☆前回のあらすじ☆
カイジごっこしてたらぜらちんが爆散した
休み溶けました
「…あっ、えぇっと…うん。
お願い、くっきー!」
クギュルァア!
なんだかとても幸せそうな顔でぐったりしているぜらちんを、新調したガンテツ印のドリームボールに戻したら、我らが主役のくっきーの出番。
だけどここで衝撃の真実が!
くっきー“ちゃん”です。
雌です。
「ペルーシ、メロメロ!」
ンニャォ~ン…
グギュルゥ~♡
「くっきー?!?!」
悲しいかな、ぜらちんの二の舞となってしまった。
そもそも現時点で雄がチャマしかいないのでこれ実質詰みだったのでは?
「さぁペルーシ!はかいこうせんだにゃん!」
フゥゥッシャァァア!
「くっきー…!」
本日二発目となるはかいこうせんは、勢い衰えることなく発射されくっきーを飲み込み、また爆発する。
が、
「…!くっきー!」
ギュグゥウ…!
さっすがくっきー!
ペルーシのはかいこうせんを耐えた!
さっきは放心して見送ってしまったが、はかいこうせんは1度撃つと反動で少しの間動けなくなるデメリットがある。
いまがチャンスだ!
「くっきー、ヘドロウェーブ!」
…
メロメロで わざが だせなかった!
「くっきー?!」
グギャアゥ…
チャンス、物にできず。
一度その魅力に充てられたくっきーは、ペルーシのその美しい体に攻撃することを躊躇してしまったのだ。
だが、そのペルーシから攻撃されたことで、メロメロはほとんど解除されており、後はその心の中の残りカスを排除するだけ。
あぁなんだろうこの絶妙に気持ち悪い感情の後味は!
くっきーは心の中で、
レレとペルーシを天秤にかける。
6:4から7:3へと、
どんどんレレへと秤は沈んでいく。
そして対に秤はレレに沈みきり、ペルーシの秤は虚空へと放り出される。それと同時に、ペルーシもはかいこうせんの反動から復帰した。
「ペルーシ、はかいこうせん!」
フシャアァァア!
「ヘドロウェーブ!」
ギュルルゥア!
ほぼ同時に発射された
はかいこうせんとヘドロウェーブがぶつかり合う!
…事はなくお互いにすり抜ける。
極太の光線はくっきーを飲み込み、またもや爆発。
毒の津波は光線を潜り抜け、ペルーシへと直撃した。
波が引くと、戦闘不能となったペルーシが。
流石はドラミドロの特殊火力!
ドラミドロ is very GOOD !!
しかし、流石のくっきーも二発目のはかいこうせんには耐えきれずダウン。
両者ともに相討ちの形となった。
「お疲れ様、くっきー…
行くよ、チャマ!」
チャア!
ぜらちんにくっきー、手持ちの主力とも言える2体を失っても、その闘志が消えることはない!
そうだ、オレは闘える!その瞳の中に炎を灯して、地面に降り立ったのはポッチャマのチャマ!
サチコお婆ちゃん戦の時は出番がなかったので今回は活躍したいところ…
チラリとメルの方を見ると、手には二つのゴージャスボール。元から持っていたゴージャスボールにペルーシを戻し、もう片方のボールを付き出した。
「行くよ、ペルーア!」
ミィニャァアォ!
勢い良く飛び出してきたのはこれまたペルシアン。
だが、普通のペルシアンではありません!
他地方で見られる進化後の姿が異なる現象『リージョンフォーム』、アローラ地方で見られる、所謂アローラペルシアンと呼ばれる個体である。
「ふっふっふっ…ちょうどいいし、
一昨日考えた“あれ”を試してみるにゃん!
ペルーア、ねこにこばん!」
ミニャイィ!
やっぱりいまだにポッチャマなチャマでは、色々な面でペルーアに負けており、先手を許してしまう。
どこから出したのかわからない大判、小判をあっちこっちにばらまいていく。
別段チャマを狙っていた訳でもない様で、チャマに命中することはなかった。
「そして~…
みだれひっかき」
フィニャァイ!
大判小判が散らばる中、意図がわからずレレ共々立ち尽くすチャマに、ペルーア飛び掛かりました!
しかし、チャマに攻撃せずすぐ近くに着地する。
どうやら目的は
チャマの近くに散らばった大判小判の様だ。
そして、ちょうど目の前に落ちてた大判をおもむろに掴んで、おもいっきりひっかいた。
ギギギガギィガギギィギィ
チ゛ャ゛ア゛ァ゛ァ゛ア゛ァ゛ア゛?゛!゛
「わぁぁあぁあ?!」
あぁ!まるで学校の黒板に爪をたてて引っ掻いた時の様な、発泡スチロールと発泡スチロールを擦り合わせた様な不快な音が鳴り響く!一応街道近くの草むらでバトルをしていたので、近くを通っていた観光客の耳にまでダメージを与えている。
が、やっぱり一番影響があったのはチャマである。
大判を引っ掻いた音はどうやら『いやなおと』に分類される様でチャマの防御ランクが二段階下がった。
…いや、それどころじゃなさそうだ。
耳を押さえてうずくまっている。
―聞いたことがある。
チャマ、ポッチャマのモデルとなったペンギンは人なんかよりもずっと耳が良い。その聴力はたくさんの同種が存在する群れの中から仲間の声を聞き分けられる程だと言う。
あぁっ!よく見たら耳から血が…!
