ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか?(少年とドラゴン)   作:とにかく帰りたい

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( ˘ω˘ ) なんか、お気に入りの作家さんが消えて悲しかったけど、
私は、消したりしないから勝手に続けて待ってようかなって思った。
少しだけ落ち着いたので、久しぶりに他のも手を出そうと思ったことを許してください((


プロローグ7話・災悪は音高らかに笑い静かに歩みを始める。

ーー場面転換

 

のどかな原っぱから、彼とその妻は思わず顔を見合わせるほどに、驚きを隠せずにいた。

 

「奴の声だ、確かにあの時きこえたものだ。」

 

「えぇ、私もハッキリと……」

 

2人は顔を見合わせて、彼女達を呼ぼうとした……その時、ポスッ……彼の太腿に金髪の子が抱きつき少し怖がったような目で彼を見る。

後ろには、そんな女の子を恐がらせないように必死な

『だ、大丈夫だよ。お母さんもいるし…』

なんて、白髪頭の坊主、ベルがアイズに慌てながらもなだめようとしている。そんな顔にアイズも随分とまぁ、少し悔しいもあるが……。

 

「心配すんなっ、アイズ!父ちゃんがあんな怖いやつ。

ぶっ倒して来てやるよ。」

 

相も変わらず俺は父親らしく出来ているだろうか?

ひっついているアイズを持ち上げ、抱っこし優しさよりもせめて頼もしくいようと乱雑にわしゃわしゃと撫でる。

 

少しうっとうしそうにするが、アイズはそれを父親らしくと笑って返してくれてるのだろうか…

 

「もう…髪は、女の命なのよ。

貴方らしいけどね……ふふ」

アリアは、少し困った様に笑うが内心は彼らしいと笑っているのが分かる。

アイズを下ろしてやり、話をふる。

 

「ヤツの声だな……。

まさかだと思うが、事態は良い方向……とは言えないな。」

 

「それでも、貴方はやってくれるんでしょ、みんなの英雄さん?」

 

そう彼女は笑って言う……

俺は、あの時の様に笑って言った

「ーーーー当たり前だ。なんせ今の俺は、みんなの英雄と呼ばれる以前にアリアや、アイズを守る英雄(父親)だからな…これくらいのヤツに負けていられねぇな……。」

 

そう当たり前だと言わんばかりに、

しかし近くにいるベルだけは、とても不安そうに涙を浮かべそうに……

 

(なんて顔してやがるんだよ…。

ジャルクの子だろ。

そんな顔しやがって、初めて会った時のアイツに似てる気がするぜ……)

 

そう気付ける様に、自身の頬を叩き…

乱暴にその白い髪を撫でてやった。

 

「ベル!お前の母さんは、俺が連れて帰ってくるさ。

何…俺は強いからな。

アイツはそう簡単にくたばんねぇよ。」

 

「…でも、、、」

 

不安そうだ嫌でもわかる…俺もアイズが少しの間だけ帰ってこなくて心配してたもんだ。

 

家族は、心配になるもんだって分かるが……

しかし、ベルはそんなに心配なるもんなのか?

 

団長してるし、第1級の数少ない上位冒険者なんだがなぁ。

 

「お母さん……うっかりする事とか巻き込まれるのが多いから心配になっちゃうんだ。

僕も早くお母さんを守れるような冒険者になりたいよ。」

 

「……まぁ、信じることも大事って事だ。」

 

「アナタ、言葉に行動が伴ってないわよ?

もう早く助けに行かないと…ヤバいとかになってるわ。」

 

アリアの冷静なツッコミには、さすがだと言うしかないな。

だが、ジャルクの巻き込まれは嫌と言うほどに俺やアリアも知ってる。

解決した闇派閥(イヴィルス)の多くは、ジャルクのうっかりと巻き込まれやすさが、解決の糸口になってたりするのだ。

 

そりゃあ…もう、うん。

呪われてんのか!って思わず本人を目の前にして言ったほどだ。

実際言ったら謎のルールで

 

『知らないわよ!!!

アイツらが勝手に行く先々でいるのが悪いのよ!!

