「……少佐。リモコンに手を伸ばさないで下さい」
「唐突に如何したと言うんだね? パラメディック」
「私の勘が告げて居ます。今、リモコンでTVを付けた瞬間、スネークのお料理番組が始まると言う事を……‼︎」
「……パラメディック。流石に心配し過ぎやしないかね? スネークは今、任務中の筈なのだが……?」
「だからこそです‼︎ 任務中であろうと無かろうとあの男は不可能を可能にしてしまうんです‼︎ だから、そのリモコンから手を離してください‼︎」
「必死になり過ぎじゃないのかね?」
「少佐は家をパラメギアにされて居ないからそんな事が言えるんです‼︎ 良いから」
「あ、思わず電源のボタンを……」
『サバイバルお料理教室のお時間です‼︎』
「あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ァァァァァァァァァァァァァァ‼︎」
「あ、パラメディックが発狂した」
『料理人のスネークだ。今、現在うに娘達は最近、出番が無い事に関して作者に抗議する為、カチコミに行ったので今回は俺1人だ』
「今日と言う今日は許さないわよ、スネェェエェェェク‼︎ 散っていったパラメギア共々、一度爆散しなさい‼︎」
「スネーク。パラメディックが発狂して居るから程々にしてやれ」
『大丈夫だ、少佐。今回は俺1人だが上手くやるから安心してくれ』
「……今迄、上手く番組が成り立った事があったのかね……?」
『ならばこそ安心してくれ。パラメディックが乱入しての放送事故は今回は起こる事は無い。何故ならば‼︎』
「あ、画面が変わっ……何だコレは⁉︎」
『フフフ、何とパラメギアの量産化に成功したのだ‼︎ コレでパラメディックの乱入放送事故が発生する可能性は格段に低下した‼︎ 本来ならば100パラメギアで充分な所、666パラメギア‼︎ 更に眼球部分からはレーザー。耳からは多弾倉ミサイル、そして口からは榴弾砲を完備した‼︎』
「おーい……料理スタジオと言うよりも完全に機動兵器じゃないか……。と言うよりも良くそんな量のパラメギアを量産出来たな」
『何、うに娘が面白がって居たからこそ実現出来たと言うモノだ』
『スネェェェェェク‼︎‼︎ 今日と言う今日こそ許さないわよ‼︎ 何回、人の家を魔改造すれば気が済むのよ⁉︎』
『ぱ、パラメディック⁉︎ 何故だ、何故分かったと言うんだ⁉︎ アレだけの数のパラメギアを前に山勘で引き当てたと言うのかッ⁉︎』
『貴方の居そうな場所くらい、予想出来るわよ⁉︎』
「それ以前にどうやって移動したのだろうか……」
『今回はさんが焼きの予定だったのに‼︎』
『予定も未定で結構‼︎ そもそも貴方は精々、焼く以外の調理法を知らないでしょうがッ‼︎』
「如何やら今回も放送事故で終わりそうだな。或いは料理番組と言う名のB級バトル映画か」
『少佐‼︎ 宇宙人も地底人もパニック要素が無い映画はB級にすら劣ります‼︎』
「そんな事、力説されてもなぁ……」
『仕方ない、このパラメギア8号は放棄して、9号に移動して再開だ‼︎ 視聴者の皆さんはチャンネルは其の儘で‼︎』
『させる訳無いでしょうがッ‼︎ とっととこの番組自体、放送終了させなさいよ‼︎ スネーク‼︎』
『ちゃんと視聴者が付いて居るんだ‼︎ そもそもパラメディック。お前が殴り込んで来るから毎回、放送事故として処理されてしまうんだ‼︎ 視聴率が取れないとゴールデンタイムに枠が取れないだろう⁉︎』
『こんな番組、ゴールデンタイムに放送されて堪るもんですかッ‼︎ それなら『戦慄‼︎ ツチノコ王国』とか『脅威‼︎ 百鬼夜行の怪異』の方が視聴率は取れるわよ⁉︎』
「あ、カラーバーが出てきた。如何やら今回も放送事故になった様だな……」