☆前回のあらすじ☆
▼ぜらちんの トリックルーム
作者が 描写力不足 をわからせられて
羞恥心から 爆死した!
いつも通りを続けてたら生活習慣が破壊された。
これもそれも全部コロナって奴の仕業なんだ!
Ω<ナ,ナンダッテーッ!?
はい
ー☆ー
「お疲れ様、ぜらちん。
…ッ行くよ、くっきー!」
グギュギァギィィッ!
前回で作者の心労的にやってくれたぜらちんのトリックルームは無傷。
渡されたバトンを感じ、前回のリベンジに燃えるくっきーは咆哮をあげる。
これは流石に厳しいかね…?クルマユと、モンスターボールを一瞥し、思考を加速させるサチコ。
いつも思うけど本当よくクルマユでドラミドロを倒せたよねサチコおばあちゃん…
眼に炎が灯る。
「クルマユ、ねばねばネットだ!
ネットを重ねて壁を造るんだよ!」
キュルィ!
「──りゅうのはどう!」
ギュアァ!
指示の速さはほぼ互角…!
なんてことは無く、レレの指示は普通に遅かった。なんならどの技で攻めるかでちょっと迷ったのだ。
結果、優先度-1ぐらいの差ができてしまう。
そんなちょっとした時間の差で、
クルマユは糸の壁を用意してみせた。
虫の糸特有…と言うより、元々の技名通りの粘性を持った糸は、真っ直ぐ飛んできた竜の波動を受け止める。
が、流石に耐えきれるはずもなく。
波動はどんどん糸の壁を破壊する。
それでも多少の時間が出来た訳で、その間に転がることでりゅうのはどうの射線から脱出。
「これで1ターン、と言うところかね。
ご丁寧にトリックルームも小さい物、
やってくれるねぇ…ッ!」
説明しよう!(唐突)
この作品では○○ルームと名のつく技は言っちゃえば四角形の結界の様な見た目であって、中に取り込まれれば脱出するのは不可能!でも破壊は可能!
それが小さいと言うことで、例の空中ジャングルは結界内に入っていない。
つまり、クルマユのターザン戦法は封じられてしまっている!
実際は、ただぜらちんのトリックルームの習熟度が低く、使いこなせていないだけなんです。
「もっかい、りゅうのはどうだ!」
ギュルリリ!
「すまないね、クルマユッ!
ドラミドロの体にいとをはく!
そのままはっぱカッター!」
キュモーッ!
その姿は、マーベル蜘蛛男の様。
くっきーの体に糸を巻き付け、
それを吸い取ることで一気にくっきーに近付く。
クルマユとくっきーの体格差から、かなり低空での飛行だったのでなんとか波動の回避に成功し、はっぱカッターでダメージを与える。
「くっきー、ヘドロウェーブ!」
ギィィイユゥゥ!
くっきーの身体から、高濃度の毒が溢れ出す。
接近どころか密着していたクルマユに、
これを回避する術はない。
「クルマユ、戦闘不能!
リーダー、次のポケモンを!」
あと、1体。
「フゥ-…
やるしかないか。
こいつで最後さね!
行きな、イオルブ!」
シュリシャリィッ!
ジムリーダー、サチコ。
その最後の1体は、
ななほしポケモン『イオルブ』
赤と黒のぶち模様が特徴的な、
むし・エスパーポケモン
むしタイプ特有の素早さで逃げつつ、エスパー技を巧みに操る姿が有名だが、ここは素早さ関係が逆転するトリックルーム。
イオルブの体に負荷がかかる。
「行くよくっきー!
ヘドロウェーブで飲み込めーっ!」
ギィユァァ!
「…まもるだよ、イオルブ。」
シュリィーン…!
その火力の高さから、イオルブにとってはどの技も一撃必殺なのだが、それでも完璧にダメージをカットする『まもる』と言う技。
正直に言えば、その仕組みはいっさい明かされていない謎の技筆頭であるそれが、ヘドロウェーブを受けきった。
「これで、4ターンさね…!
トリックルームはあと1ターンが限界。
こんなやり方、本当は不本意だが、
『戦い』を説いた以上、
やれることはやるさ。
予告するさね!
次に私が指示する技はまもる!」
誰かが言った。
トリックルームはもって5ターン、と。
壁の薄い狭い部屋でどったんばったん大騒ぎしたら、壁にヒビが入って最終的に壊れる。そんな感じだろう。
ついでにぜらちんがダウンしてるいま、結界にエスパーパワーが供給されていないので、結構ボロボロのガタガタだったりする。
「さぁ、確率は1/2!
どっちに転ぶかは運次第さね!
イオルブ、まもる!」
シィィシャリリ!
「くっきー、お願い!
ヘドロウェーブ!」
ギュルリリ!
毒の津波が、まもるを
展開しようとするイオルブを飲み込んだ。
波が退くと同時にトリックルームが割れる。
イオルブが地に伏していた。
「イオルブ、戦闘不能!
よって勝者、チャレンジャーレレ!」
「やった、やったぁ!」
グルギュアァア!
ー☆ー
「負けた、負けた。
まさか運に走ることになろうとはね…
お前さんは戦法を手に入れた。
それは、他の奴らとは違う『個性』だ。
それはきっとお前さんの旅の役に立つ。
ここで学んだこと、忘れるんじゃないよ!」
「はいッ!」
「よし、いい返事だ!
手を出しな。
─カスピバッジ、しかと渡したよ!
さぁ、広い世界を見てくるといい!」
「ありがとうございました!
行くよ、くっきー!」
少年は走り去っていった。
オレンジ色に輝くカスピバッジを手に。
少年の去ったジムの中で、サチコは小さく微笑んだ。
「さぁ、次のチャレンジャー、入ってきな!」
ソルベジム、サチコおばあちゃん編、完ッ!
や~っと終わりました。長かった、本当に。
まぁそれもこれも全部この後のイベントや終盤の展開ばっかり浮かんできて、この回をいっさい進めなかった私が悪いんですけど。
あっ案の定今回も書き方を忘れているのでいままでと気色が違います。ここまで読み進めてくれた猛者なら許容範囲内かな…?
本当に才能がない人種だと辛い。周りが光って見える…
ちなみにこの回だけで保存ミスによる文の消失が1200文字分くらい起きてます。萎えた。
次回はやっとあの人が出せそうです。
取り敢えず誰かが犠牲になるとだけ。
頭からっぽ族流行れ
感想下さい。
感想のお恵みを…