『スネーク。遺跡サーペントを
「……いや、コレは捕獲と言うよりも鹵獲と言った方が良い気がして来たぞ……。破壊したが……」
『地底の底。今では大半が廃棄されて封鎖された地下鉱区に存在が確認されて居る新種のヘビよ。良かったわね、念願の蛇にあり付けたじゃない』
「いや、コレはどう見ても……」
『どうしたの? スネーク。何時もの様に発狂したかの様に騒ぎなさいよ。貴方らしく無いわね、蛇を見つけた時みたいに何時ものハイテンションぶりを見せて『で、味は?』と聞きなさいよ?』
「ぱ、パラメディック? 如何したんだ? 何か悪いモノでも喰ったのか?」
『貴方こそ如何したのよ? 蛇を見てテンションが上がらないとは……まさか、変なモノを食べて脳細胞が逝ったんじゃ無いでしょうね⁉︎ 私が診てあげるから心配しなくても大丈夫よ』
「いや、全力で遠慮する。所でコレは何なんだ? 蛇を模した兵器だとは分かるが……」
『遺跡サーペントね。遺跡サーペントは地下鉱区に生息する超大型の蛇ね。全身を硬質な甲殻に覆われていて生半可な物理的な攻撃はビクともしないわ。蛇にしては珍しく地中を潜航する能力を持っているわ。まるで土竜の様ね。更に後方の先端部には穿孔機の様に鋭くなって居るからバックする様に掘り進む事が出来るわ』
「様にと言うかまんまドリルだろう⁉︎」
『他にも獲物の動きを鈍らせる黒い体液を排出して退路を塞ぐ行動も見られて居るわ。その体液を逆に自分が吸収して攻撃に転換する事から既存の蛇とは一線を画する進化を遂げたみたい』
「……いやいや生物と言うよりも如何考えても蛇を模した兵器だ‼︎ こんな蛇、自然界に居て堪るか⁉︎」
『そうかしら? 世の中には人工物と共生する生物も居るから不自然とは言えないわよ? 進化するのは人間だけじゃないわ。昆虫だって魚介類、鳥類……哺乳類とて常に進化を重ねる生き物よ』
「…………だからと言ってコレは無いだろう」
『それで貴方が気になるであろう味に関してなのだけれど残念ながら資料には全く載って居ないわ。だから資料の充実化の為に早速、食べてみてくれないかしら? 確かに外殻は非常に硬いと思うけれど中身はきっと食べられる筈だから‼︎』
「……食べる箇所なんて何処にも無いぞ?」
『そうかしら? 貴方の事だから岩だろうが鉄だろうが平然と口に出来る筈よ。隕石さえも普通に食べていたじゃない? だから、大丈夫よ』
「……パラメディック。本当に大丈夫か? 今からでも遅く無いから病院に行ったらどうだ?」
『まさかスネークから病院を勧められる日が来ようとはね。貴方と違って頗る健康体よ、貴方の方こそ病院に行くべきね。頭と胃と腸と耳と目と耳の』
「多すぎだろう‼︎ 何時ものパラメディックらしく無いぞ? 本当に大丈夫なのか?」
『良いから早く食べなさい。スタミナが減ると胃が鳴って敵に気付かれ易くなるわ。スタミナ管理は潜入任務の基本でしょう? その状態だとLIFEの回復も期待出来ないわ』
「……それならば其処らに生えて居る星茸の方が良い気がして来た」
『……貴方、茸の類は嫌いじゃなかったの? 茸は生食を控えた方が良いわ。まぁ、貴方の場合は毒キノコでも食中毒で済ますでしょうけど……そんな危ないモノよりも目の前の蛇の方が御馳走じゃない』
「……流石に機械兵器を食べる気になれない。と言うかそもそも兵器は食えない代物だろ」
『いつの日か食べられる弾薬が発明される日が来るわ。その目の前の遺跡サーペントがその成果よ』
「今、認めたな。コイツが生物じゃないと」
『良いから食べてみなさい。美味しいかも知れないわよ? と言うか食え』
「ぱ、パラメディック? おい、如何したと言うんだ?」
『うに?(・ω・)』
「あ……」
『うにー(/・ω・)/』
「切れた……。まさか、うに娘の悪戯だったとはな。姿が見えないと思えば……周波数ジャックで遊んで居たのか?」
『スネーク⁉︎ スネーク、応答して‼︎』
「あ、パラメディック」
『やっと繋がった……。突然、通話が切れたから何かあったのかと思ったじゃない‼︎』
「いや、大丈夫だ。うに娘の悪戯だ。久しぶりに周波数ジャックして遊んで居たんだろう」
『……悪戯にしては心臓に悪いわよ。スネーク、あの子の教育はもう少しマトモにならない訳?』
「知るか、そんな事……。ところで遺跡サーペントは食えるのか?」
『はぁ? 貴方の頭は遂にグルメ細胞に食い尽くされたとでも言うの? 歯車やネジばっかりの古代機械兵器を食べようだなんて……さっさと病院に行きなさい。或いは私が診てあげようかしらね⁉︎』
「いや、全力で遠慮しておく」
『遺跡サーペント』
見るからに食える箇所が無いので食べるのは止めた。
『遺跡サーペント』
『原神』に登場するフィールドボス。地下鉱区にて出現する蛇の姿をしたボス級モンスター。
遺跡守衛や遺跡機兵と同じく『遺跡』系のエナミーの為、高い物理耐性を持っている為、元素攻撃や法器系のキャラを主体で攻めるのが基本。地面に潜る為に攻撃するチャンスはそう多くは無く蛇の姿故に細身なので攻撃がスカる事もある。黒泥を撒き散らすので処理しつつ攻撃を加えて行く。
お互いの位置の距離関係や、潜って居る時間、地中から飛び出す場所でどの様な攻撃が来るか予想し易いので割と御し安い。地味にアタリハンテイ力学を用いた亜空間突進が鬱陶しい位。
黒泥の吸収行動中に妨害を成功させればダウンを取れる。
味に関する詳細は不明。恐らく判明する日は来ないだろう。