーム機構を備え侵入者を一掃するそうだ。辛うじて生き延びた者の最期の通信内容がそれであった。喰らえば君のスキーキングスーツ程度、容易く蒸発だな』
「そんな奴を相手に現代兵器は勝ち目はあるのか⁉︎ と言うか本当にメタルギアか⁉︎」
『逆にメタルギアであった方が良かったと言える。頼んだぞ、スネーク‼︎』
「おい、大佐‼︎ 大佐、大佐ァァァァァァァァァァァァァァァ‼︎‼︎」
『と言う夢を見たのよ』
「おいおい、少佐は大佐じゃないだろ。全く……人の顔を模した兵器とか趣味が悪いだろう」
『貴方が言えた義理かしらね⁉︎』
「???」
『インヒビター』
『カウンターサイド』に登場するレイドボスの一体。ロボットの頭部を模した様な姿をしている。が、恐らく初見所かギミック(ややバグ染みた)に気付かないと苦戦必死のボス。この理由は一体だけ何故か登場する壁役のエナミーが1番の原因だろう。
時間経過で必ず決まった行動を行う。
具体的には残り2分になれば必中かつ広範囲に及ぶ即死攻撃である『焼却』。実は艦船直ぐ近くには攻撃が届かない様になっている。
残り33秒になると特大ダメージの大型レーザーによる全体攻撃。レベルが130の個体だとガチガチに防御や体力を確保した覚醒ヒルダ以外はほぼ全滅する。
この事から如何に壁役のエナミーを速やかに排除出来るかによりダメージ効率が左右される。因みに壁役のエナミーは永続バフとして毎秒体力が回復し続けている。つまり継続回復が追いつかないレベルのダメージを叩き込む必要がある。
壁役のエナミーを誘引する事が出来れば……。
因みにパラメギアの親戚ではない。