ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか?(少年とドラゴン) 作:とにかく帰りたい
後悔はしていない……。
もう少ししたら終わらせられるはずさ((虚ろ目
彼女に案内され、時計台の中に入って行く。
入る前にリザードマンに
『中は、凄いからジャルっち達、皆もきっとビックリするから!…覚悟した方がいいっすよ!!』
グッと親指を立ててアドバイスをくれる、取り敢えず落ち着いてから中に入ろっと……
ーーーーーーーー通されたのは、時計台の中…光が優しく差し込まれ、生命の息吹が今ここで産まれると思うくらい。
この場所は神聖な雰囲気を醸し出している、
大樹が根を張り支えるような形は、まるで母の様に微笑んでくれてるようだ……。
「すげぇっす……中がこんな風になってるなんて、知らなかったっす!!」
「不思議な感じだ…よもやここまでの聖域とは、」
「本当よ…こんな所がこの場所にあるなんて」
私達は口々にこの場所が信じられないと揃えて言う、
コハクは、龍の姿から…少女としての形どり楽しそうで嬉しそうなニコニコとした顔で言う。
『どうじゃ、中々のものじゃろ?
今の、どの専門の
これは、我らとの結晶じゃからな!』
くふふッ!と言い返せない私達にエッヘンと胸を張る。
揺れない慎ましい胸に思わずコハク全体の可愛さを認識して、彼女が龍である事を忘れてしまいそうだ。
『ーーさて、お主たちは知りたい事があるんじゃの。
それは、お主達取ってのなんじゃ?』
ニヤリと悪戯っぽく笑う琥珀色の瞳に透き通った肌は、きめ細かく世の女性なら羨むほどの白き雪の華のようだ。
しかし、その目は細く先程より人外の境である。
えも言えぬ存在は更に神々しさを増してある意味プレッシャーだ……。
そんなコハクにジャルクは、身は潔白であるかのように話を始めようと口を動かしはじめる……
「私達は……、これだけあなた方モンスターと呼ばれるカテゴリに、私達人間が勝手に決めてしまいました。
数多くの同胞と呼ばれた方すらも手にかけたのかもしれません。
ですが、あなた方はそれがまるでありませんというほどでした。
まるで共生のような?その感じが分かりません!!」
分かっている。……
知らなかったとしても戦争の都合としては、
これ以上にない手札で私達が不利で、殺されるのは納得のいく理由でもある。
でも他のもので報復行為を行う事も無く、カテゴリで捉えることもない。
モンスターらしさが、見た所ではカテゴライズすら出来ない。
むしろ、亜人種や人間と同じようなカテゴリーに分類されるのでは………
本能的な感情で、自己の心のままに願い生きる獰猛ではない
ーーーー自我の心があるという事が自分の中で引っかかっていたのだ。
「ジャ…ジャルクさん!?!?ちょっとぉぉぉおお!!」
後ろで仲間である
あわあわと、震える手近かなに当たる剣は、カタン…カタン…と痛いだろうにも、その言葉の爆弾に反応し
痛みが無痛状態になっているようだ。
スカーハも、なんだなんだ?結局私と同じではないか。
と槍に手をかける……瞬足君は、もう少し落ち着く方がいいな〜。
スカーハは、あれ絶対わざとだ…そう思える。
握りがタダ握ったかのような構えですらない…
後で、絶対奢って貰う口実をオラリオで探してやるわ……
『クッ…ハハハッ!
あははは、まさかこれ程までの知の回転と心の豪胆さを持つ者がいるとはな!!
そうか、妾達が敵であるか…はたまた違う存在なのかと言うのだな。』
コハクはカラカラと嬉しそうな笑い声を響かせる様に、
彼女はニヤァッと薄い笑みを浮かべ、
ジャルクの言葉の問いを笑い終えたその口で呟いた…
ーーーーよかろう。お主の問いに応えてやろうでは無いか!!