チ゛ャ゛ァ゛ァ゛ア゛…
「だ…大丈夫、チャマ…?」
「わぉ、破壊力抜群でびっくりにゃん…♪」
言ってる場合か
大惨事だよ。どうしよこれ…
だがしかし!こう言う時に奇跡を起こすのが我らがレレ君。
耳を押さえてうずくまっているチャマが、突然暖かな青い光に包まれ始める。
包まれ終わると、チャマの輪郭が徐々に変化し始めた。
そうです。進化し始めました。
いやタイミングよ。
「おぉー…
空気の読める
かしこいメルは攻撃しないにゃん」
変化し終えたチャマから光が剥がれ落ちていく。
神秘のベールを脱がされ、その全貌が晒された。
▼おめでとう!
チャマは ポッタイシに 進化した!
キュウイェエ!
まだ若さを残すも、その身に纏う風格は皇帝のそれ。
例えるならば、王太子だろうか。
新たな姿を得た事で、先ほどの耳のダメージは回復した。さぁ!ここからが反撃の時間だ!
「ひっかく」
ミィ
ギギィィギガギィガギギギ!
キ゛ュ゛イ゛イ゛ィ゛イ゛イ゛?!゛
「チャマ?!」
なんて意気込んでみたものの、進化しても所詮はペンギン。
結局二度目の不快音に耐えきれず、泡を噴いてぶっ倒れた。戦闘不能である。
ポッタイシへと進化したチャマの初陣は、何とも言えない結果で、幕を閉じた。
ー☆ー
「は~い、到着到着!
シータルクに1名様ご案内にゃん!
それじゃ、バイバ~イ!」
「ありがとう、メルちゃん!
またね~!」
バトルが終わればもう友達。
暇潰しに付き合ってもらったお礼として、タルクまで送り届けてくれたのだ。
真夏の街道をペルーアに乗って一走り、料金はおいしい水1本のネコバスは、なかなかの乗り心地であったそうな。
タルクに着いてすぐ、行くところがあるとメルは去っていった。メルの背中に向かって大きく手を振るレレ君の姿はそれはもう愛らしかったよ
さて、これからどうしようか。レレは町についてからの事をいっさい考えていなかったのである。
取りあえず歩いていれば何か思い付くだろう、と周りを見渡しすと
「こんにちは僕。タルクの町は初めてかな?」
と知らないお姉さんに声を掛けられた。
「えっと…はい、そうです!こんにちわ…?」
「あら、そんなに怖がらなくても…
たまたまあなたが目に入っただけよ。
そうね、なら出会いの記念に
お姉さんのきんのたまを上げましょう!
これでもう私達は知り合いね!」
いや、突然知らない人に声を掛けられたら誰でも怖がると思うの。またよくわからない文句を述べながら、お姉さんは輝くきんのたまを手渡してきた。
折角なのでと警戒心0できんのたまを受け取ったレレ。お礼は欠かさない。
「ありがとう、お姉さん!」
「あらやだ、お姉さんなんて上手ね!
もう一個サービスしちゃうわ!
それにしても、あのメルとお友達になるなんて
あなたなかなか凄いわね…」
「…?どういうこと?」
「あの娘、いまはあんな着ぐるみを着てるし、ペルシアンを乗り回すしでかわった子なんだけど、あれでも二年前は初級リーグの舞台で踊っていたのよ?まぁそのギャップのせいなのか、皆話しかけずらいって言うのよ。おかげであの娘には歳の近い友達が少なくて…
お願い、
メルと今後とも仲良くしてあげてね?」
まるで母親の様にメルの事を心配するお姉さんの様子に、ちょっとおかしくなった。
「もちろん!
だってもうメルちゃんとは友達だもん!」
余談だが宿舎にて
「えっ!
メルちゃんってリーグに出たことあるの?!」
と、いまさらながらに驚いているレレがいたとか…
書いてる途中で初期の雰囲気を思い出した結果、余計に歪になりました。
この作品内で類をみない高ペースで書き上げたメルちゃん回です。また文字数自己ベスト更新してる…
最初はてけとーに話と話の繋ぎ目に挟めるハンバーガーのレタスの様な使い方をしようと募集していました。で、いざ書いたら全部で約6000字。自分で驚きましたよ。
数時間だけ出してて、すぐに気付いた語尾の問題とか、そもそものキャラクターコンセプトからズレそうになったりと、四苦八苦しながら書き上げた結果、メルちゃんがリーグに出場できる程の猛者に…
もうなんか色々とそちらの頭の中にいたメルちゃんの原型がグチャグチャになってる気がしますが許してください…兄妹のほうも頑張りますので…
エルメールさん、ありがとうございました!
ご覧の通り、提供してくださったキャラクターはしっかり使用しますので、皆様、是非是非私の活動報告にあるキャラクター募集欄にキャラクターをください!
お願いしますぅ…
結局書くところがなかったのでここに置いておきます。
メルちゃんはもうそれはガッチガチな本来の手持ちがいたりします。が、初級リーグで同年代ながら才能や努力の差を見せつけられ、意気消沈してしまいました。そんな時、その場に居合わせた上級リーグの試合でポケモンの可能性を、奥深さを視たメルちゃんは相棒のペルーシと共に新しい戦法を開拓することにハマっていったのです…
メロメロはかいこうせんや不快音はその賜物。
新しいものを開拓する楽しさを分かち合おうと、当時の友達と話しをしても『わからない』と一蹴される。ならもっと分かりやすく、と行動した結果、『理解不能』へと。そして『理解不能』は『気持ち悪い』に昇華し、同年代からちょっとしたハブを受ける。メルはそんな空間から逃げる様にポケモン達と触れ合い、その内人の視線を気にしなくなった。
四月投稿第二段!
頭からっぽ族流行れ
感想ください。
感想のお恵みを…