概念的な物でありなから、しかし視覚した者への精神攻撃をし、挑むにしても長い時間を必要とする
そんなものが、英霊になった
「---抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!」
ウェイバー・ベルベットは確信していた。上手くいったと
ケイネスが使おうとしていた程の英霊が自分の下に来てくれた、と。
煙が晴れていく中、ウェイパーは見える人影に目を凝らした
中々小さい、人型だけどしっかりと居る!
そして煙が晴れていくと、その姿が顕になった…
「「………」」
「……(え、幼女?)」
そこに居たのは小さな女の子だ
とても戦闘ができるようには思えない。メガネがちょっと背伸びしたイメージを抱かせる程度だ
「…えーっと」
「マスターに問題。頂点A、B、C、Dで構成される正方形があります。頂点Aと頂点Bの間に秒速3mmで動く点Pがあります。点Pが2秒後に曲がるとしたら正方形ABCDの一辺の長さは何mmでしょう」
「………12ミリ?」
「…正解。この程度はわかって当然。マスター、あなたが基礎の基礎が出来ていたよかった。」
何を言ってるんだろうこの子は…
「って、マスター?じゃあ君は…」
「…あなたが召喚していたのに理解出来ていない?マスター、なにか記憶などに異常は…」
「ないよ!もう…じゃあ、君がサーヴァントなんだね?」
「その通り。サーヴァント、ライダー。」
「ライダー、か。うん。僕はウェイバー・ベルベット。よろしく、ライダー。」
「よろしく、マスター。」
「…それで、君の真名は?」
「私の名、ですか。私の名は……」
「…秒速 n ○mで動く点Pです」
「…えっ?」
クラス:ライダー
真名:秒速 n ○mで動く点P
性別:特に固定されていない(ランダム)
身長:必ず平均を大幅に下回る身長
体重:身長と同様
出典:数学
地域:日本?
属性:混沌/中庸
好きな物:特になし
嫌いな物:解けない人
筋力:E 耐久:D 敏捷:任意で変化
魔力:E- 幸運:C 宝具:D
対魔力:E-
騎乗:C
出題権利:A
点P特有のスキル
彼女は問題の一部であり、彼女だけでは機能しない
そのためマスターの任意でなければ動けないが、その際に速度を指定できる。
あまりにも無理な速度はできないが、サーヴァントの身体能力でできる所まで加速させられる
【秒速 n mで動く点Pが一秒ごとに90°曲がり正方形を作った時の正方形の中にいるものを答えよ。ただし正方形の中からは出られないものとする】
種別:対軍宝具
レンジ:1〜9
ランク:D
マスターが指定した一桁の整数の単位移動し正方形を作り、その中にサーヴァントを閉じ込めてしまう特殊な宝具
サーヴァントは外に出ることが出来なくなるが、こちらから攻撃をしたりすることは可能
また、令呪を使いワープさせるのも有効である
ヤード・ポンド法「俺も仲間に入れてくれよー」