えぇ、私悪くない……これは私ルールで悪くありません〜だっ!!』

 

なんて言ってたな、敵からしたら溜まったもんじゃねぇな。

そんな団長を持った団員は、団員で…

 

『まぁ…あの人、やるときゃやるんで!あと第三者辺りから見てると笑っちまうくらい面白いんですよ?』

 

と来たもんだ……ジャルク、お前らの団員スゲーな。

まぁ、傍から見るとギャグみたいに闇派閥の犯行が浮き彫りにされるからな。

 

ーーおっと、そう思い出してる場合じゃねぇ。

子供達を避難さしてやらねぇとな…

 

彼は、アリアと目配せをして子供達を背負い…

村まで戻るつもりだ…。

この原っぱは、見張り台と村を繋いだ真ん中にあり、モンスターなど、ここでは見なかった。

 

その変わりと言っては見張り台の方から走る人影を見る。

自分もよく知る団員達だいつもと様子がおかしい…

あの気配か…はたまた砲声を聞き取ったのか

 

「アルさん!?ちょうど良かった…エルさんが緊急で会議を開くべきだって言って俺らは、他の幹部連中らに言おうと思って走って来たんです。

あの山から砲声みたいな恐ろしい声が…」

 

「奴だろうな…動く様子があったのか?」

 

「いえ!そんな事があったら逐一俺らが回してますよ!

ただ、あれを聞いた途端ロキファミリアのパルゥムとエルさんが、なにか合点がいったような顔をされてすぐ呼んでくれって!!」

 

ずっと動かないあの黒龍が、動かないまま砲声をあげたのか?……

嫌な予感を巡らせ、ひとつの可能性に行き着く…。

 

ーーヤツは、成長をした……。

 

「……ッ!!!」

 

「あっ!ちょっと待ってくださいよ!!

アルさん!アルさぁぁあん!」

 

嫌な予感を当たって欲しくはない。

しかし、英雄と呼ばれ…冒険者として呼ばれなくなった頃から考え始めた……そう言う事を考える様になった。

疾る、早く走る…。

 

「すぐに戦闘になるかもしれない…ジャルク、

今回ばかりはヤバいぞお前でも…。」

 

その声を、届くこともない遠くの友に対して叫ぶ様に言い…信頼のともの元へ向かった…

 

ーーーーーー少し前…不思議な広間にて

 

ジャルク達は、優しげな光に包まれていた。

仲間は、近くにおり下の広大な大地を見下ろしている……。

 

「う、うわわわ!!と、飛んでるんすか俺ら!?」

 

瞬足くんは、なれることの無い感覚にバランスを崩してスカーハに支えられている。

 

「幻術の魔法……いや、それに近しいものだな。

しっかりと地面だと思うんだな。」

 

スカーハは、器用なバランス感覚で先程の場所から立っているだけですんでいる。

さすがファミリア随一の戦闘バカ…慣れ過ぎて逆に怖い。

 

「惚けてる場合では無いが、どうやら始まるらしいな。」

 

どうやら、ここは大きなダンジョンの中の一つらしく。

遠くから耳をつくようなモンスターたちの声が聞こえてくる。

思わず体を強ばらせて、周りを見渡したが

 

ーーーー良い。今の其方達は、過去を見ているのだからここに実体はない…むしろ、ダンジョンと言うのだろ?

今のここは、そのダンジョンとやらで寝っ転がれる程に

お主達は安全なのじゃ。

 

そうコハクに諭されるように安心する。

 

「確かに…ここは、私たちでも見たことの無い階層です。」

 

ジャルク達は、数分たっただろうか…1つの壁から、大きな風船のように膨れ、生命の胎動を始めた。

コハクの壁のような場所に、揺れるように動きやがてピキッ!…とヒビが入る。

モンスターが生まれ落ちるのだ。

純白な白いドラゴンが姿を見せる。

 

キュー…キュー!!と声を上げ、可愛らしく綺麗な瞳で周りを見れば…キュー!っと声を上げる。

その時、ドラゴンの体は大きくなった…

成体に進化を遂げているのだろうか…

ピキピキと内側から殻を破るように脱皮を繰り返してゆく…そして見た事がある。

今目の前にいるコハクと呼ばれているドラゴンだ…。

 

「へ、へぇ…ダンジョンってなんか、私達の常識をぶっ壊して行くわね。

当たり前と言ってしまうのもあれなんですけど…。」

 

ジャルクは、ちょっとだけダンジョンの常識を覆す現象に顔を少しだけひきつらせ笑う。

その近くにコハクはくつくつと少し照れながら、

 

『“彼”にも言われましたね。

変わったヤツだと……』

少しだけ、悲しそうに喉を鳴らし写る昔の自分を見守る。

その時に……少しだけ小さな黒い何かが、私たちの目の前を通り過ぎた…

嵐の前の静かな風のように、ジャルク達の頬を撫でた。




そろそろ原作に行きたいですねー((ブーメラン
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