コハクは、その少女のままであるが中央の玉座の椅子にその腰を下ろして、その小さな手を掲げれば…
呟く様に、母を呼んだ。
『遠き地におられる大いなる母よ…揺られるの炎は未だ変わらず、されど我らは活力の証を示す。』
ポォ……と優しい光が、辺りに広がる。
とても優しく暖かな光はまるで小さい頃守ってもらった時を思い出す様に…
『その大地の記憶、1度読み進む。
振り返し写されたページは、ひとたび我らが標の1つとして教え給え…』
そう声を高らかに上げ、それを掲げた。
『お主達に語るのは、妾達がお主たちにとっての何かではなく妾達の過去を語った方がはやいと思ったのじゃ……』
それが、その1つだとジャルク達3人にはわかった。
この場所だけが、淡い優しい光の色に染まっていった。
ーーーーーーーー????暗闇の洞窟内…。
ドクン……ドクン、心臓の鼓動が聞こえる。
可愛い我が子を殺された怨みか、はたまた妬みなのか
我にも分からない
『均衡は崩れた……おおいなる母上の声はいささか耳に残るなァ。
煩わしいと言ってしまえば怒られてしまうかもなァ?、、』
ブォンッとつまらなさげに振り出される禍々しい尻尾は、周りのもの達を恐怖させる。
当たれば、彼の気がなくとも生命の活動を止める程に
それは、凶暴と獰猛な彼の性格をありのままに出している様にも見える。
覆われた漆黒に映つらんばかりに鱗は、先程飛び終えた飛龍に対して、ギラリッと目を竦ませるかの様な目で見据えて低い声でたずねる……。
『してぇ…どうだァ?奴は………見つかったかァ?。』
周りの竜達は、可哀想な目で彼を見ながら
(あぁ……彼は終わったな。)と、
これから彼が死ぬ様な事を考えて震えていた……
これは、もうウン千回目かの様な質問であり、決まって答えるのが、「いいえ…まだです。」
そして、存在を消し去るかのような炎によってウン千回の同胞達が焼き消えたんだから…
『………いいえ、まだです……』
また彼もそう答えたと思っていた。
龍達は、幻聴が聞こえる程に聞いてきたのだから…
目をつぶった見たくない同胞の死なのだから、
しかし彼はいつまでたっても焼かれなかった。
黒き鱗の主は、誰よりも内容を聞いていたのだから……
彼は、恐る恐る……ガタガタと歯を食いしばって口を開き、内容を伝えよう
『し……ししッかし、ながら…近しい反応ッ。気になる場所がありましてッッッ!!?……。』
その主はとても愉快そうに笑い、砲声のような声を上げた。
『そうか!!……よく見つけた!
クハハハハハ!!それは、正しい!!正しいぞ!。』
ーーーーーーやっと見つけたぞ……小賢しい真似をしおって、
………………コハク、今度こそお前を我がものに。。
ーー場面転換。(見張り台より……)
「変わらないな…いまだに動かずだ。
ずっと動かぬし、不気味だ。
あれから、あそこに飛龍もいるものだから、ある程度Lvの冒険者たちにしか偵察任務に行けないのもあるが…」
「ガッハッハッ、あれはまさしく暴君じゃからの、何かしら恐怖で食べ物でも運んでおるのじゃろう??」
「そうだとしたら、この親指の疼きはなんだろうね。
すごく嫌な予感がするよ……。」
見張り台ではそう動かない黒龍の監視が今も行われていた。
ハイエルフの女性とドワーフの男性はその状況を芳しく思わずに遠見で見ているが、仲間のパルトゥムの言葉に苦い顔をする。
「フィン…お前さんが、言うのならば嫌な話だ。
決まってそういう時は当たる…」
フィンと呼ばれたパルゥムは、そういう期待には答えたくないね。と、この先の嫌な予感を消して欲しいものだ。
遠征隊に混ざって、この戦いは何かしら僕らの糧になるはずと、当時のLvとはもう見るかげもなく上がった。
かなりの数の戦いをこの目で見てきた……
ついてきてくれた仲間達や、自分の言葉や策を聞いてアドバイスや考え方の助言もしてくれた人達もいる。
(僕はもっと強くなれる。
僕ら一族の為にも希望を、必ず……。)
「フィン、また1人で考え事か?
全く、お前は私らがいるだろう。
ロキからも団長として、こんな危ない事も出来るのも
お前やロキがいたこそだが、私達もいるだろう。
もっと私たちを頼れ…」
ハイエルフの女性は、まるで気にかける姿はお母さんのようで、少しほっとしてしまう。
家族か……こんな僕についてきてくれた2人や主神、そして主神があの時に言った『家族』と言う言葉。
彼は少しはにかんで
「ありがとう、リヴェリア。
まったくその通りだ、今僕達は家族としてロキに言われたあの時の言葉を思い出したよ。」
「ふっ、そうだろう。いい言葉を言うものだ。
だがな、最近アイツは私のことをオカンと呼ぶのだぞ?
まだそのようなことにもなっていないと言うのにもだ。」
3人はそんなたわいもない談笑をしていたが、
大きくその砲声のようなヤツの声を聞いてしまった。
遠くからでも聞こえてしまうような、その邪悪な声を
「「「……!!!。」」」
「……親指の疼きが増した。
言ってくるよ、流石にこれは看過できないものだろう。」
「いや、、大丈夫だ。伝えなくともいい
ヤツの声を聞いた途端、誰もが感じ取っただろうな…」
軽装な鎧を着ながら頭痛のタネが来たかのうよなしかめっ面の男性がまるでちょうどいい時に現れて言う。
長髪の長めをポニテの様に、括り魔法職なのか片手に小型の杖を持っている。
「そうでしたか、エルさんその顔をしてるということは、何か気づきましたか?」
そう彼も、先程の砲声のような声を聞いたのだ何となくのあたりを付けるだろう……
「まんまと、嵌められた気分だ……。
すぐにでも作戦会議だ。
彼にも、伝えねばな……。」
悪意は見え透かせぬな……そう彼は、再度確認しながら彼の英雄の元へと向かう……。
佳境が文章長くなるんだね…………
他の人収めてるの凄いや……(次も長い)