「此方、スネーク。奇妙な生物を
『あら、スネーク。今度は……非常食を
「おい、非常食って何だよ⁉︎ マスコット以下じゃないか⁉︎」
『テイワットに生息すると言われている空飛ぶ生命体ね。名前はパイモン。白い髪に小さな体躯をして浮遊する生命体よ。基本的に単独行動する事が多いみたいね』
「しかも喋るんだ‼︎ 例のヨッシーみたいな奴だな」
「おい⁉︎ オイラをあんな不細工恐竜見たいな奴と一緒にするんじゃない‼︎」
「で、味の方はどうなんだ? 非常食と言われる程なんだから旨いんだろ?」
「おぉい⁉︎ 食べる気満々じゃないか⁉︎」
『非常食と言われるだけあって煮ても良し焼いても良し、揚げても良いわ。まぁ、生食は控えた方が良いわよ』
「成程、良い情報だ。偶にはその資料とやらも役に立つじゃないか」
「おぉい⁉︎ そんな資料破り捨ててしまえ‼︎ と言うか誰が編集したんだ、その資料は⁉︎」
『八重堂で見つけたわ。ついでにフィッシュル皇女伝?と言うのもあったわね』
「あんの連中かァァァァァァァァァァァ‼︎‼︎ と言うかどうやってそんな代物が発刊されたと言うんだッ⁉︎」
『ああ、それから口煩くなって来たら賞味期限が近くなってきたと言うサインらしいから、早めに処理した方が良いわよ。非常食と言っても生物なのは仕方のない事だから』
「それは一理あるな。腐っていてはどうしようも無いからな。やはり旨い内に食べるのが当然の選択だな」
「おい⁉︎ オイラはまだ腐っていないぞ⁉︎ と言うか良い加減に非常食って言うのは止めろ‼︎」
『そろそろ五月蝿くなって来たから早めに食べちゃったら?流石に喧しいとカモフラージュ率に影響が出てしまうし』
「確かに……。潜入任務の都合上、物音を立て続けに引き起こすのは愚策だ。敵に自分の居場所を教えている様なモノだからな」
『……その割には貴方は割と結構目立ちまくる服装をする事が多くないかしら……? 町のど真ん中で胸元に薔薇を刺したタキシード姿で徘徊するだなんて目立ち過ぎに程があるんじゃない?』
「何を言う。街中で最適な変装だろうが、全く……パラメディックは世間知らずだな。ニッポン好きと聞いて呆れる」
『貴方にだけは言われたくない台詞ね……人の家を』
「ああ、分かった。この非常食を食べてから任務に戻る‼︎」
『ああ、ちょっと⁉︎』
「お、おい、止めろォォォォ⁉︎」
「と言う夢を見たんだ……髭面のオッサンに食われそうになる夢を……」
「そうなんだ……。所でパイモン」
「ん?何だ?」
「パイモンって、本当に美味しいの?」
「何でだよ⁉︎」
『パイモン』
最高の仲間非常食!